健康
戸外に出る時に半袖で過ごす子もいた。声は掛け、子ども自身の温度調節に任せていた。後半は感染症が流行したため、体調を崩す前兆を早めに見つけていきたい。換気や消毒は引き続き気を付けていく。就学に対して意識してきた。一人ひとり疲れや、気負っているストレスの出方が違うため、スキンシップは大切にした。また、詰め込まないように活動を工夫したい。散歩では体を思い切り動かし道中の花や、風の冷たさなどの発見を大切にし、季節感も感じられた。自然物にもっと興味が出るように発見したものの飾り方や扱い方を保育者も考えていきたい。
環境
当番活動で、掃除班のくじ引きや給食の手伝いなど、就学に向けた新しい仕事が増え、自主的に始め声を掛け合う姿があった。保育者も褒めるのはもちろんだが、見守って子どもが自分たちで気付けるようにした。
2月は小学校交流(一年生体験・縁日)や、近くの園と年長交流(ドッジボール)が1回ずつ行う事が出来た。小学校に就学の意識は持ち始めていたが、知識だけでなく直接見て感じて、「はじめまして」の経験が増えたことで自覚を持ち、生活の意欲にも繋がった。3月も散歩時などに小学校を見て回りたいと思う。
言葉
楽しくなると悪い言葉も使っている場面が見られるが、卒園制作でぽかぽか言葉の木を作ることをきっかけに、また言葉遣いに意識が向いたように感じる。帰りの会で嬉しかったことや、1日の感想、目標の振り返りなど好きなことを1つ発表している。友だちの前で文章を考えて言う事も経験が積まれていると感じた。また、お別れの言葉を春夏秋冬のグループごとに何が楽しかったか、何をしたか、どう頑張ったか等思い出しながら考えていった。思い出話が盛り上がり会話も弾んでいた。緊張しても、自分の言いやすいように変えられるように温かく見守っていきたい。
人間関係
年度末になり、友だちとのトラブルが減っている。また、友だちとの絆が一層深まり思いやりもある。言葉で意見を交わす事も上手くなり、今までの経験から互いに折り合いをつけて話し合いが進む中で、毎度譲る人や譲られる人が同じになってきた。子ども同士の決定ではあるが、納得のいくように、また今までよりもなお視野を広げられる声掛け、対応が必要だと感じる。双方の意見を尊重した上で子ども自身がどうしたら良いか気付けるようにしていきたい。感染症で後半自粛していた異年齢交流も再開していければと思う。
表現
卒園制作や歌を決めて取り組んでいる。名前を書く機会や、鏡を見て自分を描くこともあり、自分について、卒園について、製作などの表現活動の中で自覚していっている。
小学校で遊んだ紙飛行機が流行し、折り紙でもコピー用紙でも様々な種類を作っていた。作り方を覚えた子は周りに教える姿もあり、大人数で楽しんでいたためそのまま卒園式の壁面飾りにすることになった。作る時の見通しが立つように、完成予想図だけでなく見本を作っておけばよかったと反省。何のために、どうやって続きを作るか、子どもたちとしっかり話し合っていきたい。…
健康
寒い日が続いたが、戸外に遊びに行くと数分で上着を脱ぎ活発に走り回って遊ぶ。正月あそびと同時に伝承遊びの『はないちもんめ』や『かごめ』で遊ぶ姿が見られた。はないちもんめは昨年のきりん組とも遊んでいたが歌が曖昧だったため保育者と一緒に始め、友だち同士でも遊びの中の話し合いを楽しみ、だんだんと進行できるようになった。散歩では初めて保土ケ谷公園に行き長い道のりを歩いた。遊具やボール、羽子板などさまざまな遊びで体を動かし楽しんだ。散歩に慣れてくるにつれて危機管理が疎かになっている姿もある為交通ルール等また改めて話していきたい。
環境
凧あげをしながら風の方向や強さについて「あっちから風が来てるよ」「じゃあどう飛ぶかな」と会話し風の強さによって持ち方を変えるなどの工夫もしていた。また、霜柱を見つけたことで夏に手袋に水を入れこおらせたことを思い出し、「寒い冬なら外に水を置いておけば氷になるかな」と相談し実行していた。3日に一度程確認しては水を少なくするなど氷になる方法を考え、周りの子も不思議そうに見守っていた。(2月に雪が降った際に確認し氷が出来た)子どもの興味関心に応じて小さな実験や経験もクラス全体に共有して好奇心を大切にしていきたい。
