健康
1か月を通して、発熱や激しい咳込みといった風邪の症状が見られる子どもが多くいた。気温差も激しく、湿度も低い日々が続いているので、来月も適切な室温・湿度になるように努めていきたい。また、日が出ていても気温の上がらない日は室内でゆっくり過ごすようにした。衣類の着脱に意欲を持つ子どもが増え、子どもがじっくりと取り組めるように余裕を持った活動時間を心がけ、できたときは大いに褒め、達成感を味わえるようにしていく。
人間関係
お店やさんごっこや普段の園生活を通して、担任とだけではなく、他の保育者や他クラスの他児と関わる姿が見られた。お店屋さんごっこでは、初めは見慣れない環境や雰囲気に驚き、保育者の後ろに隠れ、恐る恐る見ていたが、幼児に優しく声をかけられると、手をつないだり、商品を受け取り、「ありがとう」とお辞儀をしたりと交流を楽しんでいた。また、その後、園庭遊びで「いらっしゃい、いらっしゃい」と保育者がお店屋さんごっこをすると「しゃい!しゃい!」と石を並べてごっこ遊びを楽しむ姿が見られた。
環境
高月齢の子どもの中で、色や形に興味を持つ姿が見られるようになる。玩具や散歩中の環境を見て、「あか!」「あお!」とつたえる姿が見られる。今後も日常の中で子どもたちと一緒に気づき、言葉にしていきたいと感じる。また、戸外活動中に「ゴォーーー」という音に気づき、空を見上げ、飛行機を探していた。今月で一歳になる子どもも鳥や飛行機を見つけ、指差し、保育者に教えてくれるようになっている。
言葉
一語文で思いを伝える姿は以前も見られていたが、「あっち行く」など二語文で思いを伝えようとする姿が見られるようになってきた。時には、思いが伝わらずに、保育者の手を引き、身振り手振りで思いを表現し、伝わると嬉しそうに頷いていた。また、成長し、全員に自我が芽生え、玩具の取り合いも増えてきた。保育者が互いの思いを伝え合う仲立ちを大切にしていきたい。
表現
夏から行ってきたフィンガーペインティングをよりダイナミックに行う。一回目は手や指、二回目は筆を追加し、三回目はスタンプを用意し、四回目になる今回は、それだけでなく足や腕といった体全体で行った。筆で自分の体に塗り、感触を楽しむ子ども・大きな紙にのびのびと大きな絵を描く子ども・色を混ぜて楽しむ子どもと様々な楽しみ方をしていた。…
健康
12月初旬頃から、少しずつ嘔吐下痢の子どもが増えてきた。午睡明けに目を覚ますと大量の緩い排便や、何度も繰り返し下痢の様子が見られたため、保護者に体調の様子を伝えつつ可能な限り早目のお迎えをお願いすることもあった。全員が順番に胃腸炎にかかったため、玩具や保育室の消毒を念入りにし、また、子どもの体調や変化を保護者の方と話して共有するようにした。
人間関係
友だちや保育士と関わって遊ぼうとする姿が見られ、時には無理やりお友だちが使っている玩具を取ろうとして叩たかれたり嚙みつかれたりする姿が見られた。自分の気持を言葉で表現できない時期であるため、嚙みついた子にも嚙みつかれた子にもその気持ちを代弁していき、噛んだ子には、嚙まれたら痛いことを繰り返し伝えていくようにした。引き続きしっかりと傍について見守るのと同時に、心が満たされゆったりと過ごせるよう援助していく。
環境
雨の日や気温の低い時、又、鼻水が出ている子が多い日には、室内遊びを行った。
乳児用の平均台やマットを広い多目的室に準備して、危険の無いようにして遊んだ。
自分が今できないことも友達ができていると一緒に滑り台によじ登り、立ちあがって嬉しそうであった。友達と同じ環境に親しみ触れる中で、様々な物に興味や関心を持ってきている。
言葉
遊びのやり取りから「○○あった」「○○いた」などの二語文がでてきている。
「ジャンバー着て外に行こうね。」と言うと「○○ちゃんのジャンバー」と保育者の言葉をすぐ真似てオウム返しをしてくる。保育士は、言葉に込められた子どもの思いをしっかりとらえ、話したいという子どもの気持ちを汲み取り、言葉を補いながら会話が通じ合う喜びを満たしていきたい。
表現
いつも行く公園に着くと、今迄緑色だった銀杏の葉が、黄色に色づき沢山落ちて絨毯のようだった。黄色く色づいた葉を拾って、「みて!」と保育士のもとに持ってくる。
