排便時に苦痛を伴う子どもたちが少なくない。
対策としては、便量が多いか少ないかを見ることが大切。
少なければ、よく便秘の治療に書いてある繊維成分の多い食事も一つの対策。
少なくなければ、
- ①排便は習慣性が強い
- ②便が出そうになった時に遊びが忙しくなったりすると便意は消失
- ③便が汚いものという意識を持たされると人前では我慢するようになる
- ④便は必ずオマルやトイレでするようになどと言われすぎると便を我慢する
- ⑤便が出た時に臭いとか、パンツに出てもらしたとか言われると隠れてするようになる
ここに挙げた5つの注意をして、便が出た時は喜んでやることが大切。
よく注意してみていると、便が出そうな時は分かるようになる。
その時にパンツの中でも、紙おむつの中でも、オマルでも、トイレでも、やんわりと誘導してみること。
しかし出るまで頑張るのはよくない。少し経ってでなければ次の機会を待つ。
こういう繰り返しでうまく行かなければ緩い効果の下剤をしばらく使う。
これまで、1歳前後から排便時に苦痛があり、7歳くらいまで下剤が必要であった子どもも少なからず診てきた。