環境
季節の変わり目を感じると友だちや保育者に伝えるようになる。空を見て「きれいな空だね」コオロギを見付けると「秋になったんだね」等、伝えてくれる。散歩や園庭でも虫を見付けると興味を持ち触れて観察する。みんなで発見して楽しむ。みんなで集中して考える事で喧嘩などしないで集まり話し合える。好奇心旺盛で自然の中で十分に遊べている。室内では絵本の文字を指さし読んだり数を数えたりたりと文字などに対する感覚が豊かになる。秋になり散歩など自然に触れ、感じながら楽しんでいきたい。
人間関係
友だちとのやり取りを十分に楽しんでいる。遊んでいる中で喧嘩も見られ、まだ自分の気持ちの主張が多い。主張を互いに譲れなくなると手が出てしまう子もいるが、関わる姿が幼児らしくなりやりたいことを見つけ「一緒に遊ぼう」と声を掛け合うようになる。困っている子の側で寄り添い励ましたり声を掛けたりする姿も見られる。遊びの発想も広がりってきている。成功したり、失敗して困ったり悩んだりしながら友だちや保育者と十分に関わり成長してもらいたい。
健康
暑さにも負けず汗びっしょりになって毎日元気に過ごしている。水遊びも始めは顔に水がかかると泣いたり怒ったりする子もいたがすっかり慣れて頭からびっしょりになって楽しんでいる。友だちや保育者と触れ合い身体を十分に動かし遊んでいる。食事も苦手なものも食べようとする姿もある。友だちと食べることを楽しみ食材にも関心を持つ。着脱も進んで出来るようになってきて、できると嬉しそうに教えてくれる。排泄、個人差は見られるが取れている子は失敗もなく過ごしている。午睡は眠たい子は布団に入り安心して入眠している。身体を使いたくさん遊んでたくさん食べて眠る、個々の生活リズムを大切にしていきたい。
表現
秋祭りや運動遊びの踊りを模倣して楽しむ姿が見られるが、興味はあるが参加しない子も多い。絵本はとても好きで読んでほしい絵本を持って来て何度も繰り返して読むことが多い。興味のない絵本では飽きてしまい見ようとしない子もいる。室内ではハサミが好きで折り紙を切り絵のように切るのにはまっている。いつでも出来るように準備をしている。個人差はあるが自信を持ち表現しようと擦る子と、恥ずかしく参加しない子がいるが何に興味を持ち楽しめるのか、無理なく楽しく興味を持ってもらえるように保育に工夫が必要だと思う。
言葉
個人差はあるが自分の経験したことや考えたことを友だちや保育者に伝えられる。友だちの気持ちなども理解して代弁しながら伝えることが出来るようになる。危ないことをしている子に注意をして止めることもある。自分の気持ちの主張が強い時には口論になることもある。様子を見ながら仲立ちすることもある。友だちの話を聞き返事をし、会話のやり取りが多くなる。一生懸命話をして伝えようとする。何を伝えようとしているのかじっくり待つようにしている。疑問に思ったことを保育者に聞いてもらい解決しようとする。友だちの気持ちを汲み取り理解しようとする。…
環境
・暑さや長雨で散歩に行く機会が少なかったが、雲の動きや雷、水遊び中の虹、飼育している昆虫や園庭に遊びに来るセミやトンボなど、子どもが気づかない時はチャンスを逃さず声掛けし、子どもが見て感じてくれていた。その後、雲の形に興味を持つ子や、「次は何の虫が来るかな」と空を眺める姿も見られた。季節の移り変わりの中で、いろんなことに興味を持ち、つながりのある保育を行っていきたい。
人間関係
・困っていたり、泣いていたりする友だちの気持ちを理解して声をかける子や、気の合う友だちと想像を膨らませてごっこ遊びを楽しむ姿が見られる。自分の言い分が通らずに癇癪を起したり、トラブルになったりすることもある。