子どもは、自分が感じ取った事や心を動かされたことを、身近な人と一緒に楽しんだり伝え合ったりするようになる。来月も身近な環境に関わる中で、子どもたちと一緒に、見たり触れたり嗅いだりし、子どもの感覚に心を傾け寄り添っていく。…
健康
歩行が安定してきた子どもが増えてきたこともあり、室内遊びにフラフープやマット遊びで体を動かす。フラフープでは、持って歩いてみたり、保育者が持つフープをくぐってみたりと遊び方を楽しんでいた。また10か月の子どももバランスを取り、安定し、他児と「いないいないばあ」と屈伸しながら楽しむ姿が見られた。一か月を通して、咳・鼻水といった症状が多く見られたが、「はな」と言葉にし、鼻水を拭こうとする姿も見られていた。今後も気温が下がり、感染症も流行っていく季節になるので注意して見守っていく。
人間関係
春先から保育者との信頼関係が少しずつ構築され、最近では友だちに興味を持ち、自ら関わり合おうとする姿が見られる。「せっせっせのよいよいよい」や「あくしゅでこんにちは」の手遊びを歌うと、友だちと手を繋ぎ、リズムに合わせて楽しむ姿が見られた。その中で、双方の思いのぶつかり合いも見られ、時に手が出てしまう姿も見られる。来月以降も子どもの気持ちに寄り添い、認め、受け止めていきたい。
環境
全体的に足腰がしっかりしてきたこともあり、11月中旬より立ち乗りバギーに乗り散歩に出かける。(10か月の子どもは一人乗りバギーに乗る)以前乗っていた4人乗りバギーより高い位置が見えるようになったこともあり、より一層周囲の様々な環境に興味や関心を広げていた。空を飛ぶ飛行機や家に飾ってあるサンタの飾り物を見つけ、保育者に伝え、発見したことに喜びを感じていた。今後も子どもの視点が変わり、一人一人の驚きや感動に寄り添い、言葉をかけていく。
言葉
「マンマ」や「ねんね」など生活習慣や慣れ親しんだ活動内容を表す言葉を自らで発したり、保育者の言葉を聞き、行動に移したりする姿が見られた。その他にも「ワンワン」や「にゃんにゃん」など区別し、言葉を発していた。10か月の子どもも「ばいばい」と声をかけると手を振ったり、「タッチ」と言うと手を合わせたりと喜ぶ姿が見られた。来月以降も子どもの発見や気づきを見逃さず、丁寧に言葉をかけていきたい。
表現
散歩の途中で飛行機の音に気づき、「こーき!」と指をさす姿や、消防車のサイレンの光る様子を見て「キラキラだね」と声をかけると、手をひらひらさせる姿が見られた。また、「一本橋こちょこちょ」と手遊びを楽しみ、友だちと保育者がやっているのを見ると、保育者に腕を伸ばし、思いを伝えていた。もう一度してほしい思いを伝える際も「もっか!」と人差し指を立て、表現をしていた。…
健康
10月は、気候が良くなり気温が上がってもからりと晴れている日が多かった。鼻水を出している子どもは多かったが、お休みする子は少なかった。近所の公園まで手を繋いで歩ける子も多くなり帰園するころには、お腹がすいて「早く早く!」と給食をせがむ姿も見られた。生後9か月の子どもも中期食になり完食する日も増えてきた。2名が完了食、3名が後期食となった。
人間関係
自由に歩行やはいはいができるようになり、お友だちがしていることに興味があると、すばやく移動して友だちと同じ遊びをしようとする姿が多くみられるようになった。
その反面玩具の取り合いも増えてきた。お友だちの存在を意識し遊ぶようなってきたので保育士が根気強く仲立ちをして気持ちを伝えあうように心がけていった。
環境
雨の日など室内遊びでは、チラシをぎゅっと握り破るなどの素材を変えることを楽しんだりした。手先がとても器用になってきたので、小さな紙を剝がしたり口に持っていこうとする姿もあるため、注意深く見守ったり、玩具の点検が必要だと感じた。子どもたちが安心して過ごせるように環境を整えていきたい。
言葉
自我が出てきたので、その思いをくみ取りながら、自分で切り替えができるように、少し待ったり、その子の思いを言葉にして答えたりするようにした。
保育士とのやり取りの中で、片言で「パッパッパ」「あーあー」と言いながら「シャボン玉やって欲しいの」「段差が登れないから手を繋いで欲しいの」など要求してくる。
