5歳ひまわり組保育日誌バックナンバー

5歳ひまわり組2022年度6月の保育日誌

6月2日(木) 晴れ 髙島

内科健診を受ける。先生の姿が見えると「おなかきくだけだよね」「ちゅうしゃされたらどうしよう」「だいじょうぶだよ。おおきくなったかきくだけだよ」と友達同士で話しをする。健診直前は緊張した表情を見せていたが、先生の前に立つと元気な声で自分の名前を言い、しっかりと受けることができる。健診が終わると「ありがとうございました」と挨拶をし、保育者と目が合うと安心した笑顔を見せる。健診を機に体や健康に興味がもてるよう、絵本や図鑑を用意していく。

 

6月16日(木) 曇り 髙島

昨日より、じゃがいもほりの話をしていたので、登園するとすぐに友達や保育者と準備をする。畑に到着すると元気に挨拶をした後、茎を引っ張ったり、土を掘ったりしてじゃがいもほりを楽しむ。土の中から、虫の幼虫やカナヘビなど発見すると驚いたり、大喜びしたりして捕まえて観察する。芋ほりの後に地域の方や養護学校の生徒さんとクイズを出してもらい交流する事ができた。コロナウイルス感染予防を考えると、交流は難しいが出来る範囲で子どもたちがさまざまな経験ができるよう園内外で工夫していく。

 

6月22日(木) 曇り 髙島

泥遊びの流れを知り、自分で進んで準備をする。雨上がりの水たまりに入り「あったかいね」「あしゆみたいだね」と水道から出る水との温度差に気づく。裸足で追いかけっこし泥の感触を楽しむ子、泥水をかけあったりして笑顔で逃げ回る子などさまざまな遊び方で感触を楽しむ。友達と相談したり話し合いをしたりしながら、見立て遊びをして水の動き、流れを考えていたので保育者も一緒に遊び、子どもたちの発見を共有していく。当日の判断だったが、幼児三クラスの担任と連携をとり、活動を進めることができた。引き続き、担任同士連携を取って活動を考えていく。

 

6月27日(月) 晴れ 髙島

卒園児に貰った秘密の種から芽が出たことに気付いた子が「はっぱがでてる」「おおきくなったね」と保育者に伝える。植え替えの際、土の下からしっかりとした根が出てくると「すごい」「つちがかたくなってる」と葉の形、肌触りなど蒔いた時との違いを友達と伝え合い驚く。生長する過程を観察しながら好奇心や探究心を継続していく。その後、春に植えていた茄子を収穫し触ったりしながら「つるつるだね」「きもちいいね」「こことここの色が違うよ」「おおきさはどうかな」と虫眼鏡を取り出し観察をする。日頃、野菜の生長にあまり興味を持つ事が少なかった子も生長した茄子に興味を持ち、手で触れたり大きさを比べたり率先して参加していた。これからも、自然・植物の生長を身近に感じ、さまざまな事象に興味や関心をもてるようにする。…

5歳ひまわり組2022年度5月の保育日誌

5月2日(月) 晴れ 髙島

あさがお組と手を繋ぎ散歩へ行く。歩行中、地域の方のベランダに鯉のぼりが飾ってあることに気付くと「あそこも子どもの日だね」と保育者に話す。公園に着き、沢山の鯉のぼりを見て「大きいね」「きれいだね」と喜び跳んで触れようとする。帰園すると園の鯉のぼりを見て子どもの日の集いでの由来を思い出し保育者に伝える。園内、家庭だけでなく地域や戸外で行事を感じることができ、更には子どもの日の集いの由来の話を思い出す子もいた。毎年の積み重ねで行事の意味が伝わっていることに成長を感じる。行事を通して季節の変化を感じ、伝統的な文化に触れられるよう引き続き、工夫していく。

 

5月11日(水) 晴れ 髙島

20日のなかよし散歩に向け、幼児3クラス分のおやつを買いに行く。お店に入る前に「大きな声を出さない」「お店のものに触らない」と約束事を確認する。お気に入りのアイスやパンを見つけると保育者に嬉しそうに教える。おやつを購入すると「さくらさん、あさがおさんに内緒だね」「よろこんでくれるかな」と友達が喜ぶ姿に期待を持つ。行事の準備に参加できたことで、最長年児という意識が高まっている。また、お店では買い物をするだけでなく、身近な場所で働く人たちの姿を知ることもでき良い経験になった。今後も感染症予防に気をつけながら、活動に組み込んでいき、地域との関わりを意識していく。

 

