1歳たんぽぽ組月のまとめバックナンバー

1歳たんぽぽ組2024年度9月のまとめ

食事

活動量も増えてきて、意欲的に食べる姿が見られる。しかし、味覚の発達や食事の見た目で食べることを嫌がったりすることも増えてきている。絵本や紙芝居などを用いて、おいしさを知らせていったりしながら食べ進めていくようにしたい。

睡眠

毎日の生活のなかで、給食後は布団にゴロンと横になることが習慣づいてきている。お気に入りの人形や絵本を持ってきてゴロンと横になる。日中の活動内容によっては、食後あっという間に入眠することもある。気候が涼しくなり、眠りやすくなったこともあると思われるが、安心して入眠できているのだと思う。

排泄

自分の股を触って排尿したことを知らせてくれるようになったり、排便も「うんち出た?」と聞くと「うん」と頷いたり、手をあげて知らせる姿もある。排尿間隔も長くなり、誘って嫌がっても少し経つと自分からトイレに向かうようになってきている。また、便座に座る姿も増えてきている。

健康

急に涼しくなり、鼻水を垂らしたり咳込む子どもが多くなった。鼻水を垂らしている友だちにティッシュを渡してあげる様子も見られ、とても微笑ましい。午睡後の咳込みも目立つが日中は元気に過ごすことが出来ている。その日の気候によって衣服の調節をしていきたい。

身体発達

ボタン留めの遊びやパズル、型抜きなど手先を使った遊びも楽しめるようになってきている。少し前までは最初からゆだねることも多かったが、まずは自分でやってみようという気持ちが強くなってきている。どうしてもできない時は「やって」と差し出すことで納得している。

情緒面

毎日の生活のなかで、友達とのやりとりが増え、関わり方にも変化が見られる。「○○みたいだね」「うん。そうだね」などの会話も聞かれ、とても微笑ましい。同じ絵本を見て指差ししたり、微笑み合ったりしている姿も見られるようになり、関係性が広がっていると感じる。

言葉

自分の気持ちを身振り手振りで表現しながらも、言葉で伝えようと一生懸命に発語する姿がある。嬉しい時や喜びの表現は手を叩きながら「やった~!」と言ったり、「○○だったね」など、あとから思い出して表現することもある。「おはよう」などの挨拶も友達を出迎える時に自然と発語している。聞きとりずらい言葉も気持ちに寄り添うようにして仲介するなど、伝えられた喜びが経験できるように配慮していきたい。

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1歳たんぽぽ組2024年度8月のまとめ

食事

全員が乳児食となり、果物を喜んで食べる子が増える。リンゴやナシなどは咀嚼の様子をみて薄めに切ってもらうなどする。好き嫌いが出てきて野菜の残量が増えている。食具を使って食事をしたり、掬いにくいものは手づかみで食べたりする。食具の持ち方を知らせたり、掬いやすいように食材の大きさや量を工夫したりして、自分で食べられた喜びを感じられるようにする。

睡眠

食事中や食後すぐに眠くなる児や、好きな絵本などを持ってゆったりと布団で過ごした後、身体を擦られて入眠する児がいる。室内を心地良い室温・湿度に保ち、安心して眠れるように一人一人に合わせた対応をしていく。

排泄

トイレに誘うと、自分でズボンを脱ごうとしたり、便器に興味を持ち、座った後に水を流したりする。また、オムツを触って排尿を知らせる児もいる。排尿した時には一緒に喜ぶ。活動後や午睡明けは便座に座り、排尿する児が多いのでタイミングを見て声掛けをしていく。

健康

月前半は発熱で欠席する子が多く、後半は胃腸炎になる子もいる。体調の変化に気をつけ、変わった姿が見られた場合は検温するなど保護者と連絡を密にとっていく。活動で汗をかいたらシャワーや着替えをして肌を清潔に保ち、こまめな水分補給をして快適に過ごせるようにする。

身体発達

熱中症警戒アラートが連日でており、室内で過ごすことが多い。室内遊びでは、ダンスや運動遊具を使った遊びで十分に体を動かしたり、新聞紙や絵の具など手先を使う遊びをする。水遊びが出来る日には、喜んでジョウロや水鉄砲・魚すくいで遊び、全身で水に触れて楽しむ児もいる。動きが大きくなってきて、時には友達同士の接触も見られるので安全に配慮し見守る。