保育士はその要求にこたえて言葉の代弁をしていくようにした。
表現
散歩に行くまでの時間に、リズムの調子のよい曲を流すと、一人が立ち上がり体を上下に動かして楽しそうに踊る。そうすると他の子どもたちも真似をして顔を見合わせて踊り出す。自然とリズム遊びに興味を持ち楽しんでいる姿が見られる。
…
健康
9月上旬は下痢をはじめ、体調不良でお休みする子どもが多く、全員が揃う日は少なかった。下旬になるにつれ、全員が登園する日が増え、秋晴れの中、戸外活動を楽しんだ。1歳を迎えた子どもたちは、歩行をすることを楽しみ、室内外で興味のあるものへ進む姿が見られ、生後8ヶ月の子どもは、はいはいで探索行動をするようになった。先月よりもたくさん体を動かして遊ぶようになり、給食もよく食べ、その後自然に眠りにつくことができていた。
人間関係
入園し、半年が経ち、保育園の生活に慣れる姿が見られる。担任の保育者だけでなく、毎日顔を見合わせる保育者に対しても、手を振ったり、タッチをしたりと保育園生活を通じて、他の人々と関わることへの心地良さや楽しさを感じていた。また近くにいる子ども同士で同じ仕草や動作をして、それを面白がって互いに顔を見合わせて笑う姿が見られるようになってきた。
環境
高月齢の子どもは歩行が安定し、生後8か月の子も、はいはいで自ら動けるようになり、行動範囲が拡大してきている。秋風に目を細め、風の強さを感じたり、台風の翌日には大きな水溜りを不思議そうに眺めたりする姿が見られた。来月からも安全で活動しやすい環境を整えて周囲の様々な物事に興味や関心を広げていけるようにしていく。
言葉
食事や遊びの中で自分の欲求や気持ちを指差し、時には喃語を使用しながら、伝える姿が見られるようになる。また、「手を洗おうね」と伝えると手洗い場に向かおうとする姿や「お茶飲もうね」と伝えると集まり座り、お茶を飲む準備をする姿など生活習慣の言葉を理解する姿もみられるようになってきている。
表現
フィンガーペインティングを行い、絵の具の感触を楽しむ。夏に行った経験もあり、全員が絵の具を触ることに抵抗なく、活動を行っていた。また、筆を用意すると、模造紙に描くだけでなく自らの腕や手に塗り、筆先の感触を楽しんでいた。リズム遊びや手遊びにも興味を示すようになり、「きらきら星」を歌うと「きらきら」と手を振る姿も見られるようになる。…
健康
8月の初旬は、とても健康で全員が出席の日が多かったが、中旬になると夏風邪の代表でもある「手足口病」や「RSウイルス」でお休みする子が増えてきた。活動的に動いて遊んでいたので食事も完食する日も多かったが、夏の暑さで、体力が落ちてきて体調を崩したのかと思われる。ウイルスは、よだれや便の中にいるので、「おむつ替えの後は手をよく洗う」「舐めた玩具やタオルを共有しない」など予防を心がけていきたいと思う。
人間関係
ハイハイから立って歩くようになった子が増えて、競うように動いている。
また、幾つも同じ玩具があるのに、友達が持っている玩具が欲しくて取り合う場面も増え、大人や両親以外の同い年の友達の存在に気づき始めたようである。玩具をとられると、泣いて思いを伝えてくるので、その時は保育者が思いを受け止め「お友だちと遊びたかったのね。かしてって言おうね」など仲立ちをするようにしていった。
環境
歩行する子が多くなったので、スペースを広くして歩ける範囲を広げるようにした。
少しの段差でもつまずくのでマットの位置を注意して置くようにした。また、保育室で滑り台を使う際は、小さな玩具は片付けて怪我につながらない様に気をつけた。換気をこまめにして、湿度やエアコンの温度設定に気を付けるようにした。
表現
器に入っているものを出したり入れたり、保育士の真似をするので、「カップに入れて振ると音がするね。」と言葉を添えると一緒にやり取りを楽しむことができる。
また、シフォン布を顔にかぶせると真似をして自分で取り、保育士が「いないいない~」と言うと続けて「ばあー」と言って言葉のやり取りによって遊ぶこともできるようになった。
言葉
保育者が「おもちゃのチャチャチャ」を歌うと持っているカスタネットを振って
「あーあー」と喃語を発しながら真似してくる。そして嬉しそうにこちらの顔を見て