5月20日(金) 晴れ 髙島

自分の水筒を肩にかけ「今日は、なかよし散歩だよね」と嬉しそうに登園する。三歳児と手を繋ぐことを伝えるとバッチを見ながらなかよしグループを確認して、優しく声を掛け手を繋ぐ。公園ではじゃんけん列車とリレーを楽しむ。ゲーム後のおやつのラムネを三歳児や四歳児に開けてあげたり、食べ終わるまで傍に寄り添ってあげる姿もある。園内では、年下児にどのように関わってよいのか悩んでしまう様子が見られることが多いが、戸外では自然に思いやりの姿が見ることが出来た。年下児のお世話をして、無事に帰園することができ、帰園時の挨拶から達成感や満足感を感じることが出来たことを実感する。年長児ならではの行事の役目が多くなるが、自信をもって参加できるようにする。

 

5月30日(月) 晴れ 髙島

公園に早めに到着したので、交流の時間まで固定遊具で遊ぶ。高さがあり怖がる子もいるが繰り返しうんていに挑戦し、何度か行うと成功する子もいる。公園内で見ることが出来る電車の大きさに大喜びで「えいがみたいだね」「みんなおいでよ」と友達を誘い、楽しさを共有する。交流会では、園の紹介を皆で行う。地域の保育園が集まると「たくさんいるね」「たのしみだね」と期待を持つ。緊張した様子もなく、元気な声でしっかり園の紹介をすることが出来た。他園の紹介の時も、拍手をして帰園時も大きな声で挨拶をし、頼もしさを感じる。感染予防のため、顔合わせのみの交流になったが「しっているともだちもいるよ」と今後の交流に期待を持つ事ができ、良い機会になった。…

5歳ひまわり組2022年度4月の保育日誌

4月1日(金) 曇りのち曇り 髙島

登園時に担任が声を掛けたり、挨拶をしたりすると期待や緊張の表情が見られるが、年長児になったことを喜び、「今日からひまわりさんだよ」と嬉しそうに伝えに来る。一人一人の気持ちを丁寧に受けとめながら、子どもたちとの信頼関係を築いていく。「どんな、ひまわり組になりたいか」と聞くと「ドッチボールが上手になりたい」「小さい子に優しくする」などさまざまな意見が出たり、「小さい子だけじゃなく、皆に優しく。世界の人も。」と自分の考えに自信をもって話す子もいる。これからの1年間が楽しい活動となるよう、子どもたちと一緒に考えていく。

 

4月5日(火) 晴れ 髙島

あさがお組と手をつなぎ、野菜の苗を見に行く。イチゴやトマトの苗に夢中になり「この色のトマトもあるんだね」とトマトにもいろいろな種類があることに気付く。セロリの苗を見つけると「セロリってなんだろう」「どんなやさいだろう」と興味を示す。帰園後、見てきた苗の種類を出し合い、意見を聞きながら夏野菜を決める。夏野菜にどんな種類があるか、自分達で苗を見に行くことで、栽培に期待を持つ事ができ、一つの野菜でも形や色が違う種類があることを知る。夏野菜を決める際、自分の意見と友だちの意見が違い納得いかない様子を見せていたが、折り合いをつけて譲る姿もみられる。自分と違った考えもあることに気付き、必要な時は仲立ちをしていく。

 

4月14日(木) 曇り 中村

乳児クラスが入室した後、園庭へ出てドッジボールをする。1試合目の時に「せんせい、チームどうするの?」「ぼく、しろチームにして」と保育者に相談に来る姿があったので、自分たちでチームの人数や外野、先攻後攻を決めてみるよう話をする。1試合目では外野を決める際、「○○くんやってよ」と言い、なかなか決まらないチームもあったが、その様子を見て「じゃあ、ぼくがいってくるよ」と外野へ回ってくれる子がいる。2試合目では、人数が少ない外野の方が沢山投げられることに気付いた子が立候補しスムーズに始められたり、短時間で状況を把握し行動する姿も見られた。子どもたちだけで話し合いをすると時間を要することもあるが、自分たちで決め、進行していく事を楽しんでいる。今後も話し合いの様子を見守っていく。

 

4月22日(木) 晴れ 髙島

プランターに、何を植えたか分かるようにプレートを作る。へちまや、セロリは絵本や図鑑で探して描く。「太陽も描いていい?」「人は?」「何で書こうか?」と意見が出る。鯉のぼり制作の時にはじき絵をした事を思い出すと「いいね」「かっこいいね」とはじき絵の技法を使いプレートの完成に期待を持つ。野菜に顔を描いたり、水をあげる自分の姿を描いたりして成長に期待を持つ。描きながら「土も大切なんだよ」など話をしながら楽しくプレート作りが出来た。世話をしようとする気持ちや、成長を楽しめるようプランターを置く場所を考えいつでも観察できるようにしていく。…

