健康
活動の区切りを時計の針で示したり、活動内容を書き出したりすることで、より1日の流れに見通しをもち、時間を意識して生活できるようになってきた。着脱や食事などでもある程度の目安の時間を決めて声をかけるようにし、時間内で終わらせることができるよう促していった。気温が下がり、感染症が流行り始めたこともあり、予防のための手洗いうがいをきちんと行おうとする姿が見られた。
人間関係
遠足などの行事を通して、友だちと協力したり思い出を共有したりすることに喜びを感じられるようになってきた様子だった。友だちと関わる中で、意思がぶつかり合うことや意見が食い違うこともあるが、互いの思いを伝えあいながら折り合いをつけたり、解決策を考えたりする姿がより一層見られるようになってきた。ぶつかり合う時には、伝え方やとらえ方によって相手が不快になることもあるということを知り、相手の思いにも気付けるよう仲立ちするようにした。集団で遊びの際にはルールや約束事を自分たちで決めて遊びを展開できるよう、保育士が深入りしないようにしながら見守るようにした。
環境
過ごしやすい気候となったため、戸外遊びや散歩の機会を増やし、バス遠足や芋掘り遠足などの園外行事も楽しむことができた。散歩や遠足では、歩き方や交通ルールを考えられるよう声をかけ、安全に歩くための約束や公共のマナーを守ることの大切さに気づけるよう促していった。
クラス内の本棚の整理整頓を進んで行ったり、色鉛筆を色分けして分かりやすく収納したりする子どもたちの姿があった。クラス内で「どうすれば遊びやすく、過ごしやすくなるか」を考えられるよう話し合いをして、子どもたちと一緒にクラスの環境を整えていった。
言葉
話を聞くことの大切さを知り、指示を聞いて行動に移したり、話を聞く時の態度についても考えたりするようになってきた。その中でも話に集中できなかったり、指示がはいらなかったりする子もいるため、個別に声をかけるようにした。友だちとの関わりの中では、思いの伝え方やとらえ方で喧嘩になることもあるため、相手の立場や気持ちに気づけるよう仲立ちしつつ、どんな言葉で伝えたらいいかを一緒に考えるようにし、そして、コミュニケーションの中で言葉の選択肢が増えていくよう、保育士も子どもたちと一緒に伝え方や言葉の選び方を考えられるようにしていった。
表現
バス遠足、芋掘り遠足の経験画を描いた際、以前と比べ思い出深い場面や場所が見てわかるようになり、一人一人の表現の幅が広がったように感じた。また、描きながら友だちや保育士と思い出を共有し、楽しんで描く姿が見られた。
制作活動がより一層活発になり、空き箱などの身近なものを使って、ロボットや人形を作って遊びに繋げていった。毛糸を使ってマフラーや耳当てを作ったりして、季節の素材を使って遊びを展開していた。…
健康
歯科健診の際に、歯磨き指導を行った。歯科衛生士さんがわかりやすくお話ししてくださったので、子どもたちも真剣に話を聞く姿が見られた。ちょうどクラスで歯が抜ける時期の子が多く、乳歯と永久歯の話を興味深く聞く姿があった。
気温が下がり始めたこともあり、体温の調節ができるよう自ら上着を羽織ったり、風邪予防のために手洗いやうがいを念入りに行ったりする姿が見られた。
人間関係
運動会の活動を通して、仲間と協力することの大切さに気づけるよう、クラスで考える機会を設けた。クラス内で起きた問題や友だち同士のいざこざについても共有できるようにし、自分の事だけではなく、友だちの事や先生の話を聞く大切さを伝えていった。また、運動会を終えたことにより、一層仲が深まり、困っている友だちがいたら積極的に声をかけたり、友だち同士のトラブルを仲介しようとしたりする姿が見られるようになっていった。
環境
気温が下がり、充実して戸外遊びができるようになっていった。散歩の際に金木犀の香りに気が付いたり、色づいた葉っぱや、イガのついた栗を拾ったりして、季節の変化を感じられるようになっていった。戸外遊びでは氷鬼が特に人気で、大人数で誘い合って遊ぶ姿が見られた。存分に遊び込めるよう、運動場のある公園へ散歩に出るようにしていた。