言葉
友だち同士で遊びの一環、面白い言葉としてちくちく言葉を発することも増えた。好きで発言しても中には嫌がる子もいることや、年下の子が聞いて気持ち良い言葉か問い掛けた。自分は気を付けているか一緒に考え、言葉には責任があることを伝えていきたい。また人を見て、虚言することも語彙の増加とともに増えているため気持ちを聞きながら一緒に伝え方を考えていく。文字への意欲は以前よりもあり、書初めでは全員が楽しみながら、初めての墨や筆、半紙の質感を感じていた。何枚も名前や動物の文字を集中して書き、書き順は曖昧になりながらも友だちに聞いて取り組んでいた。
人間関係
年下児のお世話が増えた今月はひよこ組と遊んだことがきっかけとなった。いつも通り「小さい子と遊んでくる」とホールに行き、その日は数人で部屋まで送り給食準備や着替えを手伝った。初めての経験で嬉しそうに報告する友だちの姿を見て翌日から行きたい人が順番に行くようになった。自分たちで行く人を決め、「まだ行ったことない人から」「3回目の人はじゃんけんで」と譲ったり譲られたりして話し合いを進める。自分の思いが先行することもあるが仲介する友だちもおり公平に行けるように考えるようになった。また、年下児の関わりに不安がある子も友だちに誘われたり話を聞いたりするうちに一度は行ってみて大変さや楽しさを味わうことが出来た。あひる組、うさぎ組とも着替えや寝かしつけ等で関わり保育者たちからの「ありがとう」と言葉でさらに自信を付けているため、小学校で最低学年になる前の今の時期に継続していきたい。
表現
友だちと一緒に協働制作を楽しんだ。後半に節分の鬼制作を初めての張り子作業で取り組んだ。完成はいつごろか、飾り付けに何日かかるか等話し合いカレンダーに書いておき、やり方表にマークをつけて進み具合を分かるようにした。節分当日に急いで行う姿も見られたが、ペアの子と計画して早めに出来上がらせる子、声を掛け合って交代し順番にやる子、カレンダーを見て一気に仕上げるペアなど人それぞれだった。また、丈夫にするも、途中で辞めるも個人の自由で興味に合わせて進行や完成は個性が出ていた。節分の作品紹介を考える中で、友だちと協力しないとできない事、継続の大切さ、完成した達成感などを話し合い、感じられた。卒園制作などは子どもたちの興味やアイディアで出し合っていきたい。…
健康
園全体では胃腸炎が流行していたが、体調を崩す子はほとんどいなかった。衣服は自分たちで選び調節していた。子どもの意見を聞きながらも健康的に活動できるよう配慮していく。地図作りはできなかったが、周辺地図を見てまだ写真の無い公園を見つけたり、保育者が紹介したりすることで新しい公園に行き遊び方を考えられた。道の安全を考えながら足を延ばしていきたい。遊具を楽しむ姿もあるがバスケに続き、サッカーをホールや戸外で楽しみ、走る速度や距離も成長している。
環境
冬の活動についてはもっと冷え込む来月に繋げていこうと思う。冬の行事や年末の鏡もちづくり、食育、ラキューやお泊りパーティーを通して季節感を感じられた。一つひとつ自分たちで楽しいと思えることを見つけたり作り出したりしていた。自然に関わる活動を1月に入れていきたい。
言葉
劇遊びのセリフを覚える際に文字を読んだり、分からないところは友だちを見たり教え合ったりしてわからなかった子も覚えていった。また、人前で恥ずかしがらずに覚えたことを自信もって伝えている姿があった。その後も伝え合いの中で度胸が付いたのかはっきりと物を言える子が増えてきた。聞いて理解はできるが聞く姿勢、話す姿勢を意識していけるようにする。
ぽかぽか言葉の発表回数も増えてきて、友だちの良いところ探しを習慣にしていきたいと思う。
