4歳たんぽぽ組2021年度12月のまとめ

健康

インフルエンザや感染症になることもなく健康に過ごしていた。気温が大きく下がってきたので、日々の生活でも肌着をズボンに入れる、必要に応じて上着を着る、室内でも靴下を履く等の衣服の管理を子どもたちに問いかけ、自分で判断する場を多く設けていった。乾燥で指先や唇の裂傷が目立ってきたのでワセリンでの保湿を意識して行った。

人間関係

子どもたちが自分たちでやりたい遊びを好きな友だちと楽しむ姿が多くなる。保育者は見守ったり遊びの準備をしたりすることに注力し、遊びを率先して引っ張ることは少なくなった。運動遊び、机上遊びとそれぞれ得意な分野が出てきたことで遊びを通して新しい関わりが広がっている姿も見られる。子どもたちに新しい関わりを広げていくならこうした個々の得意分野を伸ばしていくことでも関わりを広げていく事が出来ると改めて感じた。
まだ相手の気持ちを汲みとってやり取りをするのが苦手な子もいるので、そういった時は保育者が仲立ちしていきながら相手の気持ちを感じることが出来るように心掛けていった。

環境

発表会も終わり、ゆり組の遊びや生活時間に合わせて過ごす場面が増えてきた。竹馬や大繩をゆり組と一緒にやったり、ゆり組の食事時間まで一緒に園庭で遊んだりする子も見られるようになってきた。そうした中から徐々に「もうすぐゆり組になる」という自覚も子どもたちの中に生まれてきているように思う。日々の生活の中から子どもたちにそうした気持ちが芽生えるような環境設定を心がけた。

言葉

自由に制作をする際も文字を書く子が多くなった。小学生の兄姉がいる家庭では見様見真似で漢字を書く子も出てきた。子どもたちは保育者とも会話を通してやり取りをしているが徐々に言葉遣いが崩れてしまい丁寧な言葉になっていない時もあった。保育者との信頼関係がそうした方向に行ってしまわないように適切な言葉で話すように関わっていった。朝の会等で徐々に人前で発表する場等も設けた。

表現

毎月の制作を行うとその作り方を覚え、自由時間などに同じものを作って遊ぶようになった。切り絵を教えた際には始めは折り方から保育者に聞きに来ていたが、次第に折り方や切り方も自分たちで出来るようになり、自由に作品を作って遊んでいた。指先が器用になり細かい切り抜きなども出来るようになってきた。女児は音楽を流していると自然と集まって踊って遊ぶ姿も多く、様々な表現を通して他児と遊ぶ姿が多く見られた。保育者は子どもたちが作ったものをすべて受け入れ「どんなものを作ってもいいんだ」という気持ちになれるように心掛けていった。

食育

鏡餅作りを通して食べ物の餅を飾る事や行事としての由来がある事を学んだ。最初は柔らかかった餅も翌日には硬くなる等、様々な変化も楽しんでいた様子だった。食事はまだ個人の好き嫌いはあるものの、全体的に野菜を積極的に食べられるようになった子が増えてきた。食事量が増え、運動量が増え、睡眠時間が増え、活動量が増えるといういいサイクルになっている子が多くなったように思う。年明けからは進級の気持ちを高めていきながら箸への更なる移行を進めていきたい。

育児あれこれ