0歳たんぽぽ組まとめ・指導計画バックナンバー

0歳たんぽぽ組2023年度7月のまとめ

健康

夏風邪が流行り、熱を出して休む子や、咳や鼻水が出る子が多かった。家庭での様子を聞きながら、一人一人の体調に合わせて活動をした。体調の良い子は玄関で水遊びをした。水の入ったタライに手を伸ばし、水面を叩いたり回したりして水の感触を楽しんだ。またジョーロで頭の上からシャワーのように流すと、見上げて掴もうと手を伸ばす。顔に水がかかっても嫌がる様子はなく、水のかかる心地よさを味わっていた。
食事では、高月齢の子は自分で摘んで食べたり、スプーンを持って食べる仕草をしたりする。また“おいしいね”という様に、友だちとニコニコ顔を見合わせ、食事の時間を楽しんでいる。

環境

暑い日が続き、玄関での水遊びや室内遊びがほとんどだったが、暑さが緩んだ日は園庭や公園で遊んだ。砂を触ったり石を摘んでみたり、咲いているシロツメクサやクローバーを手に取ったり、飛んできた蝶々を目で追ったりと自然に触れて遊んだ。
保育室では、滑り台やトンネル、マットでお山を作ったりして、体を動かすことのできる環境を作った。また一人歩行ができる子が増えたので廊下に出て、手を繋いで歩く練習をしたり、別のクラスに行き、異年齢交流をしたりと場所や環境を変えて過ごした。

人間関係

友だちが遊んでいるところに近寄っていき、顔や足を触ったり、頭を“よしよし”となでる姿がある。また友だちと同じ玩具で遊ぼうとしたり、一緒に滑り台に上ろうとしたりと、友だちに関心を持ち、関わろうとする姿が増えた。お迎えとなり帰る友だちをドアまで来て、“ばいばい”と手を振って見送ったり、持っている玩具を渡そうとする姿もあった。加減がわからず、髪を引っ張ってしまったり、強く握ってしまうこともあるので、すぐに止めれるように傍で見守った。

言葉

食事の時に保育士等が「いただきます」と手を合わせると3人が同時に真似をして手を合わせる仕草をした。別の日にスプーンを口に持っていくと、顔を背けるので、「あれ?ご馳走様するの?」と聞くと手を合わせて意思表示した。「お腹いっぱいになったのね。ご馳走様しましょうね」と伝えた。子どもの行動を言葉にして話しかけるようにした。高月齢児は「パパ ママ」「せんせー」などの一語文が出てきた。低月齢児も喃語が盛んになった。「○○なのね」などと応えて、伝えようとする思いを受け止めた。

表現

保育士等が『むすんでひらいて』や『とんとんとんとんひげじいさん』などの手遊び歌を歌うと、手をグーパーして手遊びをしたり、音楽を流すと体を揺らしたりして、リズムに合わせて体を動かす。またブロックやカップ同士を叩き合わせて音を鳴らすことも楽しんでいる。
制作では手形や足形をとって、『海の生き物』を作った。これまで手を広げることができなかった子も自分でパーをすることができた。「上手にペッタンできたね。」と伝えると満足そうな表情をしていた。…

0歳たんぽぽ組2023年度6月のまとめ

健康

先月に続き下痢の症状が見られる子が数名いたが、大きく体調を崩すことなく元気に登園する子がほとんどだった。気温、湿度が高い日が増えてきたので、除湿や冷房を入れて室内温度の調整に気をつけていった。また、気温に合わせて衣服を調節したり、汗をかいた日には沐浴で汗を流したりして快適に過ごせるように配慮した。

人間関係

友だちとの関わりが少しずつ増えてきて、傍で顔や体に触れようとしたり、玩具を取り合ったりする姿が見られるようになる。保育士等との関わりを楽しむことも多くなり、一緒に遊んで笑顔を見せている。担任以外の保育士等に人見知りすることもあるが、前月より落ち着いてきた。自分の気持ちを泣いたり、声を出したりすることで伝える子もいる。