言葉
自分の思いや考えの伝え方、相手に合った言葉の選び方を一緒に考えながら、相手の立場や気持ちにも気付けるよう、一人一人の気持ちを受け止めながら仲立ちするようにした。言い争いになったり、強い言葉で指摘したりすることもあるが、言い方や伝え方を自分たちなりに考えられるようになってきた。友だちとの関わりをより良いものにするための言葉かけや考え方についても伝えながら、話を聞くことの大切さに気付けるようにした。
表現
運動会の経験画を描いた。それぞれが思う運動会の思い出を、のびのびと画用紙に表現することができた。ハロウィンに向けて、おばけやしきごっこを楽しんだ。びっくり箱で人を驚かす係や、受付の係を決め、協力しながら作り上げることができた。「おばけの絵を貼るといいかもね!」と友だち同士でアイデアを出し合う姿が見られた。…
健康
9月に入ってからも暑さの厳しい日が続き、戸外に出て体を動かすことが難しかった。そのため、運動会に向けての活動では、ホールを使って縄跳びや竹馬をして体を動かした。引き続き熱中症対策のために、細めに水分を摂るよう声をかけた。子どもたち自身も積極的に水分を摂ろうとする姿があった。
9月の後半になると、少しずつ過ごしやすい気候に変化していったので、戸外で過ごせる時間が増えていった。
人間関係
運動会に向けての活動を行っていく中で、友だちが縄跳びや竹馬がうまくできた時には褒め合ったり、応援し合ったりする姿が見られた。また、リレーや荒馬を通して仲間の大切さや、協力することの楽しさを味わうことができた。一つの目標に向かってみんなで協力することで、クラスとしての絆が深まってきたと感じた。
また、運動を通して、得意な事や苦手な事は人それぞれであることを知り、集団競技では補い合うことの大切さを感じ、相手への思いやりを持って接する姿も見られるようになっていった。
環境
少しずつ戸外で遊ぶ時間が増えたことで、コオロギを捕まえて観察したり、公園で栗を見つけて遊びに使ったりして、季節の変化を感じることができた。また、日が落ちる早さに気が付いたり、うろこ雲を見つけて季節の変化を感じ取ったりして、友だちや保育者と共有していた。
じっくりと室内遊びができるように、子どもたちと話し合いながら環境を整えた。子どもたち自身でも整理整頓の意識が高まり、進んで絵本棚の整理をしたり、ブロックの仕分けをしたりしていた。
言葉
友だちへの気持ちの伝え方や言葉の選び方、相手の気持ちを聞く姿勢や話し合う大切さを考えられるよう、人間関係に関する絵本や紙芝居を読んだ。また、考え方や感じ方は人それぞれ違うことを伝えながら、一人一人の気持ちを受け止め共感しつつ、相手との違いを認め合えるよう促していった。言い争いになったり、他児の事を指摘したりすることも多いが、その言い方でいいかな、自分が言われたらどう感じるかな、と問いかけ、友だちとの関わりを見つめなおし、良い関係を気付くために大切なことを伝えるようにした。
表現
運動会に向けて「荒馬」という表現(ダンス)を行った。力強いステップで馬を表現し、笛や太鼓の音に合わせて体を動かすことの楽しさを知った。
運動会の入場門作りでは、自画像を描いた。自分の顔を鏡で観察し、瞳の色や髪の色など確認しながら描いた。
絵画活動を楽しんできたことにより、以前よりも大きくのびのびと、自信を持って描く姿が見られた。…
健康
時間や次の活動を考えて行動するようになり、当番活動も自分たちで進められるようになってきた。水着の着脱やプールの支度を自分で行い、安全に遊ぶための約束についても守ろうとする姿が見られた。
運動会に向けて、運動遊びを多く取り入れていった。竹馬や縄跳びなど、体を動かして遊ぶ楽しさを存分に感じられるようにしていった。
人間関係