・スキンシップを取り子どもの思いに共感しながら、子どもの言い分を聞くと、言葉の発達もあり、状況説明や気持ちを一生懸命伝えようとする姿がある。思うようにいかないことは多々あると思うが、子どもが「保育者がわかってくれた」「気持ちが落ち着いた」と感じ、切り替えができ元気が戻っていく姿を見て、今後も一人一人丁寧に関わっていきたい。
健康
・水遊びなどで着替える機会が多く、保育者に手伝ってもらうのを待つよりも、自分で着替えを進めた方が早いと感じたようで自力で頑張る子が多くなってきた。その姿をほめたり励ましたりすることで、他児もやる気になっている。服をたたまない子が少なくないので、今後はたたむことに意識が持てるよう声掛けをしていきたい。
・麦茶ジャグを自分で扱うことが楽しくて、飲みたい時に飲むようになってきた。夢中になって遊んでいると、のどの渇きに気づかないので、声をかけていきたい。
表現
・「うみ」、「おばけなんてないさ」、「アイスクリームのうた」を幼児集会で歌ったり、秋祭りに向けて「もったいないばあさん音頭」、「ポケモン音頭」を踊ったりして楽しんでいる。盆踊りやダンスは好きな子はずっと楽しんでいるが、男の子の多くが興味を示さない。いかに興味を持ってもらえるか工夫していきたい。
・はさみで紙を切ることが面白く意欲的なので、提灯製作は切る楽しさが味わえる物にした。まだ正しい持ち方ができず危険が伴うので、保育者が必ず側について一緒に行っている。
言葉
・友だちとのトラブルの際、何が嫌だったのか言葉で言えることが多くなっている。温かい気持ちで子どもの話しを聞くことを心掛けていたい。
・みんなで一緒に絵本を見る時、夢中で絵本の世界に吸い込まれていく姿が多くなってきた。シリーズ化されている絵本で主人公が不思議な世界に入り込みいろんな体験をする話が好きである。良い絵本を選んでたくさん読んでいきたい。…
健康
・喉が渇くと自分から「お茶を飲みたい」と伝える子が増えた。何人かは声をかけ水分補給をするようにした。7月半ばにRSウイルスや風邪で休む子が多く手洗いやブクブクうがいを丁寧にするように声かけをするようにした。休みが多い時は無理が無いように室内等で過ごすようにして体調の変化もすぐに気が付けるようにした。
・食事もムラは見られるが好きな物はおかわりを良くして食べている。食材にも興味を持つようになってきていて何が入っているか等、子どもたちから声が上がるようになっている。
・午睡も落ち着き入眠出来ている。保育者が見守りながら入眠出来る子も増えてきている。
・排泄はまだパンツに移行できない子もいるが無理なくタイミングを見ながら進めていく。パンツで過ごしている子は失敗もなく進んでトイレに行けている。
・身の回りの事も進んで出来る子もいるがまだ声掛けや手伝いを必要とする子もいる。
人間関係
・友だちとの関わりが密になってきていて、夢中になって遊んでいる中で喧嘩になることが多く自分たちで解決できる時は見守り、どうしても無理な時は仲立ちをしながらお互いの気持ちを理解しながら解決するようにしている。興味のある事を、見つけると保育者や友だちを呼んで楽しみを共有しようとする姿も見られる。遊びが集中できない時もあり、ただ走り回っている時もある。声掛けや遊びの工夫をしながら楽しく過ごせるようにしていく。
・室内遊びなど集団で遊べる活動も取り入れてルールのある遊びもみんなで楽しんでいきたい。
環境
・生き物にとても興味を持ち、クラスにいるカタツムリやカブトムシを触ったり観察をしたりしている。触り方や観察の仕方等、声掛けをしていたのでどういう風に触ったらいいのかを理解して「今は疲れちゃっているから触るのを止めようね」など、子どもたちから声が上がるようになっている。小さな虫なども見つけると観察してどんな虫なのか話しをするようになる。
