食事
「服汚れてないよ」「汚さずに食べるよ」と服を汚さないように食べることを意識して食事をしていた。正しい姿勢で食べたり、皿を持って食べたりすると服を汚さずに食べられることを伝え、正しい姿勢で食事ができるようにしていった。「〇〇食べられるようになったよ」「大きい口で食べるよ」などと保育者に伝えて意欲的に食べる子がいたが、苦手な物があるとなかなか食事が進まなかったり、遊んでいたりする子もいた。一人一人に合った声かけをしながら、楽しい雰囲気で食事ができるようにしていった。
排泄
トイレに誘うとすぐに行く子や遊びに夢中で行きたがらない子がいた。トイレに行きたがらない子には「行きたくなったら教えてね」と声をかけると、自分のタイミングでトイレに行って排泄していた。トイレで排泄できない子は布パンツに漏れることはほとんど無くなったが、午睡前に履き替えた紙パンツに排泄していた。無理強いはせず、その子のペースでできるよう見守っていった。
健康
製作あそびや戸外あそびの後に自分から手洗い場に行って手を洗っていた。「泡の取って」と保育者にハンドソープを取ってほしいことを伝え、しっかり手を洗っていた。時々ハンドソープをたくさん出したり、水で遊んで長い間手洗い場にいたりすることがあった為、その都度声をかけていった。また、隣で保育者も一緒に手洗いをして、正しい手の洗い方を伝えていった。
睡眠
寝たがらず、午睡をしない子がいた。りす組保育室でパズルなどをしてゆったりと過ごせるようにしていった。午睡をしない子が気になり、眠くてもなかなか入眠できない子もいたが、保育者が背中をさすると時間はかかるが入眠していった。
身体発達
園庭であそぶことや散歩に出かけることを喜び、天候の良い日は「今日、外であそぶ?」「公園に行きたい」と保育者に話していた。園近くの公園やコンベンションセンター横の広場に行くと、保育者や友だちに「走ろう」と声をかけてたくさん走って楽しんでいた。働く車が好きで、「パトカーになる」「僕はショベルカーだよ」とそれぞれが好きな働く車の動きをしながら走って楽しむこともあった。保育者も一緒に身体を動かして楽しみ、あそびを盛り上げていった。
情緒
「もうすぐ大きい保育園」「〇〇保育園に行くよ」と友だちや保育者に話し、卒園して新しい保育園に行くことを楽しみにしていた。新しい保育園に期待が持てるよう、子どもたちの楽しみな気持ちに共感しながら「どんなおもちゃがあるかな」など声をかけていった。
言葉
家庭での出来事や好きな乗り物、キャラクターの話など、友だち同士で話して盛り上がっていることが多くあった。また、ごっこあそびでも友だちと会話のやりとりを楽しんでいた。保育者も質問したり、子どもの質問に答えたりしながら一緒に会話を楽しんでいった。…
食事
箸を上手に使える子は箸とスプーンを使い分け、食べやすいおかずは箸で食べていた。箸を使いたがらない子は、箸で遊び、箸の使い方を伝えても使いにくいからか、ほとんどスプーンで食べていた。箸に移行できるように、三点持ちで食べるようスプーンの持ち方を丁寧に伝えていった。また、食事中に席を立ったり、膝を立てて食べたりする姿があり、「どういう姿勢で食べたらかっこいいかな」「〇〇君上手に食べているね」などと声をかけ、正しい姿勢で食事ができるようにしていった。
排泄
尿意や便意を感じると保育者に伝えてトイレで排泄する子や、トイレに座っても排泄できない子もいた。トイレで排泄する子には、排泄後にトイレットペーパーで拭くことを伝えると、自分なりに拭こうとし、「こう?」と保育者に確認しながらしていた。トイレに座っても排泄できない子は、布パンツに漏れてもそのままにしていることが多かったが、何度か「漏れた」と保育者に伝えることがあった。「教えてくれてありがとう」「よく言えたね」と自信に繋がるように声をかけていった。
健康
給食後、手洗い場に行き、歯磨きをしようとするが水で遊んだり歯ブラシを噛んだりして、長い間手洗い場にいることが多かった。歯磨きの仕方を丁寧に伝えたり、保育者が手を添えて一緒に歯磨きをしたりして、歯磨きの仕方が分かるようにしていった。
睡眠