情緒面

自分の気持ちを出せるようになり、成長と共に自己主張も強くなる。「やだよ」「だめ」の言葉も増えてくるが、友達や保育者と遊びを共有することを喜ぶようになる。思いが通じないと手が出たりすることがあるので気持ちを受け止め、保育者が見守る中で安心して友達との関わりが経験できるようにする。

言葉

不明瞭だが単語を発する子が増える。単語や二語文に身振りや手振りを交えて、思いを伝えようとする。好きな絵本のフレーズを読み聞かせに合わせて話し、友達の名前を「あなたのお名前は?」と訊ねて応えてもらって喜ぶなど、言葉でのやり取りが活発になっている。伝えようとする気持ちを大切にし、言葉を補い、他の言葉に置き換えるなどして、やり取りを楽しめるようにする。様々な言葉に触れ語彙の獲得に繋げていく。…

1歳たんぽぽ組2024年度7月のまとめ

食事

給食の時間をとても楽しみにしている子どもたち。初めて見るメニューや初めて見る食材に対して抵抗があり、手を付けないことも多くなってきている。ある程度の空腹が満たされると、そこから遊び食べが始まってくることが多く、食べ物を混ぜ合わせたり足を動かしたりする姿が増えてきている。楽しい時間にしつつも、食べることに集中するようにしていきたい。

睡眠

給食後はそれぞれのタイミングで入眠できるようにしているが、個人差がある為、切り替えが難しい場面もある。それでもお気に入りの人形や絵本などを選んで持って来ると、自ら布団にゴロンと横になることが出来るようになってきている。安心して入眠できるようになり、途中で目が覚めることがなくなっている。

排泄

遊びに集中している時以外は、オムツ替えを嫌がる姿は見られなくなってきている。友達が便座に座っていると自分もやってみようという気持ちが芽生え、座れるようになった子どももいた。いい影響を与えてくれている。座って排尿が出来た際には褒めて次へ繋げていきたい。

健康

鼻水がでていたり、午睡中に咳込む様子が見られていたが、食欲もあり活発に活動できていた。警報が出ている日は戸外での活動が制限され、水遊びや泥んこ遊びができなかったことが残念だったが、室内でも氷遊びや魚すくいなどを準備して楽しく快適に過ごせるよう工夫していった。

身体発達

マットの山を用意すると、手を使わずに上まで登りきったり、バランスをとりながらゆっくりと下りたりできるようになった。怖がる様子もなくなり、自分の力で何とかしようという意気込みが感じられ、逞しく思った。指先なども器用になってきているので、ボタンはめ遊びなども楽しめるようになってきている。

情緒面

遊びや活動の中で、友達との関わりが増えてきている。「いっしょ」という言葉が嬉しく、友達の真似をしたり、同じ遊びをすることで関わりが深まり遊びが展開しやすくなってきている。半面トラブルも増えてくると思うので、気を付けていきたい。

言葉

自分の思いや欲求を言葉や仕草で表現しようとする姿が増えてきている。思いを汲みとってもらえると、喜び、また伝えてみようという気持ちになるので、しっかりと気持ちを読み取り、共感していけるよう努めていきたい。子ども同士のやりとりも増えてきていて、とても微笑ましい場面が見られる。上手く伝わらない場合は自然な仲介をして、思いが伝わるようにしていきたい。…

1歳たんぽぽ組2024年度6月のまとめ

食事

保育者が「ごはん食べよう」と声掛けすると自分から手洗いに向かったり椅子に座ったりする姿が増えている。野菜や果物が残ることが多いが声掛けや友達が食べて褒めてもらっている姿を見て食べてみようとする姿が見られるので、引き続き声掛けをしながら楽しい雰囲気の中で食事をする。

睡眠

食事中に眠くなり食後すぐに入眠する児としばらく好きな玩具で遊んだり、絵本を読んだりしてから布団に横になり体に優しく触れてもらいながら入眠する児がいる。入眠までに時間を要する児もいるが、個々に合わせて入眠を誘っていく。室内の温度や湿度を調節して心地良く眠れるようにする。