・戸外遊びや水遊びがとても好きなので、体調が良い時は進んで楽しめるようにした。遊びは仕掛けるが基本見守るようにして子ども主体で大切に保育を進めた。
言葉
・友だちや保育者との会話を楽しんでいる。昨日の事や周りのことの気が付き知らせたり友だちとの関わりでごっこ遊びの中でなりきってセリフを言ったりして遊ぶ姿が増えてきた。何か嫌なことが合った時等、落ち着くと何が嫌だったのかなどをしっかりと伝えられるようになっている。気持ちを受けとめることで、言葉で伝える大切さを知ってもらいたいと思う。
・手遊びや絵本、好きな物は繰り返し読み言葉遊びを楽しめるように幅を広げていく。
表現
・ホールで表現遊びを行うようにして、興味を持って参加する子が増えてきている。ピアノを聞いて知っている曲だと自分たちで動けるようになる。興味を持ってくれるのが第一なので無理なく参加を進めることはせずに声掛け程度にしていく。
・室内でも塗り絵や描画を楽しんでいる。いつでもできるように準備するようにしている。ハサミやのりもいつでも使えるようにして制作を楽しんでいる。折り紙などもいつでも使えるようにした。
・季節の歌やダンス、手遊びなども進んで活動に入れて楽しんでいる。好きな歌など遊んでいる時に口ずさむ姿も見られる。…
健康
・小まめに水分補給をする常に麦茶を用意し自分から飲もうとしない子どもには声をかけていった。子どもの体調や気分に応じて、外遊びと室内遊び分けて遊ぶなど、無理のないよう配慮した。
・給食野菜の皮むきや食育ボードの活用により、給食の食材に興味を持ち始め、今まで食べないでいた物を口にするきっかけになっている。今後も持続していけるようクイズや遊びにも「食」取り入れ、夏バテしない体づくりを目指していきたい。
・保育者との温かいつながりの中で、一緒に衣服をたたんだり袋に入れたりしながら始末の仕方が見に付くように過ごしている。
人間関係
・友だちのことが気になり一緒のことがしたくなる。遮られると怒ったり、悲しくなったり、複雑な思いを保育者に受け止めてもらって元気を取り戻している。その様子を見ていた友だちが、どうするとよいのか子どもなりに解決策を考えている様子があり、欲しがっていた玩具と同じものを探してくるなど、優しく接する姿が見られる。保育者が仲立ちになって子ども同士の関係を築けるようにしていきたい。
・簡単なルールのある遊びができるようになって、最初は保育者との1対1の関係を楽しんでいる子どもばかりだったが、友だち集団で保育者から逃げるなどの姿も見られるようになってきた。
環境
・好奇心旺盛で生き物への関わり方が適切でないこともある。園庭で見つけた羽アリやクモを、触りたい、試してみたいという子どもの気持ちを肯定的に受け止め、命の大切さに気づくことができるよう過ごしている。自然と触れ合う機会を作っていきたい。
・ホースから出る水の中に虹を見つけたり、「日陰は暑くない」と直射を避けたり、生活の中に自然事象の発見がある。いろんなことに気づき興味関心を引きだしていきたい。
言葉
・進級当初から比べると、保育者に対し、愛着を持っていろんな話をしてくれるようになってきている。気持ちを言葉で表すにはまだ不十分で、言葉より先に涙が出てしまうこともしばしばだが、少し落ち着くと、何があったか話せるようになってきた。その子なりの言葉輪受け止め、気持ちや場面に合った言葉を知らせていきたい。
・絵本や紙芝居の世界に入り込んで、保育者と一緒にリズミカルな言葉を言って楽しむ姿がある。初めて見る絵本にとても関心を示し、気に入ると繰り返し読んでもらっている。子どもが選んでくる本と共に、保育者が良い絵本を選び、たくさんの絵本に親しんでいきたい。
