健康
年末年始の休み明け以降、就学に向けて午睡をなくした。午睡がなくなり園の生活リズムが変わったが、体力もあり眠そうにしている子はいなかった。幼児クラスで感染症が流行し、数人休む子はいたが、元気に登園できていた。給食では、今までのごはん、副菜、野菜に加えて汁もよそるようになった。子どもたちに全て任せて配膳するようになってから、食への意識も少しずつ変わり、以前よりもよく食べるようになった。来月は栄養士から栄養素についての学習を学ぶため、より自分の健康に対して意識を向けられるようにしていく。
人間関係
劇や合奏の活動で役や楽器が一緒の友だちと、普段の遊びの中でも遊ぶ機会が増えた。普段の生活の中でも、気になる子に対して注意をする姿は見られるが、劇の中では、そばで「○○だよ」とセリフや動きを教えることだけなく、役の友だちがセリフを言えるまで待ち、心の中で応援することも相手を思いやることも大切なことではないかと投げかけた。保育士が言ったことを覚えていて、そのような場面のときにはそっと教え合う姿が見られた。
環境
午睡がなくなったため、ほかのクラスが寝ている時間の過ごし方を考えて行動するように伝えた。また就学に向けての意識として、以前より子ども自身が見通しを持って自らの力で行動できるよう援助してきたが、最近は、時計を見て自分たちで次の活動の準備に気づき、行動できるようになってきた。また、現在、個人持ちのクレヨンや、園で取り入れているお金(べい)をロッカーで管理しているが、管理の仕方について具体的に知らせ、整理整頓がより意識できるようにしていく。
言葉
劇の練習をする前に、セリフを覚えられるように保育室に貼り、自分たちで見て覚える様子が見られた。本番に向け練習を進める中で、劇においてセリフは、次に言う人のことを思い聞こえるような大きな声で言うこと、自分の出番がわかるよう、ほかの人のセリフを聞き、動きをみることを伝えていった。だんだんとセリフを覚えていくと、セリフを言うとき感情をこめて言う姿も見られてきた。
表現
生活発表会では、冬のパーティーに続けて世界をテーマにし、日本の昔話から『うらしまたろう』、世界の昔話から『ブレーメンのおんがくたい』を選んで劇をした。合奏では『小さな世界』を演奏した。劇でセリフがまだ覚えていない頃は舞台に立ってセリフを言うのみだったが、覚えてくるとセリフに合わせて自分たちで動きを考えて表現していた。本番では休みの子が多く、子どもたちと話し合って代役を立てることに決め、勇気をもって手を挙げて代役をしてくれた子もいた。今回のことを通し、子どもたちがほかの人の役をよく見ていることに気づき、全員で劇を発表する機会で、より表現が豊かになるような言葉かけ、舞台作りをしていく。…
健康
園内で胃腸炎が流行し、クラスでも多くの感染が見られた。保育室内で嘔吐する場合もあったので、看護師の指導の元、適切な嘔吐処理の仕方や感染防止に努めた。クラスでは鉄棒で遊んでいる際、落下し骨折をした子がいたので、職員の危機意識や見方の改善と共に、子どもたちにも普段の生活や遊びの中で「この遊びの仕方は大丈夫かな」と予測や、この先の就学に向けてより危機意識を持てるよう話し合いの場を設けた。行事では冬のパーティーでのご飯のバイキングがとても楽しそうな様子が見られたため、バイキングをきっかけにクラスでも給食のお当番さんが主菜・副菜もよそるようになった。
人間関係
胃腸炎など体調不良で休む子が多く、仲の良い友だちがいない場合、そこから普段関わりが少ない友だちと遊び、相手の良さに気がつく様子が見られた。また、お当番活動では、休みの子がいることに気がつくと代わりに手伝ったり、育てているヒヤシンスの水替えをしてくれる様子が見られた。友だち同士で協力し、助け合う姿を尊重し、見逃さず褒めるように関わった。今後も優しさや助け合いを大事にするクラス作りをしていく。
環境
