1歳たんぽぽ組月のまとめバックナンバー

1歳たんぽぽ組2025年度7月のまとめ

食事

テーブルを準備していると、食事の時間になるということが分かり、自分の椅子を探して座るようになってきている。果物から食べ始める子どもが多く、おかわりを楽しみにしている。メニューにある食材の名前を言ったり、絵本で紹介したりしながら野菜にも興味がもてるようにしていきたい。

睡眠

空腹が満たされ、活動の内容によっては、疲れて自ら自分の布団にゴロンと横になる姿が見られる。お気に入りの絵本や人形を傍に置いて、ゆったりとした気持ちになり、スムーズな入眠へと誘う。途中目が覚めてしまってもトントンすることで安心して再入眠ができるようになってきている。

排泄

おむつ替えを嫌がる姿は殆ど見られない。排泄のタイミングが合えば、便座に座って排尿が成功することもある。友だちのそういった姿を見ることで刺激を受けてやってみようという姿も見られるようになってきた。また、股を触って「でたよ~」と知らせてくれることもある。おむつ交換後は自分でズボンをはこうという意欲も見られる。

健康

鼻水や咳といった風邪症状の子どもがとても多く、午睡中などは特に咳き込む様子が見られた。登園時は元気でも、発熱や下痢などの症状も見られる日があったので、体調の急な変化を見逃さないように努め、水分補給も適宜行った。

身体発達

ブロックを長くつなげたり、ボールを両手で投げたり受け留めたり、バランスストーンの上に怖がらずに乗ったりする行動が見られた。また、シール貼りなど手先を使う遊びも楽しめるようになってきている。両足でジャンプするなど、体全身を使った動きも活発になり、いろいろな体の動かし方が見られる。

情緒面

保育室内で安心して遊ぶ姿が見られる。保育士仲介のなか、玩具の貸し借りなどのやりとりが少しずつ見られ、友達との関わりが増えてきている。しかし、思うようにいかなかったりすることも多々あるので、思いを汲みとりながら、関りが楽しめるようにしていきたい。

言葉

表情だけで意思を伝えていた子どもも、少しずつ発語と指差しで表現するようになる。高月齢児は言葉で伝えようと一生懸命な姿が見られる。共感してさらに言葉を発することへの意欲を育てていきたい。子ども同士でも自分の気持ちを伝えようとする場面があり、伝えられたことの喜びを共感していきたい。また、絵本や歌などを用いて自然と伝えていけるようにしたい。…

1歳たんぽぽ組2025年度6月のまとめ

食事

保育者が「ごはん食べよう」と声掛けすると自分から手洗いに向かったり椅子に座ったりする姿が増えている。お友達が、スプーンやフォークを使って食べているのを見て、自らスプーン、フォークを「使ってみよう」という姿が見られる。保育士やお友達との食事中の会話を楽しみながら食事をする。

睡眠

食事中に眠くなり食後すぐに入眠する児もいるが、好きな本をみたり、お人形を持って、布団に横になり体を優しく触れてもらいながら入眠する児もいる。入眠までに時間を要する児もいるが、個々に合わせて入眠を誘っていく。

排泄

トイレに誘うとオムツのカゴから自分の物を探す児や、足を上げて通したりする児など身の回りのことをやってみようとする姿が見られる。自ら便座に座わる児も少しずつ増えている。自分から、座ってみたいという気持ちを受け止め、さり気なく援助し、できたという達成感を味わえるようにする。

健康

咳、鼻水などで、病院を受診してから登園する児や、発熱で欠席する児もいる。午睡中も咳込む姿が見られたので、頭を高くするなど配慮して落ち着いて入眠できるようにする。日々の視診をしっかりと行うと共に健康状態について家庭と園で連絡を取り合い体調の変化にも気を付け様子を見ていく。天候や気温を考慮しながら、活動内容は無理のないように行い、合間に水分補給や玩具の消毒を行う。

身体発達

クレヨン遊びや粘土遊びでは、自分の好きな色のクレヨンを手に持って大きな画用紙に力強く描く姿が見られた。粘土遊びでは、粘土の感触を楽しみながら丸めたり、ねじったりする児もいた。保育者の身体の動きを真似し自らリズムをとりリトミックを楽しむ姿が見られた。