排泄

トイレに誘われるとオムツのカゴから自分の物を探す児、足を通したりする児など簡単な身の回りのことをやってみようとする姿がある。自ら便座に座わる児も少しずつ増えている。自分でやりたい気持ちを受け止め、さり気なく援助して、できたという満足感を味わえるようにする。

健康

手足口病感染がまん延し、同時期に欠席が重なる。解熱後、出席する子も発疹跡がかさぶたになり掻いたり、普段よりも食欲がない子がいたりする。布製品の玩具はこまめに洗濯し、玩具の消毒を行う。日々の視診をしっかりと行うと共に健康状態について家庭と園で連絡を取り合い体調変化に気を付け様子を見ていく。天候や気温を考慮しながら、活動内容は無理のないように行い、合間に水分補給や十分な休息をとるようにする。

身体発達

ダンスの好きな児が多く音楽に合わせて踊り、リトミックも楽しんでいる。米粉粘土遊びではこねる・丸める・伸ばすなど様々な方法で粘土の感触を楽しみながら遊ぶ。クレヨン画やシール貼りなど、指先や腕を使う遊びを用意していろいろ楽しめるようにする。

情緒面

友達の遊んでいる玩具や絵本に興味を示し、手が伸びたり、大きな声を出すことで『自分の物』と主張したりする。玩具の数を増やすなど一人一人が満足感を味わえるように環境を整える。子ども達の関わりを見守り保育者も一緒に遊びながら友達との関わりが楽しめるようにする。

言葉

喃語や一語文二語分、オウム返しや指差しで保育者との会話を楽しむ児がいる。また、思いを伝えようと身振りや手振りで表現して気持ちが伝えようとする児がいる。子ども達の発語や気付いたことを適切な言葉で代弁し、言葉のやり取りを楽しめるようにする。

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1歳たんぽぽ組2024年度5月のまとめ

食事

進級児新入園児とも手掴みや食具で意欲的に食べている。食べ慣れていないまた、見慣れていないメニューは、手を付けることもないものの一口食べてみておいしいことが分かると、そこからは食べ始める。野菜はカレーなどに入っていれば食べるが、サラダなどで提供される際は残が多い。みんな給食の時間を楽しみにしている。

睡眠

午前寝をすることもなくなり、給食後は自分の布団の上で絵本を見たり、お人形と一緒にゴロンと横になってゆったりと過ごしてから入眠する。入眠までに時間を要する子どももいるが、1時間から2時間の睡眠時間がとれるようになってきている。また、機嫌よく目覚めることができている。

排泄

オムツ替えを嫌がる子どももいるが、タイミングよく声掛けをすることによってスムーズに替えられる。汗をかいていることもあり、オムツ替えの頻度が少なくなっている。排尿した際には股を触って知らせてくれる子どももいる。午睡後などオムツが濡れていない時は、便座に座って排尿するいい機会なので誘ってみている。

健康

ほとんどの子どもが鼻水が出ている状態だった。鼻水を拭きながら過ごしている生活だったが、自分からティッシュを取りに行こうとする姿も見られるようになる。日中は暑い日も増え、戸外で遊ぶ際には水分補給にも気を付け、直射日光が当たるような場所で長い時間過ごさないようにした。

身体発達

園庭では砂場でシャベルや器を使って遊ぶことが多く、高月齢児は型抜きなど挑戦する姿が見られる。幼児の遊びを見てタイヤの上に乗ったり、虫探しをしたり遊びが広がっている。低月齢児は探索を楽しみ、気になるところへ行ってはその場に座り込んで遊ぶ。室内、室外でマットの山を出すと怖がらずに登ったり、ジャンプして降りたりする姿も見られるようになる。

情緒面

新入園児は園生活にも慣れ、保育士とも慣れ親しんでくると安心して過ごせるようになって、涙を見せることもなくなってきた。友達の存在を認めるようになってきて、関わりが少しずつ増えてきている。嬉しい時や楽しい時間を共有できる場面を増やしていきたい。