子どもたちだけでゲームや遊びが成り立つようになり、互いにルールを伝え合ったり、一緒に考えながら展開したりするようになった。その中でも、意見の食い違いやルールから逸脱することがあると、口論になることがあったため、保育士が仲立ちしながらルールを確認していった。子どもたちの中からも場を仕切ったり、遊びを整理しようと声をあげたりする子も出てきたため、あえて子どもたちに任せて見守る時間も作り、子どもたち同士で解決する力が育っていくようにした。
環境
高気温で外に出られない日がほとんどであったため、室内で制作や構成遊びが楽しめるような廃材や玩具を用意した。
部屋の片付けや自分の身辺整理もできるよう、保育士も率先して片付けをするようにし、気持ちよく生活することや、物を使いやすくするための整理の仕方についても考えられるようにした。プールでは気温や水温にも留意しながら水遊びを存分に楽しんだ。
言葉
言葉遊びも楽しむようになり、難しいしりとりや早口言葉を練習し、言えるようになると友だち同士で喜んでいた。文字や数字の読み書きができるようになった子が多くなってきたため、当番活動や制作の中で自分の名前や数字を書く機会を作った。平仮名だけでなく、カタカナへの興味や感心が出てきた子も増えてきている。遊びの中で手紙交換をしたり、おみせやさんごっこで看板を作ったりする際に、字が書けることを喜び、積極的に制作を楽しんでいた。
表現
おまつりごっこで使ううちわの制作では、マーブリングを行った。自分で色を選び、うちわに模様が描かれると「きれいな模様になった~!」と嬉しそうにする姿が見られた。また、夏の思い出としてプール活動の経験画を行った。「水鉄砲をしたことが一番楽しかった。」「お友だちと泳いでいるところ!」とそれぞれが楽しかった経験をのびのびと描くことができた。…
健康
一日の流れに見通しをもち、時間や次の活動を考えて行動するようになってきた。プール遊びが始まり、水着の着脱やプール用の支度なども自分でできるようになっていった。また、安全にプール活動をするための約束やルールを伝え、守ることの大切さをその都度確認していった。植栽として育てたピーマン、ナス、バジルを使って生地からピザ作りを行った。自分たちで育てた野菜を食べられる喜びを感じることができた。
人間関係
友だちと誘い合いながら将棋やすごろくなどのゲームをして楽しんでいた。また、自分の思いの伝え方や相手の思いの受け入れ方を考えるようになり、お互いの気持ちを考えながら遊ぶ姿も見られるようになった。その中でも、話が耳に入らなかったり、意思がぶつかり合ったりすることもあるため、仲立ちしたり、どうしたらいいか考をみんなで考える時間を設けたりした。
環境
梅雨が明けてから本格的にプール活動が始まったため、安全に遊ぶための環境を整え、子どもたちとも約束事を確認していった。また、持ち物をみんなで確認したり、時間や動線を変えたりしてスムーズにプール活動を行えるようにしていった。プール活動や着替えは男女で分かれ人数が多くなりすぎないようにした。高気温で外に出られない日も多かったため、制作を楽しめるような素材を用意したり、将棋やすごろくなど子どもたちが関わりながら遊べたりするものを準備した。
言葉
友だちとの関わりや生活の中で、わざとその場にふさわしくない言葉を使おうとする様子が見られた。その都度言葉の意味を伝え、相手がうれしくなる言葉や心地いい言葉をつかえるようにしていった。
毎月の歌やお当番活動を通して日付などに触れていく中で、知らない言葉や難しい言い方をあえて知らせ、興味を持ち、知識になるように取り入れていった。子どもの興味・関心を言葉や行動から拾い、どんどん深めていけるようにしているところである。
表現
七夕制作では、染紙に切り込みを入れ、吹き流しを作った。色の組み合わせを自分なりに考え、3~4色の絵の具を選んだ。「この色とこの色が合うから、これにしたよ!」とこだわりを持って選ぶ姿が見られた。
また、阿佐ヶ谷七夕まつりに作品を出すために、クラスで共同制作を行った。話し合ったり、協力したりしながら作品を完成させることができた。…
健康
