健康
「お散歩に行こう」と声をかけると、自分のマークの靴下入れや帽子を手に取り、履いたりかぶったりする。また散歩から帰り部屋に入ると、まっすぐ水道に向かい、泡石鹸を手にかけ、水を出し手を合わせてゴシゴシ。「きれいになったね。手を拭こうね」と声かけするとペーパータオルをとり、ゴミ箱へポイ。生活の流れが身についている。また着替えの時間には頭から服を脱ごうとしたり、ズボンを履こうとするなど、着脱を“自分でやる!”気持ちが出てきた。高月齢児は保育士等の援助を拒み、一人の力でやろうとする。お尻が少し出ていても、“自分で履いた!”と誇らしげな表情に、頼もしさを感じる。
人間関係
友だちの興味が増し、水分補給の時にはコップを持って、「(かん)ぱーい」と、保育士等や友だちと乾杯することを楽しむ。また傍に近づき抱きついたり、頭を“よしよし”となでたりと体に触れてみたり、同じ玩具で遊ぼうとしたりする。物の取り合いや叩いてしまったりとトラブルはあるが、手を合わせたり「かーしーてー」と言ってお願いする姿が出てきた。
環境
6人が歩けるようになり、活動が活発になった。興味のある所へトコトコと歩いて探索する。戸外では、築山に上ったり下ったりを繰り返したり、段差のところを敢えて通ったりと、歩けるようになったことを喜び、楽しむ姿が多くあった。
室内では手先を使った遊びに興味を持つ。卵型の形合わせの玩具やストローを穴に入れる玩具などに興味を持ち、夢中で遊んでいる。ブロックをくっつけて高く積んだり、並べたりと工夫して遊んだりしている。
言葉
散歩のときに、車を見つけると、指差しや「ぶーぶー」と言って、伝える。泣きながら喃語で気持ちを伝えてくる姿も出てきた。「いやだったのね」「○○したかったのかな?」抱っこしながら言葉で代弁し、安心して気持ちを表現できるように受け止めた。“読んで”と絵本を持ってきて保育士等の膝にちょこんと座る。『さようなら』の場面では、手を振り“ばいばい”。『おやすみなさい』の場面では「ねんね」と言ったり手を合わせて頬に当て、首を傾けねんねのポーズ。食事の時に、「おいしい?」と保育士等が語りかけると、「おいしいね」「うんうん」と言ったり頬に手を当て、“おいしい”ポーズ。言葉や気持ちを伝え合う姿が多くあった。
表現
公園や散歩中に落ち葉を見つけると、踏んで感触を楽しんだり、拾って「はっぱ」と言って保育士等に嬉しそうに見せたり、細かくちぎったりして自然を感じで遊んでいた。
絵の具を筆や手に付けて、画用紙に塗る制作を多く取り入れた。筆を渡すとパレットに出した絵の具を筆先に上手につけて、画用紙を塗る。また手型を取った時のことを覚えていて、自分の手に塗る子もいた。制作を嫌がる子はなく、絵の具の感触を楽しんでいた。…
健康
気温差により、鼻水の症状が続く子が多い。鼻水が出た時は「きれいにしようね」と優しく声をかけ、こまめに拭き取り気持ち良さが感じられるようにしていく。また、乾燥で肌がかぶれやすい子にはワセリンを塗って対応した。
食事が運ばれて来ると、手を叩いて嬉しそうにしたり、テーブルのある場所に向かって行ったりしている姿が見られる。ほとんどの子が食べるのに意欲的で手掴みやスプーンで食べる姿が見られる。一人一人に合わせて、言葉かけをしながらさりげなく援助し、楽しい雰囲気で食事ができるようにしていく
人間関係
自我の芽生えが始まり、友だちと一緒に遊びたいという姿が見られる。友だちの持っている玩具が欲しくて取り合いになる場面では保育士等が「見せて」「一緒に触らせてね」と言葉を代弁しながら仲立ちをし、友だちとの遊びが楽しく関われるようにした。また、激しい人見知りをする子はいなく、他のクラスの担任と関わる機会が増え、嬉しそうに遊ぶ様子も見られている。
環境