自分で選んだ絵本を見て落ち着くと、自分で寝る姿勢になり、保育者が背中をさすると安心して入眠していった。なかなか入眠できない子には保育者が絵本を読んだり話をしたりすると眠くなり、自分のタイミングで入眠していた。
身体発達
ボタンはめやプレートブロックなど手先を使った遊びを集中して楽しむ。なかなか思うようにできず、困っている時もあったが、保育者がやり方を伝えると、自分なりにしてみようとしていた。手先が器用になってきて、手先を使った遊びを喜ぶ子が多いため、どんどん手先を使った遊びを取り入れていくようにした。
情緒
0歳児に優しく微笑んだり声をかけたりする姿が多く見られた。名前を呼んだり、玩具を渡したりして、0歳児の反応を見て喜んでいた。また、よちよち歩く背中にそっと手を添える優しい姿もあった。自分が遊んでいるところに0歳児が近づいたり、遊んでいる玩具に触れようとしたりすると、叩いたり押したりすることもあった。保育者は側でやりとりを見守り、危険な時は声をかけ、安全にやりとりが楽しめるようにしていった。
言葉
保育者が読む絵本の内容を覚え、繰り返しの言葉が出てくると保育者の読む声に合わせて一緒に声を出して楽しんだ。また、季節の歌や手遊び歌もすぐに覚え一人で口ずさんでいたり、友だちと一緒に歌ったりして楽しんでいた。いろいろな歌をうたったり、曲を流したりして、たくさんの歌に触れられるようにしていった。…
食事
給食が席に運ばれると、「箸ある?」と箸を使って食べたい子が多くいた。また、友だちが箸を使って食べようとする姿を見て、真似して箸を使おうとする子もいた。苦手なメニューがあると進まなかったり、遊び食べになったりする子には、「○○君みたいに食べてみよう。」「どんな味がするかな。」などと声をかけたり、一緒にスプーンを持って口に運んだりして、無理のないように食事ができるようにしていった。
排泄
尿意を感じると、保育者に伝えてトイレに行く子がいるが、保育者が誘ってもトイレに行きたがらなかったり、紙パンツに排泄したりする子もいた。一人一人のペースに合わせて、トイレに誘っていき、トイレでの排泄が出来るようにしていった。
健康
給食後に歯磨きを始めた。給食を食べ終わると喜んで歯磨きをしていた。磨き始めは自分なりに磨こうとしているが、少し時間が経つと歯ブラシを噛んだり歯ブラシで遊んだりする姿があった。保育者が側で見守りながら、歯磨きの仕方を丁寧に伝えたり、「バイ菌いなくなったかな」などと声をかけたりして、歯磨きをする気持ち良さを感じられるようにしていった。
睡眠
保育者が側について背中をさすると、自分で選んだ好きな絵本を読み、落ち着いて入眠していた。また、「自分で寝る。」と保育者が布団をかけると自分で入眠する子もいた。子守唄を歌ったり、背中をさすったりして落ち着いた雰囲気の中で、ゆっくり入眠できるようにしていった。
身体発達
散歩やボール遊び、ダンスなど、身体を動かすことを喜び、公園では保育者や友だちを誘って走り回り、思いきり身体を動かして遊んでいた。天候の良い日は園庭で遊んだり、散歩に出かけたりして、身体を動かして遊ぶことが出来るようにしていった。また、室内でも、カラーボールを投げて遊んだり、段ボール積み木の上を渡って跳んだりして遊んだ。保育者も一緒に楽しみながら、危険な時は声をかけるなどして、安全に遊びを楽しめるようにしていった。
情緒
友だちと関わって遊ぶ中で自分の思い通りにならないと、泣いたり怒って叩いたりしてトラブルになることがあった。保育者が気持ちに寄り添いながら、相手の気持ちを代弁し、相手にも思いがあることを伝えていった。気持ちが落ち着くと、どうしたかったのか保育者に伝えたり、気持ちを切り替えて遊んだりしていた。
言葉
手作りのレジを出してお店屋さんごっこをすると、保育者がする様子を見て真似て、「これください。」「○ベーです。」「ありがとうございます。」と子ども同士で上手にやりとりをする姿が見られた。ごちそうを作り、保育者や友だちに「○○いりますか」「ちょっと熱いよ」など普段からごっこ遊びで言葉のやり取りを楽しむ姿が見られた。子どもの発言に耳を傾け、保育者も一緒にやりとりを楽しんでいった。…
食事