クラスでベイを取り入れ、年末のため大掃除があったので、保育園・クラスの必要なことを話し合い、まずは集めることを目標にした。初日から気がつくと率先してホールの雑巾がけや靴箱の掃除をしてくれる姿が見られるなど、意欲が高まっていた。もらったベイを数えて友だち同士で自慢しあったり、嬉しそうに話す様子が見られた。来月のお店屋さんごっこでは、今よりもより深く、数の仕組みを一緒に知り、両替えなども取り入れていこうと思う。
言葉
おはなし会で、詩の紹介をしてくれたので、詩とはどういうものか、言葉の美しさや響きを感じられる機会を作った。また友だちが間違ってしまったときの伝え方や教え方が強くなってしまう場面が多く見られたので、相手の思いに寄り添いながら優しく伝えられるよう言葉添えをしたり、言葉を知らせるようにした。
表現
冬のパーティーで楽器(タンバリン・トライアングル・鈴、鍵盤ハーモニカ・木琴)を使いクリスマスソングメドレーの演奏をした。最初は指導がうまくいかず焦りもあったが、相談を重ねながら楽器別ごとに練習を重ね、本番まで無事に完成することができた。本番では自信をもって参加することができ、今までで1番上手な演奏を披露することができ、子どもたちも満足した表情を見せていた。今回の楽器演奏を通し、様々な楽器に触れる機会を多く作り、来月の生活発表会でも合奏を行い、思い出に残る演奏ができるよう援助していく。…
健康
朝晩の気温はぐっと下がったが、日中過ごしやすい気候の日が多く、芋掘り遠足で遠くまで歩く練習もかねてまだ行ったことない遠い公園に行く機会を増やした。春と比べて体も成長し、体力がついたことで、たくさんの距離を歩けるようになり、また午睡時間に寝なくても平気な子が増えた。食事では、子どもたちがやりたいと話していたお当番がご飯をよそるのを始め、しゃもじの持ち方や食べる人の気持ちを考えて丁寧によそうよう伝えた。ご飯が上手によそれるようになったら、就学を見越してみそ汁もよそうように進めていこうと思う。
人間関係
運動会を経てから、集団活動をした際に見通しをもって自分たちで考えて行動したり、朝の会など集中が必要な場面で、子どもたちが気付いて教え合ったり、クラスの中での立ち位置が中心にいる子が呼びかける様子が見られるようになってきた。その中で、友達同士の関係性や伝え方によって傷ついたりトラブルがあるので、見極めながら自分たちで解決できるよう援助していく。
環境
芋掘り遠足で、畑に行って芋を掘ったり、畑にある野菜や果物を実際に見ることができたのが良い経験になったように思う。クラスでは、育てやすいヒヤシンスの球根を一人ずつ水栽培で育てている。名前をつけて愛でる姿が見られたり、また責任をもって毎日水替えをすることで変化にすぐ気付き、生長を嬉しそうに話している。さやえんどうをプランターで育てているが、大事にクラスで育ててクッキング活動に取り入れようと思う。
言葉
毎月サッカー教室を行っていることもあり、今行われているワールドカップに興味を持つ子が多く、朝の会で試合相手の国名と世界地図を見ながら場所を確認していた。世界の文化や言葉にも興味を持っている様子が見られたので、世界に関する本や図鑑を用意した。友だち同士の会話では、相手を思いやる言葉かけや伝え方が増えてきて、言い方が強いなどのケンカが減った。今後も子どもたちでの話し合いを大切にし、必要な言葉をかけられるよう保育をしていく。
表現
芋掘り遠足とバス遠足の経験画を描いた際、以前と比べ思い出深い場面や場所が見てわかるように上手に描けていて、絵画の成長を感じた。もっと絵が丁寧に、より情景がわかるよう「周りに何があったかな?」「肌の色は何色かな?」など一人ずつ声をかけていきながら完成させた。経験画を通し、もっと表現が広がっていくよう個人で使用するクレヨンを用意し、絵画活動を増やしていく。…
健康