好奇心旺盛で様々な物に興味を示し、触れて見ようとする。室内では着替えの服やオムツをしまってある引き出しから中身を出してしまったり、時に玩具を放り投げてしまったりすることもある。保育士等は子どもの活発な探索活動が、豊かな感覚や感性を促していくことに留意し、安全で活動しやすいように環境を整えていくようにしていく。
歩けるようになった子が増えた。もともと歩ける子は安定してきて、走ったりすることができるようになった。戸外に行くといつもの公園でも日々行動範囲が広がっていき、行きたい場所に積極的に動いて行っている。危険のないように保育士等の立ち位置に気を付けながら見守っていく。
言葉
先月同様、喃語を発して自分の思いを伝えようとしたり、保育士等とのコミュニケーションを取ろうとしたりする姿が見られる。また、絵本や紙芝居を読むと「まんまん」や「あった」「ばぁ~」などの発語も増えている。
お友だちが何かをすると「うーうー」「あーあー」などと言って話しかるようなしぐさも見られる。子どもの言葉に同調して「こうしたかったね。」と言葉をかけたりすると相槌をして応えてくれる子もいる。
表現
自分の思いを喃語や身振り手振りで表現できる子が増えてきた。保育士等が言葉にするとうなずいたり首を振ったりしてきて、コミュニケーションをとっている。
絵本に興味を示し、お気に入りの絵本を保育士等が読み聞かせをすると、自然と集まり、呼びかける場面では「はーい」と手を挙げて楽しむ姿もあった。……
健康
歩行ができる子が増えた。まだの子もハイハイで移動し、棚などにつかまって立ち上がり、伝い歩きを楽しむ。手を離してひとり立ちする姿もある。戸外では今までシートから出ようとしなかった子もシートから出て、意欲的に探索活動を楽しむようになった。
体力がついてきて、誰も午前寝しない日が多くなった。その分、午睡時間にぐっすりまとまって眠るようになった。
自分で食べたい気持ちが膨らみ、食具を持ちたがり、小皿に食材を乗せるとスプーンですくい、口へと運ぶ姿もある。手掴みでもよく食べている。自分でコップを持ち、飲もうとする。意欲的に食べようとする姿を認め、声かけした。
人間関係
友だちの後をついて行ったり、トンネル遊びをしている友だちの顔を覗き込んで「ばあ」と笑顔で語りかけたり、持っている玩具を“どうぞ”と渡したりと、一緒に同じ遊びをすることを喜んでいる。友だちが持っている玩具を欲しがり、取ってしまいトラブルになることがあるので、同じ玩具を複数そろえた。そして「これはお友だちが遊んでいるよ。同じ玩具で遊びたいんだね。こっちにもあるよ。」などと子どもの気持ちを代弁しながら仲介した。
環境
おやつや食事の時間になると、自分で石鹸を出して手を洗おうとしたり、ペーパータオルを取り、濡れた手を拭く。そして椅子に座って、エプロンを付けようとする姿がある。生活習慣が身についてきている。
着脱の際、保育士等の言葉に応じて腕を自分で通そうとしたり、頭から脱ごうとしたりと、身の回りのことを自分でしようとする姿が出てきた。
言葉
高月齢児は「バイバイ」「あった」「せんせい」など、喃語から意味のある言葉を発するようになってきている。低月齢児も保育士等の話をじーっと聞いたり、「うん、うん」と頷いたり、理解しているような表情をする。また喃語を盛んに発して、保育士等や友だちに話かけたり、仕草や表情で思いを伝えようとする。「これで遊びたいのね」「○○したいのね」と子どもも思いを汲み取り、代弁した。“伝わった”喜びから、言葉を発することへの意欲へと促していく。
表現
絵の具を使った制作をした。保育士が準備を始めると、“今日は何をするの?やりたい、やりたい!”と集まってくる。絵の具の入ったパレットに手を伸ばし、絵の具を触り、にぎにぎと、感触を楽しむ。保育士がその手を画用紙の上に載せると画用紙に色がつく様子を見て、目を輝かせて楽しんでいた。…