5歳ひまわり組2021年度3月の保育日誌

3月 2日(水) 曇り 萩原

ひな飾り作りで、昨日までに形作り・絵付けをしたものを装飾していく。図鑑や本物の雛人形を観察し、どんな装飾品を作りたいか考え、イメージを固めていく。ぼんぼり作りでは、トイレットペーパー芯を使って球体の枠組みを作り、立体的に仕上げていく児や、平面に作ってから、ちょうちんらしく見えるように形を変えていく児と、素材の選び方や使い方に工夫が見られる。また、図鑑を何度も確認して本物のように作ろうと試行錯誤したり、友達同士でアドバイスし合ったりする姿が見られる。出来上がると、自分が工夫したポイントや頑張ったところを話し合っている。中には、自分がイメージした通りに形作ることが難しく、困惑する児もいるが、どうにか自分の思うように作ろうとする姿に成長を感じる。クラス全体で、自分の作品をアピールする機会をもち、認め合ったり褒め合ったりすることでさらに自信を大きくできるように援助する。

 

3月 11日(金) 晴れ 萩原

皆で話し合って決めた卒園制作「ロボットカミィ」のぬいぐるみ作りをする。クリスマス制作で編み物をした経験もあり、紙以外のものを使った制作遊びに興味をもっている。保育者が穴を開けた部分に糸を通していき、縫い合わせていく。部品を合わせて、少しずつカミィの形になっていくと「こうなっていくのか」と見通しがつき、完成した形をイメージして喜んでいる。紙芝居のカミィを思い出し「お腹は〇〇色にしよう」「時計みたいな部品もつけたいね」と考えて友達と話し合う姿もある。3歳の時に共同制作で大きなカミィを作り、おたのしみ会の表現遊びでもカミィを題材にして取り組む。5歳児になってからも想いがあり、全員一致の意見でカミィのぬいぐるみを作ることに決まる。工作というより、手芸の要素が強いもので、新鮮味を感じて楽しんでいる。少しずつ、交代で進めていくことで友達と気持ちを共有することができている。完成させて、皆で達成感を味わえるよう、活動を進めていく。

 

3月 24日 (木) 晴れ 萩原

洋光台第三小学校に皆でつくった「おにいさん・おねえさん よろしくね」の手紙を届けに行く。小学校に入るまではうきうきとした表情をしているが、校長を前にすると、緊張したような表情を見せる児もいる。後、校舎周りだけではあったが、見学をする。校庭の日時計やメダカの泳ぐ池を観察したり、校庭でかけっこをしたりする。また、大掃除をしている小学生の様子に興味をもって見ている児もいる。これまで、「ランドセルを買ってもらった」「学校に持っていく道具を準備した」など、就学に期待や喜びを感じている児が多かったが、3月に入り卒園を実感していくと同時に就学への不安を感じる児が増えている。そんな不安定な中、実際に小学校に訪問し、様子を知ったり教諭や在校生と挨拶を交わしたり、実際の活動の様子を見ることができたことは良かったと思う。31日で保育園生活を終えると、翌日から小学校のキッズなどを利用する児が多い。大きく環境が変化する時期なので、情緒の安定を図っていけるようにする。

 

3月 31日 (木) 晴れ 萩原

円海山への散歩に出掛ける。昨日は、「もっと歩きたい」という名残惜しさを感じながら引き返すことになったので、早めに出発する。2日連続の長距離散歩で疲れが見える児もいるが、「今日はどのコースを行こうか」と期待を膨らませている。一心堂広場で休憩をとった後、地図を見ながらコースを決める。今回はおおやと広場やうばのふところ広場を経由する1時間弱のコースで、川や橋がありこれまでに読んだ絵本とイメージと併せながら楽しんでいる。また、時には樹の根やぬかるみで転ぶこともあったが、何度でも立ち上がり、最後まで歩ききることができる。保育園最終日ということで、最後に子ども自身が達成感や充実感を十分に味わえる活動を考える。中には長距離を歩くことに不安を感じる児もいたが、友達と励まし合いながら転んでも自力で立ち上がり、歩こうとする姿に大きな成長を感じる。豊かな自然に触れることも長距離を歩くことも少ない子どもたちにとっては、大きな挑戦だったとも思う。今回得た達成感や充実感をこれからの糧にしてほしいと願う。…