梅雨明けしてから気温がぐっと上がり、シャワーが始まった。シャワーやプールの着替えの度に、衣服を畳むよう声かけをしていくと、だんだんと意識して進んで畳む姿が見られるようになった。また虫歯予防の日に、歯ブラシを持参し、みんなで歯磨きの練習をし、今後も歯磨きの大切さを理解した上で取り組めるように行った。
人間関係
グループができ、人間関係がはっきりしてきた中で、いつも仲のいい友達以外の子に語気が強い言い方をしたり、親しいグループ間でも発言の力加減や相手との関係性を見る姿が見られた。そのため、子どもたちの遊びの様子から関係などをよく観察し、適切に仲立ちできるようにしていく。
言葉
友だちとの会話の中で、相手の受け取り方で傷ついたり、ふと発した言葉の内容でケンカ・トラブルになることがあった。状況を聞き、話し合いをする中で、「こういう言い方はどうかな」と提案し、お互いが納得いく方向へ導けるように関わった。また子どもたちだけで解決できるよう話し合いをするとき、相手になぜそのような行動をしたのか理由を聞き、友だちの立場になってもう一度考えることの大切さを伝えた。少しずつ相手の思いを汲みながら自分の意見をはっきりと主張できるようになってきたところである。
環境
室内をきれいに保とうとする意識が芽生えるよう、給食後に食べカスが落ちていたりすると、声をかけ自分で床や机を拭けるように声をかけるようにしてきた。「部屋がきれいだときもちがいいよね!」と子どもたちから意見が出てくるようになった。また、天候がいい日には泥んこ遊びを行い、全身を使って泥の感触や水の気持ちよさを感じて楽しく遊ぶ姿が見られた。
表現
七夕行事に向け、笹飾りと七夕制作を行った。今回は折り紙を多く用いて制作した。笹飾りではハサミで切り込みを入れて、伝統飾りの貝を作った。笹に飾るとくるくる回り綺麗に見えるため完成すると喜んでいた。七夕制作では、折り紙で織姫と彦星の着物と顔を作った。顔をペンで描いてもらうと、性別がわかるように描く子が多かった。
…
健康
活動に見通しをもって取り組むようになり、一日の予定や次の活動を考えて行動するようになってきた。特に当番活動では、やりがいを持って活動する姿があり、自分から進んで給食の準備や植栽の水やりを行う姿が見られた。また、食育の活動ではお米研ぎを通して、作ることや食べることの大切さを感じることができた。自分たちで研いだお米はより一層おいしく感じたようで、よく食べる姿があった。
人間関係
友だちと一緒に室内ではカードゲーム、戸外では鬼ごっこや虫探しなどをして関わり合いを楽しんでいた。気の合う子と合わない子がいる中で、互いに折り合いをつけようとする姿も見られるが、ぶつかり合うことも多かった。自分がされて嫌だったことや、相手に対して言いたいことがあるときはまず自分で伝えるよう促し、状況を整理しながら伝え方を提示したり、やり取りを仲立ちしたりしつつ見守っていった。春の遠足では、4歳児との関わりを深めながら一緒にスタンプラリーをしたり、縦割りの活動を楽しんだりして交流した。
環境
室内の玩具の使い方やゲームのルールなどが分かるようになり、友だちや保育士と楽しんでいた。カードゲーム(UNO)では、子どもたち同士でルールを教え合いながら遊ぶ姿が見られた。戸外では、過ごしやすい気候の中で思い切り体を動かせるよう、遠足や散歩、野菜の苗を植えるなどして、自然と触れ合う機会を多く作った。特に昆虫を見つけるのが好きで、友だちと一緒に虫の種類を確認したり、知っている子に聞いたりして、興味を深めていた。
言葉
読み書きが出来るようになったことで活動の幅も広がり、本を読んだり手紙を書いたりして楽しんでいた。
当番活動では各クラスに回って出欠確認を行うことで、数字への興味や関心に繋がっていった。友だちとの関わりの中では、円滑な人間関係を築くための言葉の使い方や伝え方がまだ難しいため、保育士が状況を整理しながら仲立ちし、どんな言い方だったら喧嘩にならないか、嫌な気持ちにならないかなどを考えられるよう、具体的な言葉で代弁したり、子どもたちから言葉を引き出したりしていった。
表現
