健康
寒暖差はあるものの、体調を崩す子も少なく元気に登園している。戸外遊びがとても好きなので園庭や散歩に出かけると喜んで遊んでいる。身のまわりのことも進んでできる子が多く、やる気が伸びるよう声掛けをしている。食事面ではおかわりをよくして良好。箸を積極的に使う子も出てきている。午睡は眠たくなると自分で布団に入り入眠できている。体力がある子は午睡をせず遊んですごしている。排泄は進んでトイレに行く子も多くおむつの子に関しては声掛けをしてトイレに連れて行くようにしている。焦らずゆっくり進めていきたい。情緒面、担任にもすぐに慣れ、名前もすぐに覚え安心した環境で過ごせている。
人間関係
興味のある玩具で一緒に遊び、戸外でも関わって遊ぶ子が多い反面、トラブルになることも多く保育者が仲立ちをしながら過ごしている。穏やかに過ごせていることが多いが、誰かが泣いたり騒いだりすると影響を受けて混乱することもあるので状況を見ながら対応するようにしている。関わる友だちにこだわりを見せる子もいて取り合いになり喧嘩になることもある。保育者が様子を見ながら関りの援助をすることもある。新入園児も初めからうちとけて過ごせている。全体的に不安な子には個別で対応するようにしている。
環境
散歩に出かけると、すれ違う人に「こんにちは」とあいさつをし、自然を意識して季節を感じながら遊んでいる。虫や花を観察して「何の虫?」「いいにおいがするね。」など会話を楽しむ姿が多く見られる。戸外活動では身体を活発に動かして満足するまで遊びこむ姿が多く見られる。挑戦したいという気持ちも見られ、鉄棒では逆上がりの練習をする子もいる。絵本を読んで数を数えたり絵を描いていてひらがなを描こうとしたりする子も出てきている。
言葉
担任に少し戸惑いながらも、名前を覚え呼んでみる子が多くすぐに打ち解けて会話を楽しんでいる。個人差はあるが口数が少ない子も気持ちを話せているので耳を傾けゆっくりと聞くようにしている。友だちとも会話が成り立ち過去の事や未来のことも話す子もいる。まだ自分の気持ちが優先してしまい「どうしてわかってくれないの?」と互いの気持ちがぶつかってトラブルになることも多い。丁寧に関わり気持ちを汲み取りながら相手の気持ちを少しずつ理解できるようにしていく。
表現
友だちに「入れて」「貸して」と言葉で表現できている子が増えてきたが、なかなか難しい様子である。保育士が仲介し代弁することで、気持ちの表し方を知らせていきたい。排尿感を感じた時に自分から言い出せない子も、保育士に近づきモジモジしたり、オムツを持って近づいたり、その子なりに表現している姿が見られる。
ブロックですごい物ができた時や、今までできなかったことができた時など、「せんせい見て、見て」と満面の笑みで嬉しさを表現している。子どもたちが、自然と気持ちを表現したくなるような雰囲気や、保育者との愛着関係が築けるよう努めていきたいと思う。…
健康
登園時や戸外遊び、トイレ後の手洗いはしっかりと身についている。寒暖差もあったが基本元気に登園していた。コロナ感染には気を付けて体調面の管理をしっかりと行った。散歩での活動がとても好きで天気の良い日は進んで散歩に出かけるようにした。簡単なルールのある遊びを保育者と一緒に繰り返し遊び、後半では子どもたちだけで「こおりおに」などを楽しむ姿が多くみられた。鉄棒に興味を持ち前回りなど自分で練習してできるようになり積極的に身体を動かして遊ぶ姿が見られた。ほぼ、身の回りのことは自分で出来るようになったが、援助必要な子には手稲に対応しながら声をかけるようにしている。
人間関係
年度末なのもあり、保育者に甘えを見せる姿が増えた。甘えを十分に満たしながらゆったりとした時間を意識して安心して過ごせるようにした。コロナの自粛もあり、登園人数が少なく仲良しの子が登園しないためなかなか遊びに入れずに保育者から離れられない子もいた。保育者が丁寧に対応しながら遊べるきっかけを作り友だちと遊べるように声掛けをした。喧嘩もありながら集団で遊べるようになり、じっくり遊びこめる姿も増えた。集中して遊んでいたかと思うと突然大騒ぎになることもあるが怪我のないように見守りながら保育を進めるようにした。