表現
・ピアノのリズムに合わせて体を動かすリズム遊びを、定期的に行っている。毎回同じリズム曲を行う事で、ピアノの音に反応して動き出す子もいる。その反面、まったく興味がなく違う遊びをする子もいるが、回を重ねるごとに、関わり方に進歩が見られているので、無理に参加させることなく進めていきたい。
・個人持ちのクレヨンをもらったことが嬉しくて、「描いてみよう」、「塗ってみよう」という気持ちが芽生えた子がいた。気持ちを掻き立てられるような工夫をしていきたい。
・水遊びでは、気持ちを開放してはしゃぐ姿が見られた。顔に水がかかることを嫌がり消極的だった子も嫌だけど楽しい気持ちの芽生えが感じられる。また水をかける標的(風船・恐竜)があると、人に水をかけずに楽しめるので、無邪気に歓声を上げ遊ぶ子どもたちの笑顔が多くなった。…
健康
戸外遊びを好み、よく遊んでいる。水分補給も自分から喉が渇くと伝えられるようになるが、遊びに夢中で声掛けが必要な子もいる。体調を崩す子もあまりなく、元気に登園している。食事はムラが見られるがおかわりも進んでしていて良好。午睡は寝つきに時間はかかるが1名以外は入眠出来ている。身体を良く動かして遊んでいて、とても活発である。室内遊びもごっこ遊びなど遊びに集中してよく遊んでいる。
人間関係
友だちや保育士と一緒に過ごす時間を楽しんでいる。気の合った友だちと過ごしているが今までよく遊んでいた子ではなく他の子との関わりも見られるようになる。こだわりも見られ特定の子と遊べないと不満を訴える様子も見られる。関わりの中で喧嘩も見られるようになり、仲立ちをしながら関わりの大切さを理解できるようにしている。ごっこ遊びや一緒に何かを作り上げ、協力して遊ぶ姿もある。三歳児特有の自分の思いを押し通そうとすることも多く見られるが、全体的に落ち着いて過ごせるようになってきている。
環境
「今日は暑いね」等、子どもたちから伝える姿もある。自然の中で遊ぶのが好きで散歩時、草花や虫にとても興味を持ち観察する姿が見られる。さっき見つけたのがどんな虫だったか、部屋に戻ってから図鑑で探す姿もある。とても活発に動くことが好きであそびの中で発散できるように活動を考え保育を進めていく。怪我等に注意しながらも積極的に体を動かして身体機能の発達や身体を動かす遊びの楽しさを伝えていきたい。
言葉
やりたいことを自分で見つけ保育者に伝える。友だちとのやりとりで、もめ事になった時に自分の思いや言い訳、中には仲裁に入り仲直りできるようにする子も出て来ている。絵本や紙芝居が好きで集中して見ることができる。自分の気持ちを伝えることもできるが、まだ上手に気持ちを伝えられない子もいるので気持ちを理解し代弁しながら寄り添うように進めていく。
表現
リズム遊びや、集団遊びを活動に取り入れるようにして自分を表現出来るようにすすめていく。思っている事、感じた事を言葉で保育者や友だちに伝えられる姿が多く見られるようになってきた。休み明け等は「こんなことしたよ」としっかりと思い出しながら言葉で表現したり、「こんなことされたのが嫌だった」とその場に保育者がいなかった時も説明したり出来るようになってきた。「話すと伝わる、相手が反応してくれる」という体験を多く積んでお互いに積極的に会話ができるような雰囲気づくりを意識していきたい。
…
健康
今月は気温が高く、上着を着用せず外遊びができた。遊びに夢中で、声をかけても水分を摂ろうとしない子がいるので、遊びのタイミングを見計らって声をかけている。また、昼食の麦茶・汁物でしっかり水分を摂るよう心掛け、まだ4月だが熱中症に気を付けた。