スプーンの持ち方を意識する子が増え、三指持ちで食べられる子もいたので、給食で箸を取り入れていった。保育者に持ち方を確認しながら意欲的に箸を使って食べる姿があった。手でおかずを持って箸でつかむ子もいたので、保育者が手を添えて箸で食べられるように援助したり、スプーンも用意したりして自分で食べる喜びが感じられるようにしていった。
排泄
尿意や便意を感じて保育者に知らせてトイレに行き、排泄ができるようになってきた。トイレに行くのを嫌がったり、紙パンツにはき替えてすぐに紙パンツに排尿したりする子もいたので、気持ちに寄り添いながら、トイレで排泄する心地よさを伝えていった。
健康
給食後にうがいを始めた。給食が終わると積極的にうがいをしていたが、慣れてくるとコップに水がいっぱいになっても水を勢いよく出し続けたり、コップを持って遊んだりする子がいた。側で見守りながら、うがいの大切さや方法を伝え、「きれいになったね」「上手にできたね」ときれいになった気持ちよさに共感していった。
睡眠
体力がつき、なかなか寝付けない子が多かったが、絵本を見ながら保育者に背中をさすられて入眠していた。気温が低い日も多くなったので、室温や湿度を確認したり、毛布などの掛け布団を用意してもらったりして、快適に入眠できるようにしていった。
身体発達
水性ペンやクレパスで絵を描いたり、シール貼りをしたり手先を使った製作あそびを集中して楽しんでいた。絵を描くと顔を描いて「ママだよ」と伝えたり、雪だるまの形の画用紙に目や鼻、口を丸や線で表現して描いたりする子がいた。また、ままごと遊びの中でも箸を取り入れるとスポンジやチェーンを箸でつかみ、保育者に見せて喜んでいた。箸を使う喜びに共感し、持ち方を手を添えて伝えるなどして指先の発達を促していった。
情緒
子ども同士で誘い合って一緒に遊ぶ姿が多くなり、友だちが作った玩具と同じものを作りたくて、使いたいブロックの取り合いになることがあった。同じ玩具で一緒に遊びたい気持ちを受けとめ、保育者が仲立ちをすると「貸して」「ちょうだい」など言葉で伝えられることもあった。貸してもらうことができた時は「ありがとう」とお礼の気持ちも伝えられるように言葉を添えていった。
言葉
クリスマス前後にサンタクロースにお願いした欲しいものやもらったプレゼントをみんなの前で発表する機会をもつと、一人一人積極的に手を挙げて発表していた。恥ずかしそうにする子もいたので、ゆったりとした気持ちで耳を傾けて自信を持って発表できるように、優しく言葉のやりとりをしていった。…
食事
野菜など苦手な食材や見た目で食事が進まない子や好きなものを食べ終わると遊び食べをする子がいた。保育者が声をかけると大きな口を開けて苦手なものを食べようとする子もいた。いろいろな味や食材に興味が持てるように「どんな味がする?」「しいたけさんいるかな」など会話をしながら食事が進むようにした。
排泄
尿意を感じると保育者に知らせて、自分のタイミングでトイレに行く子が増えた。戸外遊びの前にトイレに行かず、遊んでいる途中でトイレに行きたくなる子もいたので、散歩に行く前にはできるだけトイレに行くように配慮した。
健康
咳や鼻水が出る子が多かった。鼻水が出ている時は自分で拭けるように声をかけ、清潔に過ごせるようにしていった。月後半にはおやつ後の口拭きを紙ナプキンで拭くようにした。手だけを拭く子や口の周りをきれいに拭きとれない子もいたので、保育者が手を添えて一緒に拭いて紙ナプキンで拭くことに慣れるように援助していった。
睡眠
朝起きるのが遅くなり、睡眠のリズムが崩れてなかなか寝付けない子や午睡をしない子がいた。午睡をしない子が寝ている子の近くで走ったり大きな音をたてたりすることがあったので、絵本を見たりパズルをしたりして安静に過ごし体を休息できるように配慮した。
身体発達
レゴブロックでトラックや救急車、はしご消防車などいろいろな車をイメージしながら、形の違うブロックを組み合わせて作ってあそぶ姿が多くみられた。保育室内を子ども同士誘い合って走らせて喜んでいた。散歩に出かけると、誘導ロープを使ったり保育者や子ども同士で手を繋いだりして、しっかり歩くことができていた。散歩をしながら川を泳ぐ魚を見たり落ち葉や木の実を拾ったりして楽しんだ。日中天候がよくて暖かい日も多く、散歩や園庭で遊ぶことができ、戸外で思いきり体を動かして遊ぶ機会をたくさんもつことができた。