全員が体調崩すことなく元気に登園できた。月末にある大きな行事の運動会を控えて、体調管理の大切さを伝え、手洗い・うがいを決まった時間に必ず行い、運動会の練習をした際には暑さや全力で取り組むことによる疲れがあることを考慮して、午睡時間をその都度確保できるようにした。また、爪に土が入ったら、水道にかけてある爪ブラシを自然と使い始める様子が見られ、細かいことに気を配り清潔をより意識できるようになった。食事では運動会の練習で体を使う時間が多く、よく食べるようになりおかわりをする子が増えた。食事の際には椅子の座り方などの姿勢について気をつけて見ていき、食事の挨拶をする理由を伝えた上で個々で食に感謝をして挨拶ができるようにした。
人間関係
今年の個人競技では、縄跳び・竹馬・鉄棒の中で自分たちが選んだ種目を発表した。その中で難しい技に挑戦したいと努力する子が多く見られた。特に選んだ竹馬の子たちは、まず乗れるようになるために毎日練習を重ね、どんどん乗れる子が増えていく中で運動会が近づいてもまだ乗れない子たちは、友達との差に焦ったり悔しくて落ち込む様子が見られたが、諦めずに努力したことで全員が乗れるようになった。個人競技を通し、今まで人と比べてできないと感じていたことが、できるようになったことでより自信になり、前向きにつながった。挑戦して成功できるようになってきて、本番も自信をもってのぞめていたと思う。一人一人の可能性や気持ちを見極めて、一緒に目標を達成できたり努力できたことは最後の運動会としてとてもよかったと思う。
環境
保育室に落ちている物やごみを進んで拾ったり、本棚やロッカーの整理整頓が自然と行えるようになってきた。落とし物を拾うと「誰のかな?」と呼びかけをする姿が見られるようになり、少しずつ室内環境の綺麗さを継続したり、一人一人が自分のこととして捉えるようになってきた。また、余った画用紙や折り紙を置く箱を用意し、「みんなだったら何に使うかな?」と投げかけ、意見が出た中で、再利用しやすい形に切ると使いやすいことを伝え、今後物を大事にすることを具体的に伝えていこうと思う。
言葉
運動会のリレーで走る順番を決めるために、チームに分かれて話し合いを行った。その中で、「先頭とアンカーは1番速い子が走った方がいい」「じゃあ真ん中の順番ははどうしようか」と子どもたちの中でどんどん意見を出して話し合いを進める様子が見られた。年長組になり、自分や友達の走る速さを何となく理解している分、自信のない子があまり意見を言えない部分も見られたため、子どもたちの考えていた「勝つための作戦」は大事にしながら、みんなが納得できるよう、相手への伝え方や友達を大事にする気持ちを伝えた。2回目の話し合いでは、みんなが積極的に意見を伝えあえる話し合いができていた。今後の活動では徐々に子どもたちだけで話し合いができるよう言葉添えしながら援助していきたい思う。
表現
運動会でソーラン節を踊った。ソーラン節は北海道のニシン漁の際に唄われたこともあり、踊りを指導するときに「ソーランソーラン」は大漁の網を漁師さんが引っ張り揚げるイメージなど、踊りを部分的にわかりやすく最初に伝えた。子どもたちは運動会で踊ることを伝えてから、自分たちが踊ることをとても楽しみに練習を重ねるたびに、踊りの中の掛け声が大きくなり、踊りの表現が豊かでかっこよくなっていった。本番も気合いの入った踊りを見せることができ、年長組らしい運動会になったことを誇りに思う。…
健康
まだ残暑があり、気温が高い日が多かったので、戸外では積極的に水分補給を促した。給食の時間の流れを変え、おかわりをする時間を長くとるようにしたこともあり、少しずつ食べる量が増え、残量が以前より減った。自分たちで食べる時の姿勢を正し、濡れティッシュを用意することで食後に自分の机と床を拭くようになった。また運動会の個人種目を見据え、鉄棒や縄跳びなど様々な運動に触れる機会を作るため、運動カードを取り入れた。カードを片手に、園庭に出ると一生懸命に練習する様子が見られる。
人間関係