健康
体調を崩す子が数名いたが、全体的に食欲が落ちることなくよく食べていた。完了食の子は、食具を持ち、手掴みを交えて意欲的に食べているが、日によって遊び食べをする姿も見られるようになってきた。中期食と後期食の子は色々な食材の味に慣れ、喜んで食べるようになっている。一人一人の食べ具合や好きなものを把握しながら、引き続き丁寧に進めていく。夏の気温や疲れのせいか、午前中に眠たそうにしていたり、午睡もたっぷりと寝たり、夕方に室内でゴロゴロする姿も見られた。
人間関係
友だちに興味を示し、嬉しそうに傍に近づいて頭をなでたり、持っている玩具を渡したりして、やりとりをする姿が見られる。友だちとの距離が近く、場所や玩具の取り合いから、手や口が出ることもあるので、お互いの思いに寄り添い欲求を受け止めながら見守っていく。また、子ども同士の関わりの中で「かしてくれたね」「どうぞできたね」など体験したことを言葉で伝え、他者との関わりを楽しめるようにしていった。
環境
水遊びではタライの水をバシャバシャと叩いて感触を楽しむ。スコップで水をすくい、自分や友だちの体にかけたり、バケツやカップに移したりを繰り返す子もいた。また、泡水や寒天にも興味を示し、泡を手につけて体を洗うようにゴシゴシしたり、寒天をギューッと握ってつぶしてみたりして触れながら遊ぶ様子も見られた。
伝い歩きや歩行をする子が増えたので、スペースを少し広くして移動できる範囲を広げるようにした。また、滑り台やトンネルを使う際は、周りの玩具を端によけて怪我につながらないように気を付けた。
言葉
高月齢児は「ないない」と言いながら玩具をカゴに入れたり、「まんま」「せんせい」など指差ししながら発語したりする姿が見られる。低月齢児も、喃語や仕草、表情などで一生懸命に保育者等に思いを伝えようとしている。発見や思いが伝わると、笑顔を見せたり、うなずいたりして保育士等とのやり取りを喜ぶ様子が見られた。子ども一人一人の発語に耳を傾け、優しい口調で丁寧に応じて発語を促していく。
表現
手遊びをしたり、音楽を流したりすると、手を叩いたり体を揺らしたりして楽しんでいる。また、保育士等の真似をして、同じ振りをする子もいる。
自分の思いを存分に表現して保育士等に甘えたり、嫌な気持ちを泣いて訴えたりしている。子ども一人一人表現を十分に受け止め、一緒に楽しんだり甘えたい気持に寄り添ったりして過ごした。…
健康
夏風邪が流行り、熱を出して休む子や、咳や鼻水が出る子が多かった。家庭での様子を聞きながら、一人一人の体調に合わせて活動をした。体調の良い子は玄関で水遊びをした。水の入ったタライに手を伸ばし、水面を叩いたり回したりして水の感触を楽しんだ。またジョーロで頭の上からシャワーのように流すと、見上げて掴もうと手を伸ばす。顔に水がかかっても嫌がる様子はなく、水のかかる心地よさを味わっていた。
食事では、高月齢の子は自分で摘んで食べたり、スプーンを持って食べる仕草をしたりする。また“おいしいね”という様に、友だちとニコニコ顔を見合わせ、食事の時間を楽しんでいる。
環境
暑い日が続き、玄関での水遊びや室内遊びがほとんどだったが、暑さが緩んだ日は園庭や公園で遊んだ。砂を触ったり石を摘んでみたり、咲いているシロツメクサやクローバーを手に取ったり、飛んできた蝶々を目で追ったりと自然に触れて遊んだ。
保育室では、滑り台やトンネル、マットでお山を作ったりして、体を動かすことのできる環境を作った。また一人歩行ができる子が増えたので廊下に出て、手を繋いで歩く練習をしたり、別のクラスに行き、異年齢交流をしたりと場所や環境を変えて過ごした。
人間関係