環境

腹ばい、ハイハイ、歩行などでのびのびと体を動かして、行動範囲や興味の幅が広がってきた。マットやトンネル、ボール遊びなど全身を使って遊べる環境を設定し、興味を示した玩具も自由に取り出せるようにした。また、異年齢交流の場では、他のクラスの友だちに興味を示し、笑顔で近寄っていく姿が見られるようになる。保育士等との安心した環境の中で、一人遊びや探索遊びが十分に出来る空間を確保し、ゆったりと過ごせるようにしていく。

言葉

喃語を発して自分の思いを伝えようとしたり、保育士等とコミュニケーションを取ろうとしたりする姿が見られる。言葉を理解しているような行動も見られることもあり、見守りながら過ごした。引き続き「○○だね」と言葉を添えて関わり、発語に繋げていく。また、音楽を流したり、歌や手遊びをすると声を出したり、保育士等の真似をして両手を動かしたり、体を揺らしてリズムをとったりする子もいる。

表現

音楽や保育士等の歌に合わせて、身体を揺らしたり、手を叩いたり、玩具を床や棚に打ち付けて音を出すのを楽しんだりと個々での表現が豊かになってきている。七夕の制作で指スタンプをした。絵の具を手に付けると不思議な顔をする子がいたが、嫌がる子はいなかった。保育士等と一緒に叩くようにして台紙に色をつけることができ、色鮮やかな七夕飾りが完成した。

 

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0歳たんぽぽ組2023年度5月のまとめ

健康

日によって気温の変化が激しく、鼻水や咳が出る子が多かった。「お鼻を拭こうね」と言って、こまめに鼻水をぬぐい、「スッキリしたね」と声かけをした。また下痢の症状も多く、こまめにオムツの確認を行い、清潔な状態を保てるようにした。お尻がかぶれている子は水で流してケアをした。

人間関係

友だちが登園すると、“おはよう”というように側に寄っていく姿がみられるようになった。また絵本を開いている子がいると、同じように絵本を手に取り開くというように、周りに関心を持ち、同じ遊びをする。散歩のときに4人乗りのベビーカーに向き合って座ると、お互いに手を伸ばして触ろうとしたり、「あーあー」「うーうー」と喃語で会話をするような姿が出てきた。

環境

歩きやハイハイで移動してつかまり立ちをし、棚にある玩具を手にしたり、腹ばいの状態や寝返りをして近くにある玩具に手を伸ばしたりして遊ぶ。常に見える場所に、子どもが興味を持つ玩具を配置し、少しがんばれば手が届くように環境を整えた。腹ばいなどで一生懸命に手を伸ばし、手にすることができた時の表情は喜びに満ちていた。

言葉

楽しい時や機嫌のよい時には「あーあー」「きゃっきゃっ」と表情豊かに喃語を発して笑う。眠たい時やお腹がすいた時には「ぎゃーぎゃー」「ゔ―ゔ―」と大きな声で全身で訴える。その都度、「うれしいね」「たのしいね」「眠たいのね」「お腹がすいたのね」と子どもの思いをくみ取り言葉にして、思いに寄り添うようにした。

表現

音の出る玩具で遊ぶことを楽しむ。手で持って振ったり、ボタンを叩いて音を出したする。音楽が流れると手を叩いたり体を揺らしたりして喜ぶ姿がある。
制作では指に絵の具をつけて画用紙に指スタンプをした。指に絵の具をつけると、不思議そうに見つめ、保育士が「紙にポンポンしてみよう」と言って、手助けすると画用紙に色がついていく様子に目を輝かせて、手を動かし始めた。自分から絵の具に手を伸ばす子もいた。色鮮やかな『アジサイ』が咲き誇った。…