夏祭りのお店屋さんで、幼児3クラスの仲良しグループで買い物をした。買い物の様子を見ていると、ゆり組・すみれ組の2人をお世話することが大変そうであったが、「何にする?」「〇色のお金を出してね」と優しく伝えながら、一生懸命にリードする様子が見られた。今回の異年齢での関わりを通し、より年長の意識が高まり貴重な経験となった。今後も年下の子に限らず、相手との関係性を考えながら言葉や接し方を考えられるように、日常の中でもさりげなく伝える機会を作る。
環境
本棚の本が横になっているとなおすことや、床にゴミが落ちていると拾って捨てるなど、子どもたちから気付いて行動に移せるようになってきた。今後も、身のまわりをきれいにすることや整理整頓することを心地よく感じる気持ちを大切にし、継続していけるように配慮していく。また、必要な道具があれば準備し、その際、適切な数や大きさを揃えることに留意していく。
言葉
友だち同士の会話の中で、乱暴な言葉遣いが聞こえることもあり、その都度子どもたちに「その言い方はどうかな」と投げかけることにより自分たちで考えさせ、他の言い方を知らせるようにしている。日々の活動の中で、あえて難しい言葉を使い、知識を増やすことや興味を集めるようにしている。また世界の文化に興味・関心が見られ始めたので、世界地図を部屋に貼り、世界のニュースや食べ物などを朝の会で伝えているが、来月も引き続き行っていく。
表現
夏祭りに飾るちょうちんをはりこで制作をした。風船を膨らませ、まず新聞紙を全面に貼ったあと、障子紙を3周ほど貼り、最後に絵の具で絵を描き完成させた。子どもたちは風船を割ることを楽しみにしていて、割ったあと綺麗に丸くなったのをみて、歓声が起こった。障子紙を貼る過程で、風船が大きいことで、何日もかかってしまい、途中で飽きる子もいたのだが、保育士が手伝いながら無事に終わらせることができた。この制作の中で、完成した時のイメージをしながら、丁寧に行うことと、辛抱強く頑張ることと大切さを繰り返し伝えた。ちょうちんをホールに飾ると、夏祭りの雰囲気になり、当日も楽しめた。…
健康
天候がいい日が続き、プール活動が例年に比べてたくさん行うことができた。プール活動では始まる前に立てた目標を意識し、潜ることや泳げるようになることに対して頑張る様子が見られた。プールを習っている子が多く、クロールや平泳ぎを披露し、憧れて泳げるようになりたいと思う子が多かった。プール活動を通し、全身を使ってのびのびと遊ぶことができた。来月は運動会に向けて、竹馬・鉄棒・縄跳びの活動を取り入れて、一人一人の運動能力や体の使い方を向上できるよう援助していきたい。
人間関係
夏休みで毎日休みが多かったこともあり、いつも遊んでいるグループや友達だけでなく、関わりが少ない子とも遊ぶ様子が見られ、そこで新しい友達関係が生まれたことで、人間関係がより広がったように思う。しかし子どもたち同士の関係性によっては、発言力の違いや伝え方が原因でトラブルがあった。そのような場面では子どもたち同士の関係性を踏まえながら丁寧に仲立ちをしていった。お互いの思いのぶつかり合いがあっても、相手の良さに気が付くことから、相手の思いを受け入れることへとつながり、より友達関係が深まるように援助していく。
言葉
ハガキの書き方と古くからの伝統の慣習を伝える機会として、産休中の職員へ暑中見舞いを作成した。子どもたちにどのような言葉で伝えると相手が喜ぶかを投げかけると、子どもたちから「赤ちゃんの名前は何ですか」「赤ちゃんは元気ですか」という意見がでてきた。平仮名表を見ながら書く子や友だちに教えてもらいながら取り組む子など様々であったが、全員が一生懸命に取り組み、思いをこめて丁寧に字を書く姿が見られた。これからも言葉の使い方や言葉の美しさを生活の中で子どもたち自身が見つけられるようにしていく。
環境
