19.咽頭結膜熱(いわゆるプール熱)

夏季、学校などでプールが使用される時期になると 流行するのでプール熱ともいわれる。原因はアデノウイルスというウイルスであり、 うつってから5日から7日くらいで症状が出てくる。

症状は39℃~40℃くらいの発熱、咽頭炎(咽頭が赤くなり痛みも出てくる)、
結膜炎(両目が赤く、ウサギの目のようになる)、頭痛や関節痛もあり、時に肺炎になり咳も出てくることもある。発熱は3日~7日くらい続くことが多い。

アデノウイルス3型が多いが、7、11、4型などでも起きる。年中みられるが、とくに夏季に多い。

治療は特になく、脱水症にならないように十分な水分補給や二次感染予防が大切である。学校感染症の第2種に分類され、主要症状が消失した後2日を経過するまで出席しない事になっている。