人間関係
トラブル自体は少なく、行事や全員活動を通して団結も深まった。互いの思いは言い方を考えながら伝える事を意識して伝えた。感情的になる時は受け止め、終了してからの話し合いを大切にした。お互いが納得せず中断になることが多いため、話を聞く事を意識づけていきたい。
全体での活動意欲も高まっている。以前よりも前向きな所が増え、友だち同士の支え合いや関わりも十分に深まっていることを感じた。
表現
様々な素材を用意して好きな物を好きなように衣装や贈り物を自分の発想で製作したり、友だちと協力して乗り物や楽器を作ったりして遊びが広がっていった。全員で楽しむというところにもつながった。発表会の演目は遊んでやっていくうちにやる事が明確になり劇も合奏もまとまりがでてきた。友だちのことを見る余裕も出てきて行事後も様々な歌や楽器で劇を楽しんでいた。
歌詞は覚えることが難しかったものの振り付けなどを付けて体で覚えていた。
歌に興味の無かった子も周りが歌っている事で自分もやってみようとしていた。…
健康
運動遊び発表会の余韻からかリレーで遊び、ドッジボールなども順番やみんなが楽しめるやり方を話し合い、進めていた。保育者がいなくても自分たちの力で運動や活動に取り組む姿が印象的だった。後半になるにつれて咳が出る子がいたがよく食べよく動き全体的に体調不良はいなかった。給食の残しが徐々に減っている。行事が近くなるにつれて、課題が見えると楽しさと緊張の始めのような気持ちで疲れが見える子もいた。12月は思いきり遊び休息もしていきたい。
環境
掃除当番が始まったことにより、普段の片付けも細かいところまで目が行くようになり、大変になるのが自分だという事によりみんなで率先して片付ける姿があった。毎日だと疲れてしまうためグループ制に決め、担任がやる日も設けながら徐々に責任を持って行えてきた。
木琴や太鼓を使って遊んでいたこともあったが、楽器の使い方を話し合い自分たちで使い方を変えていた。どんぐりや落ち葉を拾い製作に使った活動では秋から冬にかけての自然に気付きいつも見ない葉の色やつや感、木の実などにも目を向けていた。
言葉
劇遊びの中で台詞をごっこ遊びを通して考えていった。考えた物を字に書き起こした台本を壁に貼ったり個別に渡したりすることで文字や読み方をどんどん知っていった。興味のある子は自分で紙に書いたり、出番のところにマークを貼ったりして理解していた。元々文字が読める子が多かったが苦手だった子も何となく読めていた。また、歌詞も保育者が指で追う事でどこをどこの文字か把握していたようだった。
人間関係
散歩に行く時は大体異年齢とだった。年下の子がいると遊び方が限られるにもかかわらずよく面倒を見て、危険を知らせていた。
友だちとのトラブルは自分たちで話し合いながら相手の気持ちに耳を傾けていた。ただ自分の意見をはっきりと言えるだけに言い過ぎてどんどん感情的な喧嘩になる為、クールダウンが必要。長引き過ぎる時には保育者や友だちなど第三者が仲介に入り気持ちを理解されることで落ち着けていた。相手の立場、自分だったらどうかという事を引き続き伝えていく。
表現
劇遊び、楽器遊びを通して音楽に触れていた。歌詞を覚えるのに苦労したが合奏ではリズムやテンポを個人や友だち少人数と練習して徐々に曲に慣れていっていた。また、ダンスは曲選びから役に似合うものを探し、歌詞を理解しながら振付をしていた。思いつかない所は友だちや保育者と話し合い踊りながら決め、他役のダンスもとても楽しんでいた。劇遊びの背景や小道具づくりをやりたい子が自ら申し出て友だちと協力して作っていた。ぱんだ組との自然物製作ではビーズやマスキングテープなどを活用し冬の季節飾りを考えていた。自分だけでなく協力して作るところが年長児らしく、以前まで製作が苦手だった子も今月は積極的だった。…
健康