情緒
友だちが使っている玩具を「○○ちゃんの」と言って取ったり、友だちと一緒に遊びながら友だちが使っている玩具に玩具をぶつけて壊したりしてトラブルになることがあった。その都度仲立ちをして、気持ちに寄り添いながら相手の気持ちにも気づけるようにお互いの思いを代弁していった。
言葉
好きな絵本や紙芝居を見たいと保育者に伝えて読んでもらったり一人で見たりして楽しんでいた。子どもの見たい気持ちを大切にして、興味のある絵本や童話などを繰り返し見て、言葉のやりとりが楽しめるようにしていった。…
食事
スプーンの持ち方を保育者に聞きながら、三指持ちで食べようとする姿があった。スプーンですくえないと手づかみになったり、置いてある皿に直接口を近づけて食べようとしたりする子がいた。箸に移行しやすいようにスプーンの持ち方や食べやすい方法を手を添えて伝えていった。
排泄
全員が日中布パンツで過ごすようになった。一人一人排尿間隔が長くなり、漏れることが少なくなったが、遊びに夢中になり、間に合わなくて少しだけ漏れる子もいた。また、時々紙パンツをはきたいと言う子もいたので、気持ちを受けとめ、布パンツを嫌がるときは紙パンツにして様子を見ていった。
健康
朝晩が寒くなり、日中との気温差で咳や鼻水が出る子がいた。痰が絡んで嘔吐したり、蕁麻疹が出たりする子もいたので、一人一人の体調を登園時やノートで確認し、いつもと変わった様子があるときはこまめに検温するなどして体調の変化に気づけるようにしていった。
睡眠
咳や鼻づまりでなかなか寝付けなかったり、途中で目が覚めたりする子がいた。また、布パンツで午睡をしている子が尿意を感じたり、漏れたりして目が覚める子がいた。途中で目が覚めると再入眠ができない子もいたので、布団に横になって安静に過ごし、十分な休息がとれるように配慮した。
身体発達
天候の良い日は園庭や散歩に出かけた。保育者や友だちと手をつないで歩くことを喜び、木の実を拾ったり落ち葉を踏みしめたりして、季節を感じながら散歩を楽しんでいた。公園に行くとかくれんぼや鬼ごっこをしようと保育者や友だちを誘い、公園内を走って楽しんでいた。保育者も鬼になって追いかけるなど一緒に遊んで体を動かして遊ぶ楽しさが感じられるようにしていった。
情緒
突然友だちの玩具を取ったり、近くに来た友だちを叩いたりすることがあった。保育者が「貸してだよ」と声をかけると、言葉で伝えて貸し借りができることもあった。子ども同士の関わりを側で見守りながら、思いを言葉で伝えられるように仲立ちをしていった。
言葉
砂でケーキやカレー、かき氷などを作ると「いらっしゃいませ」と言って、ごっこ遊びをして楽しんでいた。保育者に「辛いカレーだよ」「熱いよ」とごちそうする子もいた。保育者も「何が入ってますか?」「いくらですか?」など会話をして言葉のやりとりが楽しめるようにしていった。…
食事
好きなものは意欲的に食べていた。きれいになったお皿を「見て」と保育者に見せたり、大きな口を開けてたくさん食べていることをアピールしたりして喜んでいた。苦手なメニューの時や見た目で食べようとしないこともあったが、一口食べると食事が進むこともあった。食べたくなるような言葉かけを工夫し、食べられた時は十分に褒めて食べる意欲を引き出していった。
排泄
尿意や便意を感じて保育者に知らせる子や保育者に誘われると進んでトイレに行く子がいた。遊びに夢中になりトイレに間に合わないこともあった。一人一人の排尿間隔を把握してトイレに誘ったり、子どものタイミングでトイレに行けるように声をかけたりしていった。
健康
残暑が厳しく日中暑い日が多かったが、次第に朝晩涼しくなると咳や鼻水が出る子が多くいた。鼻水が出たことに気づくと自分でティッシュペーパーで拭きとる子がいた。拭き残しがあるときは保育者がさりげなく拭きとって、自分でできた喜びに共感していった。また、気温や湿度の高い日もあったので、水分補給をしっかり行い、熱中症に気をつけていった。
睡眠
