1歳たんぽぽ組月のまとめバックナンバー

1歳たんぽぽ組2023年度6月のまとめ

食事

保育者が「ごはん食べよう」と声掛けすると自分から手洗いに向かったり椅子に座ったりする姿が増えている。野菜や果物が残ることが多いが声掛けや保育者の食べる姿を見て食べてみようとする姿が見られるので引き続き声掛けをしながら楽しい雰囲気の中で食事をする。食事用のエプロン選びを喜び嬉しそうにつけようとする。

睡眠

食事中に眠くなり食後すぐに入眠する児としばらく好きな玩具で遊んだり絵本を読んだりしてから布団に横になりとトントンされて入眠する児とがいる。室内の温度や湿度を調節して心地良く眠れるようにする。

排泄

トイレに誘われるとオムツのカゴから自分の物を探す児、足を通したりする児など簡単な身の回りのことをやってみようとする姿が増える。自ら便座に座わる児もいる。自分でやりたい気持ちを受け止めさり気なく援助しできたという満足感を味わえるようにする。

健康

高熱や咳、鼻水のでる児が多い。引き続き日々の視診をしっかりと行うと共に健康状態について家庭と園で連絡を取り合い体調変化に気を付け様子を見ていく。天候や気温の変化によって衣類の調節や温度湿度を適度に保ち水分補給をこまめに行なう。

身体発達

ダンスの好きな児が多く音楽に合わせて踊ったり身体を動かすことを楽しんだりする。クレヨン遊びやシール貼りなどの遊びの中で腕を動かしてクレヨンの線が出るのを楽しむ児やシールを台紙から剥がして貼れたと喜ぶ児などいる。指先や腕を使う遊びを用意していろいろ楽しめるようにする。

情緒面

友達の遊んでいる玩具や絵本に興味を示し、手が伸びたり押したりする姿がある。玩具の数を増やすなど一人一人が満足感を味わえるように環境を整える。子ども達の関わりを見守り保育者も一緒に遊びながら友達との関わりが楽しめるようにする。

言葉

喃語や一語文二語分、指差しで保育者との会話を楽しむ児がいる。また、思いを伝えようと身振りや手振りで表現したりする児がいて気持ちが伝わってくる。子ども達の発語や気付いたことを分かりやすい言葉で応えて簡単な言葉のやり取りを楽しめるようにする。…

1歳たんぽぽ組2023年度5月のまとめ

食事

初めて食べるものや慣れないものには手をつけようとしない児もいるが、保育者や友達が食べている姿を見て、食べてみようとする。保育者も一緒に食べながら、美味しさや食材の名前を伝え、食べる意欲に繋げていく。手掴みや食具を使って積極的に食べる。時には一口の量が多く、勢いよく頬張る姿もあるので、個々にあった適量で食べられるよう、見守りや介助をする。

睡眠

布団を用意すると、好きな玩具や絵本を持って布団に横になる。保育者が傍につき、身体を擦ったり優しくとんとんしたりすると眠りにつく。安心して心地良く入眠できるよう、温度や湿度を調整する。

排泄

生活の節目でトイレに行く。保育者が声掛けをすると、履いているオムツをぽんぽんと叩いて濡れていることを伝えようとする児やすすんでズボンや紙おむつを脱ごうとする児、新しいオムツの中から自分のものを探す児と、月齢に応じて『できることをしよう』とする姿が見られる。自分でしようとする意欲を大切にし、さり気なく援助して自分でできた喜びを感じられるようにする。

健康

高熱が続いた後、咳や鼻水が出ている児が多い。日々の視診をしっかりと行うとともに、健康状態について家庭と園で連絡を取り合い、健康に過ごせるようにする。また、日によって気温の変化が大きいので、状況に応じて衣服の調節や水分補給を行っていく。

身体発達

幼児の遊びを見て、巧技台の上り下りや鉄棒のぶら下がりなど真似してみようとする。室内遊びでは、運動マットに凹凸を作ると、バランスをとりながら歩いている。危険が無いよう見守りながら、のびのびと遊べる環境を作っていく。