友だちが遊んでいるところに近寄っていき、顔や足を触ったり、頭を“よしよし”となでる姿がある。また友だちと同じ玩具で遊ぼうとしたり、一緒に滑り台に上ろうとしたりと、友だちに関心を持ち、関わろうとする姿が増えた。お迎えとなり帰る友だちをドアまで来て、“ばいばい”と手を振って見送ったり、持っている玩具を渡そうとする姿もあった。加減がわからず、髪を引っ張ってしまったり、強く握ってしまうこともあるので、すぐに止めれるように傍で見守った。
言葉
食事の時に保育士等が「いただきます」と手を合わせると3人が同時に真似をして手を合わせる仕草をした。別の日にスプーンを口に持っていくと、顔を背けるので、「あれ?ご馳走様するの?」と聞くと手を合わせて意思表示した。「お腹いっぱいになったのね。ご馳走様しましょうね」と伝えた。子どもの行動を言葉にして話しかけるようにした。高月齢児は「パパ ママ」「せんせー」などの一語文が出てきた。低月齢児も喃語が盛んになった。「○○なのね」などと応えて、伝えようとする思いを受け止めた。
表現
保育士等が『むすんでひらいて』や『とんとんとんとんひげじいさん』などの手遊び歌を歌うと、手をグーパーして手遊びをしたり、音楽を流すと体を揺らしたりして、リズムに合わせて体を動かす。またブロックやカップ同士を叩き合わせて音を鳴らすことも楽しんでいる。
制作では手形や足形をとって、『海の生き物』を作った。これまで手を広げることができなかった子も自分でパーをすることができた。「上手にペッタンできたね。」と伝えると満足そうな表情をしていた。…
健康
先月に続き下痢の症状が見られる子が数名いたが、大きく体調を崩すことなく元気に登園する子がほとんどだった。気温、湿度が高い日が増えてきたので、除湿や冷房を入れて室内温度の調整に気をつけていった。また、気温に合わせて衣服を調節したり、汗をかいた日には沐浴で汗を流したりして快適に過ごせるように配慮した。
人間関係
友だちとの関わりが少しずつ増えてきて、傍で顔や体に触れようとしたり、玩具を取り合ったりする姿が見られるようになる。保育士等との関わりを楽しむことも多くなり、一緒に遊んで笑顔を見せている。担任以外の保育士等に人見知りすることもあるが、前月より落ち着いてきた。自分の気持ちを泣いたり、声を出したりすることで伝える子もいる。
環境
腹ばい、ハイハイ、歩行などでのびのびと体を動かして、行動範囲や興味の幅が広がってきた。マットやトンネル、ボール遊びなど全身を使って遊べる環境を設定し、興味を示した玩具も自由に取り出せるようにした。また、異年齢交流の場では、他のクラスの友だちに興味を示し、笑顔で近寄っていく姿が見られるようになる。保育士等との安心した環境の中で、一人遊びや探索遊びが十分に出来る空間を確保し、ゆったりと過ごせるようにしていく。
言葉
喃語を発して自分の思いを伝えようとしたり、保育士等とコミュニケーションを取ろうとしたりする姿が見られる。言葉を理解しているような行動も見られることもあり、見守りながら過ごした。引き続き「○○だね」と言葉を添えて関わり、発語に繋げていく。また、音楽を流したり、歌や手遊びをすると声を出したり、保育士等の真似をして両手を動かしたり、体を揺らしてリズムをとったりする子もいる。
表現
音楽や保育士等の歌に合わせて、身体を揺らしたり、手を叩いたり、玩具を床や棚に打ち付けて音を出すのを楽しんだりと個々での表現が豊かになってきている。七夕の制作で指スタンプをした。絵の具を手に付けると不思議な顔をする子がいたが、嫌がる子はいなかった。保育士等と一緒に叩くようにして台紙に色をつけることができ、色鮮やかな七夕飾りが完成した。
…
健康
日によって気温の変化が激しく、鼻水や咳が出る子が多かった。「お鼻を拭こうね」と言って、こまめに鼻水をぬぐい、「スッキリしたね」と声かけをした。また下痢の症状も多く、こまめにオムツの確認を行い、清潔な状態を保てるようにした。お尻がかぶれている子は水で流してケアをした。
