健康
雪が積もると、戸外で雪だるま作りをしたり、滑り台作りをしたりして雪遊びを楽しんだ。寒さを感じる子もいたが、友だちに「すべり台作りしよう。」「雪だるま作ろう。」など誘い合い、寒さを忘れて楽しむことができていた。遊びを見守ったり一緒に身体を動かしたりして遊ぶことで身体が温まる心地よさに共感していった。
人間関係
製作活動や、集団遊びの中で、友だちと関わる機会や時には子ども同士で教え合う機会を作っていった。製作活動や折り紙をして遊ぶことを得意としている子に、保育者が「○○君が教えてほしいみたい。」と声をかけると、「いいよ。」と喜んで引き受け優しく教える姿があった。保育者の声かけがなくても自主的に教え合う姿も増えてきているため、褒めたり認めたりして友だちとの関わりが深まるよう見守っていった。
環境
水たまりの氷に気づき、「氷があるよ!」「みんな見て!」と水たまりの氷を発見した喜びを保育者や友だちに知らせて喜んでいた。また、氷を一か所に集め始める子の真似をしてみんなで氷集めが始まった。氷を手に握り「見て!氷って水になるよ。見といて。」と氷が解けて水に変化することに気づき、友だちや保育者に氷が解ける様子を見せていた。子どもの気づきを一緒に喜んだり、カップに水を入れて凍らせる提案をしながら自然事象に興味関心が深まるようにしていった。
言葉
「ありがとうこころをこめて」のサビをピアノで弾けるようになった子が、保育者や友だちに弾いて聞かせていた。弾けるようになった子に、「私にも教えて。」とピアノに興味関心をもったり、ピアノを弾く子と歌を歌う子に分かれて楽しんだりしていた。友だちの「教えて。」の声かけで、一生懸命教えたり、話を聞こうとしたりするなど友だちとのやり取りが深まっていた。
集会や朝の会では、話を聞く態度や姿勢が崩れやすい子がいるため、「ぺた、ぴん、とんはどうだったかな?」と意識できるよう声をかけていった。
表現
ひなまつり製作では染め紙を楽しんだ。絵の具の色を子どもたちと一緒に決めたことで、様々な色の変化が見られたり、偶然できた模様を見て「ハートみたいだよ」とイメージを膨らませたりして楽しむ姿があった。同じテーブルにいる友だちに「どうやってやった?」と尋ねながら作る姿も見られた。時間にゆとりをもって行うことで、それぞれが伸び伸びと表現することができていた。
食育
食肉出前授業で牛肉や豚肉の大きさの違いを知ることができた。また、節分の行事にまつわる食べ物の意味や由来を知り、家庭で由来や意味を話す子もいた。
給食に使われている食材にも興味をもち、身体の調子を整えるものなどを探して食べる姿もあり、食材への関心や理解を深められるように関わっていった。また、食べ終わる時間を子どもたちに知らせ、就学に向けて時間を意識して食事をするようにしていった。