5歳きりん組2022年度8月のまとめ

健康

感染症が出てはいたものの体調不良の子はほとんどいなかった。水分補給を自分たちからする姿があり、戸外でもお茶を自分たちで汲み合っていた。室内でも走った後などは1人が水分補給にいくと周りも気付いている。休み明けも友だち、保育者と安定した関係で久しぶりの登園に不安はなく満足感が勝っていてよかった。少しでも熱いと部屋にいたいという子が多かった。涼しい時はなるべく戸外に出て体を動かし、ホールでもボール遊びやアスレチック遊び、また組体操や体ゲームなどで動いて楽しんだ。

環境

クワガタやカブト虫は触るのが大好きだが、お世話に一時期飽きていた。少人数の時に箱の掃除と土替えを行い、飼育の大変さと達成感を味わったことでまた意欲が出ていた。時間を決めて無理なく触るというルールもできた。生物への思いやりが以前より出てきたように思う。

手袋の氷、炭酸や、スライムを作るなど実験のような遊びが気に入っていた。身近な物や自然の中から「どうなるかな」という探求心をもっと受け止めていきたい。また、掃除に前向きな時は、細かいところまで気付いて箒や雑巾を扱っている。協力して棚を動かし模様替えをして自分たちで部屋づくりをできた為、自分たちで整える工夫をしていく。

言葉

強い口調で話す子も「優しく言ってよ」と友だちに伝えられ、衝突するたびにだんだんと心掛けている様子があった。それでも他人の間違いを強くとがめる場面が何度か見られた。言われてうれしい言葉・嫌な言葉の共通認識を持っていくことが必要だと思った。また、その日に感じた事を言い合う機会を設けていく。 話し合いの時も意見を出すことはためらわす自分の言葉で案を出している。完全に任せきりには出来ないが、子どものやり方を尊重できるように汲み取っていく。また、絵本や物語にも興味を示し、少し長い物でないと満足しなくなってきた。

人間関係

異年齢保育も多かったため、年下児の面倒をよく見ていた。以前も年下児が寄ってくると優しく受け止めていたが、最近は気の合う子を見つけ、誘う姿がある。年長児らしく出来ることは率先して見本となっていた。休み明けにクラスの友だちと再会すると嬉しそうで、遊び足りないような日もあった。友だちとのトラブルも葛藤しながら、互いに理由があることを少しずつ許容しようとしている。遊びの延長でやりすぎる事もある為、気持ちを聞く、感じることを伝えていきたい。後半、担任に聞くのではなくまず自分たちで考え、友達に合わせたり教えてもらったりしながら生活や遊びを整えていく姿が見られている。見守り、適切な声掛けで9月に繋げていきたい。

表現

「にじいろのさかな」を絵画制作として共同で行った。ローラー、筆、飾り付けと3段階で参加したい所で各々行う形にした。海の色を話し合い緑・青・白を豪快に混ぜローラーも友だちと交換し、応援しながら楽しんでいた。筆も今までは色を付けるために使っていたが絵を描くのは新鮮だったようで、興味のある子から1人ずつ行い、絵が苦手な子も仲いい友だちと少人数で行うことで集中していた。友だちの描くスペースを残すという課題が今回はあった。自分が描いたもの中心に折り紙やクレヨンで色を付け、それをみてもっともっととカラフルに仕上げた。みんなで買いに行ったシールと折り紙を活用でき嬉しそうだった。共同製作にもだいぶ慣れてきた為、9月はお神輿の製作をみんなで考えていく。

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