情緒面

友達の遊んでいる玩具や絵本に興味を示し、手が伸びたり、大きな声をだして主張したりする。一人一人が満足感を味わえるように環境を整え、子ども達の関わりを見守り保育者も一緒に遊びながら友だちとの関わりを楽しめるようにする。

言葉

喃語や一語文二語分、オウム返しや指差しで保育者との会話を楽しむ児がいる。また、思いを伝えようと一生懸命、身振りや手振りで表現して気持ちを伝えようとする児もいる。絵本の読み聞かせや、手遊び、ペープサートなどを使って会話のやり取りを楽しみ子ども達の発語に繋げていきたい。…

1歳たんぽぽ組2025年度5月のまとめ

食事

進級児、新入園児とも手掴みや食具で意欲的に食べている。食べ慣れていない食材や、見慣れないメニューは、自分から手を出そうとしないが、一口食べてみておいしいことが分かると、そこからは食べ始める。野菜はカレーなどに入っていれば食べるが、サラダなどで提供される際は残食が多い。みんな給食の時間を楽しみにしている。

睡眠

午前寝をすることもなくなり、給食後は自分の布団の上で絵本を見たり、人形と一緒にゴロンと横になってゆったりと過ごしてから入眠する。入眠までに時間を要する子どももいるが、1時間から2時間の睡眠時間がとれるようになってきている。また、機嫌よく目覚めることができている。

排泄

おむつ替えをする事を伝えると、自分からトイレに来る子どもが増えてきている。排尿した際にはオムツを触って知らせてくれる子どももいる。午睡後などオムツが濡れていない時は、便座に座って排尿するいい機会なので誘ってみている。

健康

ほとんどの子どもが咳と鼻水が出ている状態だった。発熱で欠席する子どもも多く、登園していても午睡時に咳き込む様子が見られた。ゆったりと過ごせる時間を設けることで、無理なく安心して過ごせるようにしている。戸外で遊ぶ際には水分補給にも気を付け、様子を見て、日陰に誘うなどして留意していく。

身体発達

園庭では砂場でシャベルや器を使って遊ぶことが多く、高月齢児は型抜きなど挑戦する姿が見られる。幼児の遊びを見てポックリの上に乗ったり、虫探しをしたり遊びが広がっている。低月齢児は探索を楽しみ、気になるところへ行ってはその場に座り込んで遊んだり、ボールを転がして遊ぶ。室内ではマットの山を出すと喜んで登ったり、ジャンプして降りたりする姿も見られるようになる。

情緒面

新入園児は園生活にも慣れ、保育士とも慣れ親しみ安心して過ごせるようになり、涙を見せることもなくなってきた。進級児は友達の存在を認めるようになってきて、関わりが少しずつ増えてきている。嬉しい時や楽しい時間を共有できる場面を増やしていきたい。

言葉

表情だけで意思を伝えていた子どもも、少しずつ発語と指差しで表現するようになる。高月齢児は言葉で伝えようと一生懸命な姿が見られる。共感してさらに言葉を発することへの意欲を育てていく。子ども同士でも自分の気持ちを伝えようとする場面があり、伝えられたことの喜びを共感していけるようにする。また、絵本や歌などを用いて自然と伝えていけるようにしていく。…

1歳たんぽぽ組2025年度4月のまとめ

食事

進級児は食具を使ったり、手掴みで意欲的に食べている。新入園児は、眠さからぐずったりすることもあるが、食べることを楽しみにするようになってきている。一人一人の食べるペースや咀嚼状態を把握しながら楽しい食事の時間になるようにしていく。

睡眠

保育士に抱っこされたり、おんぶされたりしながら入眠の時間へと移行していく。眠い気持ちと寂しくなる気持ちが入り混じりながら、涙を流す子どもの姿もある。午前寝をする子どもがいたり、睡眠時間の短い子どもがいるが一人一人の入眠時の癖や特徴をつかみ、安心して眠れるようにしていく。