0歳たんぽぽ組2023年度4月のまとめ

健康

気温が高く日差しが強い日もあったので、こまめに水分補給をし、散歩では公園の日陰でシートを敷き、保育士等に抱っこされたり、お座りしたりして外気浴を楽しんだ。鼻水や咳のある子が数名いた為体調管理に気をつけて過ごすようにした。
4月の下旬頃より全員が一定時間眠れるようになり、徐々に睡眠のリズムが整ってきた。
食後の睡眠に個人差はあるが、少しずつ同じタイミングで入眠できる日もあった。

人間関係

入園当初新しい環境に不安で泣く姿が見られたが、徐々に保育士等の認識や環境に慣れていく姿があった。受け入れ保育の2週目にはほとんどの子が不安で泣くことはなくなり、朝の受け入れから保護者とスムーズに離れることができていた。保育室内では歩行やハイハイで好きな場所へと動き回ったり、お座りやつかまり立ちで玩具に触れたりして遊ぶ様子が見られた。まだ一緒に遊ぶことはないが、友だちに近づいて、顔に触れようとしたり、お互いの様子を気にしたりする姿も見られた。

環境

室内のマットの上で、音の出る玩具に触れたり、腹ばいになったり、ずりばい、寝返りなど手や足をよく動かして移動していた。又、月齢の高い子は、棚につかまって、つかまり立ちや、好きな場所へと歩いて移動したりする姿が見られた。玩具は音の出る物やボール、布素材の物など、子どもの発達に合わせた玩具を取り出しやすい位置に置いて自由に遊べるように工夫した。

言葉

「あっ!あっ!」「うーっ」など、喃語が少しずつ出るようになった。保育士等が目を合わせてあやしたり、体をくすぐったりすると、けらけらと声を出して笑う子もいる。皆遊びながら声を出すことを楽しんでいる。
引き続き子どもの発する言葉や、喃語に丁寧に応え、思いを受け止めてたくさん言葉かけをしていくようにする。

表現

曲を流して歌を歌ったり、手遊あそびをしたりすると、嬉しそうに手を叩いたり、体を揺らしてリズムをとる姿が見られた。月齢に合わせた関りを深め、子ども一人一人が少しずつ自分の表現を自由にでき、楽しめるように見守った。少しずつ保護者以外の保育士等にも慣れて、情緒的な絆が形成されてきた。…

0歳たんぽぽ組2022年度3月のまとめ

健康

3月に入り、上着がいらないくらい温かい日が続いたこともあり、より活発に体を動かし遊ぶ。高月齢の子どもの中では、両足でジャンプをしたり、パーと足を広げたりと、生活の中で体の使い方を学んでいる姿が見られる。また、1歳になったばかりの子も2月の後半から完了食に移行し、嬉しそうに完食する姿が見られた。

人間関係

園庭遊びで一つのフラフープを巡り、二人の子どもで取り合いになるシーンが見られた。保育者が近くで見守っていると、一人の子どもがそのフラフープをゲットするも、取れなかった子に対し、違うフラフープを「どうぞ」と持っていく姿が見られた。その後二人でフラフープの中に入り、電車ごっこを楽しんでいた。

環境

気温が上がったこともあり、積極的に戸外活動を行うと、子ども自身で「びら!」(花びら)や「むし!」と季節の変化を肌で感じていた。初めて見る虫に対し、保育者の後ろに隠れ、恐る恐る見ていた子どもも、次の日には散歩先で「むし!」と保育者の手を引き、虫探しを楽しむ姿が見られた。ダンゴムシを見つけた際には、「まあるくなったね」と声をかけると、まねっこをし、「いっしょ!」と遊びに取り入れる姿が見られた。

言葉

月齢差があるが、子どもたちそれぞれの方法で、保育者や友だちに意思を伝え合う姿が多く見られるようになった。また、その中で思いを伝えることができず、涙を流す姿も見られた。仲立ちとして、子ども同士が関わり、遊ぶ際には子どもの思いを伝えるようにしていった。「〇〇していい?」と他児の気持ちを代弁し、伝えると「いいよ」や「どうぞ」と言葉や仕草で伝える姿が見られるようになった。