生活の節目として、自分たちで引き出しやロッカーの整理整頓をした。行う中で、何が必要かどのように並べたら見やすいかを考えながら行うようにした。繰りかえし行うことで、少しずつ意識するようになり、物を入れる際に綺麗に入れる様子が見られた。身のまわりをきれいに飾る心地よさを感じ、「整理整頓って気持ちいいね」という子どもたちの声も聞かれたので、来月も継続して様子を見ていき、小学校に向けて自分の身の回りのことが見通しを持って行うことができるよう援助していく。
表現
夏祭りの盆踊りで使用するうちわの飾りで、ひまわりの切り絵を作った。はさみの切りこみと折り紙の工程が難しく、挑戦する制作になった。そのため、たっぷりと活動時間を取ることで余裕を持てるようにし、制作を行った。個々のはさみのレベルに差があり難しそうにしている子に対しては、自分の力で完成できるようにその子にとっての必要な援助を考えながら進めた。一生懸命に取りかかり、完成すると達成感が見られ、とても喜んでいる姿が印象的だった。
…
健康
6月の後半からぐっと気温が上がり、夏らしい暑い日が続き、プールに入る日数を週4日に増やしたことで例年よりたくさんプールに入れて喜んでいた。プールが始まっても体調崩すことなく過ごせているが、家族内に新型コロナウイルスに罹る家庭もいたため、食事や午睡時などのマスクしてない時間は特に注意を払った。熱中症の予防のためと、決まった時間の水分補給やうがいなどをおろそかにしないよう、担任が把握し呼びかけを繰り返すことで全員が率先して行うようになった。今月から給食当番におやつの配膳を加え、気を付けながら牛乳やお茶を注ぐこともしている。
人間関係
グループ変えをした際、仲のいい子が同じグループだと喜んでいた姿が見られた。グループ名を決める場面では、4月に比べてみんなで話し合って決める意識が強く、「どうしようか」「何がいい?」と中心になって話を進める子、「○○がいい」と意見をいう子がいる中で、話が進むにつれ、全員が納得した答えを導けるように話し合えたグループが多かった。その中で、自分の意見を貫く子がいてなかなか決まらないグループもあったが、子ども間で折り合いをつけ、自然とまとまった。この活動を通し、それぞれの人間関係が構築された中で、きちんと意見を言い、また折り合いがつけられるようになった個人の成長が見られてよかった。
環境
苗で育てていた野菜とハーブをみんなで収穫し、ピザ作りを行った。ピザは餃子の皮に好きな野菜や具材をのせて作った。オーブンで焼き上がったピザを見て、歓声が起こり、実際に食べると「とてもおいしい!」という声が多かった。野菜が苦手な子も積極的に挑戦し、食べられた喜びを一緒に共有した。
園庭で見つけたコオロギやダンゴムシを虫かごに入れ、「エサは何を食べるかな」と話しながらみんなで調べるなど生き物に興味をもって育てる姿が見られた。
言葉
トラブル・ケンカになる理由が、お互いの言葉の認識の違いが多かった。そのため、受け取り方によっては、嬉しかったり悲しむこともあることを伝え、そして、不快な思いを感じさせない心地良い言葉や、やり取りの仕方を提案し子ども間で解決できるように仲立ちした。毎月の歌やお当番活動を通して日付などに触れていく中で、知らない言葉や難しい言い方をあえて知らせ、興味を持ち、知識になるように取り入れている。子どもの興味・関心を言葉や行動から拾い、どんどん深めていけるようにする。
表現
スイカを実際に用意し、絵画活動を行った。スイカの手触りや模様を観察し、黒のペンで描いた後、絵具で色を塗った。ペン描きでは、模様をよく見て描く子がいたり、想像を膨らませ、カブトムシやスイカを切った時の絵を描く子もいて、個性が表れた作品になった。始めて絵具を使うため、大小の筆の使い分けやパレットの使い方を教えて進めた。絵具では中心部分と端の方では色の濃さなどが違うことに気付き、絵具で再現している子もいて、年長らしい制作ができた。トウモロコシの皮むきも行い、夏ならではの食育や活動を来月も取り入れていく。…
健康