排泄

おむつ替えを嫌がる子どももいるが、逆にトイレに行きたがる子どももいる。声掛けなどを工夫しながら気持ちよくおむつ替えが出来るようにしていく。また、清潔を保つことが心地よいと感じられるように対応していく。

健康

半ばぐらいから疲れが見え始め、咳や鼻水の出ている子どもが増えた。午睡中も咳き込む子どもが出てきたり、微熱が出た子どももいた為、体調管理に努めながら、僅かな変化も見逃さないようにしていった。水分補給をこまめにとり、安全に過ごせるようにしていく。

身体発達

月齢の高い子は鉄棒にぶら下がったり、砂場の型抜きを楽しんだりしている。月齢の低い子はハイハイで移動したり、バランスをとりながら園庭内の気になるところへの探索を楽しんだ。室内では、マットの山やパック積み木の上を上手に歩いたり、何度も挑戦して楽しむ姿が見られた。

情緒面

新入園児は新しい環境に慣れるまで、保護者との別れ際に泣いたり、ふとしたことで涙を見せることがあったが、少しずつ自分から玩具に手を伸ばしたりして遊び始めるようになっていった。笑顔も見られるようになり、気持ちが安定している様子がうかがえる。在園時は甘えが強くなり、自己主張する姿が見られる。一人一人の思いに寄り添いながら、一緒に遊びを楽しんでいく。

言葉

キャラクターの名前を言ったり、担任の言葉尻を真似したり、喃語や単語で意思表示するようになってきている。園庭で飛行機やヘリコプターの音が聞こえると、指差しをして一生懸命に伝えようとする姿がある。発語した際には共感したり、思いをくみ取っていきながら伝えられた喜びを味わえるようにしていき、更なる発語を促していきたい。…

1歳たんぽぽ組2024年度3月のまとめ

食事

食べる前に「いただきます」と言う習慣がついた子どももいて、それを真似る子どもの姿もある。果物を一番に食べ、その後好きなものから順番に食べていく。向かい合った友だちに「これおいしいよ」と教えてあげたり、おしゃべりを楽しみながら食事が進む。食材にも興味を持ち始め「これなあに?」と聞いてから口へ運んだりする。楽しい給食の時間となっている。

睡眠

雨天時外遊びができない日などは、なかなか寝付けないこともあるが食後は午睡時間というリズムはできているので、身体を休めている。お気に入りの絵本や人形と一緒に布団にいることで安心して入眠できる。また、「とんとんして」と体に触れることで安心して入眠できている。

排泄

おむつ替えの間隔が長くなり、便座に座る子どもも増えてきている。遊びに夢中の時は「でてないよ」と言って拒むこともあるが、言葉かけを工夫し、タイミングを見計らって誘うようにしている。終わった後は、自分でズボンに足を入れ一生懸命にあげて履く姿が見られる。自らトイレに行けた時にはたくさん褒めて、次へつながるようにしている。

健康

寒暖差の激しい時に体調を崩す子どもがいたが、それが治まると全員出席の日が続き、寒空の下でも身体を動かして元気に走り回るようになった。なるべく薄で過ごすようにしながら体調面に気を付けていきたい。

身体発達

玩具のスナップボタンを上手に留めて、長く繋げるようになったり、ジャンパーのチャックを上に引き上げたり、手指の動きが器用になってきている。
また、園庭ではタイヤをコロコロと転がして移動させ、楽しむ姿が見られる。体全身を使った動きが増えてきている。

情緒面

部屋を移動したことで喜びを感じる子どももいれば、不安に感じる子どもの姿もある。「次はすみれさんだね」の言葉が重くのしかからないよう、一人一人の気持ちや思いに寄り添って、進級を迎えられるようにしていく。

言葉

高月齢児はおままごとやお気に入りの人形を使って、言葉のやりとりを楽しむ姿がある。役になりきって遊んでいる姿はとても微笑ましい。低月齢児は、指差しをしながら単語を発したり、身振り手振りで自分の思いを伝えようとする姿が見られる。手遊びや歌なども繰り返し取り入れることで、しっかりと覚え口ずさんだり「○○やって~」とリクエストをして一緒に楽しんでいる。