寒い日も続いたため、上着の準備を自ら行っていた。戸外で動くと暑くなるなという時もあえて声かけせず見守り、気温の感じ方の判断を見守った。保育者の適切な声掛けもしていきたい。自主的にバトンなどの用具で遊ぶ子たちの様子を見て、帰りに全員で最後に一回だけやってみるなどの保育者が声掛けをしていた。勝ち負けにこだわらずに競争や走ることを楽しんでいた。運動遊びと集団遊び普段の中でも声を掛けてやっていきたい。
環境
秋の自然物を入れるための箱を用意し、子どもとお湯を用意するなど下準備も進めた。来月に制作に使えるように取っておく。また自然物のコーナーも設定していく。身の回りを自分たちで整えていくことや時間を見て見通しを持って活動することが以前と比べて出来てきた。計画を子どもに合わせて分かりやすくその都度めどを付けながら作っていきたい。
サンマを買いに行ったり、ログハウスに行ったり、地域の人と関わる機会もあった。自信をもち、いつもと違う空気感などを感じて規範意識を持つ姿があった。
言葉
自分たちの思いを周りの人に伝える、また話を聞くということも少しずつ信頼しながら出来ていると思う。友だちや、自分の発言に責任があることを少しずつ知り、ちくちく言葉やぽかぽか言葉について子どもたちからも身についたことが出てくるようになった。トラブルの際の言葉遣い「どう言ったらいい気持ちかな」と一緒と言い換えを考えた。朝の会などで出来ていない時もある為、ゆとりを持ち習慣化していきたい。また、文字に興味を示す子が多く、文の多い絵本も集中して聞いている。
人間関係
運動会の雰囲気にのまれることなく自分らしさを表現しながら、友だちとみんなで考え、行う楽しさを味わえていた。いい経験を活かして友だちへの思いやりや協力する集団意識をもっと広げていきたい。行事をきっかけに絆が深まり、トラブルがあっても友だちの思いを受け止める姿が印象的だった。
友だち同士で興奮するとなかなか冷めないところがあり、危険もあるため、見守りながらも耳に入りやすい状態で声を掛けていく。
表現
さんまの模写は子どもたちが興味をもって紙を渡すとすぐに書き始めた。絵の具を自由に出して使う子もいれば、声を掛けられ使う気持ちになる子もいる。集中してどんどん世界観を足していく子やそれを見て自分の作品に取り入れる子もいる。また、色鉛筆やペンなどの方が細かく使いやすい子もいる。
3クラス合同製作の時には率先して道具を器用に使って年下児を手伝っていた。また、足りないものも今迄の経験を生かし、様々な素材と画材を取り出し使っていた。…
健康
汗をかいたときに声を掛け、そこから自分たちで着替えが出来るように見守った。水分補給も自分たちで進んで汲み合って行う。
戸外にバトンを持っていき、リレーやかけっこを自然と遊び始めていた。線を描くための物を準備し、遊びやすくしていく。使い方も様々だったが安全に遊んでいた為見守っていき、更なる遊びに広がるように参加し身体を一緒に動かしていく。
環境
お神輿を作る中で祭り関係の絵本にも興味を示し、当日はやらないと言っていた子も楽しく友だちや年下児に関わり年長児としての自覚を持って行事に参加していた。ひとつひとつの経験を大事に次の行事への期待感を持っていく。
オクラがまだ実が出来ていた為、収穫を続けた。サツマイモにも興味を示していたがもっと育つ予想が出来るように絵本や図鑑などで興味を深めていく。
言葉
ちくちく言葉やふわふわ言葉、嬉しい行動などを話し合っていく事で一人ひとりが意見を言う場にもなり、考える様子が見られた。共感して話しやすい環境や時間へのゆとりを持っていく。
長い物語や文字の多い短編集を読み聞かせしていたが、内容を理解し、続きを楽しみに待つ様子があった。季節の本等も置いて遊びや興味、知識を広げていきたい。
人間関係
秋祭りの前から異年齢での交流を盛んに行い、一緒に散歩などに行く機会も多かった。
以前よりも仲の良い子や名前を覚えている子が他クラスにも大分増えてきて、親しみを持っている。関わりに興味がなかった子も秋祭りでは戸惑いながらも、優しく声を掛け、見本になる姿があり、色々な関わり方を通して、年長児の自信につながっていると思う。