5歳ひまわり組2021年度2月の保育日誌

2月 10日(木) 雪 萩原

新聞紙を使って2種類ゲームをする。①文字探しゲーム:新聞紙の中から『た・か・ら』の3文字を探していく。初めは大量の文字・情報に目移りしてしまい、なかなか探し出せずにいたが、徐々に集中して探し出せるようになる。また、それぞれの文字をいくつ探し出せたかなど数にも繋げてみる。②島取りゲーム:二人組でジャンケンをし、負けたほうが新聞紙の島を1/2サイズに畳んでいく。自分の島が小さくなっていくドキドキ感やバランスを楽しんでいる。現在は新聞をとらない家庭も多く、新聞に新鮮さを感じている児もいる。新聞紙を手にとると、早速、写真や文章から情報を読み取ろうとする。スキーのジャンプの写真から「オリンピックだ」と気付き、皆に知らせる児もいる。子どもたちが興味をもちやすいものを切り抜いて、クラスで共有し、興味を深めていけるよう取り組んでみたいと思う。

 

2月 17日(木) 晴 萩原

休園で延期になっていた豆まき集会に参加する。お面作りから「小さい子たちを驚かせるような怖い鬼を作ろう」と集会を楽しみにしていたこともあり、皆「どのように関わるか」を考えながら取り組む。0・1歳児クラスでは、声の大きさを控えたり、豆の玉をぶつけられると「やられた~」とひっくり返ったりしている。幼児クラスの集会では、意気込みはあるものの恥ずかしがる児もいたが、担任が一緒に鬼役で勢いをつけると、仕草や声の大きさで3・4歳児を驚かせている。集会で鬼役をするのは5歳児の役割であることを意識し、お面作りや鬼の表現の仕方を考えて取り組んでいる。乳児クラス、幼児クラスそれぞれの年齢に応じた対応を考えていることに5歳児らしさを感じる。節分から日が経ってしまったが、皆で取り組むことができて良かったと思う。年長児の役目を果たした達成感も感じているので、次年度の年長児にも気持ちや楽しさを引き継げるようにしたい。

 

2月 22日(火) 晴 萩原

園舎の裏に置いていた水に氷が張っていたので、観察する。容器から氷を取り外してみると、水の中にあった部分に下に伸びていくように氷ができている。氷の表面に模様ができているものもあり、その不思議さや美しさを感じている。クラス全体でその不思議について話し合うと、さまざまな考えがあがる。また、氷→雪にイメージが繋がり、雪のできる仕組みを考えてみようとする児もいる。先々週の雪の日から天気と気温を調べて記録しているので、春への季節の変化を数字とともに考えていけるようにしたい。

 

2月 24日(木) 晴 萩原

久しぶりに港南台中央公園へ散歩に出掛ける。プレイパークや竹林での遊びに大きな期待をもっている。公園では竹林の外周の小道(ある程度整備された山道)を巡ったり、広場の斜面を転がって遊んだりする。竹林に入ると、以前にはなかった竹のブランコや竹がジャングルのように組まれたものがあり、喜んで遊んでいる。中には不安定な斜面を怖がる児もいたが、友だち同士で励まし合ったり、自分が苦手な箇所を繰返し上り下りしたりしている。それぞれが工夫しながら、竹林ならではの不安定さや面白さを感じて遊ぶことができる。整備された公園では経験できない楽しさを味わえるよう、散歩の行先を考えていく。また、往復の道のりでは、就学を見据えて交通ルールや特に気をつける箇所を伝えていく。ルールは理解しているものの、実際には友達との会話に夢中になって周囲を見ていなかったり、前の児に続いてしまって確認が不十分だったりしている。年度末まで積極的に園外に出て、しっかりと交通ルールを身に付けていけるようにする。…

5歳ひまわり組2021年度1月の保育日誌

1月 6日(木) 雪   萩原

降雪の予報がでており、「雪が降ったら雪合戦や雪だるま作りをしたい」と友達同士で期待を込めて話している。園庭で遊んでいると雪がちらつき始め、喜んで帽子や服につく雪をじっと見ている。そこで、黒い画用紙と虫眼鏡を準備し、雪をのせて虫眼鏡で観察してみる。結晶は見えないものの小さな粒を見て楽しんでいる。昼頃から雪が強くなり始め、うっすらと積もり始めたので西公園に出掛ける。芝の上にうっすらと積もるくらいだったが、雪だるまをつくったり、雪合戦をしたりして雪遊びを楽しむことができる。これまでに雪遊びの経験はない児が多く、皆期待をもってどんな遊びをしたいかを考えている。図鑑などで雪の結晶を見たことのある児もいるので虫眼鏡を準備してみるが、結晶を確認できなかったのは残念だった。子どもたちの知的好奇心を刺激できるよう準備をしていく。また、自然に触れ・親しみ、興味を深めていく為に機会を逃さずに遊びや活動に繋げていけるようにする。

 