微笑み返してくれ言葉でなくても心で通じ合う瞬間を感じ、とても幸せな時間を保育の中で味わうことが多くあった。…
健康
先月に引き続き、高熱や咳など体調を崩す子どもが多くいたこともあり、全員が揃う日が少なかった。8月も保護者と連携し、家庭での様子や保育園での様子を注意し見守り、個別に対応していく。また、はいはいやずりばいで移動していた子どもが歩行し移動する姿が見られるようになってきている。また生後6が月の子どももずりばいで移動する姿が見られる。今後もより一層、子どもたちの動きを想定し環境を考えていく。
人間関係
以前にも増し、友だちへ興味を持ち、関わり合う姿が見られた。“どうぞ”と玩具を差し出し、友だちが受け取ると嬉しそうな表情をする子どもや、“ありがとう”と保育者がおじぎをすると真似をする子どももいた。また活動の切り替え時に友だちの動きをみて、行動する姿も見られるようになってきている。
環境
入園から4か月経ったこともあり、玩具の入れ替えを行った。キャンディボールを出すと、柔らかい感触が握りやすいようで投げたり、押して弾力を楽しんだりとする姿が見られた。また、布のチュールでは、保育者がいないいないばあをすると、自分で持ち、被りいないいないばあを楽しむ姿も見られた。
言葉
保育者が名前を呼ぶと、振り返り、手を振る姿や、はいはいや歩行で近づく姿が見られた。また危険性がある環境や子どもの動きがあった際に、禁止用語を伝えると保育者の顔を見ながら行動を止める姿が見られた。また、「まんま」「パパ」など一語文を話す姿も見られるので、来月以降も遊びの中でより一層、子どもたちに声をかけていくようにする。
表現
室内遊びの中で音楽遊びを取り入れると、鈴の音に興味を示し、「おもちゃのチャチャチャ」「たなばたさま」の歌を保育者が歌うと、鈴の音を響かせ、嬉しそうな表情が見られた。また、大きな模造紙にクレヨンでおえかきをすると、初めて見るクレヨンをそっと触ってみたり、転がしたり、また保育者がぐるぐると丸を描くと真似し、線や点を描く姿が見られた。…
健康
咳や鼻水が出ている子が多く中旬からは、下痢や発熱して体調を崩し、お休みする子がいた。
少しずつ回復に向い後半は、元気に登園することができた。
日によって気温の高低差があるので、室内のエアコンの温度調整や湿度にも気を付けていくようにした。又、汗をかいたら細めに服を着替えるようにした。
人間関係
お友だちがベットの下にハイハイで潜りこむともう一人の子どもも追いかけて潜りこみお互い顔を見合わせて、にっこりしたり、ほほを触ったりと関りを持とうとする姿が見られる。
身近にいる友だちに興味や関心をもち、一緒に生活することをとても楽しんでいる。
保育士は、危険が無いように見守りながら、十分な関わりができるように一緒に遊ぶように
した。
環境
土、砂、などの自然物を使って、開放的な遊びを楽しむ姿が見られる。
公園の砂や土に興味を持って触ろうとしている。両手をスコップのようにして、体全体で触る姿は、まるでブルドーザーのようである。土や砂を十分触れるように保育者は、誤飲に気を付けて見ていくようにした。
表現
保育士が、『おもちゃのチャチャチャ』とマラカスを振ると、全員が保育士のほうを向いて歌を聞きに近づいて来る。そして、そのマラカスを「貸して!」と手を伸ばしてくる。
どの子も保育士と一緒に歌ってくれる。そして、楽しい合唱となった。
言葉
興味あるものを見つけると、言葉や指差しで知らせてくれ、空に飛行機やヘリコプターが飛んでいると、「あーあー」とその音のほうを見上げて、教えてくれる。また、保護者の方が仕事に行きお別れするときも「あーあー」と言って手を振って見送る姿も見られる。引き続き、喃語から子どもの思いを汲み取り表情豊かな言葉で返すなど丁寧に子どもの心を受け止めていく。
…
健康
一人一人の発達に合わせて、離乳食を始めた。2ヶ月の子どもは、まだミルクのため5人は初期食、中期食からのスタート。保護者がお子さんに食べさせる様子を見て、栄養士も加わり相談しながら進めた。母乳しか飲ませていないご家庭もあり、哺乳瓶に慣れるように本人が嫌がらないように少しずつ試していくようにした。