情緒面

登園時や午睡時に涙が出る児はいるが、徐々に園生活に慣れていくことで、落ち着いて過ごせるようになってきている。個々の状況に応じて、ゆったりと関わったり、好きな遊びに一緒に取り組んだりすることで、信頼関係を築き、安心して過ごせるようにする。

言葉

保育者との関わりの中で、自分の要求を一語文や二語文、または喃語に仕草を加えて伝えようとする。一人一人の思いを受けとめ、分かりやすい言葉で伝え、言葉の獲得に繋げていく。…

1歳たんぽぽ組2023年度4月のまとめ

食事

進級児は食具を使ったり、手掴みをしたりしてよく食べる。新入園児は始めから食具を使う児もいるが、食べ慣れずにいた児も手掴みなどで食べるようになる。果物や野菜など苦手で進まない食材もあるが、楽しい雰囲気の中で自分から食べてみようとする気持ちを大切にする。

睡眠

好きな遊びで体を動かしたり、保育者との関わりで安心できるようになったりして、布団で横になって眠れるようになる。午前中に眠くなる児や、睡眠時間の短い児がいるが、一人一人の寝るときの癖や特徴をつかみ、安心して眠れるようにする。

排泄

トイレに誘うと進んで向かう児もいる。月齢の高い児は便座に座ってみたり、自分でおむつやズボンを履こうとしたりする姿が見られる。引き続き、清潔を保つことが心地良いと感じられるように声を掛けながらおむつ替えをする。

健康

咳や鼻水の出ている子が多いので、鼻水が出ている時はティッシュで拭きとり清潔を保つよう心掛ける。体調を崩す子もいたので、室温や換気に気をつけ、暑い日はこまめに水分補給をして些細な変化でも見逃さず健康管理に留意する。

身体発達

月齢の高い子は園庭を走ったり、シャベルで器に砂を入れて遊んだりする。月齢の低い子は歩行したり、時には這い這いをしたりしながら好きな所に移動し、探索活動を楽しむ。

情緒面

入園当初は新しい環境への不安から、保護者との別れ際に涙を見せたり、後追いしたりする児がいたが、少しずつ園生活に慣れて保育者との関係ができたことにより、情緒の安定が見られる。在園児は甘えが強くなり、自己主張する姿が見られるが、一人一人の気持ちに寄り添い、興味のある遊びを一緒に楽しんでいく。

言葉

色々な物を指差し、喃語や一語文で保育者に意思を伝えようとする姿がある。好きな絵本や歌は保育者の真似をして一緒に楽しむ児も多い。保育者が一緒に楽しみながら、一人一人の気持ちや言葉に共感したり、上手く伝えられない時は気持ちを代弁したりし、やり取りが楽しいと思えるようにする。…

1歳たんぽぽ組2022年度3月のまとめ

食事

手を洗った子から好きな席やエプロンを選んで着席する姿が見られる。フォークを使って意欲的に食べ進めるが、スープをすくうのにスプーンが欲しいと知らせる子もいるのでその都度スプーンを渡し個別に対応する。見た目で苦手意識がある食材も一口食べたら「おいしい」と話したり、やっぱり苦手という反応を見せたりする姿が見られ、選り好みする姿が少なくなってきている。

睡眠

布団を敷いて欲しいと話し、自分の布団で横になって絵本を見て過ごす子やまだ布団には入りたがらず玩具で遊んで過ごす子がいる。睡眠に誘われることに抵抗を見せる子もいるので、静かに遊べるスペースを作るなど環境を工夫していく。

排泄

意欲的にトイレに向かい、自分でズボンの着脱をする姿が見られる。一方で「でてない」「やだよ」と話す姿も見られるので、タイミングを図りながら誘っていく。タイミングが合いトイレで排尿や排便に成功する姿が見られるので、できたことを一緒に喜んだり、褒めたりすることで自信に繋げていく。

健康

鼻水や咳が出る子が増えている。発熱で欠席する子や園で午睡明けに発熱する子も数名いる。鼻水が出た時にはティッシュを取りに行ったり、「はなでた」などと保育者に拭いてもらいたいことを伝えたりしていけるように繰り返し促していく。