表現

以前から「わ~お!」や「パプリカ」など音楽に合わせ、体を動かす姿が多く見られたが、最近では「おうた!」と保育者にアピールし、「むすんでひらいて」や「おにのパンツ」など手遊びを楽しんでいる。「バスにのって」では、バトンをハンドルに見立て、運転する真似をし、運転手さんごっこをたのしんでいた。…

0歳たんぽぽ組2022年度2月のまとめ

健康

今月は、咳や鼻水の子どもが多く、中耳炎や高熱を出して休みの子どももいた。

そして、6名全員が完了食に移行し、よく嚙んで食べている。

様々な食材に興味を持ち、スプーンと手掴みの両手で食べている子も見られる。

中にはこぼさないように、左手を添えて上手に食べられる子もいる。

人間関係

友だちが、机上でお絵かきを始めると「かきかき、かきかき。」と言って一緒のテーブルでおえかきをしたがる。「一緒にお絵かきしたいの?」と聞くと、大きく頷く姿が見られる。

小さな人形をひとりの子どもが、大判のハンカチで抱っこをすると、それを見て、自分も同じように「抱っこしたい!」と人形とハンカチを持ってくる。友だちのしていることをよく見て、しっかりと自分の意思を伝えられるようになった。

環境

行動範囲が広くなり、保育室では活発過ぎて危ない時があるので、園庭に出るようにしている。園庭に出ると環境がいっぺんに様変わりし、子供たちも生き生きする。

子ども達は、早く園庭に出たくて、どの子も我先に自分の支度を手伝って欲しいとジャンパーや帽子を持って来る。その姿が可愛らしい。

表現

おっしこが出た時、子ども達は「ちっちでた。」と言葉と仕草で知らせてくる。

「おっしこ出たの?教えてくれたのね。」と言うとにこにこして、オムツを脱ごうとする。

はっきりとした語彙は出てこないが、片言で思いを伝えてくれるようになってきた。

言葉

空飛ぶ鳥を見て「上!上!」と指をさしたり、月山を登って降りるときに「おっとっと、おっとっと」と両手を上げて、走り降りたりする。又、散歩中大きな穴を見つけて「大きな穴だね!」と言うと「あな!あな!」と保育士の真似をしたりする。

色々な言葉を、耳と目でしっかり受け止めて言葉にできるようになってきた。…

0歳たんぽぽ組2022年度1月のまとめ

健康

1か月を通して、発熱や激しい咳込みといった風邪の症状が見られる子どもが多くいた。気温差も激しく、湿度も低い日々が続いているので、来月も適切な室温・湿度になるように努めていきたい。また、日が出ていても気温の上がらない日は室内でゆっくり過ごすようにした。衣類の着脱に意欲を持つ子どもが増え、子どもがじっくりと取り組めるように余裕を持った活動時間を心がけ、できたときは大いに褒め、達成感を味わえるようにしていく。

人間関係

お店やさんごっこや普段の園生活を通して、担任とだけではなく、他の保育者や他クラスの他児と関わる姿が見られた。お店屋さんごっこでは、初めは見慣れない環境や雰囲気に驚き、保育者の後ろに隠れ、恐る恐る見ていたが、幼児に優しく声をかけられると、手をつないだり、商品を受け取り、「ありがとう」とお辞儀をしたりと交流を楽しんでいた。また、その後、園庭遊びで「いらっしゃい、いらっしゃい」と保育者がお店屋さんごっこをすると「しゃい!しゃい!」と石を並べてごっこ遊びを楽しむ姿が見られた。

環境

高月齢の子どもの中で、色や形に興味を持つ姿が見られるようになる。玩具や散歩中の環境を見て、「あか!」「あお!」とつたえる姿が見られる。今後も日常の中で子どもたちと一緒に気づき、言葉にしていきたいと感じる。また、戸外活動中に「ゴォーーー」という音に気づき、空を見上げ、飛行機を探していた。今月で一歳になる子どもも鳥や飛行機を見つけ、指差し、保育者に教えてくれるようになっている。