言葉

表情だけで意思を伝えていた子どもも、少しずつ発語と指差しで表現するようになる。高月齢児は言葉で伝えようと一生懸命な姿が見られる。共感してさらに言葉を発することへの意欲を育てていきたい。子ども同士でも自分の気持ちを伝えようとする場面があり、伝えられたことの喜びを共感していきたい。また、絵本や歌などを用いて自然と伝えていけるようにしたい。

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1歳たんぽぽ組2024年度4月のまとめ

食事

進級児は食具を使ったり、手掴みをしたりしてよく食べる。新入園児は保育者の膝の上で座って食べる子もいるが、概ねよく食べる。始めから食具を使う児もいるが、食べ慣れずにいた児も手掴みなどで食べるようになる。果物や野菜など苦手で進まない食材もあるが、楽しい雰囲気の中で自分から食べてみようとする気持ちを大切にする。

睡眠

保育者に抱っこしてもらったり、体を優しく触ってもらったりして入眠する。午前中に眠くなる児や、睡眠時間の短い児がいるが、一人一人の入眠時の癖や特徴をつかみ、安心して眠れるようにする。

排泄

トイレに誘うと進んで向かう児がいる。月齢の高い児は便座に座ってみたり、自分でおむつやズボンを履こうとしたりする姿が見られる。引き続き、清潔を保つことが心地良いと感じられるように声を掛けながらおむつ替えをする。

健康

咳や鼻水の出ている子や新入園児を中心に発熱する児が多い。鼻水が出ている時はティッシュで拭きとり清潔を保つよう心掛ける。体調を崩す子もいたので、室温や換気に気をつけ、暑い日はこまめに水分補給をして些細な変化でも見逃さず健康管理に留意する。

身体発達

月齢の高い子は園庭を走ったり、シャベルで器に砂を入れて遊んだりする。月齢の低い子は座って周囲の玩具に手を伸ばしたり、保育者と手を繋ぎながら歩行したりして、探索活動を楽しむ。
室内でも牛乳パック積み木を繋げると、落ちないようにバランスをとって歩こうとするなど、活発に体を動かして遊ぶ。

情緒面

入園当初は新しい環境への不安から、保護者との別れ際に涙を見せたり、後追いしたりする児がいたが、少しずつ園生活に慣れて保育者との関係ができたことにより、情緒の安定が見られる。在園児は甘えが強くなり、自己主張する姿が見られる。一人一人の気持ちに寄り添い、興味のある遊びを一緒に楽しんでいく。

言葉

色々な物を指差し、喃語や一語文で保育者に意思を伝えようとする姿がある。高月齢の女児は2~3語文を話し、言葉でのやり取りを楽しんでいる。好きな絵本や歌は保育者の真似をして一緒に楽しむ児も多い。保育者が一緒に楽しみながら、一人一人の気持ちや言葉に共感したり、上手く伝えられない時は気持ちを代弁したりし、やり取りが楽しいと思えるようにする。…

1歳たんぽぽ組2023年度3月のまとめ

食事

手を洗った子から好きな席やエプロンを選んで着席する姿が見られる。フォークを使って意欲的に食べ進めるが、スープをすくうのにスプーンが欲しいと知らせる子もいるのでその都度スプーンを渡し個別に対応する。見た目で苦手意識がある食材も一口食べたら「おいしい」と話したり、やっぱり苦手という反応を見せたりする姿が見られ、選り好みする姿が少なくなってきている。

睡眠

布団を敷いて欲しいと話し、自分の布団で横になって絵本を見て過ごす子やまだ布団には入りたがらず玩具で遊んで過ごす子がいる。睡眠に誘われることに抵抗を見せる子もいるので、静かに布団の上で絵本を読んだりぬいぐるみで遊んで静かに過ごせるよう配慮している。

排泄

意欲的にトイレに向かい、自分でズボンの着脱をする姿が見られる。一方で「でてない」「やだよ」と話す姿も見られるので、タイミングを図りながら誘っていく。タイミングが合いトイレで排尿や排便に成功する姿が見られるので、できたことを一緒に喜んだり、褒めたりすることで自信に繋げていく。