身体発達

散歩に出かけ、斜面の上り下りを楽しむ。上りは楽しんでいるが下る時には恐怖心をもつ子もいる為地面に手を付いたり、足を踏ん張ったりすることなどを繰り返し伝える。園庭ではタイヤを運んだり、高く積まれた巧技台によじ登ったり、跳び下りたりと全身を使った運動遊びを楽しむ。

情緒面

もうすぐ進級するということがなんとなく分かって「かいだんのぼる」「すみれさんになる」などと期待をもつ様子が伺える。環境や担任が変わることで不安になる姿も予想されるので、安心して過ごすことを第一に考えながら徐々に慣らしていく。

言葉

友達や保育者と一緒にお店屋さんごっこなどを通して言葉のやり取りや模倣遊びを楽しむ。「いらっしゃいませ」「こんにちは」「じゅんばんですよ」「ちょっとまってください」などと盛んに言葉のやり取りが見られる。また、歌や絵本などから色の名前や生き物の名前を憶えて口にする姿が増えているので、興味のあるものの絵本や紙芝居などに触れられる機会を増やしていく。…

1歳たんぽぽ組2022年度2月のまとめ

食事

その日の献立を知らせると、楽しみにする子が多い。「おなかだすいた」と言って席に座り、スプーンとフォークを使い食べる。ひじきや煮豆、色の濃い野菜の残食はあるが、友達と同じものを食べことを喜び、「みて、ぴかりーん」と食器を見せ合う姿がある。食べたい食材が増えていくような言葉掛けを心掛けていく。

睡眠

年長児が数名来て、話し掛けてくれたり身体を擦ってくれたりすることを喜ぶ。好きな絵本や玩具を持ちしばらくスキンシップをとってから、それぞれのペースでゆったり入眠する。

排泄

尿意を感じて知らせたり、オムツに排便すると不快そうにしたりする。遊びを続けたくてオムツ替えを拒む子もいるが、友達の誘いでトイレに向かう姿がある。トイレで排泄した時には共に喜びを共感して次への意欲へ繋げていく。

健康

鼻水や咳が出る子が増えてくる。発熱などで体調を崩す子も増えているので、家庭との連絡を取り合いながら、丁寧に健康観察をしていく。週明けや週末は疲れが見られ、食後すぐに眠くなる子もいるので、朝の視診や保護者との連絡を丁寧に行い一人一人の体調に気を付けていく。

身体発達

散歩を喜び友達と手を繋いで、景色や商店の様子、地域の方の声掛けに笑顔を見せる姿がある。園庭でも、タイヤの山や運動遊具を並べて楽しみながら身体を動かす。身体発達には個人差があるので、怪我には十分注意していく。

情緒面

音楽が聞こえてくると牛乳パック積木を持って来て、ステージに見立てて歌ったり踊ったりする。家で見聞きしてきた音楽を、身振り手振りで表現し友達に伝えようとする。子どもたちの自由な発想を見逃さず、表現できる環境を作っていく。

言葉

高月齢児は言葉数が増えて思いを言葉で伝えながらやり取りをする。テレビなどで聞いた言葉を使い保育者の反応を楽しんだり、乱暴な言葉を口にしてみたりすることもある。低月齢児は保育者の言葉に頷いたり身振り手振りで気持ちを表したり語尾を伝えたりする。月齢や発達に応じた対応をして保育者が仲立ちや代弁をしていく。…

1歳たんぽぽ組2022年度1月のまとめ

食事

スプーンやフォークを使って食べ進める。時には、りんごなどの果物にスプーンを刺そうとする児もいるので、食材や大きさ、形状に合わせて使い分けることができるよう、都度声掛けをしていく。葉物野菜や色の濃い野菜への苦手意識はあるものの、友達が食べている姿を見て口にしてみようとする。食べる楽しさや美味しさを共有できるよう関わっていく。