友だちに対して自分たちで話し合い解決も出来るようになっているが、無視して話にならない場合や感情的な所も見られる。保育者の仲介で一呼吸置き、気持ちを伝え合いを整理しながら耳を傾けられるように配慮していく。
表現
お神輿のポケモンをみんなで描く時間を取ると周りの子を見て意欲的に参加していた。また書いてもらったものを塗るなどして参加していた。
ダンス(エイサー)は演目決めの時に動画を見たこともあり、意欲的で、自主的に踊る姿が見られた。楽器を使うのも楽しみの一つのようだ。年下児に盆踊りなどを教えることで交流でき自信にもつながっていた。運動会の演目も自信を持ち楽しみながら覚えていきたい。…
健康
感染症が出てはいたものの体調不良の子はほとんどいなかった。水分補給を自分たちからする姿があり、戸外でもお茶を自分たちで汲み合っていた。室内でも走った後などは1人が水分補給にいくと周りも気付いている。休み明けも友だち、保育者と安定した関係で久しぶりの登園に不安はなく満足感が勝っていてよかった。少しでも熱いと部屋にいたいという子が多かった。涼しい時はなるべく戸外に出て体を動かし、ホールでもボール遊びやアスレチック遊び、また組体操や体ゲームなどで動いて楽しんだ。
環境
クワガタやカブト虫は触るのが大好きだが、お世話に一時期飽きていた。少人数の時に箱の掃除と土替えを行い、飼育の大変さと達成感を味わったことでまた意欲が出ていた。時間を決めて無理なく触るというルールもできた。生物への思いやりが以前より出てきたように思う。
手袋の氷、炭酸や、スライムを作るなど実験のような遊びが気に入っていた。身近な物や自然の中から「どうなるかな」という探求心をもっと受け止めていきたい。また、掃除に前向きな時は、細かいところまで気付いて箒や雑巾を扱っている。協力して棚を動かし模様替えをして自分たちで部屋づくりをできた為、自分たちで整える工夫をしていく。
言葉
強い口調で話す子も「優しく言ってよ」と友だちに伝えられ、衝突するたびにだんだんと心掛けている様子があった。それでも他人の間違いを強くとがめる場面が何度か見られた。言われてうれしい言葉・嫌な言葉の共通認識を持っていくことが必要だと思った。また、その日に感じた事を言い合う機会を設けていく。 話し合いの時も意見を出すことはためらわす自分の言葉で案を出している。完全に任せきりには出来ないが、子どものやり方を尊重できるように汲み取っていく。また、絵本や物語にも興味を示し、少し長い物でないと満足しなくなってきた。
人間関係
異年齢保育も多かったため、年下児の面倒をよく見ていた。以前も年下児が寄ってくると優しく受け止めていたが、最近は気の合う子を見つけ、誘う姿がある。年長児らしく出来ることは率先して見本となっていた。休み明けにクラスの友だちと再会すると嬉しそうで、遊び足りないような日もあった。友だちとのトラブルも葛藤しながら、互いに理由があることを少しずつ許容しようとしている。遊びの延長でやりすぎる事もある為、気持ちを聞く、感じることを伝えていきたい。後半、担任に聞くのではなくまず自分たちで考え、友達に合わせたり教えてもらったりしながら生活や遊びを整えていく姿が見られている。見守り、適切な声掛けで9月に繋げていきたい。
表現
「にじいろのさかな」を絵画制作として共同で行った。ローラー、筆、飾り付けと3段階で参加したい所で各々行う形にした。海の色を話し合い緑・青・白を豪快に混ぜローラーも友だちと交換し、応援しながら楽しんでいた。筆も今までは色を付けるために使っていたが絵を描くのは新鮮だったようで、興味のある子から1人ずつ行い、絵が苦手な子も仲いい友だちと少人数で行うことで集中していた。友だちの描くスペースを残すという課題が今回はあった。自分が描いたもの中心に折り紙やクレヨンで色を付け、それをみてもっともっととカラフルに仕上げた。みんなで買いに行ったシールと折り紙を活用でき嬉しそうだった。共同製作にもだいぶ慣れてきた為、9月はお神輿の製作をみんなで考えていく。…
