4.突発性発疹症

早い子では、生後一か月でも罹る子がいるが、多いのは生後6か月から1歳半頃。2歳頃までにはほとんどの子どもたちにうつっている。

症状は、発熱(でる時は40℃を越えることも珍しくない。)、下痢が伴うがこれ以外の症状は少ない。熱は3~4日続き、熱が下がると発疹が出る。胸、腹、背に多く、顔にも少し出る。手足はあまりでない。 2~3㎜くらいから1㎝くらいの大きさの少し盛り上がったような感じの、赤みがかった発疹である。この発疹が出て初めて診断できる。

発疹は4日くらいで消える。
発熱時にけいれん(熱性けいれん)を起こすこともある。

原因は、ヘルペスウイルスの6型と7型で2度罹ることもある。
これらのウイルスは一度感染するとヒトの体内に住みつく。
同じウイルスで発熱などの症状が繰り返すことはないと考えられている。