睡眠

食後、自分から布団に入って入眠したり、しばらく遊んだ後に眠気を感じ保育者に寄り添いを求めたりして、それぞれのペースで入眠する。散歩や運動遊びを積極的に取り入れ、心地よい睡眠をとって体力の回復を図れるよう、環境を整える。

排泄

排尿間隔が長くなり、紙パンツが濡れていないことが多くなる。トイレにしばらく座っていると排尿し、保育者や友達と一緒に成功を喜ぶ。寒さが強まり、トイレに行くのを嫌がることもあるので、温度や環境の設定に工夫をする。

健康

鼻水や咳が続く児が多くいる。視診を丁寧に行い、一人一人の体調の変化を見逃さないようにする。また、鼻水が出ていることに気付くと、自分でティッシュで拭こうとする。中には衣服で拭おうとする児もいるので、拭きかたを伝えながら、きれいになった気持ちよさに共感していく。

身体発達

散歩への期待が高まっている。長距離の散歩でも、友達と手を繋いで歩ききることができるようになる。周囲の環境に目を向けながら、歩くことを楽しめるよう目的地や経路を考えていく。また、身体をのびのびと動かすことと、指先の細かな動きを楽しめる遊びのバランスをとっていく。

情緒面

年末年始の休み明けには、分離時に寂しさで泣いたり、友達との関わりで自分の思うようにいかず苛立ったりする姿が見受けられた。保育者が寄り添いつつ、園生活のペースを取り戻していくことで次第に安定していく。それぞれの思いや要求を受けとめ、安心して過ごせるよう配慮する。

言葉

高月齢児は語彙が増え、言葉も明瞭になってきて思いが伝わる喜びややりとりの楽しさを感じている。低月齢児では、絵本を見ながら「これなぁに」と聞いたり、単語に身振り手振りを加えて要求を伝えたりしている。保育者が仲立ちや代弁をして、発達の差に丁寧に応じていく。…

1歳たんぽぽ組2022年度12月のまとめ

食事

以前は見た目で嫌がっていた食材も食べてみようとしたり、また反対に味の好みが出てきて苦手なものは口から出したり、見た目で「いらない」と話したりする子もいる。「おいしい」「もっとたべたい」などの声も多く聞かれ、楽しく食事の時間を過ごしている様子が伺える。

睡眠

体力がついてきたり、まだ寝ずに遊びたかったりする子が増え好きな玩具を見つけて遊ぶ姿が見られる。無理なく布団に誘うように関わるが、午睡のタイミングがずれてしまうと、布団から出たがらない等起床時にすっきりと起きられない姿も多い。絵本を読んだり、鼻歌をうたったりするなどしながらリラックスできる時間を作り、さり気なく睡眠を促していく。

排泄

排尿や排便を「おむつパンパン」「おなかいたい」などと知らせる姿が増えている。また、オムツが濡れていないタイミングでトイレに座って排尿に成功する子もいる。寒くなってきたのでトイレに座りたくない子の思いも尊重しながら無理なく誘っていく。

健康

鼻水、咳、発熱などの症状から欠席する子も多い。また乾燥からか肌荒れが見られたり、原因不明の蕁麻疹が出たりするなど皮膚疾患も見られる。視診、触診をこまめに行い家庭と連携を図りながら健康管理に努める。

身体発達

幼児クラスが跳び箱をやっている姿を真似、跳び箱を用いて上り下りを楽しむ。またしっぽ取りをして園庭をたくさん走って遊ぶことを楽しんでいる。散歩では友達と手を繋ぎ、列を作って歩くことができるようになってきている。帰路は疲れが見られることもあるので無理の無い距離で散歩を楽しんでいけるようにする。

情緒面

幼児クラスのお楽しみ会の劇や歌などの発表を見る機会が増え、他クラスとの交流を喜ぶ。人見知りや場所見知りをする子はほとんどなく、保育者と一緒に楽しんでいる。乳児クラスのクリスマス会では楽器を用いて舞台に上がり簡単な歌の発表を行う。見てもらう嬉しさや拍手してもらう喜びを感じ、遊びの中でも牛乳パック積木を用いて舞台を作り、その上で歌うような姿が見られるようになる。子どもたちのやりたい遊びを叶えられるような環境構成を意識していく。