環境
進級することを子どもたちから伝えることも出てきて、期待もありながら不安な様子を見せる子もいた。玩具を違うものに見立てて遊ぶ姿が見られ、子どもたちの発想に驚かされる場面も多くあった。散歩に出かけると、寒さや、温かさ、空の色、雲に反応して満面の笑顔を見せることもあった。好奇心もあり、いろいろなものを発見して自分たちで工夫しながら遊ぶ幼児らしい姿が見られるようになった。文字や数字にも興味を持って簡単な絵本などを自分で読む姿も見られた。様々なことに興味を持って経験してほしいので部屋の環境設定には常に工夫しながら飽きないようにした。
言葉
自分の気持ちをきちんと伝えられるようになり、相手の気持ちも理解しようとする力もついてきた。喧嘩になっても手を出す子も少なくなり言葉で伝えようとする姿が見られるようになった。まだ自分の気持ちが優先してしまう子には仲立ちをしながら気持ちを受け止めてあげ、代弁しながら相手の気持ちの理解を少しでも出来るように対応した。半面、汚い言葉を使う子が増え、「くそばばあ」「おまえなんかあっちに行け」など面白がって使う子も出てきた。過去にあったことや何日か先の未来のことも話せるようになった。想像しての会話も出来るようになった。友だちや保育者との会話を楽しむ姿が多くみられた。
表現
塗り絵や絵を描くことがとても好きで細かい絵を描けるようになった。製作も自分で何を作ろうかを決めて夢中で作る姿が多くみられる。絵本や紙芝居は何を読んで欲しいかを伝えるようになる。好きなものは集中して見ることが出来る。歌をうたう機会があまりなく、季節の歌など幼児集会での参加で歌っていたがあまり、遊びながら口ずさむことは少なかった。ダンスなども取り入れていけばもっと楽しめたかと思う。遊びを自分たちで見つけてじっくり遊べる子と、なかなか自分で遊びが見つけられず、集中して遊べない子の差があったがみんなそれぞれに成長が見られたので良かった。…
健康
・手洗いや食後のうがい、排泄、着替えなどは声掛けされなくても自分のペースで行えるようになってきている。トイレでスリッパを履く習慣が身についていない子には、その都度声を掛けている。
・家ではエジソン箸を使っているようだが、保育園ではフォークを選んで食べている子が多い。上手に箸を使える子もいる。一人一人に丁寧に関わり箸を使おうと思えるようにしていきたい。
・運動面では自分の好きな長縄跳びやキャッチボール、トランポリン、よじ登り、飛び降りなど目の前の目標に向かってダイナミックに楽しむ姿が見られる。鬼ごっこでは俊敏な動作も見られる。
人間関係
・コロナの関係で長く欠席した子どもが多く、仲の良い友だちがいなくて不安になっている様子がうかがえる。保育者と共に少人数ならではの遊びや、年上の子とかるた遊びをするなど様々な関わりを楽しむ経験ができた。今後も機会を見て経験を重ねていきたい
・友だちと一緒のことがしたいが、友だちに遮られて泣いたり腹を立てたりする。保育者に気持ちの揺れを受け止めてもらい勇気を出して一歩前に進めるようになってきた。少し時間がたってから思い出したように「さっきはごめんね」「うん、ごめんね」と笑い合う姿が見られる。
環境
今までの経験から「○○公園で○○をして遊びたい」と、どこに何があって途中には何があるか把握できている。「今日はリスいないね」「ハナミズキの葉っぱなんにもないね」との声も聞こえ、自然の移り変わりを感じている。
言葉
・思いっきり公園で遊んだ後は、心がのびのび解放され、「○○ちゃん明日も一緒に遊ぼうね」など言葉が自然と出てくる。話したくなるような雰囲気を大切にしていきたい。
・絵本や紙芝居は全員好きである。絵本の途中で自分の気持ちや感想をつぶやく子がよく見られる。大勢で読み聞かせしている時は、ずっと聞き入れることは難しいが、非常に興味深い。そんな時、もう一度見たい子だけで再び読んで想像の世界を楽しんでいる。
表現