環境の変化や緊張により疲れている様子が見られた。第一週目は落ち着かず、昼寝をしない子が何人もいたが、新しい環境に慣れてくるとリラックスして入眠できるようになった。 子どもの体調の変化に気づき、早めに対処できるようにしていきたい。
人間関係
散歩の時、誰と手をつなぐかトラブルがある。また、楽しそうな友だちと一緒に遊びたいけれど、遊具の数やスペースにも限界があり、貸してもらえないことや仲間に入れてもらえないことがある。そんな時、本人たちの話しをしっかり聞いて受け止め、それぞれに誤解が生じないように間に入り、やり取りが上手くいくようサポートし悲しい気持ちが和らぐよう配慮していきたい。
環境
公園では蝶を標的物に見立てた探検隊ごっこや、ツツジの植え込みの空いたスペースを基地にして逃げ込むなど、昆虫や植物を遊びの一部として楽しんでいる。また、公園のハトを初めは追いかけていたが、保育者が「どこか怪我して飛べないのかも」つぶやくと、様子がおかしい事に気が付き、心配して見守るようになる。生き物が遊びの対象だけではなく、共存し、守ってあげたい気持ちを育めるような言葉をかけていきたい。
言葉
新年度が始まり新担任に対し、少し距離を置いて口数が少なかった子も、半月を過ぎると、休日中の楽しかったことや、「○○君が貸してくれない」など、言葉で伝えてくれるようになってきた。個人差はあり、言葉より先に手が出る子には、どう話したらいいかその都度知らせている。中には、自分の名をひらがなで書く子や、「あいうえお さし…」と、た行まで言えている子、図鑑を見ながら昨年の夏にカブトムシを捕まえた事を思い出して話す子などが見られる。個人差があって当然なので、ひとりひとりと丁寧に関わっていきたい。
表現
友だちに「入れて」「貸して」と言葉で表現できている子が増えてきたが、なかなか難しい様子である。保育士が仲介し代弁することで、気持ちの表し方を知らせていきたい。排尿感を感じた時に自分から言い出せない子も、保育士に近づきモジモジしたり、オムツを持って近づいたり、その子なりに表現している姿が見られる。
ブロックですごい物ができた時や、今までできなかったことができた時など、「せんせい見て、見て」と満面の笑みで嬉しさを表現している。子どもたちが、自然と気持ちを表現したくなるような雰囲気や、保育者との愛着関係が築けるよう努めていきたいと思う。…
健康
登園時の手洗いが習慣づいている子が増え、忘れている子も友だちの姿を見て行う。花粉症や寒暖差もあってか、鼻水・咳が出ている子もが多かったため、細かく体調や機嫌を見ていた。戸外遊びが多くでき、鉄棒や竹馬、縄跳びへの興味も深まった。「こんなことできるよ」と自信を持って遊び、友だちにも教え、教えを聞く姿がある。ボール遊びにルールを足して遊ぶ事もあり、様々な楽しみ方ができている。
お弁当散歩やテラスでのおやつなど楽しい環境の中、食事をする機会もありとても嬉しそうだった。着脱はほぼ自立しており、小さなボタンも自分たちでやろうとしている。畳むことも意識しているため、引き続き声を掛けていく。
人間関係
年度末という事もあり、保育者に甘えを見せる姿が多くあった。ゆったりした時間をとって安心して過ごす。保育者がきっかけ作りや仲介に入ることで友だちとの集団遊びの広がりも見られる。ルール遊びやごっこ遊びも遊んでいくうちに友だちと楽しみを共有している。少団体での遊びが多く見られ、友だち同士遊びに自然に参加し合っている。その中で「今は誰と遊びたい」とぶつかり合いもあるが、保育者と一緒に聞くことで相手の気持ちを考えている。口を出しすぎず、気持ちを言葉にしながら寄り添っていく。
環境