言葉

保育者の言葉を理解し、態度や簡単な言葉で自分の思いを伝えようとしたり二語文での表現で思いを主張したりする子が増えている。言葉の理解が進んでいるので長い紙芝居や絵本を楽しんで見られるようになってきている。言葉でのやりとりが楽しめるようになり、保育者や友達との見立て遊びも楽しんでいる。引き続き、言葉のやり取りを楽しめるような遊びが楽しめるように関わっていく。…

1歳たんぽぽ組2022年度11月のまとめ

食事

その日の献立を知らせると、給食を楽しみにする子が多い。ままごとを通して食材に興味を持つようになり、芋ほりの経験や絵本などからも身近に見る食材に関心をもっている。身近な食材を見たり触れたりする機会を作っていく。

睡眠

活動や体調により、それぞれのペースで入眠する。絵本を読み好きな玩具で少し遊んだ後に布団に入る。足や身体を擦られて気持ち良さそうに眠りに入る。室温や湿度をこまめに調節して、心地良い睡眠がとれるようにする。

排泄

排尿したことを保育者に伝え、オムツやズボンの着脱をすすんで行う子が増えてくる。タイミングが合うとトイレで排尿する子もいるので、個々にあったタイミングでトイレに誘い、心地良さや喜びに共感していく。

健康

気温が下がり寒さを感じるようになってくる。鼻水や咳、発熱などで体調を崩す子も増えているので、家庭との連絡を取り合いながら、丁寧に健康観察をしていく。水が冷たくなり手洗いが十分でない子もいるので、手洗いをしっかり行い、室温、湿度、換気に気をつけて感染予防に努めていく。

身体発達

園庭では、フラフープの輪くぐりや、ポックリ、平均台でバランスを取りながら身体を動かす。保育者とボールを蹴ったり、投げ合ったりしながら楽しむ姿が見られる。風が吹いて寒さを感じると早めに入室したい子もいるので、室内でもダンスや運動遊びで、身体を動かして楽しめる工夫していく。

情緒面

ごっこ遊びが盛んになる。気の合う友達を誘い、経験をもとに場面に合った言葉を選んで会話を楽しんでいる。買い物ごっこではバックを下げて、買い物やお金のやり取りを楽しみ、人形を抱いて薬やミルクを貰う病院ごっこへ遊びが広がっていく。一人一人の思いや表現を大切にして、遊びが展開するように環境作りをしていく。

言葉

単語や二語文、語尾を言い身振り手振りで、思いを伝えようとする。相手に伝わりにくい時もあるので、保育者が仲立ちしながら言葉を添えていく。絵本を指さしたり「これは?」と尋ねたりする言葉に保育者が耳を傾け優しい口調で丁寧に応えていく。…

1歳たんぽぽ組2022年度10月のまとめ

食事

食材への興味が出始め、「これなに?」と保育者に聞いたり、気になる食材を摘まんで確認してから口にしたりする。色の濃い野菜では苦手意識をもつことも多いが、少量食べておいしさに気付き、全量食べきる児も増えてきている。調理室を覗いて食材を見たり、絵本を読んだりしてさらに食への関心を深め、食べる楽しさを味わえるようにする。

睡眠

好きな玩具で遊んだり、絵本を読んだりしてゆっくりと過ごしてから、それぞれのペースで入眠する。中には、食事の終わり頃から眠気を感じ、早めに入眠したい児もいるので、睡眠の環境作りを工夫し、それぞれが心地よく過ごせるようにする。

排泄

自分でおむつやズボンを着脱したり、すすんで便座に座ろうとしたりし、タイミングが合うと、トイレでの排尿ができる児が増えてきている。個々の排尿間隔を把握し、無理なくトイレに誘い成功した時には、心地良さや喜びを共感していく。また、これから寒くなりトイレに行くことに消極的になることが予想されるので、トイレの環境作りや誘い方に工夫していく。