・友だちの作る様子を見て自分も同じものを作りたい気持ちに寄り添い、保育者に手伝ってもらいながら、自分はどんな色で、大きさはどうするか楽しく話しながらイメージを膨らませて楽しんでいる。
・劇遊び発表会のダンスや秋祭りに踊った盆踊りを思いだしながら楽しんでいると、当初は踊らなかった子が踊っている。みんなで踊ることが面白くなってきたようで成長を感じる。…
健康
年末年始のお休み後も、体調面安定している。寒さで戸外遊びを嫌がる子もいるが、天気が良い日は散歩に出掛けて鬼ごっこや鳩を見つけると追いかけて遊ぶ姿が見られた。おもいきり遊んで満足する姿が見られた。食事面は、苦手な物もあるが好きな物はおかわりをして良く食べている。配膳も自分たちでするようになり、始めは大変だったが流れがわかるとこぼす子もなくなり順調。午睡、入眠を自由にすると寝ない子が多く大変だったが、流れがわかると眠たい時は声を掛けるようになり、順調。子どもたちの心の面での成長を感じる。排泄順調。情緒、安定しているが不安になり泣く子や抱っこを求める子もいる。気持ちを受け入れるようにしながら保育を進めている。自分の気持ちの主張が激しく出る子もいた。
人間関係
友だちとの関わりでじっくり遊べるようになっている。異性との関わりが見られることが増え群れて遊ぶようになった。仲の良い子と過ごしたい気持ちも出て来ているので「仲間に入れてくれない」と言う声もあった。遊びの延長線上で自分の気持ちが通らないこともありトラブルになる事も見られるが成長の一つとして捉えるようにしている。どうしてもうまく気持ちが伝えられなかったり、相手の気持ちが分からずやりすぎてしまった時には保育者が仲立ちして関わることもある。ルールのある遊びをするようになって、気の合う友だちと集中して遊ぶ姿が増えた。
環境
子どもたちが遊びやすいように部屋の工夫や玩具の見直しをしている。朝はぱんだ組の部屋と行き来しながら異年齢とも関わり楽しんでいる。カードやトランプ、文字や数字に興味を持てるようにして、並べて遊んだりルールを理解してる子はババ抜きや神経衰弱等遊んでいる。製作がすぐにできるように画用紙なども準備するようにした。公園では良く動き保育者と鬼ごっこを楽しむ姿が多く見られるようになった。色々な事に興味を持って遊べるようになってきている。
言葉
自分の気持ちをしっかりと話せるようになっている。周りの事なども気付き伝える子も増えてきた。喧嘩の仲立ちをしなくても友だち同士で解決できるようになった。想像して話せることも出来るので会話の中で「考えてみよう。」と伝えると、状況を考え伝えられるようになっている。ワクワクする事した事、自分から話したく進んで話す姿が増えた。「先生好き。」と温かい言葉を伝える事も増えて、安心て遊べている実感がする。なんとなく不安な時は言葉が少なかったりいつもと違う口調になったりするので見逃さないようにしている。
表現
幼児集会等でふざけてしまう子もいるが、興味があると集中して参加でできることも増えた。絵本や紙芝居を読むようにして、静の時間も意識して活動している。集中力がない時もあるが少しでも興味を持っている姿も増えた。個人差あり、興味もそれぞれ違うのでやりたいことを見つけ遊べているので様子を見るようにしている。ダンスも好きな子が多いので活動に取り入れていきたい。製作があまり出来ていないので自由に遊ぶ時に興味がある子は出来ように準備をしていく。何に興味を持って参加出来るかを、常に考えながら保育を進めていきたい。…
健康
嘔吐下痢の感染症が出始めたが1週間程で治まる。鼻水が出ると自分から拭く子や、着替えの際、紙芝居が見たくて早く着替えを済ませる子、一日中オムツでいる子もいなくなり、身辺自立が進んでいる。
給食時「このオレンジ色の嫌だ」と言うので「チーズよ」と知らせるとよく食べた。いかに見た目で判断しているかわかり、給食の説明をして、いろんなものが食べられるようにしていきたい。また、自分で片付けたい、おやつを選びたいなど、自分でできること、やりたい気持ちを尊重した。子どもがより楽しそうに過ごせていたので、配膳も少しずつ自分でやっていけるように進めていきたい。