きりん組の子たちとお別れが近づいているのを察しており、卒園や別れを、子どもながらに感じている。新園舎になってからはおほとんど同じ玩具だが、遊びに集中している。また、片付けのスピードや正確さが成長し、箱に同じ種類の物を入れようと声を掛け合っている姿があった。
朝、隣の部屋とつながる扉を開けておくことがあり、一つ下の子は遊びに来るが、ぺんぎん組の子たちは新ぱんだの部屋が落ち着くようだ。ホールや園庭等、新しい場所でよく遊びこんでいる。様々な楽しみが見付かるように部屋移動やレイアウトも変えて気分転換していきたい。
言葉
人前で話すことが好きになった子が多く、以前は恥ずかしがっていた子や興味がなかった子もはっきりとした口調で質問に答えたり、質問をしたりと、発表の機会を楽しんでいる。友だちの話を聞くことが苦手な子もいるが、「自分だったら」「どういう風に聞いてもらうとうれしいか」等少しずつ伝え、一緒に考えていきたい。予定を理解し、言葉でも話せる。また、時計の数字や時間間隔に興味を持ち、見通しを持って生活することができてきている。
紙芝居や絵本は長い物の方が満足し、短いものだと何冊も見たいと求める。素話も集中して聞くことができ、大きい声で気を引く子もいるが静かにした方が聞こえるという事が理解できている。
表現
新園舎になった頃からたくさんの図形がある画用紙や、マグネットに興味を示し、良く遊んでいた。形を組み合わせ、家や道、人を表現していた。人を描くときに足や手を描く子が増えてきた。顔の配置も正確さが増している。卒園ソングを聞いたこともあってか、口ずさんだり、聞きなれた表情をしたりしている。保育者の持っている歌絵本に興味津々で好きな歌を見つけて集中して聞く姿もある。一緒に歌うことも好きなため、経験を重ねていきたい。
…
健康
大きく体調を崩すことなく元気に過ごした。引き続き手洗い・うがいの大切さを伝えていき、子どもたちの姿を見守っていきたい。戸外に出る際、上着の袖がひっくり返っていると自分で直したり、ファスナーを閉めるのもほとんどの子が1人でできるようになってきている。また、脱いだ服も丁寧に畳んでリュックにしまえる子も増えてきている。頑張っている事やできるようになったことを十分に認め、次も頑張ろうという意欲を持てるように関わった。
人間関係
友だち関係に変化が見られ、以前はあまり遊んでいなかった友だちとも遊ぶようになり、友だち関係の広がりとクラス全体の仲の良さを感じる。また、自己主張や意見をぶつけ合い、喧嘩になる事もあるが思いを受け止めながら仲立ちをすると気持ちの切り替えも早く、再び遊び始める。今後も自分の言葉で思いを伝え、子ども同士で互いの気持ちが分かり合えるように働きかけていきたい。
環境
今月も自分の遊びたい場所へ行き良く遊んでいる。4才児クラスに混じり、トランプをしているが、ルールを理解し上手に遊んでいる。パズルも自分の部屋にある物では物足らず5才児の部屋で真剣に取り組む姿が見られる。先月までは片付けずにいた子たちも、今月は保育者が声を掛けなくても片付けてから戻って来られるようになった。3月半ばからは、年下児との交流が多くなるのでそれまでは自由に行き来し思う存分楽しんでいき、たくさんの事を吸収できるよう見守っていきたい。
言葉
お当番活動の発表で今までは質問やお題を保育者が提案していたが、子どもたちの中から様々な内容の質問や、言いたいことを考えて自分なりに文章を組み替えて話している姿がある。人前で話す事にもだいぶ慣れてきて、ほとんどの子が緊張せずはっきりと言葉にしている。語彙や知識がすぐに増え、年上の子や家族から教えてもらった言葉を保育者や友だちに的確に説明することもある。また、不適切な言葉と、気持ちの良い言葉の区別がついてきているが、単語の面白さが勝ってその場にふさわしくない言葉が出てくるときもある。その都度声を掛けてゆっくりと理解し、優しい言葉や正しい言葉遣いが習慣づけられるようにしたい。