梅雨明けしてから気温がぐっと上がり、シャワーが始まった。シャワーやプールが始まるにあたって看護師からプライベートゾーンについての話を聞き、男女に部屋を分けて着替えを行うようにした。シャワーの度に、衣服を畳むよう声かけをしていくと、だんだんと意識して進んで畳む姿が見られるようになった。また虫歯予防の日に、歯ブラシを持参し、みんなで歯磨きの練習をし、今後も歯磨きの大切さを理解した上で取り組めるように行った。
人間関係
グループができ、人間関係がはっきりしてきた中で、いつも仲のいい友達以外の子に語気が強い言い方をしたり、親しいグループ間でも発言の力加減や相手との関係性を見る姿が見られた。そのため、子どもたちの遊びの様子から関係などをよく観察し、適切に仲立ちできるようにしていく。
言葉
友達との会話の中で、相手の受け取り方で傷ついたり、ふと発した言葉の内容でケンカ・トラブルになることがあった。状況を聞き、話し合いをする中で、「こういう言い方はどうかな」と提案し、お互いが納得いく方向へ導けるように関わった。また子どもたちだけで解決できるよう話し合いをするとき、相手になぜそのような行動をしたのか理由を聞き、友だちの立場になってもう一度考えることの大切さを伝えた。少しずつ相手の思いを汲みながら自分の意見をはっきりと主張できるようになったが引き続き援助していく。
環境
制作した作品をどのように飾ったらいいか、のりやペンなどの道具の片づけ方などの保育室の環境設定を子どもたちと一緒に考えるように投げかけた。子どもたちからペンなどは色別に分けた方が見やすい、作った作品はきれいに並べた方がいいねと自分たちで考える姿が見られた。また、天候がいい日には泥んこ遊びを行い、全身を使って泥の感触や水の気持ちよさを感じて楽しく遊ぶ姿が見られた。
表現
七夕行事に向け、笹飾りと七夕制作を行った。今回は折り紙を多く用いて制作した。笹飾りではハサミで切り込みを入れて、伝統飾りの貝を作った。笹に飾るとくるくる回り綺麗に見えるため完成すると喜んでいた。七夕制作では、折り紙で織姫と彦星の着物と顔を作った。顔をペンで描いてもらうと、性別がわかるように描く子が多かった。また、天の川を表現するのに初めてスパッタリングに挑戦した。実際にやってみると、絵の具の量や歯ブラシでこする力加減の調節が難しく、「難しいな~」という声もあったが、やっていく中でコツをつかみ綺麗な天の川が完成できた。…
健康
進級してすぐの頃は気持ちが不安定だった子も、新しい環境に慣れ生活リズムが整い、午睡をとれるようになり、安定してきた。春の陽気で晴れて暖かい日が多く、散歩に積極的に行き、活発に体を動かして遊んだ。給食では箸のみに移行し、不安そうにしている子にはそばで手を添えて箸の持ち方を伝えていった。また、献立を発表し、どんな食材が入っているかを知り食への意欲を高められるようにした。
人間関係
進級し、年長として身の回りのことなどがんばろうとする姿が増えた。相手を指摘したり、集団で友だちにちょっかいを出してトラブルになることがあり、保育士が前後の話しや様子をしっかり見て仲立ちをし、導いていけるようにした。異年齢児で散歩に行く機会を作り、年下に対して優しく接したり、リードする姿が見られた。
環境
園庭で男の子たちがだんご虫、こがね虫を見つけ虫カゴに入れて観察を楽しみ、公園ではバナナ氷オニをして全身を思い切り使って楽しんで遊ぶ様子が見られた。女の子たちは泥団子作りに夢中になり、「お水少しつけるといいよ」「白砂をかけるといいよ」と固い団子になるように意見を出し合っている様子が見られた。桜や菜の花など散歩道で見つけてみんなで「きれいだね」と見て楽しんだり、そして、園に持って帰り、紙コップに水と花を入れて大事そうにするなど春の自然に触れる様子が見られた。
言葉