人間関係
友だちが登園すると、“おはよう”というように側に寄っていく姿がみられるようになった。また絵本を開いている子がいると、同じように絵本を手に取り開くというように、周りに関心を持ち、同じ遊びをする。散歩のときに4人乗りのベビーカーに向き合って座ると、お互いに手を伸ばして触ろうとしたり、「あーあー」「うーうー」と喃語で会話をするような姿が出てきた。
環境
歩きやハイハイで移動してつかまり立ちをし、棚にある玩具を手にしたり、腹ばいの状態や寝返りをして近くにある玩具に手を伸ばしたりして遊ぶ。常に見える場所に、子どもが興味を持つ玩具を配置し、少しがんばれば手が届くように環境を整えた。腹ばいなどで一生懸命に手を伸ばし、手にすることができた時の表情は喜びに満ちていた。
言葉
楽しい時や機嫌のよい時には「あーあー」「きゃっきゃっ」と表情豊かに喃語を発して笑う。眠たい時やお腹がすいた時には「ぎゃーぎゃー」「ゔ―ゔ―」と大きな声で全身で訴える。その都度、「うれしいね」「たのしいね」「眠たいのね」「お腹がすいたのね」と子どもの思いをくみ取り言葉にして、思いに寄り添うようにした。
表現
音の出る玩具で遊ぶことを楽しむ。手で持って振ったり、ボタンを叩いて音を出したする。音楽が流れると手を叩いたり体を揺らしたりして喜ぶ姿がある。
制作では指に絵の具をつけて画用紙に指スタンプをした。指に絵の具をつけると、不思議そうに見つめ、保育士が「紙にポンポンしてみよう」と言って、手助けすると画用紙に色がついていく様子に目を輝かせて、手を動かし始めた。自分から絵の具に手を伸ばす子もいた。色鮮やかな『アジサイ』が咲き誇った。…
健康
気温が高く日差しが強い日もあったので、こまめに水分補給をし、散歩では公園の日陰でシートを敷き、保育士等に抱っこされたり、お座りしたりして外気浴を楽しんだ。鼻水や咳のある子が数名いた為体調管理に気をつけて過ごすようにした。
4月の下旬頃より全員が一定時間眠れるようになり、徐々に睡眠のリズムが整ってきた。
食後の睡眠に個人差はあるが、少しずつ同じタイミングで入眠できる日もあった。
人間関係
入園当初新しい環境に不安で泣く姿が見られたが、徐々に保育士等の認識や環境に慣れていく姿があった。受け入れ保育の2週目にはほとんどの子が不安で泣くことはなくなり、朝の受け入れから保護者とスムーズに離れることができていた。保育室内では歩行やハイハイで好きな場所へと動き回ったり、お座りやつかまり立ちで玩具に触れたりして遊ぶ様子が見られた。まだ一緒に遊ぶことはないが、友だちに近づいて、顔に触れようとしたり、お互いの様子を気にしたりする姿も見られた。
環境
室内のマットの上で、音の出る玩具に触れたり、腹ばいになったり、ずりばい、寝返りなど手や足をよく動かして移動していた。又、月齢の高い子は、棚につかまって、つかまり立ちや、好きな場所へと歩いて移動したりする姿が見られた。玩具は音の出る物やボール、布素材の物など、子どもの発達に合わせた玩具を取り出しやすい位置に置いて自由に遊べるように工夫した。
言葉
「あっ!あっ!」「うーっ」など、喃語が少しずつ出るようになった。保育士等が目を合わせてあやしたり、体をくすぐったりすると、けらけらと声を出して笑う子もいる。皆遊びながら声を出すことを楽しんでいる。
引き続き子どもの発する言葉や、喃語に丁寧に応え、思いを受け止めてたくさん言葉かけをしていくようにする。
表現
曲を流して歌を歌ったり、手遊あそびをしたりすると、嬉しそうに手を叩いたり、体を揺らしてリズムをとる姿が見られた。月齢に合わせた関りを深め、子ども一人一人が少しずつ自分の表現を自由にでき、楽しめるように見守った。少しずつ保護者以外の保育士等にも慣れて、情緒的な絆が形成されてきた。…