文字に興味がある子も多く、短いひらがななら多数の子が読めて意味も理解している。絵本の文字も友だちに読み聞かせしてもらったり、自分で一つひとつ読んでみたりと読解力も少しずつ芽生え始めているようだ。
表現
先月に引き続き、自由遊び中、折り紙やコピー用紙・マジック・ハサミ・のり等を使い、様々な作品を作って楽しんでいる。友だちが作る作品を見て「どうやって作ったの?」と聞いて教えてもらったり「やってあげる」といい作ってあげたり頼もしい一面もあった。その反面作れたことで満足して床に落としたままになっている事も多い。作った物を大切にすることも伝えていきたい。今月は雪だるま製作、ひな祭りを製作行った。雪だるまの身体は紙皿に毛糸を巻いた。四苦八苦する子、何となく巻いている子といたが、皆真剣な表情で取り組めていた。それ以外は自由に作ったが保育者の予想を超える個性豊かな作品が出来上がった。吊るし雛の枝は散歩に出掛けた時自分で探したものに毛糸を巻いたが、雪だるまで経験したため、慣れた手つきで巻いていた。…
健康
年末年始休み明けも大きく体調を崩すことなく元気に登園してきた。
入室後や食事のうがいが定着してきている。水道場にある手洗いのポスターに興味を示し、そのポスターを見ながら丁寧に洗う姿が見られる。感染症が増える時期なので、習慣として身につく様に援助していく。また洗った手をペーパーで拭く時、手のひらは拭けていても手の甲がふけない子がほとんどで手荒れの原因にもなっているため丁寧に拭けるようその都度声をかけ子どもたち自身で意識していけるようにしたい。
人間関係
先月に続き、「〇〇ちゃんと手をつなぎたかった」と言う日もあるが、保育者が仲立ちしなくても「帰りはつなごうね」と子ども同士で約束を交わし解決できるようになってきている。
仲良しの友だちと、これをして遊びたいという明確な意思表示が現れるようになってきた。
「入れて」「いいよ」「今はダメ」そしてケンカ・・・と繰り返し人間関係の土台となる学びの時間を過ごしている。すぐに手が出る様なことは減り、子ども同士で解決しようとする姿が多く見られるようになっている。解決できず困っている時は声をかけるとお互いの思いがあふれ出す。お互いの気持ちを受け止め整理することで解決しまた仲良く遊び始める。今後もあまり介入せずゆったり見守っていきたい。
環境
先月に引き続き自分の遊びたい場所へ行き、良く遊んでいるが片付けをしないまま、また違う場所で遊び始めてしまうので、片付けが習慣になるようにその都度声をかけていく。
正月遊びで凧を作り、羽子板と一緒に持って行き楽しんだ。手で回すコマを出しておくと器用に
回し、上手に回せる子が回せない子に回し方を教えていた。きのこ回しもできるようになり日に日に上達している。カルタも子どもたち同士で楽しみ文字に興味を示す子が増え、散歩中看板や店の文字を読んでいる。来月も子どもたちが手に取りやすい場所に配置しておきたい。
言葉
新年の挨拶や日常の挨拶を保育者だけでなく散歩先でも地域の人に大きな声でしており、地域の方からも褒めてもらいより一層張り切って挨拶をしている。友だちにも「ありがとう」「ごめんね」の言葉が自然に出るようになっている。泣いている友だちがいれば「どうしたの?」と頭をなで子どもたちの心からの言葉を聞き、温かい気持ちになる。
お当番活動での発表では、はずかしそうに話していた子も自信を持って話せるようになってきているので続けていきたい。また、友だち同士の会話もはずみ楽しい時間を過ごしているがその場にふさわしくない言葉も度々聞かれる事もあるので心地良い言葉とそうでない言葉がある事を