健康
気温の低い日は木陰の多い公園で高台に登ったり、茂みで動き回ったりして身体を動かした。またホールでも友だちと相撲や鬼ごっこをしていた。バスケットボールなどボールを扱う遊びが多く、様々なルールのゲームを通して、バランス感覚やコントロール力を競っていた。熱中症について対処などを話し、理解を深めていった。一番大切なのは水分補給を合言葉にして、自ら気をつけようとしていた。給食では育てた野菜もあり、食材そのものの味や食感を味わっていた。「つまみぐい」という言葉で野菜苦手な子も友だちと少しでも食べてみていた。以前より自分の食べられる量を把握してきている。
環境
暑い中でも泥遊びや水遊びを堪能できた。始めは水を出しかける単純な遊びが盛り上がっていたが、温泉づくりや水車タワーなど友だちと協力しながら、組み合わせる遊びにも発展した。
水関係で色水遊び、そこから色付きシャボン玉や炭酸遊びに意見が広がり、遊んでみてどうなるかなと好奇心や探求心が見られた。友だちの色と混ぜたり、匂いをかいだり全身で楽しみ五感を使っていた。カタツムリやダンゴムシの世話やをきっかけに、カブトムシの世話は戦わせて興奮しながらも思いやりを持っている。優しくと声はかけているが具体的なことをもっと話し合っていきたい。
言葉
友だちの前で話す経験や挨拶など当番活動で慣れてきたように思う。急な質問などは考えるのが難しいと感じる子がいる。朝の会の当番が今日頑張る仕事を考えていたが、4つのなかからカテゴリ別の選択制にして慣れて来たら自分で考えることに移していこうと思う。
友だちが話している時に大声で不適切なことを言ったり全く聞かなかったりという姿もある。集中できる環境づくりと聞く大切さを伝えていく。全員で話しを進めることも慣れ、意見を積極的に出していたり、自分はどうしようと意見を考えていたりした。その一方で関係ない話をハンス子もいる為、話の区切りや内容の確認を意識して子どもの思いをまとめていく。
人間関係
友だちの輪に自ら入って行く積極的な姿が見られ、それを快く受けている。友だちによっては、主に物の貸し借りで言い合いになる事が多く、長くなるにつれて口調が強くなり内容がずれ込むことがあった。保育者が途中から仲介し、それぞれの意見を整理していたが、同じような状況の時に友だちが第3者で介入しなだめたり、仲裁案を出したりしていた。また泣いている子がいたら駆けつけ外から見えないように守ったりティッシュで涙をふいたり優しく関わっていた。
また、遊びの延長で言葉や行動が本気になることがある。自分の言動を客観的に見れるように、相手がどう思うかを丁寧に、一緒に考えながら解決していく。
表現
七夕の吹き流し製作や後半のソルトペイントなど共同で制作をした。
自分の好きなように色付けをしていたが周りの友だちの絵をみて世界観を寄せている子もいた。ポスカや綿、ボンドなど前月とはまた違う素材や道具を楽しんだ。徐々に製作に興味のなかった子も「なにするの」と声を掛け様子を見るようになっている。…
健康
戸外に出る機会も晴れ間を見て作れた。暑い日が続いたため水分補給は自分たちでも気付けるように声を掛けて時間をつくった。鉄棒に夢中になっており、友だちの姿を見て新しい技に挑戦し、また、自分なりにアレンジしながら出来る技を楽しんでいた。散歩で遠出をする事もあり、楽しい事を話しながらよく歩いていた。戸外やホールでの運動遊びで疲れた様子もあったが午後は休息する時間なども設けて1日活発に過ごした。静と動の活動
環境