健康

鼻水や咳が出る子が増えている。発熱で欠席する子や園で午睡明けに発熱する子も数名いる。鼻水が出た時にはティッシュを取りに行く姿がみられる。遊びに夢中になっている時に鼻水が出ている時は保育者が声を掛けると気付くことができる。

身体発達

シール貼りや紐通しなど指先をつかう机上遊びにも慣れ、繰り返し楽しむ。てきている。園庭ではタイヤを運んだり、高く積まれた巧技台によじ登ったり、跳び下りたりと全身を使った運動遊びを楽しむ。

情緒面

もうすぐ進級するということがなんとなく分かって「むらさき(帽子)」「すみれさんになる」などと期待をもつ様子が伺える。環境や担任が変わることで不安になる姿も予想されるので、安心して過ごすことを第一に考えながら徐々に慣らしていく。

言葉

友達や保育者と一緒にお店屋さんごっこなどを通して言葉のやり取りや模倣遊びを楽しむ。「いらっしゃいませ」「こんにちは」「じゅんばんですよ」「ちょっとまってください」などと盛んに言葉のやり取りが見られる。また、歌や絵本などから色の名前や生き物の名前を憶えて口にする姿が増えているので、興味のあるものの絵本や紙芝居などに触れられる機会を増やしていく。…

1歳たんぽぽ組2023年度2月のまとめ

食事

「おなかだすいた」と言って席に座り、スプーンとフォークを使い食べる。ひじきや煮豆、色の濃い野菜の残食はあるが、友達と同じものを食べことを喜び、「みて、ぴかりーん」と食器を見せ合う姿がある。食べたい食材が増えていくような言葉掛けを心掛けていく。

睡眠

オルゴールをかけてゆったりした空間で過ごせるようにしている。話し掛けてくれたり身体を擦ってくれたりすることを喜ぶ。好きな絵本や玩具を持ちしばらくスキンシップをとってから、それぞれのペースでゆったり入眠する。

排泄

尿意を感じて知らせたり、オムツに排便すると不快そうにしたりする。遊びを続けたくてオムツ替えを拒む子もいるが、友達の誘いでトイレに向かう姿がある。寒さもあり、便器に座ることを嫌がる児もいる為、無理のないようにトイレに誘っている。トイレで排泄した時には共に喜びを共感して次への意欲へ繋げていく。

健康

鼻水や咳が出る子が増えてくる。発熱などで体調を崩す子も増えているので、家庭との連絡を取り合いながら、丁寧に健康観察をしていく。週明けや週末は疲れが見られ、食後すぐに眠くなる子もいるので、朝の視診や保護者との連絡を丁寧に行い一人一人の体調に気を付けていく。

身体発達

散歩を喜び友達と手を繋いで、景色や乗り物の様子、地域の方の声掛けに笑顔を見せる姿がある。園庭でも、平均台や巧技台で遊びながら身体の使い方を覚え、保育者に見守られながら1人で挑戦しようとする。

情緒面

自分の思うようにできない気持ちを受け止め、共感したり援助したりすることで気持ちを表せるように関わり、伝わった喜びを感じられるようにする。友達が困っていると声を掛ける場面が見られるので、子ども同士のやり取り見守り思いやりを持って関われるように時には仲立ちをしていく。

言葉

高月齢児は言葉数が増えて思いを言葉で伝えながらやり取りをする。テレビなどで聞いた言葉を使い保育者の反応を楽しんだり、乱暴な言葉を口にしてみたりすることもある。低月齢児は保育者の言葉に頷いたり身振り手振りで気持ちを表したり語尾を伝えたりする。月齢や発達に応じた対応をして保育者が仲立ちや代弁をしていく。

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1歳たんぽぽ組2023年度1月のまとめ

食事

スプーンやフォークを使い自分で食べる。メニューによっては手掴みで食べる子もいる。野菜を選り好みする子が多いが、「美味しいね」や「食べられたね」等の声掛けで一口食べてみようとする。食材の名前を言ったり、保育者に「ぴっかりーん」と食べた事を知らせたりする。言葉のやり取りを楽しみながら食事をしていく。