1月 11日(火) 雨   萩原

卒園を祝う会の歌や制作について話し合いをする。数曲の歌をCDで聞いてみると、「いい歌だね」「ちょっと悲しくなるね」など、歌詞からのイメージを感じて感想を話していて、中には静かに涙を流す児もいる。また、卒園制作では、『絵本を作る』『ロボットカミィを作る』など、このクラスらしいアイディアが挙がる。乳児にも馴染みのある絵本を基に制作しようということになり、1歳児クラスに絵本を見に行く。だるまさんシリーズや仕掛け絵本、はらぺこあおむしなどを手に取り「これ、昔読んだ」などと懐かしそうに見ている。子どもたちの意見をまとめ、はらぺこあおむしの仕掛けのついたマットを作ることになる。まだ卒園についてのイメージがわかない児も多いが、少しずつ卒園や就学について実感を促していく。また、制作の過程では子どもたちの考えや思いを柔軟に取り入れ、皆で思いを共有し表現していけるようにする。

 

1月 14日(金) 晴  萩原

こままわしや羽根つき、ドッジボールなどの運動遊びに取り組む。羽根つきは挑戦しやすく、2人組で打ち合ったり、一人で真上に打ち続けたりするなど、それぞれの遊び方で楽しんでいる。こままわしでは、『できるようになりたい』気持ちはあるものの、紐を巻くのが思うようにいかず早々に諦めてしまう児が多い。羽根つきでは明確な目標をもって積極的に取り組むものの、こままわしでは、紐を巻きつける段階で難しさを感じて諦めてしまっている。段階的に個人に応じた援助をしていき、回せるようになる喜びや達成感を味わえるようにしていく。ドッジボールでは、ボールを投げるスピードが速くなり、狙った場所に投げられるようになってきている。また、ボールをよけるのも、瞬時に地面に伏せるぐらい身を低く構えるなど、身体を巧みに動かしている。身体の動きが俊敏になり、クラスの中でも強い・上手な児を見出して認める姿も増えてきている。認め合いのできる活動を増やしていきたい。

 

1月 27日(木) 晴 萩原

節分の制作で角箱を作る。今回は色画用紙を正方形にするところから始める。折り紙と色画用紙を比べて気付いたことを言い合う。「両方とも4つの角がある、同じ四角形」から始まり、定規で辺の長さを調べて正方形は四方の長さが同じことまで気付いていく。そこで、長方形の色画用紙を配り「自分で考えて正方形にする」よう伝える。ほとんどの児が、二つ折りにしていき、どこまで折っていっても辺の長さが同じにならないと困惑している。再度、保育者が折り紙を三角に折ってみせると、A児が画用紙を三角に折り余分な部分を切り落とせばよいことに気付き、他児も同じように試してみようとする。折る過程では、紙が厚いこともあり、線や角の合わせづらさを訴える児もいるが、平面から立体の容器に形が変化する面白さを味わっている。 四角の定義を理解しており、それを踏まえて活動を取り入れてみる。今回は個人で考えていったが、3~4人ずつで話し合いながら進めていく方法でも面白かったかと思う。試行錯誤しながら答えに向かっていく楽しさや達成感を味わえるよう活動のもちかたを考えていく。…

5歳ひまわり組2021年度12月の保育日誌

12月 1日(水) 雨のち晴  萩原

劇遊びに使用する大道具や背景の色塗りをする。これまでの経験で絵の具の楽しさを感じており、保育者が絵の具の準備をしていると、期待をもって見ている。大きな画面に喜び、友達同士で「私はこっちを塗るから、○○ちゃんはそっちをお願いね」などと、役割分担しながら進めていく。背景も、絵本を確認しながら作っていくと、「本物のアリババの世界みたいだね」と喜んでいる。劇のストーリーが子どもたちの中で共有され、劇をさらに盛り上げる道具類を求める声が多くあがるようになる。これまで、仮のものを使って劇遊びをしてきたが、道具ができていくことで、気持ちの高まりがうかがえる。子どもたちが自分たちで考え、作り上げていき、達成感を味わえるような子どもらしい味わいのある道具ができるよう、活動の進め方や素材・道具の準備を考えていく。

 