保育室にひらがなの表を貼ったことで、表を見て書く姿が見られたり、絵本を読むことが好きな子が多く、長めの本を好んでじっくり読む子が多くいた。遊びの中で相手への言い方でケンカをすることがあり、相手にしてほしいことをどのような言葉で伝えるのか、そして、相手の合意を得られる伝え方を一緒に考えていくように関わった。人形劇を児童館に見に行き、それぞれ感想を伝える場面で、きちんと話の内容を理解して自分の気持ちを話せていた。
表現
こいのぼり制作は、格子編みに挑戦した。去年一度、遊びで経験したこともあり、手本で保育士が見せるとスムーズに進めていける子が多かった。縦・横と交互に紙を入れる制作で少し難しかったが、制作が苦手な子も「どうやってやるの?」「あってる?」と意欲的に取り組み一人で完成できるように側について進めた。子どもの日の会では、クラスの代表2名が前に立ち、自分で制作した鯉のぼりの頑張ったところを堂々と発表している姿が見られた。折り紙で風車を折ったこと、目を自分たちで丸く切ったことを挙げていた。…
健康
生活リズムが変わったことにも慣れてきて、一日を通し安定して過ごせるようになってきた。自分のハンカチとティッシュを活用することにも慣れ、戸外で手を洗った時や鼻が出た時に活用にしていた。また、就学に向け、生活の流れの中で時間や決まりを意識して行動したり、ふさわしい態度とは何か考えたりするようになってきた。今は何をすべきか、次は何をすべきかなどを自分で気付けるようにし、見通しをもって行動できるよう促していった。
人間関係
卒園に向けての活動の中で、友だちと過ごす園生活が残り少ないことに気づき、どう過ごしたいか話し合った。互いの意見や思いに違いがあり、ぶつかることはあっても、そこで喧嘩をして終わってしまうのと、どうしたらお互い気持ちよく遊べるかを考えて一緒に遊ぶのと、どちらがいいか考えようと投げかけた。すると、子どもたちなりに自分の考えや思いを話し、自分たちで解決しようとする姿も増えていった。話し合いや遊びの中で、お互いの違いを認めながらどう関わっていくかを考えられるようになってきたため、もめごとがあってもあまり深く介入せずに見守るようにした。
環境
室内遊びが充実するよう、ラキューや工作用品などを多く取りそろえるようにした。すると、机上でじっくり構成遊びを楽しめるようになり、落ち着いて過ごせるようになった。カードゲームやボードゲームでも、友だちや保育士と勝ち負けを含めて楽しめるようになった。遊びが広がる中で片付けが追い付かなかったり、あちこちに拠点を置いて遊んだりすることもあったため、どこまでやるか、いつまでに片付けるかなどを明確にして気切りを付けられるようにした。園庭や戸外では、縄やマットを使って遊んだり、自然物を生かした遊びを考えたりするようになり、工夫して遊びを展開していた。
言葉
卒園式に向け、自分が一年生になったら頑張ることや一年間の思い出の言葉を考えていった。自分なりの言葉で表現することを大切にしながら、写真を見ながら思い出したり、会話の中から言葉を引き出したりしていった。また、卒園式はどういうものかを考えながら、卒園児としてどんな風に言ったらかっこいいか、友だちの話を聞く時はどんな態度がふさわしいかを問いかけた。すると、自分や友だちの成長を喜び、見守ってくれた人への感謝の気持ちを伝えるものだということに気づき、堂々と発言できるようになっていった。卒園児の歌もすぐに覚え、心を込めて歌えるようになっていった。
表現
生活発表会が終わり、見てもらうことや褒めてもらうことに喜びを感じるようになった。その気持ちや自信を卒園式にも生かせるよう、言葉や歌を練習していった。卒園式のイメージがわくようにホールでリハーサルをした際には、いつもとは違う厳かな雰囲気を感じ取り、年長らしい態度で臨むことができた。自分の成長を認めてもらうことに喜びと誇りを感じ、卒園式を迎えることができた。卒園制作では、全クラスの誕生日ケーキを作った。クラスカラーや年齢を考えながら友だちと話し合い、工夫しながらケーキを作り上げていた。…