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1歳たんぽぽ組2024年度12月のまとめ

食事

エプロンを一人で付けてみようとする。難しい時は「やって」と知らせる。味の好みが出てきて苦手なものは口から出したり、見た目で「いらない」と話したりすることもある。また、「おいしい」「もっとたべたい」などの声も多く聞かれる。食具を丁寧に使い一人で食事をする。掬いにくい食材やメニューによっては手掴みで食べる。スプーンに乗せておくなどして食具で食べるようにしていく。

睡眠

無理なく布団に誘うように関わる。午睡のタイミングがずれてしまうと、起床時にすっきりと起きられない児がいる。絵本を見たり、人形を持ったりして布団に入り、ゆったりと過ごす時間を作る。また、睡眠中の室温、湿度を調整していく。

排泄

排尿間隔が長くなり、紙パンツが濡れていないことが増える。オムツが濡れていないタイミングで便座に座って排尿に成功する児もいる。一人一人の排尿間隔を把握しトイレに誘っていく。

健康

鼻水、咳、発熱などの症状から欠席する児も多い。鼻水が出ていると「はな」と保育者に知らせに来たり、友達にティッシュを渡したりする児もいる。こまめに拭くようにして中耳炎にならないように気をつけていく。また、乾燥から肌が荒れている児がいる。視診、触診をこまめに行い家庭と連携を図りながら健康管理に努める。

身体発達

園庭でタイヤの上に風呂マットを敷いた上でバランスをとりながら上り下りを楽しんだり、かけっこをしたりして遊ぶ。散歩に少人数で出かけ、友達と手を繋いで歩くことができるようになってきているので、少しずつ距離を伸ばしていく。

情緒面

幼児クラスのお楽しみ会の劇や歌などの発表を見る機会が増え、他クラスとの交流を喜ぶ。戸外に出る時、友達に靴下や靴を渡す優しさが見られる。時々玩具の取り合いで揉めることがあるので、遊んでいる様子を見守りながら必要に応じて仲立ちをしていく。

言葉

保育者の言葉を理解し、態度や簡単な言葉で自分の思いを伝えようとしたり二語文での表現で思いを主張したりする児が増えている。同じ興味の対象を介して友達との関わりが広がる時期なので、保育者は仲立ちしながら子どもたちが、言葉で思いをやり取りする喜びを経験できるようにしていく。…

1歳たんぽぽ組2024年度11月のまとめ

食事

食事の時間を楽しみにしていて、「きょうはなに?」とメニューを聞いてくることがある。食べつけなかった果物を口にしたり、興味が湧いてきているものもある。半面、野菜は細かいものでも手で取り除いて食べる姿がある。
引き続き、絵本や紙芝居なども用いながら美味しさを伝えていきたい。

睡眠

自分から布団に横になる子ども、お気に入りの人形を手に取る子ども、入眠までのスタイルが決まってきている。体力もついてきているので疲れてすぐに入眠することは少なくなってきているものの、布団の上で過ごせるようになっている。

排泄

全体的に排尿間隔が長くなり、オムツを替える回数が減ってきている。自分からトイレに行く子もいるが、タイミングが合わずに嫌がる子どももいる。また、排便があった際にはお尻を指差ししたり、お尻ナップやビニール袋をとりに行くよう担任の手を引っ張る姿も出てきている。知らせてくれた際には褒めて次へつながるようにしていきたい。

健康

鼻水が出ていたり、咳き込む子どもが増えた。自分でティッシュをとりに行くことも出来るようになってきていて、拭いた後はごみ箱にも入れるようになってきている。午睡中は鼻が詰まって苦しそうにする様子も見られるので頭を高くしたり室内の湿度や室温を調節し、しっかりとした睡眠がとれるようにしていく。

身体発達

靴下を履いたり、靴のマジックテープを止めたり、手指の細かい動きが出来るようになってきている。給食の時間には自分でエプロンをとめようとしたり、「やって」の前にまずは自分で取り組もうとする姿が増えた。挑戦する姿を認め、意欲的にやってみようとする気持ちを大切にしていきたい。