12月 17日(金) 雨のち晴 萩原

おたのしみ会当日は保護者を前にして緊張が大きく、表情が強張っている児が多かった。今日は、おたのしみ会のまとめで歌・合奏・劇に取り組み、その様子をDVD撮影する。中にはカメラを意識して少し緊張する児はいるが、皆これまでと同様、表情豊かに友達とのやりとりを楽しむ様子がある。全てを終えた後に感想を聞いてみると「楽しかった」「すごくワクワクした」「台詞を大きな声で言えるように頑張った」など、さまざまな思いを伝える。物語を選択し、ごっこ遊びを経て劇遊びに繋げていった活動がまとめの段階に入る。前日には前期のDVDを配布し見てきた児も多く、自分たちの活動を後で見ることのできる嬉しさを理解して今日の活動に臨んでいる児もいる。自分たちの成長を客観的に見ることができるDVDの有用性を改めて感じる。活動は今日で終了してしまうのではなく、遊びや異年齢との関わりで取り入れていきたい。

 

12月 20日(月) 晴  萩原

第三者委員の田野井さんのご厚意で大根の収穫体験をする。初めは「どうやって掘ったらいいんだろう」と戸惑いの表情を見せる児もいたが、説明を聞き、実際に抜いてみるとスポーンと抜ける気持ち良さを感じている。園までの帰り道では、大きな大根を収穫した分、重さを感じて「もう歩けない」「小さい大根にすればよかった」など呟く児もいたが、どんな料理にしたいかを話したり、友達と励まし合ったりしながらようやくたどり着く。これまでに経験したことのある『さつまいも掘り』と比較し、実の生り方や抜く感触の違いに改めて気付く。思いがけず、2本も収穫させていただけることとなり、持ち帰りは大変だったが、大切に育ててきたものを収穫させていただくありがたさ感じる為には良かったと思う。おいもほりも、年長児は自分たちで持ち帰る経験をするのも良いのではないだろうかと思う。

 

12月 27日(月) 晴  萩原

「土曜日にうちにサンタさんがきた」と、友達同士でクリスマスの話をしている。そんな中、5歳児室の窓にサンタからの手紙が貼ってあることに気付く。6枚の手紙に書かれたヒントをたどって、プレゼントを探す宝探しになっている。1枚目のヒントでは手当たり次第玩具を引っ張りだして次の手紙を探していくが、2枚目以降は友達と考えをすり合わせながら進めていく。最後にプレゼントのLaQにたどり着くと、夢中になって袋を開け、これまでにない色やパーツに喜び、早速さまざまな作品を作って遊んでいる。先週末、Xmasに向けて気持ちが盛り上がってきている時に、クラスで『欲しいもの』について話し合い、全員一致で「LaQが欲しい」と決まり、サンタさんへの手紙も順番に一文字ずつ書いていく。手紙を書く時にも宝を探していく時にも、それぞれが自分の考えを主張し、それをまとめる児がいて、子どもたち同士で進めていこうとする姿に年長児らしさや成長を感じる。遊び・活動のもちかたを工夫し、皆で楽しさや達成感・充実感を味わえるようにしていく。…

5歳ひまわり組2021年度11月の保育日誌

11月 1日(月) 晴 萩原

0~4歳児をお客さんに迎え、お化け屋敷とお店やさんごっこをする。『お化けはどこに隠れたらいいか』『制作したお化けをどのように装飾するか』『どのように驚かせるか』など友達と話し合いながら決めていく。年齢に応じた驚かせ方をした方がいいと表現の仕方を考える児もいる。徐々にお化け屋敷ならではの楽しさがわかり、声の出し方や動き方が変化していく。お店屋さんごっこでは、べー1枚で1つの商品と交換することになっていたが、気持ちの盛り上がりもあり、多めに渡してしまい後のクラスで商品が足りなくなるという場面もあった。店員と客の関わり・やりとりの楽しさがうかがえる。企画や準備から皆で話し合って活動を進める。今後も自分達で作り上げ、達成感や充実感を味わえるような活動を心掛けていく。

 

11月 4日(木) 晴 萩原

昨年、一昨年のお楽しみ会を思い出しながら、ひまわり組での歌や合奏・劇の内容について皆で話し合う。歌・合奏はこれまで歌ってきて楽しいと感じた曲を挙げていき、皆の思いが共通した歌に決まる。劇では、4月から読んできた絵本を並べてみると、それぞれが楽しかった絵本やそのポイントを挙げ、なかなか一つに絞れずにいる。「スイミー」「ヘンゼルとグレーテル」「アリババと40人の盗賊」の3つから選択することになる。これまでの経験から『どんなものが楽しめるか』『どんなものを見せたいか』を考え、自分の思いや考えを伝えることができる。特に劇についての話し合いでは、どんな大道具を作ったらよいか、またそれをどう動かせばよいか、自分たちはどういうものを身に付けてどう動いたらよいかなど、実際に劇を展開している様子をイメージしながら話をしている。子どもたちの考えやイメージが大いに活かされるように活動を進めていく。

 