人間関係
いろいろな遊びを通して興味も広がり簡単なルールのある遊びをやりたい気持ちが多くなってきた。保育者が入らなくても遊ぶ姿も少し見られるようになる。友だちとの関わりで自我のぶつかりもあり喧嘩になることもあるが、自分たちで解決しようとする姿が増えてきた。
環境
散歩時に見つけた虫や木、花、をよく観察して図鑑で調べて名前を覚えて教えてくれたりした。一緒に楽しみ触れ合う事が出来た。夕方の外を見て「もう暗いよ」とか、朝なのに月が見える、木の葉が全部なくなった…などに気づいて話が展開していく。冬になり、虫恋しさに、虫取り網を持って園庭で「虫取りごっこ」をして楽しむ姿が見られた。それぞれが季節を感じているようだ。
言葉
自分が体験した出来事など、夢中で知らせるようになる。どうしても気持ちを聞いてもらいたく順番を待って話している。一人ひとりの思いを大切に見守り関わっていきたい。叩いてしまった理由や何をしたいのかなど、じっくり聞くと感情を抑え、言葉で話せるようになってきている。「今日は何の紙芝居?」と毎日読んでもらいことを楽しみにして興味深く見て、一緒に声を出したり、想像して話したりしている。たくさんの本を読んであげたいと思う。
表現
劇の演技やダンスに興味を持って参加するようになった。数人の男児は見ていることも多かったが、興味を持っていることもあり、気持ちで参加している様子である。これからも表現あそびに興味を持って参加してもらえるようになるようにしていきたい。個人差はあるがどんどん手先が器用になり、「先生やって」から「やりたい、どうやるの?」に変わってきている。自分の発想が形になっていき、楽しめるよう一緒に関わっていきたい。…
健康
寒くなると鼻水や咳が出る子もいるが基本元気に登園している。戸外では身体を十分動かして遊んでいる。寒い時は自分で衣服を調節して着替えることも出来るようになっている。食事は食べたいものを進んでおかわりをして食べている。苦手なものもある。箸に移行している子も増えてきている。食べこぼしもなくなってきた。午睡、眠たい時に睡眠をするようにしている。眠たくない子はホールなどで遊んで過ごしている。排泄、全員パンツに移行することができた。失敗はあまり見られない。着脱、自分で進んで着替えをするようになるが手伝いをお願いする子もいる。
人間関係
友だちとの関わりがとても目立つようになったが喧嘩も多く見られるようになる。自我のぶつかりで葛藤している姿も多くなる。みんなで群れて遊ぶ姿も見られ鬼ごっこやヒーローごっこをして盛り上がって遊ぶ姿が多くなる。自分の気持ちが優先してしまい相手の気持ちがわかっていてもなかなか気持ちのコントロールがうまくいかず長く泣く姿もあるが自分で自分の機嫌を取れるように見守りながら様子を見ることもある。立ち直れない時は手をかすこともある。保育士にも抱っこを求めることも多く、気持ちに寄り添うようにしている。
環境
散歩での行き帰りでは大きな葉っぱをみんなで拾って持ち帰ったり、公園でどんぐりを見つけるとみんなで夢中になって拾ったりする。園庭では砂場でケーキを作り草や花で飾りつけをして遊んでいる。生き物がとても好きなので虫を見つけると何の虫なのか夢中になって聞いたり調べたりする姿が多くあった。空を見て月を探したり太陽は暖かいと伝えたり、皆既月食の時はテラスに出てみんなで観察した。
言葉
自分の気持ちを伝えたり、相手の気持ちを代弁したりする。クイズやなぞなぞも簡単なものならわかるようになって繰り返し楽しんでいる。しりとり遊びもスムーズに出来るようになってきた。話す言葉もしっかりしてきていて、何に困っているのか何が嫌だったのか楽しかったのか等、自分の気持ちをしっかりと伝えられるようになった。友だちと楽しみを共有して大笑いする姿も多くなるが、喧嘩での言い合いもお互い引かずに長引く事も増えた。長引くがなるべく自分たちで話し合って解決に繋げられるようにしていきたい。
表現