健康
3月に入り、上着がいらないくらい温かい日が続いたこともあり、より活発に体を動かし遊ぶ。高月齢の子どもの中では、両足でジャンプをしたり、パーと足を広げたりと、生活の中で体の使い方を学んでいる姿が見られる。また、1歳になったばかりの子も2月の後半から完了食に移行し、嬉しそうに完食する姿が見られた。
人間関係
園庭遊びで一つのフラフープを巡り、二人の子どもで取り合いになるシーンが見られた。保育者が近くで見守っていると、一人の子どもがそのフラフープをゲットするも、取れなかった子に対し、違うフラフープを「どうぞ」と持っていく姿が見られた。その後二人でフラフープの中に入り、電車ごっこを楽しんでいた。
環境
気温が上がったこともあり、積極的に戸外活動を行うと、子ども自身で「びら!」(花びら)や「むし!」と季節の変化を肌で感じていた。初めて見る虫に対し、保育者の後ろに隠れ、恐る恐る見ていた子どもも、次の日には散歩先で「むし!」と保育者の手を引き、虫探しを楽しむ姿が見られた。ダンゴムシを見つけた際には、「まあるくなったね」と声をかけると、まねっこをし、「いっしょ!」と遊びに取り入れる姿が見られた。
言葉
月齢差があるが、子どもたちそれぞれの方法で、保育者や友だちに意思を伝え合う姿が多く見られるようになった。また、その中で思いを伝えることができず、涙を流す姿も見られた。仲立ちとして、子ども同士が関わり、遊ぶ際には子どもの思いを伝えるようにしていった。「〇〇していい?」と他児の気持ちを代弁し、伝えると「いいよ」や「どうぞ」と言葉や仕草で伝える姿が見られるようになった。
表現
以前から「わ~お!」や「パプリカ」など音楽に合わせ、体を動かす姿が多く見られたが、最近では「おうた!」と保育者にアピールし、「むすんでひらいて」や「おにのパンツ」など手遊びを楽しんでいる。「バスにのって」では、バトンをハンドルに見立て、運転する真似をし、運転手さんごっこをたのしんでいた。…
健康
今月は、咳や鼻水の子どもが多く、中耳炎や高熱を出して休みの子どももいた。
そして、6名全員が完了食に移行し、よく嚙んで食べている。
様々な食材に興味を持ち、スプーンと手掴みの両手で食べている子も見られる。
中にはこぼさないように、左手を添えて上手に食べられる子もいる。
人間関係
友だちが、机上でお絵かきを始めると「かきかき、かきかき。」と言って一緒のテーブルでおえかきをしたがる。「一緒にお絵かきしたいの?」と聞くと、大きく頷く姿が見られる。
小さな人形をひとりの子どもが、大判のハンカチで抱っこをすると、それを見て、自分も同じように「抱っこしたい!」と人形とハンカチを持ってくる。友だちのしていることをよく見て、しっかりと自分の意思を伝えられるようになった。
環境
行動範囲が広くなり、保育室では活発過ぎて危ない時があるので、園庭に出るようにしている。園庭に出ると環境がいっぺんに様変わりし、子供たちも生き生きする。
子ども達は、早く園庭に出たくて、どの子も我先に自分の支度を手伝って欲しいとジャンパーや帽子を持って来る。その姿が可愛らしい。
表現
おっしこが出た時、子ども達は「ちっちでた。」と言葉と仕草で知らせてくる。
「おっしこ出たの?教えてくれたのね。」と言うとにこにこして、オムツを脱ごうとする。
はっきりとした語彙は出てこないが、片言で思いを伝えてくれるようになってきた。
言葉
空飛ぶ鳥を見て「上!上!」と指をさしたり、月山を登って降りるときに「おっとっと、おっとっと」と両手を上げて、走り降りたりする。又、散歩中大きな穴を見つけて「大きな穴だね!」と言うと「あな!あな!」と保育士の真似をしたりする。
色々な言葉を、耳と目でしっかり受け止めて言葉にできるようになってきた。…