11月 12日(金) 晴 萩原

園舎横の畑で苗から育ててきたサツマイモを2歳児と一緒に収穫する。2歳児がいもを掘りあてていくのを「がんばれ!!もうちょっとで掘れるよ」と応援したり、なかなか掘り出せずに苦戦していることに気付くと「手伝ってあげるよ」と声をかけ一緒に掘ったりしている。また、収穫したいもを嬉しそうに見せにくると「良かったね。大きなおいもが掘れたね」と一緒に喜んでいる。先週の地域のいもほりは収穫のみの経験だったが、今回は自分たちが苗から育て、雑草取りをしたり散歩や登降園時に生長の様子を観察してきたりしたこともあり、より一層収穫の喜びを感じている。また、今年度は関わりを多くもっている2歳児にもいもほりの経験をさせてあげることで、収穫の嬉しさとともに2歳児の喜びを共有することができ、年長児の活動として良かったと思う。今日はいもの数や大きさを比べるまでになってしまったが、定規などを使って大きさを詳しく計ったり、重さと大きさの関係にも繋げていったりするなど、活動をもっと深めるべきだったと反省する。

 

11月 25日(木) 晴 萩原

園庭に出ると、友達同士で声を掛け合い、ドッジボールの準備を始める。ボールを準備したりコートのラインをかいたりするところも、子どもたちが手分けして進めていく。チーム分けでは、人数が同じになるよう確認し、さらに児によっては『どちらのチームに強い児がいるか』を確認して均等になるよう調整しようとする。コートの面積に差があったりチーム分けに時間が掛かったりはするものの、自分たちで遊びを進めていく楽しさや充実感を感じている様子がうかがえる。子どもの心身の成長・発達を見守り、さらに遊びの中で友達と『認め合う』ことができるよう援助していく。…

5歳ひまわり組2021年度10月の保育日誌

10月 1日(金) 雨 萩原

今日から10月となり、「10月といえばハロウィンだね。いつお化け屋敷をしようか」と期待が膨らみ、以前より少しずつ取り組んでいる廃材を使った制作遊びをすることになる。これまでと同じように、おばけがテーマの絵本を引っ張り出してそれを元に制作を進める児が多いが、A児が撮るとおばけが写るという『おばけカメラ』を作ったことをきっかけに、イメージが広がり始める。クラス全体的に『皆と一緒に取り組む』『友達や保育者と同じような物を作る』ことで安心する児が多いように感じる。それぞれの個性が発揮されるには、一人一人が好きなことや得意なことを増やしていくことが重要だと思う。年長クラスの後半として、安心の為の『友達と一緒』ではなく、発展の為の友達と一緒の取り組みとなるよう、活動の進め方を考えていく。

 

10月 8日(金) 晴 萩原

いよいよ運動会ごっこ当日を迎える。子どもたちの中でも気持ちが高まっており、会場の準備をしたり身体を動かしたりして始まるのを待つ。オープニングでは、緊張が見られる児も数名いたが、競技が始まると期待感のほうが大きくなる。障害物競走ではそれぞれの運動器具を楽しみながら進んでいき、遊戯『火炎太鼓』では、自信のある笑顔でのびのびと踊っている。また、リレーでは、二人が転倒してしまう場面もあったが、すぐに立ち上がって再び走り出す。転倒した児がゴール後に泣いていると、励ましたり手を繋いで気持ちを支えたりしている姿も見られる。全てのプログラム終了後、「もう一回、運動会をしたい」と笑顔で話す子どもたちの姿が印象的だった。今年度はひまわり組のみで進行する運動会となり、音楽決めや競技の内容など子どもたちで話し合って進めていく。『自分達の運動会』という意識が強くなり、取り組みにも積極的・意欲的だったように感じる。また、転倒などのトラブルもあったが、それに対しても子どもたち同士で声を掛け合い、励まし合い、それを受けて気持ちを立て直す姿に大きな成長を感じる。今後、お楽しみ会・卒園を祝う会と大きな行事があるが、子どもたち主体で進めていくことを心掛ける。

 

10月 21日(木) 曇り  萩原

運動会で印象に残った場面を大きな画用紙に絵の具で描く。友達と楽しかったことや嬉しかったこと、頑張ったことなどを思い出して、話をしながら描き始める。絵の具のみで描くのは初めてということもあり、思いがけず滲んでしまって戸惑う児もいたものの、皆絵の具ならではの滑らかさやのびのび感を味わっている。描き終えると友達の絵を見たり、お互いに見せ合ったりして、良いところを伝え合っている。絵の具ならではの楽しさを感じることができたようなので、次回はさらに大きな画用紙に自由に描いてみたい。また、さまざまな技法に取り組んで、制作遊びの時にはイメージに合った技法を自分で選択できるようにしたい。