人間関係
今年は、月齢差が大きく生後二か月の赤ちゃんから、腹ばいをしている子ども、つかまり立ちをしている子どもがいて目が離せないが、一人一人自由に自分の好きな場所に移動して、遊べるよう環境を整えた。また、友だちにとても興味があり、バギーに乗ると隣の友だちに、手を伸ばす子もいる。保育士に甘えてくるときは、気持ちが満たされるように十分抱っこをし、その都度要求を満たされるようにした。
環境
春とはいえ肌寒い時には、床暖房を入れ、初夏のように暑く汗ばむ日にはエアコンを入れて温度や加湿に気を配るようにした。鼻水が出ている子どもが多くいたので、テイッシュでこまめに拭けるように、部屋のいろいろな場所に置いた。玩具は、音の出る積み木や小さなボールを置いて、子どもの興味が湧くような配置で籠に入れ自由に遊べるようにした。又、
棚につかまって立ち上がるので、保護テープを貼りなおして剝がされないよう気をつけて
いった。
表現
ガラガラなどを保育士が持って振ると、音のする方を目で追ったり、コロコロと音のなる積み木やビーズの入ったマラカスなど、感触のいいものに興味を持って近づいてくる。
音を聞く、物を見るなどの動作を十分に行い、全身で楽しむ姿が見られる。
又、童謡や手遊びの『グーチョキパー』をすると一緒に『ぐーぱーぐーぱー』をして、保育士の真似をして体を動かして反応していた。
言葉
コロコロと転がる玩具や、自分の欲しいもの手を伸ばして、「あれが欲しい!」と喃語や仕草で伝えようとしてくる。
まだ2ヶ月の赤ちゃんでも自分の欲求を泣いて伝えてくる。喃語や言葉が話せなくても、ミルクが欲しかったり、オムツが濡れていると伝えたり、時には、背中が暑いから抱っこして等、様々な欲求がある。保育士もどの欲求をしているのか泣き方で段々分かるようになりその欲求に応えて関わると、笑顔で応えたり声を出して喜んでいた。…
健康
気温がぐんと上がり、上着を着なくても快適に過ごせる気候の日が多かった。散歩の道で桜や梅の木に花が咲いていて、景色が春の様子になっていくのを楽しめた。朝晩と日中の気温差が大きいこともあり、後半に鼻水や咳が出ている子がいた。「はな」と鼻水が出ていることに気づき知らせてくれる姿が見られた。進級に向け、少しずつ身のまわりのことに興味が持てるよう関わっていき、今ではみんながズボンの着脱など、意欲的にできることを進んで行っている。
人間関係
一段とクラスの友だちへの意識が強まり、そばに行って一緒に遊ぶことを楽しんだり、友だちが泣いているとティッシュを持っていき、涙を拭いてあげる様子も見られた。そして、友だちの物をわかっているので、気づくとその子に渡しにいく姿や、保育園をお休みした子がいると「○○ちゃん」「いないね」と話をしている様子がみられた。また、友だちが使っている物に興味を持ち、取り合うケンカも多くなってきたため、状況を見て、「○○ちゃん使っていたね」と優しく伝え、他の同じおもちゃを渡して満足できるように関わっている。
環境
散歩先の公園で見つけたアリやハトを楽しそうに追いかけたり、咲いている花を「きれいね~」と眺めていて、植物や動物に興味を持っている様子が見られた。暖かくなってきて、まだ行ったことない新しい公園にも行った。体も大きくなり、乳児用の遊具や芝生のお山などにも果敢に挑戦し、活発に体を動かして遊ぶ姿が見られた。
言葉
保育士の声をよく聴いていて、言葉を真似たり、「かして」「ちょうだい」などの要求語、「どうぞ」「ありがとう」と相手を気持ちよくさせる言葉を自然と出る姿が増えてきた。絵本を読んだり、体験したことを覚えていて、出てくるキャラクターを「こわいね」と言う姿も見られた。特に高月齢時は、言葉でのやりとりが増えてきたため、「今〇〇だよ」と子どもの気持ちを言葉で伝えたり、子ども同士のやりとりを大事にして見守っていくように関わっていった。
表現
手先が発達し、シール貼りや型はめパズルが一人でできる子が増えてきた。そのため制作でシール貼りを取り入れ、ちょうちょを作ったり、夕方の室内遊びでも行えるようにした。童謡では「あたま・かた・ひざぽん」「おおきなくりのきのしたで」「ぱんだ・うさぎ・こあら」をやるとみんなが真似をして行う姿が見られた。…