食事をホールですることが数回あり、そのうち一回はお弁当給食で食事の雰囲気を楽しんでいた。暑い日が続き、泥遊び、水遊びをすることがあり、水の流れや気持ち良さを感じ、虹の発見におおいに盛り上がっていた。泥を固める遊びや、シャボン玉の液づくりなどで考え失敗もしながら配合をしたり友だちと話し合ったりして遊んでいた。戸外で虫探しをして部屋で飼育する姿もあった。育てたい気持ちを大切にしながら、適切な飼育を経験できるようにしていきたい。野菜に写生や観察、収穫などを通して自然との関わりも持てた。観察写真などを通してもっと親しみを持てるようにしたい。
言葉
友だちと面白い言葉を見つけて楽しんでいた。ごっこ遊びでも造語や役になりきった口調で遊びを盛り上げた。また、一人ひとりが落ち着いて自分の気持ちを話せるようになってきたため、トラブルの際もクールダウンしながらゆっくりと保育者や友だちの問いかけに応えている。話を聞く時にお気に入りの本や玩具を持って聞くため内容まで届いていない時もある。話を聞きたくなる導入などを考えていく。地域の人への挨拶は元気にしているが面白い言葉と不適切な言葉の境目が難しく言いたいように言葉を出す事もあるため、言葉の使い方をつたえていく。
人間関係
十字鬼を知ってからは友だちと大人数で遊ぶ姿が見られる。1回目はルールの理解に個人差があったが、少しずつやり慣れ、友だちと伝え合いをしながら遊んでいた。異年齢と散歩に行く機会が何度かあり、誘うことは照れていたが公園で虫を一緒に探したり、シャボン玉を吹いてあげたりと喜ばせていた。帰りは慣れてしっかりと手を引きリードしている姿もあり、帰ってから疲れた様子が見られ気を使っていたように思う。年長児としての自覚が持てるいい機会だった。
表現
楽器を手に取れるところに置いたことにより、寝ている子がいる以外は好きな時に楽器を取って楽しんでいる。友だちとピアニカで簡単な曲を覚え一緒に演奏したり、他クラスに数名で演奏しに行ったりと楽しんでいた。
七夕飾りの折り紙製作や吹き流し製作は最初とても興味津々で取り組み、ハサミやシールを使って楽しんでいた。どんな模様にしたいか、形はどうするかもっと話し合い一人ひとりが想像して作れるように進めていきたい。…
健康
感染症が流行り登園を自粛する子、停止になる子がおり人数が揃うことはなかったが、少人数で伸び伸びと遊ぶ姿もあった。戸外では水を汲んで泥遊びや砂場遊びで、イメージを共有しながら身体を使って楽しんでいた。散歩の機会が少ない為体力が以前より減っているように感じる。家疲れなのか午前中既に眠そうな子がいる。休息も入れながら静の遊びを多めにゆったりと過ごした。
環境
画材や素材を自由遊びのコーナーに入れていつでも遊べるようにした。ごっこ遊びや人形遊びに混ぜて使っていたり、ラキューや積木などの組み立てる玩具で物をつくって活用したりお気に入りの遊びを発展、遊び込む姿がある。
一度イコット広場に行った時には、虫を探し、友だちと図鑑で調べて家を作ろうかと愛でていた。今は栽培している野菜の育ちを観察し興味を持って世話をしている。
言葉
保育者に判断をゆだねる子もいるが、だんだんと子ども同士で話し合いをしていくようになっていると感じる。当番活動の中では前で話す機会はあるが、友だちの話に耳を傾ける時間はまだ短い方が集中するため、時間を増やしていき、話すこと以外に聞くことにも慣れていきたい。
人間関係
友だちがいなくて淋しさを感じている子もいたが、その分自分でやるという事に意識が向いており、一人ひとり少しずつ集団生活を思い出していた。集団ゲームや友だちを誘って遊ぶため友だちのことは仲間意識を持って気を合わせている。
家にいた時間の方が長い為、テンションを制御できず、自分の思いを言いすぎるまたは強い口調になることもある。保育者が仲介に入ると冷静さを取り戻すため、声を掛けながら、自己表現を受けとめ合っていく。
表現
絵の具の使い方が前月よりも上手くなり、色の交ざりも筆では難しいが洗ったり色を追加したりして工夫している。
音楽遊びにも興味を示し、ハンドベルやトライアングルなどの楽器に触れる機会もあった。ドレミの音階も文字を読みながら理解し教え合っていた。ピアニカのように個人で楽しめる物も出していく。…