息苦しく感じ、呼吸するときに努力を必要とする状態である。
普段は意識することなく呼吸をしている。
それが、何らかの原因で呼吸をしにくい状態になると努力する必要が出てくる。
大人や大きな子どもたちは呼吸するときに息苦しく感じ、訴えることが出来る。
しかし、小さな子どもたちは訴えることが出来ないので、周りの観察が重要である。
その状態を観察していると、鼻翼呼吸、陥没呼吸、肩呼吸、起坐呼吸、呻吟、
呼吸回数の増加、チアノーゼ、喘鳴などがみられる。
原因は、いろいろである。
異物(ピーナッツなどもある)、仮性クループ、気管支喘息、肺炎、気管支炎、急性細気管支炎、過換気症候群、などたくさんの病気がある。いずれにしても、呼吸困難が認められた場合は緊急に医療機関を受診することが肝要である。
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- ・鼻翼呼吸 =(鼻の穴が大きくなったり小さくなったり)
- ・陥没呼吸 =(呼吸とともに、おなかが膨らんだり凹んだりが激しい、肋骨の間や鎖骨のあたりや首の付け根のあたりも同様になってくる)
- ・肩呼吸 =(肩を怒らせて呼吸とともに肩が上下する)
- ・起坐呼吸 =(横になると呼吸がしにくくなるため座り込んでしまう)
- ・呻吟 =(息を吐くときにウー、ウーなどと声を出す)
- ・チアノーゼ=(唇や顔色、爪の色などが紫色になってくる)
- ・喘鳴 =(呼吸するときにゼイゼイという音が聞こえる)