健康

朝夕と日中の気温差が大きくなり、鼻水や咳が出る児が増える。丁寧に健康観察を行ったり、日中の様子に留意しながら見守ったりして、体調管理に努める。また、室内の換気や室温、湿度の調整、手洗いをしっかりと行い、感染症の予防をしていく。

身体発達

散歩では、友達や保育者と手を繋いで目的地まで歩く。他者と歩行のペースを合わせることが難しかったり、帰りに疲れが見られたりするものの、友達と一緒に歩くことや周囲のさまざまな自然に触れることを喜んでいる。目的地やコース選びを工夫し、歩く楽しさや心地良さを十分に味わえるようにする。

情緒面

友達の名前を呼んだり、玩具や遊びを共有したりする姿が増える。ごっこ遊びも活発になり、自分の経験をもとに表現しながら、イメージを共有して繰り返し楽しんでいる。友達と遊びを共有する楽しさを味わえるよう、保育者が仲立ちや遊びの展開の援助をしていく。

言葉

単語から二語文、三語文で自分の思いや要求を伝えようとする。時には、相手に伝わらないもどかしさや苛立ちを感じる姿もあるが、保育者が代弁や言葉を分かりやすく伝えていく援助をしていくことで、伝わる喜びを感じている。話そうとする気持ちを丁寧に受けとめ、言葉でやりとりする経験を積み重ねていく。…

1歳たんぽぽ組2022年度9月のまとめ

食事

スプーンや手掴みで意欲的に食べている。汁物の具やおかずなど苦手な食材があると、なかなか手をつけられずにいる子もいる。「お野菜取ろうか」などと声を掛けて苦手なものを取り除くと、食べてみようとする姿が見られる。みかんを食べて「すっぱい」などと表現する姿から味覚が発達してきている様子も感じられる。

睡眠

体力が付いてきているのか、しばらく遊んでから入眠したり、布団の上でゴロゴロしたりしている子がいる。眠たい子は自分から布団を敷いて欲しいと求めている。身体を擦ったり静かな環境を作ったりするなどして一人一人が安心して休息をとれる環境を作るよう心掛けていく。

排泄

便が出たことを伝えたり、「おしっこでてない」「おしっこでた」などと言葉で伝えたりする姿が見られる。友達がトイレに座っている姿を見て、自分もやってみようと進んでズボンを脱ごうとするなどの姿が増えている。自分からやってみようとする気持ちを大切にしながら無理なく誘っていく。

健康

気温差の激しい日が増え、大きく体調を崩す子はいないが鼻水や咳がでる子がいる。朝晩は冷え込むので服装を調整し、こまめに検温や触診も行う。夏に手足口病に罹った子の中で爪が剥がれてきている子が数名いる為、絆創膏で覆うなどの対応を行う。

身体発達

月の前半は残暑が厳しかった為、水遊びや泥遊びに加えて、寒天遊びなども楽しんだ。ひのまつりでは慣れない環境や雰囲気に戸惑う姿も見られたが、保育者に見守られながら楽しんで参加し、お面やお土産などを喜ぶ。月の後半には幼児クラスの運動会の遊戯を見て一緒に身体を動かして遊ぶ。園庭では“ぽっくり”や平均台で遊ぶ子が多く、バランスをとりながら歩く姿が見られる。やってみたいという気持ちを大切にしながら安全に留意し見守っていく。

情緒面

友達への関心が高まってきており、友達が使っている玩具を触ってみたり、目を合わせて笑いあったりする姿が増えてきている。そのような関わりの中で思いが通らず衝突することも増えているが、保育者が促すことで「かして」「いっしょにあそぼう」などの思いを伝えようとする姿も増えてきている。

言葉

繰り返しの言葉がでてくる手遊びや、絵本を保育者と一緒に楽しむ中で言葉を獲得していっている様子が見られる。また、2語文や3語文を話す姿が増え、相手に伝わる喜びやコミュニケーションをとることの楽しさを味わっている。友達との関わりの中ではスムーズに思いを伝えられずもどかしそうな姿や悔しそうな姿も見られるのでその都度思いを汲み取りながら保育者が代弁していく。…