言葉

一語文で思いを伝える姿は以前も見られていたが、「あっち行く」など二語文で思いを伝えようとする姿が見られるようになってきた。時には、思いが伝わらずに、保育者の手を引き、身振り手振りで思いを表現し、伝わると嬉しそうに頷いていた。また、成長し、全員に自我が芽生え、玩具の取り合いも増えてきた。保育者が互いの思いを伝え合う仲立ちを大切にしていきたい。

表現

夏から行ってきたフィンガーペインティングをよりダイナミックに行う。一回目は手や指、二回目は筆を追加し、三回目はスタンプを用意し、四回目になる今回は、それだけでなく足や腕といった体全体で行った。筆で自分の体に塗り、感触を楽しむ子ども・大きな紙にのびのびと大きな絵を描く子ども・色を混ぜて楽しむ子どもと様々な楽しみ方をしていた。…

0歳たんぽぽ組2022年度12月のまとめ

健康

12月初旬頃から、少しずつ嘔吐下痢の子どもが増えてきた。午睡明けに目を覚ますと大量の緩い排便や、何度も繰り返し下痢の様子が見られたため、保護者に体調の様子を伝えつつ可能な限り早目のお迎えをお願いすることもあった。全員が順番に胃腸炎にかかったため、玩具や保育室の消毒を念入りにし、また、子どもの体調や変化を保護者の方と話して共有するようにした。

人間関係

友だちや保育士と関わって遊ぼうとする姿が見られ、時には無理やりお友だちが使っている玩具を取ろうとして叩たかれたり嚙みつかれたりする姿が見られた。自分の気持を言葉で表現できない時期であるため、嚙みついた子にも嚙みつかれた子にもその気持ちを代弁していき、噛んだ子には、嚙まれたら痛いことを繰り返し伝えていくようにした。引き続きしっかりと傍について見守るのと同時に、心が満たされゆったりと過ごせるよう援助していく。

環境

雨の日や気温の低い時、又、鼻水が出ている子が多い日には、室内遊びを行った。

乳児用の平均台やマットを広い多目的室に準備して、危険の無いようにして遊んだ。

自分が今できないことも友達ができていると一緒に滑り台によじ登り、立ちあがって嬉しそうであった。友達と同じ環境に親しみ触れる中で、様々な物に興味や関心を持ってきている。

言葉

遊びのやり取りから「○○あった」「○○いた」などの二語文がでてきている。

「ジャンバー着て外に行こうね。」と言うと「○○ちゃんのジャンバー」と保育者の言葉をすぐ真似てオウム返しをしてくる。保育士は、言葉に込められた子どもの思いをしっかりとらえ、話したいという子どもの気持ちを汲み取り、言葉を補いながら会話が通じ合う喜びを満たしていきたい。

表現

いつも行く公園に着くと、今迄緑色だった銀杏の葉が、黄色に色づき沢山落ちて絨毯のようだった。黄色く色づいた葉を拾って、「みて!」と保育士のもとに持ってくる。

子どもは、自分が感じ取った事や心を動かされたことを、身近な人と一緒に楽しんだり伝え合ったりするようになる。来月も身近な環境に関わる中で、子どもたちと一緒に、見たり触れたり嗅いだりし、子どもの感覚に心を傾け寄り添っていく。…

0歳たんぽぽ組2022年度11月のまとめ

健康

歩行が安定してきた子どもが増えてきたこともあり、室内遊びにフラフープやマット遊びで体を動かす。フラフープでは、持って歩いてみたり、保育者が持つフープをくぐってみたりと遊び方を楽しんでいた。また10か月の子どももバランスを取り、安定し、他児と「いないいないばあ」と屈伸しながら楽しむ姿が見られた。一か月を通して、咳・鼻水といった症状が多く見られたが、「はな」と言葉にし、鼻水を拭こうとする姿も見られていた。今後も気温が下がり、感染症も流行っていく季節になるので注意して見守っていく。