空き箱や折り紙を使ってロボットや人形を作り、ままごと遊びのようにして友だちと楽しむ姿が見られた。また、ぬいぐるみの洋服を画用紙やリボンなど様々な画材を使って作り、完成したものを見せ合って満足感をえていた。遠足後には、遠足で楽しかったことをクラスの皆で報告し合い、友だちの話を聞いたり、自分の話をしたりすることで思い出を共有し、絵を描いて表現した。…
健康
進級してから2週間ほどたつと、疲れや季節の変わり目から風邪が流行し、休む子が多かった。体調管理に気を付けながら、手洗いうがいの徹底や、換気や湿度の調節などを行っていった。
進級したことで、身の回りのことを自分でする姿も増え、身支度など生活に必要なことをやろうとしていた。また、ほとんどの子が給食時に箸を使えるようになり、食事のマナーや食材などにも興味を持ち、楽しんで食事をしていた。
人間関係
生活や遊びの中でのルールや約束の大切さに気付き、守ることで楽しく遊べたり、気持ちよく過ごせたりすることを感じられるようになってきた。その中で、自分の意見や正しさを強くアピールしたり、相手を指摘したりすることもあり、そこからトラブルになることもあった。状況によって保育士等が仲立ちしたり、子どもたち同士で話し合ったりして解決に導けるようにした。
環境
進級したことで保育室も変わり、目新しい玩具に目を輝かせていた。年齢や子どもたちの様子に見合った玩具を用意し、遊び方や片付け方を全員で確認した。使ったものはもとに戻したり、足りないものを補充したりして気持ちよく生活できるよう心掛け、子どもたちにも伝えていった。過ごしやすい気候になったため、散歩や戸外遊びの機会を増やし、春の自然に触れたり、思い切り体を動かせる公園に行ったりした。
言葉
字を読み書きできるようになった子も多いため、生活の流れや予定を掲示し、見通しが持てるようにした。友だちとの会話では、語気が強くなったり、相手を不快にさせたりする言葉を言ってしまった時は、言い方や言葉の選び方について考えられるよう声をかけ、どんな風に言えばよかったか、相手はそういわれてどんな気持ちだったかなどにも気付けるよう仲立ちしていった。
表現
子どもの日の制作では、画用紙を使って兜を作った。折り紙と違って、画用紙だと折る際に力が必要なことを伝えると、子どもたちなりに工夫しながら折り進めていた。出来上がった兜を実際に被ってみたり、友だちと見せ合いっこをしたりして、完成を喜ぶ姿が見られた。障子紙と絵具を使って染め紙遊びをした。染まった紙を広げると様々な模様になっていることに気が付き、「きれいだね!」と口々に言い合っていた。子どもの日の集会では、自分たちで作った作品を紹介し、こいのぼりの歌を歌って季節の行事を楽しむことができた。…
健康
2月に栄養素の学習をしてから、より自分自身で苦手な食材に挑戦しようとする意識が高まり、完食が増えた。花粉症の子が多く、家から服用している薬の作用もあり、午後眠そうにしている子がいたため、そっと声をかけ少しでも休める環境を作った。卒園式前日のお祝い膳では、リクエストしたナポリタンが出て、たくさんおかわりをして満足そうにしていた。そして、お祝い膳のメニュー表を嬉しそうにじっくりと読む姿や、大切に思い出として持って帰る姿も見られた。
人間関係
就学を目前にし、園外での就学の準備の行事が多く、同じ小学校同士の子で嬉しそうに話す様子が見られた。後半は様々な行事があり、普段仲のいい子以外とも関わる機会が多かったこともあり、固定にならず色々なメンバーで遊ぶ姿が見られるようになった。そして、緊張で卒園式の練習に出れない子がいたときに、みんなが「大丈夫だよ」と優しく声をかけにいく様子が見られたことで、1年間を通して以前はこのような場面において関心を見せなかったが、仲間に対しての思いやる気持ちが育ち嬉しく思った。
環境
