4歳たんぽぽ組2021年度11月のまとめ

健康

大きな体調変化がある子はいなかったものの、咳や鼻水は前月同様多かった。各種ワクチン接種をする家庭も多く、摂取用紙を通して個々の摂取状況の把握に努めた。気温が下がった事と湿度も大きく下がったことにより肌が荒れやすい子や指先が割れて出血してしまう子が目立つようになった。保護者に確認を取りながら保育中も適宜ワセリンを塗布したり迎えに来た際に日中の様子を細かく伝えたりして、悪化しないように心掛けた。

人間関係

友だちと遊ぶ楽しさや自分たちで様々な遊びを楽しめるようになり、保育者を仲介せずとも遊べる時間が多くなる。トラブルになっても自分たちで解決しようとしたり、解決できないと分かると保育者を自分から頼ったりするようになってきた。
明確な意図を持たず、遊びの一環の様な流れで「仲間に入れない」というやり取りが何度か見られた。保育者はそれぞれのやり取りを見守りながらきちんと理由立てて話が進められる様に状況に応じて仲立ちしていった。

環境

当番活動を先月から行い、時計を見て「先にやっておく」という習慣が徐々についてきた。当番だから先に片付けて準備をしておくといった行動が出来るようになり、子どもたちも自発的に時計を見るようになってきている。
当番でない子も「先に片付けした方がいいよ」とその日の当番の子に教える姿もあり、自分たちで判断し行動に写せる姿が多くなってきた。

言葉

発表会の招待状作りでは平仮名表を見ながら文字を書く子や、なにも見なくても文字を書く子など、女児を中心に文字を書ける子が多くなってきた。家で手紙を書いてきて朝友だちに渡す姿もあった。男児は文字を書く様子は女児ほどでは無いが、テレビやゲーム等で見聞きした単語を口にしながら遊んでいる様子もあり、会話に出てくる語彙力が高まっている印象を受ける。玩具の貸し借りなども時間や状況を絡めて条件を出し合いながらやり取りが出来るようになってきた。

表現

自由制作に対する意欲が高く、はさみ、のり、折り紙、セロハンテープ、などの教材を自由に使えるようにした。制作だけではなく、ブロックでも、自分の作りたいものを創造しながら何かを完成させ、作品で友だちと遊ぶことを楽しむ。各々の表現の方法が見られていた。子ども同士でも相手の表現を受けとめることができていたが、時々、表現の仕方を否定され、トラブルになってしまったときは、保育者が仲介した。

食育

サツマイモ掘りを行い、その後スイートポテト作りも行った。自分たちで分量を量って作り、それが食べ物となって出てくる過程を体験し、家でもやってみたよという声も多く聞くことが出来た。食べるだけでない部分で食を体験することが出来たので今後も衛生面をしっかり管理しながら様々な体験をさせてあげたいと思う。食事はほとんどの子が箸に移行できてきたので、今後も無理なく進めていきたい。

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