「劇遊び」の活動も入りダンスや劇をやってみている。苦手な子もいるが盛り上がると参加するようになった。集中力があまりない為長くなってしまうと飽きてしまうことが多い。無理なく進めて見守るようにしている。歌や手遊びなどは口ずさむことが多くなる。特に「焼いもグーチーパー」はとても人気があり自分たちでやる姿もある。指先が器用になりハサミやのりの活動も増えた。特にハサミは夢中になって細かく切って遊んでいる。何かの形ができると保育者に見せて嬉しさを共有しようとすることが増えた。幼児集会も10分程度なら全員参加することもできる。…
健康
朝夕と日中で気温差が大きくなり、鼻水が出る子が増えたが大きく体調を崩すことはなく過ごす。手洗いや食後の口うがいは、自らできるようになってきている。今後は感染症予防に気を付け、ゴロゴロうがいが習慣化できるようにしたい。給食では、黒い食べ物探しや、色によって栄養が違うからいろんな色を食べよう…と、色を意識しつつ楽しく食べることで食べられるものが増えた子もいる。
人間関係
集会やハロウィン衣装製作、散歩など幼児3クラス交流を続けてきたことで、手をつなぐことへの抵抗感が減ってきたり、年上のお兄さんと追いかけっこを楽しんだり、遊びの幅が広がっている。友だち関係にも変化が見られ、仲良しグループが合体して遊ぶ姿や、何でも一緒に行動していた男の子たちが、個々のやりたいことがあると仲間から外れ、自分の気持ちに素直に行動する姿が見られるようになってきた。保育者に対しても「やって」と言いつつも、自分で身の回りのことをするようになり、「やればできる」と自信がついてきたようで、ステップアップしていく姿が見られた。
環境
度々通る散歩道の街路樹「ハナミズキ」。今まで、花が咲き、緑が生い茂る中にセミを見つけ、紅葉か始まるのをずっと見てきた。そして今、赤い実をつけた木を、子どもは「鼻水の木」と言って笑う。日常の一コマに季節の変化を感じ楽しんでいる。また、毛虫を見つけ、「これは何ていう虫になるか、何で触ったらいけないか」と、探究心が芽生えてきた。この芽が育つようにしていきたい。
言葉
面白い言葉を言って笑わせたり、鼻歌を歌いながらパズルをやったり、会話も含めいろんな楽しい声が聞こえてくる。運動遊び保育参観の練習の時に泣いてやろうとしないお姉さんに対し、「頑張れ」と大勢の中でひとりの女の子が声を発した。みんなも続けて頑張れコールがホールに響いた。そしてお姉さんはやり始めて、みんなは嬉しそうな顔をしていた。今後も思いが言葉となり、気持ちが伝わる事の嬉しさを味わえるよう過ごしていきたい。
手話を交えたダンスを楽しむことで、手話というものを知る。意識的に生活の中で取り入れていきたい。
表現
ダンスや盆踊りを部屋で楽しんでいるのはいつも決まって数名でしたが、周りで遊んでいた子も実は興味があったようで、ある時、今までダンスをやらなかった子が、照れた顔でふざけながら飛び入り参加。次々と踊りだす男の子たちを見て、心を開放し無邪気に気持ちを表現している光景を見て、クラスが一段階上がったように感じた。これからお楽しみ発表会に向けての活動が楽しみである。
製作では、今まで「これでなくてはだめ」ということは一切せず、子どものやったことを受容してきた。今、「どうやったらいいの?」と言ってくる声がない。製作が好きな子は想像以上の物を作っている。たくさんの子が楽しんでいる。…
環境
季節の変わり目を感じると友だちや保育者に伝えるようになる。空を見て「きれいな空だね」コオロギを見付けると「秋になったんだね」等、伝えてくれる。散歩や園庭でも虫を見付けると興味を持ち触れて観察する。みんなで発見して楽しむ。みんなで集中して考える事で喧嘩などしないで集まり話し合える。好奇心旺盛で自然の中で十分に遊べている。室内では絵本の文字を指さし読んだり数を数えたりたりと文字などに対する感覚が豊かになる。秋になり散歩など自然に触れ、感じながら楽しんでいきたい。
人間関係