その都度伝えて行きたい。
表現
今月も自由遊び中、折り紙やコピー用紙などでイメージを持ち折ったり巻いたりセロテープで止めたり、時にはハサミで切ったりとハサミの使い方が随分と上手くなった。鬼のお面でも初めて一斉にハサミを使ってみたが保育者が手伝う子が一人もおらず自分の力だけで上手に切れた。何日かに分けて仕上げたが出来上がりを楽しみにしており、完成するとしばらくかぶって「鬼だぞー!!」と友だちと楽しんでいた。これからもイメージをふくらませながら色々なやり方で安全に楽しく経験ができるようにしていきたい。
また、劇あそびの「てぶくろ」を今もまだ踊ったり歌を口ずさんだりして楽しむ姿が見られている。今後も色々な曲で自由に表現できる機会を作っていきたい。…
健康
突然発熱する子が見られたが、長引くことはなかった。鼻水は相変わらず出ている子がいるが、声をかけることで自分から拭く姿が見られる。不十分なところは援助している。防寒着の着脱の仕方が分かり、自分でやろうとする姿が見られた。ファスナーがまだ難しい子には、コツを伝えたり手を添えたり援助していった。出来た事を認め、うれしさや意欲的につながるようにしていった。また、体が温まると脱ぎ、自分たちで調節が出来ている。
人間関係
散歩に行くとき「〇〇ちゃんと手をつなぎたかった」と言ったり「〇〇ちゃんとはつなぎたくない」と手を引っ込めたり、なかなか出かけられない日が続いた。クラス皆でどうしたらいいのか考えた。「つなぎたいなら早く散歩の準備をする」「つなぎたくないと言われたら悲しい」「はやく手を繋がなかったらちょっとしか公園で遊べなくて嫌だ」など様々な意見が出た。それからは、多少ぐずる子がいても自分で気持ちに折り合いをつけ、割りとスムーズに出発できる様になっていった。また、仲良く遊びながらも時には強い口調や好ましくない関わりをすることもある。思いを受け止めながら相手はどんな気持ちになるのか気付けるように仲立ちをし、最後は子ども同士で解決できるようにしていきたい。
環境
劇遊び発表会で3,4歳児の保育室の仕切りが玩具棚になり、見通しがよくなったことで以前にも増して自分の遊びたい場場所へ行き、じっくり遊びを楽しんでいる。異年齢との交流も増え、自分から声をかけ一緒に遊ぶ姿も見られる。遊びが盛り上がり、気持ちが高ぶってくると室内を走り回ることもあるので、その都度声をかけながら怪我のないよう配慮していった。これから
ますます気温が下がっていくのでこの時期ならではの遊びを楽しめる環境を作っていきたい。
言葉
劇遊び発表会に向けて、毎日の当番活動でみんなの前に出て言葉だけでなく、体も使って発表するジェスチャークイズも取り入れていった。このような経験を重ねていった結果、劇遊びではみんなが見ている中、恥ずかしがらずにセリフを言い踊ることもできた。また散歩先で公園での約束をお当番一人ひとりに発表してもらっているが、誰一人言えない子はおらず、しっかりとした口調で言えている。今後もみんなの前で発表する機会を作り自信へとつなげていきたい。
表現
劇遊び発表会に向けて劇遊びをみんなで楽しんだ。役決めの時から自分のやりたい役を決めた事ですぐにやる気スイッチが入り、あっという間にセリフやふりを覚え楽しみながら取り組めた。自由遊び中「手袋かけて」と子どもたちからのリクエストで曲をかけ、自分の出番になると遊んでいる手をとめ参加し、時には鏡に映る自分の姿を見て振りを確認する姿も見られた。当日はいつもと違う環境の中でいつも通りに出来ない子もいたが終わってから「楽しかった」と子どもたちが口々に言っており良い経験ができ、また一回り大きく成長したと感じることができた。…