情緒面

嬉しいことや楽しいことなどが具体的に分かるようになり、自分の思いや気持ちを言葉や身体の動きで表現している。「友達と一緒」を喜び、関わって遊んだり活動する中で、優しい気持ちや悔しい気持ちなどが育ってきているように思う。様々な取り組みを経験しながら、安定した毎日を過ごせるようにしていきたい。

言葉

担任の言葉を真似したり、絵本に出てくる単語を発語したり、言葉の意味を理解して使うようになってきている。お散歩に出ても「はっぱ」「きゅうきゅうしゃ」など、目で見た物を言葉で伝えようとする姿がある。「たのしいね」「おいしい」など気持ちを表す言葉も少しずつ出てくるようになっている。その時その時の言葉と気持ちに寄り添うようにしていき、さらに引き出せるようにしていく。…

1歳たんぽぽ組2024年度10月のまとめ

食事

嗜好がはっきりしてきた児も多く、好きな物が終わると「もういらない」「ごちそうさま」と自ら保育者に伝える。手を添えながらもスプーンやフォークを使って食べようとする姿が増える。落ち着いた雰囲気の中で楽しく食事ができるように見守っていく。

睡眠

全体的に入眠が遅くなり、食後は人形で遊んだり、絵本を読んだりしてから入眠する。生活リズムによって睡眠時間に差があるため、先に目覚めた児は保育者と関わって過ごしたり好きな玩具で遊んだりして過ごす。

排泄

自分でおむつやズボンを着脱したり、すすんで便座に座ろうとしたりし、タイミングが合うと、トイレでの排尿ができる児が増えてきている。個々の排尿間隔を把握し、無理なくトイレに誘い成功した時には、心地良さや喜びを共感していく。また、これから寒くなりトイレに行くことに消極的になることが予想されるので、トイレの環境作りに工夫していく。

健康

鼻水や咳が出る児が増える。保育者が鼻水の出ていることを知らせるとティッシュを取って拭いたりする。丁寧に健康観察を行ったり、日中の様子に留意しながら見守ったりして、体調管理に努める。また、室内の換気や室温、湿度の調整、手洗いを行い、感染症の予防をしていく。

身体発達

マットの山や平均台渡り、トンネルくぐりなど様々な体の動きを繰り返して遊ぶことを楽しんでいる。一人で難しい時は保育者に手を伸ばして挑戦する姿が見られる。今後も子どもの興味関心に応じてのびのびと体を動かして楽しめるようにしていく。

情緒面

友達に興味があり顔を近づけたり、体を触ってみようとしたりする。同じ場で同じ遊びをしている児と顔を見合わせたりやり取りしながら遊んだりして、友達と関わろうとする姿が増えてきている。時には友達の玩具に手が伸びる場面もあるので十分な数の玩具を用意し、お互いの気持ちを受け止め仲立ちしていく。

言葉

意思表示がはっきりし、単語や二語文、喃語や身振り手振りで伝えようとする。絵本などに出てくる簡単な繰り返しの言葉や面白い響きの言葉を模倣したりして喜ぶ。話そうとする気持ちを受けとめ、分かり易い言葉で応答し、言葉でやり取りする楽しさを感じることの出来るよう温かな気持ちで見守っていく。

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1歳たんぽぽ組2024年度9月のまとめ

食事

活動量も増えてきて、意欲的に食べる姿が見られる。しかし、味覚の発達や食事の見た目で食べることを嫌がったりすることも増えてきている。絵本や紙芝居などを用いて、おいしさを知らせていったりしながら食べ進めていくようにしたい。

睡眠

毎日の生活のなかで、給食後は布団にゴロンと横になることが習慣づいてきている。お気に入りの人形や絵本を持ってきてゴロンと横になる。日中の活動内容によっては、食後あっという間に入眠することもある。気候が涼しくなり、眠りやすくなったこともあると思われるが、安心して入眠できているのだと思う。

排泄

自分の股を触って排尿したことを知らせてくれるようになったり、排便も「うんち出た?」と聞くと「うん」と頷いたり、手をあげて知らせる姿もある。排尿間隔も長くなり、誘って嫌がっても少し経つと自分からトイレに向かうようになってきている。また、便座に座る姿も増えてきている。