友だちとのやり取りを十分に楽しんでいる。遊んでいる中で喧嘩も見られ、まだ自分の気持ちの主張が多い。主張を互いに譲れなくなると手が出てしまう子もいるが、関わる姿が幼児らしくなりやりたいことを見つけ「一緒に遊ぼう」と声を掛け合うようになる。困っている子の側で寄り添い励ましたり声を掛けたりする姿も見られる。遊びの発想も広がりってきている。成功したり、失敗して困ったり悩んだりしながら友だちや保育者と十分に関わり成長してもらいたい。
健康
暑さにも負けず汗びっしょりになって毎日元気に過ごしている。水遊びも始めは顔に水がかかると泣いたり怒ったりする子もいたがすっかり慣れて頭からびっしょりになって楽しんでいる。友だちや保育者と触れ合い身体を十分に動かし遊んでいる。食事も苦手なものも食べようとする姿もある。友だちと食べることを楽しみ食材にも関心を持つ。着脱も進んで出来るようになってきて、できると嬉しそうに教えてくれる。排泄、個人差は見られるが取れている子は失敗もなく過ごしている。午睡は眠たい子は布団に入り安心して入眠している。身体を使いたくさん遊んでたくさん食べて眠る、個々の生活リズムを大切にしていきたい。
表現
秋祭りや運動遊びの踊りを模倣して楽しむ姿が見られるが、興味はあるが参加しない子も多い。絵本はとても好きで読んでほしい絵本を持って来て何度も繰り返して読むことが多い。興味のない絵本では飽きてしまい見ようとしない子もいる。室内ではハサミが好きで折り紙を切り絵のように切るのにはまっている。いつでも出来るように準備をしている。個人差はあるが自信を持ち表現しようと擦る子と、恥ずかしく参加しない子がいるが何に興味を持ち楽しめるのか、無理なく楽しく興味を持ってもらえるように保育に工夫が必要だと思う。
言葉
個人差はあるが自分の経験したことや考えたことを友だちや保育者に伝えられる。友だちの気持ちなども理解して代弁しながら伝えることが出来るようになる。危ないことをしている子に注意をして止めることもある。自分の気持ちの主張が強い時には口論になることもある。様子を見ながら仲立ちすることもある。友だちの話を聞き返事をし、会話のやり取りが多くなる。一生懸命話をして伝えようとする。何を伝えようとしているのかじっくり待つようにしている。疑問に思ったことを保育者に聞いてもらい解決しようとする。友だちの気持ちを汲み取り理解しようとする。…
環境
・暑さや長雨で散歩に行く機会が少なかったが、雲の動きや雷、水遊び中の虹、飼育している昆虫や園庭に遊びに来るセミやトンボなど、子どもが気づかない時はチャンスを逃さず声掛けし、子どもが見て感じてくれていた。その後、雲の形に興味を持つ子や、「次は何の虫が来るかな」と空を眺める姿も見られた。季節の移り変わりの中で、いろんなことに興味を持ち、つながりのある保育を行っていきたい。
人間関係
・困っていたり、泣いていたりする友だちの気持ちを理解して声をかける子や、気の合う友だちと想像を膨らませてごっこ遊びを楽しむ姿が見られる。自分の言い分が通らずに癇癪を起したり、トラブルになったりすることもある。
・スキンシップを取り子どもの思いに共感しながら、子どもの言い分を聞くと、言葉の発達もあり、状況説明や気持ちを一生懸命伝えようとする姿がある。思うようにいかないことは多々あると思うが、子どもが「保育者がわかってくれた」「気持ちが落ち着いた」と感じ、切り替えができ元気が戻っていく姿を見て、今後も一人一人丁寧に関わっていきたい。
健康
・水遊びなどで着替える機会が多く、保育者に手伝ってもらうのを待つよりも、自分で着替えを進めた方が早いと感じたようで自力で頑張る子が多くなってきた。その姿をほめたり励ましたりすることで、他児もやる気になっている。服をたたまない子が少なくないので、今後はたたむことに意識が持てるよう声掛けをしていきたい。
・麦茶ジャグを自分で扱うことが楽しくて、飲みたい時に飲むようになってきた。夢中になって遊んでいると、のどの渇きに気づかないので、声をかけていきたい。
表現