体力がついてきて、なかなか寝付けない子がいた。絵本を見ながら背中をさすったり子守唄をうたったりして落ち着いた環境の中で一人一人のタイミングで入眠できるようにしていった。布パンツで午睡をする子が増え、布団に入る前にトイレに行く習慣が身についてきた。また、目が覚めたら早めにトイレに行けるように配慮した。
身体発達
天候の良い日は戸外に出かけた。散歩先で走ったり斜面や階段の上り下りをしたりして体を動かして楽しんでいた。園庭では砂でままごとを楽しむ姿が多くみられ、カップやザルに砂を入れて型抜きをしてプリンやアイスクリーム、ケーキなどを作ったり、ペットボトルに砂を入れてジュースを作ったりして喜んでいた。室内では、製作あそびなどで筆やのりを使った遊びを楽しみ、にじみ絵で筆を使って水をつけたり、のりを使って紙を貼ったりして集中して取り組んでいた。筆ものりもほとんどの子が保育者の援助なく使うことができていて、指先が器用になったと感じた。
情緒
自分の思いを通そうと大きな声を出したり友だちを叩いたりする姿がみられた。その都度仲立ちをして、お互いの気持ちを代弁し、友だちの思いにも気づいて一緒に遊ぶ楽しさが感じられるように関わり方を伝えていった。
言葉
散歩に行って遊んだことや見たものを思い出して保育者に話したり、思ったことや気づいたことを友だちに伝えたりして、会話のやりとりを楽しんでいた。話そうとしている時はゆったりとした気持ちで傾聴し、会話のやりとりが楽しめるように言葉を添えていった。…
食事
暑さで食欲が落ち、「いらない」「食べない」と言う子や途中で食事が進まなくなる子がいた。食欲がない時は無理をせず、気持ちに寄り添いながら量を調節して、少しでも食べられるように声をかけていった。また、遊びの中で、ピーマンやオクラ、なすなどの野菜でのスタンプ遊びを取り入れ、食材に興味や親しみがもてるようにしていった。
排泄
日中布パンツで過ごす子が増え、喜んで布パンツをはいていた。保育者が声をかけると進んでトイレに行ったり、尿意を感じて保育者に知らせたりする子もいた。トイレで排尿した後、短時間で漏れてしまう子もいたが、「おしっこ出た」と漏れたことに気付いて知らせていたので、気付けたことを十分に褒め、次の意欲につなげていった。
健康
咳や鼻水が出る子はいたが、熱が出たり感染症にかかったりすることなく元気に過ごすことができた。猛暑日が多く、室内で遊んでいても汗をかいていたので、水分補給をしっかりと行って、熱中症対策を心がけた。
睡眠
絵本を見ながら眠たくなると自然に入眠する子や保育者に背中をさすってもらって入眠する子がいた。気温が高い日が多く、睡眠中に汗をかく子もいたので、室温や湿度に気を付けて快適に眠れるように配慮した。
身体発達
気温や体調に配慮しながら天候の良い日は園庭で水遊びを楽しんだ。初めは水が顔や体にかかるのを嫌がる子もいたが、少しずつ水に慣れ、後半には頭にかかっても喜ぶ姿が見られるようになった。水遊びの際には氷や泡、泥遊びをしたり、室内では絵の具を使ったフィンガーペイントやスタンプ遊びをしたりして様々な感触あそびを取り入れた。積極的にいろいろな素材に触れていて、感触を楽しむことができた。
情緒
ブロックで同じ形の車を作るなどして、子ども同士誘い合って一緒に遊んでいるが、思いがぶつかったり、わざと友だちが作ったものを壊したりして、トラブルになることがあった。自分の思いを通そうとして、友だちを叩いたり髪を引っぱったりすることもあった。子どもたちの気持ちを汲み取って代弁し、お互いの気持ちに気付けるように仲立ちをしていった。
言葉
好きな踊りの曲や手あそびをリクエストして歌いながら踊ったり、手あそびをしたりして喜んでいた。子どもが好きな曲を一緒に歌ったり、いろいろな手あそびや季節の歌を取り入れたりしていった。…
食事
食べ終わったお皿を「ピカピカだよ」と嬉しそうに保育者に見せて喜んでいた。好きなおかずを食べ終わるとおかわりを要求する子がいた。給食室と連携し、おかわりを準備するとともにご飯や汁などもしっかり食べられるように言葉かけをしていった。
排泄
保育者が声をかけると進んでトイレに行くようになった。排尿間隔を把握してトイレに誘うとトイレで排尿できる子も増えたので、家庭と相談しながら布パンツに移行していった。布パンツで午睡をする子が午睡前トイレに行くのを見て、自ら「トイレ行く」と言う子もいたので、布団に入る前にトイレに行く流れが身につくようにしていった。