 

10月 29日(金) 晴 萩原

種から栽培し、粒は小さいものの収穫することができたトウモロコシを保育室にて調理する。ポップコーンを食べたことはあるものの、作る工程は知らないという児が多く、興味をもって見ている。フライパンの中で弾ける様子を見ると、その様子を真似て「ぽっぷぽっぷ」とジャンプしたり「なんだかドッジボールをしてるみたいだね」とさまざまな表現をしたりする。出来上がったポップコーンのサイズは小さいものの、形の変化をじっと見つめたり、素朴な味を楽しんだりしている。普段は栽培した物を調理してもらって試食することが多いが、今日は目の前で調理が展開されることで、素材の変化や調理方法に興味をもった児が多かった。これから冬野菜の栽培に向けて準備するが、調理までを考慮して、栽培物を考えていきたいと思う。…

5歳ひまわり組2021年度9月の保育日誌

9月 3日(金) 雨 萩原

これまで皆で制作や太鼓の準備を進めてきて、期待が高まっている中で日野祭りを迎える。年下児のお客さんを迎えるにあたって、初めは緊張や戸惑いが大きく、中には表情が強張ってしまう児もいたが、徐々に雰囲気に慣れていき「いらっしゃいませー!!」「〇〇屋さんはいかがですかー」と大きな声でお客さんを呼ぶことができるようになる。また、それぞれのコーナーでは、相手に合わせて身をかがめたり、視線を合わせたりしながら優しく遊び方を知らせている。今年度初めての行事で楽しみや期待が大きいが、中には緊張して戸惑う児も数名いる。行事の中でも活動内容の見通しを持ちやすくし、安心して取り組める環境をしっかりと作っておくことがとても重要だと改めて感じる。これから、運動会・おたのしみ会・卒園を祝う会と大きな行事があるが、それぞれの『らしさ』を発揮し、のびのびと取り組むことができるよう、準備や援助の仕方を考えていく。

 

9月 9日(木) 雨 萩原

運動会ごっこについての話し合いをする。開会式から一つずつ『どのように進めていくか』『どんな内容にするか』を考え、意見をあげていく。歌や体操など、これまでにクラスで取り組んできたものを思い出し、皆で楽しめるものを選んでいる。今年度はひまわり組単体での運動会ごっこの開催となる。『自分たちで作り上げていこう』とこれまでの運動会には捉われずに、考え決めていくことを提案すると、運動会の雰囲気も考えつつ、これまでに取り組んで楽しかったものや好きなものをあげていく。今年度のひまわり組らしさが発揮されるよう、子どもたち主体で進めていけるようにする。

 

9月 13日(月) 晴 萩原

1か月ほど前から楽しみにしていた『ボディペインティング』をする。「やっとできるね」「顔にお化粧するんだ」と期待で胸を膨らませている。まずは、赤青黄の三原色の絵の具と洗濯のり、ボディシャンプーを混ぜてとろっとした感触を味わう。徐々に、模造紙に手形を押したり、足の裏に絵の具をつけて歩いたり、四つん這いになって身体で描くことを楽しんでいる。また、ゾンビやおばけをイメージして、手足や顔に絵の具を塗りたくるなどダイナミックに遊び始める。三原色のみを用意することで、混色やマーブリングなどに発展することを期待したが、ダイナミックに塗りたくって遊ぶ児が多かった。今回の活動に入るまでに、色水遊びなど、絵の具の特徴を生かした遊びを取り入れておけば、ボディペインティングの中でもさまざまな気付きがあったのではないかと反省する。今夏は雨が多かったり気温が低くなったりして、ボディペインティングには難しい日が多かった。できれば、もう一回取り組み、遊びの発展を期待したい。

 

9月 27日(月) 晴れ 末﨑

4歳児クラスと玉入れとリレーを楽しむ。4歳児と混合でチームを作り対戦すると、声を上げて友達や同じチームを応援したり、励まし合ったりする姿がある。その後、ドッジボールにも取り組む。中には転がるボールを手にすることができずに悔し涙を流す児もいるが、友達の声に励まされて一生懸命にボールを追いかける姿が見られる。転がってきたボールを必死に追いかけ抱えると相手チームの友達の動きをよく見て投げる。ゲームが終わると勝敗に関わらず、「楽しかった」との言葉があがり、満足感が伺えた。テンポよく運動遊びをしていく中で、互いに応援したりルールを伝え合ったりして楽しんで身体を動かすことができ、「今日は小さな運動会だったね」と話す児もいる。「運動会ごっこ」までに、他クラスとも関わりを持ちながら競技を楽しんでいき気持ちを高めていく。…