Q11.反抗児との接し方

Q.反抗期に入った子供にどんな風に言い聞かせたら上手く伝わるでしょうか?

A.お子さんの年頃は、自我が芽生え自分の考えを主張できるようになってきます。お母さんの言うことにことごとく「いや」を 連発したり、何でも「自分で」と言ってみたり。それまでのようにお母さんにしてもらうのを嫌がるようになります。ついつい感情的になったり押さえつけたりせず、お子さんが満足のいくように見守ってあげることが大切だと思います。

例えば、おしっこが出そうなのにトイレに誘うと「出ない」と言って失敗したとき などは、「この次はトイレでしようね」と優しく言葉を掛けてあげて下さい。カッとなったり叱ったりするのは、逆効果です。何回か失敗を繰り返すことによっ て分かってきます。おもちゃを片付ける時などただ「片付けなさい」ではなく「お母さんと競争」などとお子さんの意欲がわいてくる言い方もいいかと思います。

それから、どんな子でも大人の褒め言葉は大好きです。「上手だね」「すごーい」と褒めたり、「がんばって」「もっとできるかな」と励ましたりするのもい いと思います。しかし、いけないことをした時はきちんといけないと伝えなければいけません。そのときは、優しい言葉できちんと話せば分かってくれると思い ます。

お母さんが「言うことを聞いてくれない」と大人の物差しで考えるのではなく、目の高さをお子さんと同じにして、お子さんを認めてあげて共感してあげてはどうでしょうか。