2月の後半からウノやトランプのゲームを大人数で夢中になって遊ぶ様子が見られたため、数をそろえたり、年長児ができそうな他のトランプゲームを伝え、トランプゲームの面白さや楽しさを共有できるようにした。来年度の準備の移行保育の前に、1年間使った保育室の掃除を行った際、丁寧にロッカーなどを拭く様子が見られ、保育室の汚れが溜まりそうな場所を気づき見つけ、一生懸命に掃除していた。自分たちが使っていた環境を感謝の気持ちを込めて掃除ができてよかった。1年間伝え続けたロッカーや身の回りの整理整頓が後半になり、自分たちで意識できるようになり、整理整頓した環境を気持ちがいいと感じる感覚が育ったことに嬉しく思った。
言葉
劇を経験したことで、卒園式の言葉の練習の中でも言葉を覚えようと努力する姿が見られ、そして言葉のバトンのように次の人の耳に届き、次の人が言いやすいように言うことを覚えていて、前の人の言葉をしっかりと聞く様子が見られた。言いにくそうにしている部分は相談し、言いやすい言葉に変えるようにした。言葉を覚え始めてから、自信をもって大きな声で言えるようになった。卒園式当日は緊張していたが、しっかりと言葉も歌も立派にやっていた。
表現
卒園式の装飾で、自分たちの全身の自画像を描いた。体のパーツや大きさ、長さを観察し考えて描くにように伝えると、上手に描けていた。卒園式では、バス遠足を想像できるようバスの中に全員の顔を貼り装飾した。子どもたちは当日見て嬉しそうにしていた。1年間お世話になったサッカー教室のコーチや、退職される職員へ手紙を書いた。相手のことを思い丁寧に書くこと、そして手紙で書く文の書き方を一人ずつ見て伝えた。そして受け取った相手が嬉しそうにしている表情を見て、喜んでいた。…
健康
園内でインフルエンザが流行し、全員そろう日が少なかった。感染拡大の予防として、手洗い・うがいの徹底と、担任間で話し合い、なるべく他のクラスとの交流を避けるようにした。以前からやりたいと思っていた栄養士による3大栄養素についての学習を学ぶ機会を作った。パネルを使って食材ごとにわかりやすく、たんぱく質・脂質・炭水化物に色分けし、それぞれの栄養素の役割を学んだ。学習を経て、クラスでも栄養素の壁面を張り、より自分たちの健康についての意識を高め、さらに苦手な食材にも挑戦できるよう投げかけた。
人間関係
杉六小学校や近隣にある保育園との交流会に参加をした。小学校との交流会では、2年生が作った好きな手作りおもちゃの場所にそれぞれ移動して遊んだ。6月にあった前回の交流会と比べて、積極的に小学生に話しかけに行ったり、不安な様子を見せず一人で興味を持った場所へ移動する様子を見て、就学を目前にして、様々な人と関わる上での人間関係を構築する能力が身についてきたように思った。
環境
以前あまり興味を示さなかった子たちも一緒になり、unoやトランプなど机上のゲームを大人数で遊ぶ姿が見られるようになってきた。そのため、気持ちよく遊べるように必要な個数や道具を用意したり、全てそろっているか確認をして室内遊びの環境を整えた。また、毎日繰り返し個人のロッカーや棚、そして床に物やごみが落ちているかの投げかけをすることで、整理整頓を意識できるようになった。
言葉
発表会当日に休みの子がいたり、ほかのクラスに見せる機会を作ったため、今月も劇の発表を行った。発表会を重ねるごとに自信をもってセリフを言える姿が見られ、またセリフに合わせて動きながら感情をこめて言えていた。発表会の練習の中で、友だちに注意するだけでなく、心の中で応援し、できるまで待つことも大切と伝えたことを覚えていて、友だちを見守る様子が見られた。そしてできたときはさりげなく頑張りを認める言葉かけができていた。また、卒園文集や卒園式の言葉を作る中で、1年間のことを思い出しながら、両親や園の先生たちへの感謝の気持ちを伝える言葉が自然とでてきた。
表現
節分の鬼の制作では、ティッシュペーパーの箱を顔の大きさに合わせて切り、鬼をイメージして色を選び絵具を塗って作った。また卒園制作で園の貸し出し用の本の看板を作る際も絵具を使用し、塗る広さによって筆を使い分けしたり、どのように筆を持ったら、細かいところをまで上手に塗れるか伝えた。卒園までの間に、絵具でパレットを使う活動を取り入れていき、色を混ぜ合わせて変化を楽しむことやパレットの使い方を知らせる経験できるような機会を作る。。…