人間関係

春先から保育者との信頼関係が少しずつ構築され、最近では友だちに興味を持ち、自ら関わり合おうとする姿が見られる。「せっせっせのよいよいよい」や「あくしゅでこんにちは」の手遊びを歌うと、友だちと手を繋ぎ、リズムに合わせて楽しむ姿が見られた。その中で、双方の思いのぶつかり合いも見られ、時に手が出てしまう姿も見られる。来月以降も子どもの気持ちに寄り添い、認め、受け止めていきたい。

環境

全体的に足腰がしっかりしてきたこともあり、11月中旬より立ち乗りバギーに乗り散歩に出かける。(10か月の子どもは一人乗りバギーに乗る)以前乗っていた4人乗りバギーより高い位置が見えるようになったこともあり、より一層周囲の様々な環境に興味や関心を広げていた。空を飛ぶ飛行機や家に飾ってあるサンタの飾り物を見つけ、保育者に伝え、発見したことに喜びを感じていた。今後も子どもの視点が変わり、一人一人の驚きや感動に寄り添い、言葉をかけていく。

言葉

「マンマ」や「ねんね」など生活習慣や慣れ親しんだ活動内容を表す言葉を自らで発したり、保育者の言葉を聞き、行動に移したりする姿が見られた。その他にも「ワンワン」や「にゃんにゃん」など区別し、言葉を発していた。10か月の子どもも「ばいばい」と声をかけると手を振ったり、「タッチ」と言うと手を合わせたりと喜ぶ姿が見られた。来月以降も子どもの発見や気づきを見逃さず、丁寧に言葉をかけていきたい。

表現

散歩の途中で飛行機の音に気づき、「こーき!」と指をさす姿や、消防車のサイレンの光る様子を見て「キラキラだね」と声をかけると、手をひらひらさせる姿が見られた。また、「一本橋こちょこちょ」と手遊びを楽しみ、友だちと保育者がやっているのを見ると、保育者に腕を伸ばし、思いを伝えていた。もう一度してほしい思いを伝える際も「もっか!」と人差し指を立て、表現をしていた。…

0歳たんぽぽ組2022年度10月のまとめ

健康

10月は、気候が良くなり気温が上がってもからりと晴れている日が多かった。鼻水を出している子どもは多かったが、お休みする子は少なかった。近所の公園まで手を繋いで歩ける子も多くなり帰園するころには、お腹がすいて「早く早く!」と給食をせがむ姿も見られた。生後9か月の子どもも中期食になり完食する日も増えてきた。2名が完了食、3名が後期食となった。

人間関係

自由に歩行やはいはいができるようになり、お友だちがしていることに興味があると、すばやく移動して友だちと同じ遊びをしようとする姿が多くみられるようになった。

その反面玩具の取り合いも増えてきた。お友だちの存在を意識し遊ぶようなってきたので保育士が根気強く仲立ちをして気持ちを伝えあうように心がけていった。

環境

雨の日など室内遊びでは、チラシをぎゅっと握り破るなどの素材を変えることを楽しんだりした。手先がとても器用になってきたので、小さな紙を剝がしたり口に持っていこうとする姿もあるため、注意深く見守ったり、玩具の点検が必要だと感じた。子どもたちが安心して過ごせるように環境を整えていきたい。

言葉

自我が出てきたので、その思いをくみ取りながら、自分で切り替えができるように、少し待ったり、その子の思いを言葉にして答えたりするようにした。

保育士とのやり取りの中で、片言で「パッパッパ」「あーあー」と言いながら「シャボン玉やって欲しいの」「段差が登れないから手を繋いで欲しいの」など要求してくる。

保育士はその要求にこたえて言葉の代弁をしていくようにした。

表現

散歩に行くまでの時間に、リズムの調子のよい曲を流すと、一人が立ち上がり体を上下に動かして楽しそうに踊る。そうすると他の子どもたちも真似をして顔を見合わせて踊り出す。自然とリズム遊びに興味を持ち楽しんでいる姿が見られる。

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