健康
気温の変化が激しく、咳や鼻水が出る子が多くいた。家庭での検温や様子を朝の視診やノートで確認をし、咳が多い子などはこまめに検温をして体調の変化に気付けるようにしていった。鼻水が出ると自分でティッシュペーパーで拭く子がいたので、自分でできたことを十分に褒め、拭き残しがあるときは、保育者が拭きとり清潔に過ごせるように配慮した。
睡眠
布団に入ると一人で入眠する子や保育者に背中をさすってもらって入眠する子がいた。体力がついてきてなかなか寝付けない子もいたので、絵本を見ながら一人一人のタイミングで入眠できるように関わっていった。
身体発達
戸外に出かけると虫探しをして、ダンゴムシやミミズなど小さな虫を見つけてみんなで観察をしていた。触ることを怖がっていた子も積極的に触れてつまむことができると保育者に見せて喜んでいた。ミミズなどをスコップで叩いたり、取り合いをしたりすることもあったので、保育者も一緒に観察し、喜びに共感しながら生き物を大切にすることを伝えていった。雨の日が多く室内で遊ぶことも多かったので、シール貼りや粘土など手先を使った遊びをしたり、ボールやウェーブマットを使って体を動かして遊んだりして室内遊びを工夫していった。
情緒
友だちを誘って一緒に遊ぶことが増え、遊びの中で思いがぶつかったり玩具の取り合いになったりしてトラブルになることがあった。保育者が仲立ちをし、「貸して」と言うことができると貸し借りができることもあったので、子ども同士の関わりを見守りながら、言葉で気持ちが伝えられるように関わっていった。
言葉
遊びの中で保育者が「あなたのお名前は?」と尋ねると、ほとんどの子が自分の名前をフルネームで答えることができるようになった。画用紙に「○○って書いたよ」と言って自分の名前を書こうとする子もいた。文字にはなっていないが、ひらがなに興味をもって喜んで書いていた。保育者が手を添えて一緒に名前を書くなどして、ひらがなに親しみが持てるように関わっていった。…
食事
喜んで給食やおやつを食べているが、好きなものは意欲的に食べるが途中から席を立ったり横を向いたり遊び食べになったりする子がいた。その都度食事の時の姿勢を伝え、最後まで座って食べられるように側で見守っていった。
排泄
保育者の声かけでトイレに行く子や友だちがトイレに行くのを見て進んでトイレに行く子がいた。トイレで排尿できることも増えてきた。布パンツの子は遊びに夢中になり漏れてしまうことがあったが、出たときは保育者に知らせていた。尿が出たことに気付いたことを認め、「今度は出そうなときに教えてね」と言葉をかけ、自信が持てるように関わっていった。
健康
戸外遊びや製作あそびの後、食事の前の手洗いを積極的に行っているが水を勢いよく出し、水で遊んでいることがあった。側につき手洗いの仕方や大切さを伝え、清潔にする心地よさを感じられるようにしていった。
睡眠
給食後布団に入るとほとんどの子が保育者に背中をさすってもらい安心して入眠していた。気温や湿度が高い日が多くなり睡眠中に汗をかく子もいたので、快適に眠れるように室温や湿度に気を付け、衣服が汗でぬれた時は着替えをして清潔に過ごせるように配慮した。
身体発達
衣服が汚れたのに気が付くと、着たい服を自分で選び、自ら着替えをしようとする子がいた。ズボンやパンツの着脱は自分でできるようになってきたが、Tシャツなどの着脱も「自分でする」と言って意欲的にしようとする子がいた。衣服の前後を知らせたり難しいところはさりげなく手を添えたりして、自分でできた喜びが感じられるようにしていった。
情緒
友だちが使っている玩具や絵本を取ったり、友だちが作った玩具で一緒に遊ぼうとしたりしてトラブルになることがあった。また、年下児に玩具を取られそうになり叩いたり押したりする子もいた。気持ちを言葉で伝えられるように仲立ちをし、相手の気持ちにも気付けるようにお互いの思いを代弁していった。
言葉
好きな絵本や手あそびなどを保育者にリクエストして一緒に楽しむ姿が多くみられた。子どもの要求に応え、手あそびを繰り返ししたり、絵本を見て言葉のやりとりをしたりして楽しめるようにしていった。…