睡眠

食事を終えてすぐ布団で入眠する児、しばらく友達と絵本を見たり玩具で遊んだりしてから寝る児など一人一人のタイミングで午睡する。早めに起床する児もいるので様子を見ながら声を掛け、廊下に玩具や絵本を用意して過ごせるようにする。室温や湿度を調節し快適に眠れるように環境を整える。

排泄

排尿間隔が長くなり紙パンツが濡れていない事が増える。タイミングが合うとトイレで排尿する。寒さでトイレを嫌がる児もいるので室温を調整するなど安心して排泄できるようにする。

健康

入室すると袖をまくって手洗いをする児が増える。鼻水が出ている事に気が付き、保育者に知らせ、自分でティッシュを持ってきて拭こうとしたり、友達の鼻水が出ていると「はな(でてるよ)」と伝え、ティッシュを渡したりする。きれいになったことに共感し、気持ち良さに気付けるようにしていく。鼻水が出ている児も多く、感染症が流行る時期なので、家庭と連絡を密に取り、一人一人の体調の変化に気をつけていく。

身体発達

短い距離だが友達と手を繋いで歩けるようになってくる。少しずつ距離を伸ばしていく。また、マット山に登る、勢いをつけて走る、ポックリなど身体を伸び伸びと動かす遊びと新聞紙ちぎり、パズルなど指先を使って楽しめる遊びのバランスを取っていく。

情緒面

友達が泣いていると「ないてる」と心配して保育者に伝えたり頭をなでたりして気に掛ける姿が見られる。相手を思う気持ちを大切にし、必要に応じて保育者が仲立ちをして見守っていく。

言葉

語彙が増え、言葉も明瞭になってきて保育者や友達と言葉のやり取りを楽しむ。うまく伝わらない時は身振りや指差しで思いを伝えようとする。言葉のやり取りを楽しみ、思いを伝えようとする気持ちを受け止めたり、応じたりしながら安心して表出できるようにする。…

1歳たんぽぽ組2023年度12月のまとめ

食事

エプロンを一人で付けてみようとする。難しい時は「やって」と知らせる。味の好みが出てきて苦手なものは口から出したり、見た目で「いらない」と話したりすることもある。また、「おいしい」「もっとたべたい」などの声も多く聞かれる。食具を丁寧に使い一人で食事をする。掬いにくい食材やメニューによっては手掴みで食べる。スプーンに乗せておくなどして食具で食べるようにしていく。

睡眠

無理なく布団に誘うように関わる。午睡のタイミングがずれてしまうと、起床時にすっきりと起きられない児がいる。絵本を見たり、人形を持ったりして布団に入り、ゆったりと過ごす時間を作る。また、睡眠中の室温、湿度を調整していく。

排泄

排尿間隔が長くなり、紙パンツが濡れていないことが増える。オムツが濡れていないタイミングで便座に座って排尿に成功する児もいる。一人一人の排尿間隔を把握しトイレに誘っていく。

健康

鼻水、咳、発熱などの症状から欠席する児も多い。鼻水が出ていると「はな」と保育者に知らせに来たり、友達にティッシュを渡したりする児もいる。こまめに拭くようにして中耳炎にならないように気をつけていく。また、乾燥から肌が荒れている児がいる。視診、触診をこまめに行い家庭と連携を図りながら健康管理に努める。

身体発達

園庭でタイヤの上に風呂マットを敷いた上でバランスをとりながら上り下りを楽しんだり、かけっこをしたりして遊ぶ。散歩に少人数で出かけ、友達と手を繋いで歩くことができるようになってきているので、少しずつ距離を伸ばしていく。

情緒面

幼児クラスのお楽しみ会の劇や歌などの発表を見る機会が増え、他クラスとの交流を喜ぶ。戸外に出る時、友達に靴下や靴を渡す優しさが見られる。時々玩具の取り合いで揉めることがあるので、遊んでいる様子を見守りながら必要に応じて仲立ちをしていく。

言葉

保育者の言葉を理解し、態度や簡単な言葉で自分の思いを伝えようとしたり二語文での表現で思いを主張したりする児が増えている。同じ興味の対象を介して友達との関わりが広がる時期なので、保育者は仲立ちしながら子どもたちが、言葉で思いをやり取りする喜びを経験できるようにしていく。…