健康

急に涼しくなり、鼻水を垂らしたり咳込む子どもが多くなった。鼻水を垂らしている友だちにティッシュを渡してあげる様子も見られ、とても微笑ましい。午睡後の咳込みも目立つが日中は元気に過ごすことが出来ている。その日の気候によって衣服の調節をしていきたい。

身体発達

ボタン留めの遊びやパズル、型抜きなど手先を使った遊びも楽しめるようになってきている。少し前までは最初からゆだねることも多かったが、まずは自分でやってみようという気持ちが強くなってきている。どうしてもできない時は「やって」と差し出すことで納得している。

情緒面

毎日の生活のなかで、友達とのやりとりが増え、関わり方にも変化が見られる。「○○みたいだね」「うん。そうだね」などの会話も聞かれ、とても微笑ましい。同じ絵本を見て指差ししたり、微笑み合ったりしている姿も見られるようになり、関係性が広がっていると感じる。

言葉

自分の気持ちを身振り手振りで表現しながらも、言葉で伝えようと一生懸命に発語する姿がある。嬉しい時や喜びの表現は手を叩きながら「やった~!」と言ったり、「○○だったね」など、あとから思い出して表現することもある。「おはよう」などの挨拶も友達を出迎える時に自然と発語している。聞きとりずらい言葉も気持ちに寄り添うようにして仲介するなど、伝えられた喜びが経験できるように配慮していきたい。

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1歳たんぽぽ組2024年度8月のまとめ

食事

全員が乳児食となり、果物を喜んで食べる子が増える。リンゴやナシなどは咀嚼の様子をみて薄めに切ってもらうなどする。好き嫌いが出てきて野菜の残量が増えている。食具を使って食事をしたり、掬いにくいものは手づかみで食べたりする。食具の持ち方を知らせたり、掬いやすいように食材の大きさや量を工夫したりして、自分で食べられた喜びを感じられるようにする。

睡眠

食事中や食後すぐに眠くなる児や、好きな絵本などを持ってゆったりと布団で過ごした後、身体を擦られて入眠する児がいる。室内を心地良い室温・湿度に保ち、安心して眠れるように一人一人に合わせた対応をしていく。

排泄

トイレに誘うと、自分でズボンを脱ごうとしたり、便器に興味を持ち、座った後に水を流したりする。また、オムツを触って排尿を知らせる児もいる。排尿した時には一緒に喜ぶ。活動後や午睡明けは便座に座り、排尿する児が多いのでタイミングを見て声掛けをしていく。

健康

月前半は発熱で欠席する子が多く、後半は胃腸炎になる子もいる。体調の変化に気をつけ、変わった姿が見られた場合は検温するなど保護者と連絡を密にとっていく。活動で汗をかいたらシャワーや着替えをして肌を清潔に保ち、こまめな水分補給をして快適に過ごせるようにする。

身体発達

熱中症警戒アラートが連日でており、室内で過ごすことが多い。室内遊びでは、ダンスや運動遊具を使った遊びで十分に体を動かしたり、新聞紙や絵の具など手先を使う遊びをする。水遊びが出来る日には、喜んでジョウロや水鉄砲・魚すくいで遊び、全身で水に触れて楽しむ児もいる。動きが大きくなってきて、時には友達同士の接触も見られるので安全に配慮し見守る。

情緒面

自分の気持ちを出せるようになり、成長と共に自己主張も強くなる。「やだよ」「だめ」の言葉も増えてくるが、友達や保育者と遊びを共有することを喜ぶようになる。思いが通じないと手が出たりすることがあるので気持ちを受け止め、保育者が見守る中で安心して友達との関わりが経験できるようにする。

言葉

不明瞭だが単語を発する子が増える。単語や二語文に身振りや手振りを交えて、思いを伝えようとする。好きな絵本のフレーズを読み聞かせに合わせて話し、友達の名前を「あなたのお名前は?」と訊ねて応えてもらって喜ぶなど、言葉でのやり取りが活発になっている。伝えようとする気持ちを大切にし、言葉を補い、他の言葉に置き換えるなどして、やり取りを楽しめるようにする。様々な言葉に触れ語彙の獲得に繋げていく。…