・「うみ」、「おばけなんてないさ」、「アイスクリームのうた」を幼児集会で歌ったり、秋祭りに向けて「もったいないばあさん音頭」、「ポケモン音頭」を踊ったりして楽しんでいる。盆踊りやダンスは好きな子はずっと楽しんでいるが、男の子の多くが興味を示さない。いかに興味を持ってもらえるか工夫していきたい。
・はさみで紙を切ることが面白く意欲的なので、提灯製作は切る楽しさが味わえる物にした。まだ正しい持ち方ができず危険が伴うので、保育者が必ず側について一緒に行っている。
言葉
・友だちとのトラブルの際、何が嫌だったのか言葉で言えることが多くなっている。温かい気持ちで子どもの話しを聞くことを心掛けていたい。
・みんなで一緒に絵本を見る時、夢中で絵本の世界に吸い込まれていく姿が多くなってきた。シリーズ化されている絵本で主人公が不思議な世界に入り込みいろんな体験をする話が好きである。良い絵本を選んでたくさん読んでいきたい。…
健康
・喉が渇くと自分から「お茶を飲みたい」と伝える子が増えた。何人かは声をかけ水分補給をするようにした。7月半ばにRSウイルスや風邪で休む子が多く手洗いやブクブクうがいを丁寧にするように声かけをするようにした。休みが多い時は無理が無いように室内等で過ごすようにして体調の変化もすぐに気が付けるようにした。
・食事もムラは見られるが好きな物はおかわりを良くして食べている。食材にも興味を持つようになってきていて何が入っているか等、子どもたちから声が上がるようになっている。
・午睡も落ち着き入眠出来ている。保育者が見守りながら入眠出来る子も増えてきている。
・排泄はまだパンツに移行できない子もいるが無理なくタイミングを見ながら進めていく。パンツで過ごしている子は失敗もなく進んでトイレに行けている。
・身の回りの事も進んで出来る子もいるがまだ声掛けや手伝いを必要とする子もいる。
人間関係
・友だちとの関わりが密になってきていて、夢中になって遊んでいる中で喧嘩になることが多く自分たちで解決できる時は見守り、どうしても無理な時は仲立ちをしながらお互いの気持ちを理解しながら解決するようにしている。興味のある事を、見つけると保育者や友だちを呼んで楽しみを共有しようとする姿も見られる。遊びが集中できない時もあり、ただ走り回っている時もある。声掛けや遊びの工夫をしながら楽しく過ごせるようにしていく。
・室内遊びなど集団で遊べる活動も取り入れてルールのある遊びもみんなで楽しんでいきたい。
環境
・生き物にとても興味を持ち、クラスにいるカタツムリやカブトムシを触ったり観察をしたりしている。触り方や観察の仕方等、声掛けをしていたのでどういう風に触ったらいいのかを理解して「今は疲れちゃっているから触るのを止めようね」など、子どもたちから声が上がるようになっている。小さな虫なども見つけると観察してどんな虫なのか話しをするようになる。
・戸外遊びや水遊びがとても好きなので、体調が良い時は進んで楽しめるようにした。遊びは仕掛けるが基本見守るようにして子ども主体で大切に保育を進めた。
言葉
・友だちや保育者との会話を楽しんでいる。昨日の事や周りのことの気が付き知らせたり友だちとの関わりでごっこ遊びの中でなりきってセリフを言ったりして遊ぶ姿が増えてきた。何か嫌なことが合った時等、落ち着くと何が嫌だったのかなどをしっかりと伝えられるようになっている。気持ちを受けとめることで、言葉で伝える大切さを知ってもらいたいと思う。
・手遊びや絵本、好きな物は繰り返し読み言葉遊びを楽しめるように幅を広げていく。
表現
・ホールで表現遊びを行うようにして、興味を持って参加する子が増えてきている。ピアノを聞いて知っている曲だと自分たちで動けるようになる。興味を持ってくれるのが第一なので無理なく参加を進めることはせずに声掛け程度にしていく。
・室内でも塗り絵や描画を楽しんでいる。いつでもできるように準備するようにしている。ハサミやのりもいつでも使えるようにして制作を楽しんでいる。折り紙などもいつでも使えるようにした。
・季節の歌やダンス、手遊びなども進んで活動に入れて楽しんでいる。好きな歌など遊んでいる時に口ずさむ姿も見られる。…