2歳うさぎ組月のまとめバックナンバー

2歳うさぎ組2022年度2月のまとめ

食事

保育者と一緒に食べることを楽しみにし、美味しく食べる様子を見て完食する子が増えた。また、玉ねぎの皮剥きを楽しみにし、色々な食材に興味を持つ姿が見られる。引き続き野菜などに触れながら食に興味を持てるようにする。食具は、用途によって(スプーンやフォークを)使い分けて食事ができるようになる。また、器を持って食べることで洋服が汚れないこと、食べこぼしが少なくなることに気付く。手づかみで食べる子もいるが、それぞれ意欲的に食事を楽しんでいる。

睡眠

午睡前に紙芝居や絵本の読み聞かせをし、静かな気持ちになってから入眠する。寝つくのに時間がかかる子は、眠くなるまでブロックやままごと、絵本を読むなどして過ごしている。朝の起床時間が遅く生活リズムが乱れている時は、生活リズムを整えるように家庭と連携していく。また、静かな環境の中で安心して眠れるように環境を工夫し配慮していく。

排泄

日中、布パンツで過ごせる子が増えている。排尿間隔も長くなり、散歩から帰るまでオムツが濡れていなかったり、帰園後のトイレまで間に合うようになったりしている。また、尿意を感じると保育者に知らせトイレでの排泄できるので個々に任せている。紙パンツの子も、タイミングが合えばトイレで排泄できるが、寒さもありトイレに座りたがらない子もいるため無理のないように進めていく。個人差もあるためそれぞれの発達に応じて対応していく。

健康

咳や鼻水などの体調不良が続き、2月下旬に嘔吐やインフルエンザなどの感染症が流行り始めた。引き続き玩具の消毒や換気、手洗いを徹底していき、個々の体調の変化にも気を付けながら快適に過ごせるようにしていく。また、乾燥から肌荒れや痒がる子もいるため、家庭と連携し保湿に気を付け、ワセリン塗布などの対応をしていく。
身体発達
ハサミを使って節分制作を楽しむ。ハサミの経験がある子は、黙々と紙を切って楽しんでいた。どの子も興味を持ちながら意欲的にハサミを使って取り組んでいた。幼児組が跳び箱などで運動遊びをしていると、跳び箱に飛び乗りジャンプして楽しむ姿が見られた。また、活動時間を延ばすことで満足いくまで遊び込み、空腹を感じて食事を楽しむ姿が見られるようになった。

情緒

自分の主張が精一杯だった姿から、相手の気持ちに気付き「ごめんね」や「ありがとう」が言え、それを聞いて笑顔になる微笑ましいやり取りも増えている。また、個々から集団での関わりが増えるようになると、面白いことや体験したことを共感し喜び合う姿がみられた。低月齢児は、自己主張が強くなり手を出したり、物を投げてしまったりすることが増えているが、気持ちに寄り添いながら成長を見守っていく。

言葉

絵本や紙芝居を好み集中して楽しむようになり、ストーリーを覚えてセリフや言葉のやり取りが生まれている。絵本などから新しい言葉を知り興味を持つ子や覚えたことを相手に教えたり、実際に試したりする姿も見られているので、今後も子どもたちが絵本や紙芝居を通して興味関心を高め、いろいろな経験に繋げていけるようにしたい。

また、使って欲しくない言葉を大声で言って喜ぶ姿も増えているので、すべてを否定はせずに、言葉の意味を伝えることを大切にしていきたい。…

2歳うさぎ組2022年度1月のまとめ

食事

午前活動の際に給食のメニューの話をしたり、給食の先生に合うと「今日のおやつ何?」など食事に関心を持った会話がよく聞かれている。朝おやつや、午後のおやつはその時の気分や、まだ遊びたい、寝ていたいなどの気持ちから「いらない」ということもあるが、給食は皆楽しみにしている様子。

「いらない」と言ったおやつも最終的には食べている子が多く、午後のおやつは特によくおかわりをして楽しんで食べている。給食のメニューでは、ご飯や肉、果物が人気だが、「野菜を食べると大きくなる」など絵本やお兄さんお姉さんから聞いた言葉の影響で「見てみて人参食べられるよ!」などと積極的に食べようとする姿も増えている。おしゃべりが過ぎて食事の姿勢が崩れることがあるので、誤嚥の危険性を含め、その都度声をかけて姿勢を整えながら食事を楽しめるようにしていく。

睡眠

食後に生活の流れとして自ら布団に入る子がいる一方、「寝たくない」と主張し、なかなか体を休められない子もいる。人の声や片付けの音、廊下から聞こえる音などに反応し、眠気のピークを過ぎてしまうと眠れなくなってしまう子がいる。午睡せず過ごした日は、保護者に午睡できなかったことを伝え、翌朝家での様子を伺い、家庭と連携が取れるようにしている。まだ午睡の必要な子が多いので、その時に応じて静かに眠れる環境を整える。また、早く起きたり眠れなかったりした子は、ホールで遊ぶなど好きなことをして過ごせる環境も用意できるようにしていく。

排泄

日中大半の子が布パンツで過ごすようになっている。気温が下がり、出発前に排尿しても散歩中に尿意を訴える子が出てきているので、無理をせず個々の気持ちに合わせて紙パンツも利用している。紙パンツで過ごしている子も、トイレへ行き自分で紙パンツを取り換えられるようになっている子もいる。排尿、排便時に自らトイレへ行くようになった子はトイレへ誘う声掛けはせず任せている。布パンツへの移行が中断中の子も寒さが落ち着く頃を見計らって、個々の成長も見極めつつ進められるように意識して援助していきたい。

健康

クラス全体で発熱や、咳・鼻水が広がったり治まったりを繰り返している。前日の家庭での様子、朝の体温や咳・鼻水の様子を見極めて外遊びをするかどうか個々に対応している。鼻水を自分で拭ける子や、援助することで上手にかめる子もいるので、保育室内の手の届くところにティッシュを置き、いつでも鼻をかめるようにしている。室内外の温度差が大きいので、上着や肌着、午睡中の掛け布団などでの調節に気を付けていく。引き続き玩具の消毒や換気などにも気を付け、感染症対策を行っていく。

身体発達

戸外では、保育者と一緒でなくてもおいかけっこやかくれんぼなど、子どもたち同士でルールのある遊びを楽しむ姿も見られている。高いところからジャンプすることが好きな子が多く、戸外やホールではもちろん、保育室内に巧技台を用意すると喜んでジャンプしている。力が着き、動きも速くなっているが、注意力はまだ不十分なので、その分怪我につながりやすいため十分に注意して見守っていく。必要に応じて環境を変えるなどの援助を行う。

情緒

園生活での慣れや自信も見られるが、甘えたい気持ちが強く、自分の思いを激しく主張する姿が目立っている。友だちとの関わりも増え、仲よく遊び込んでいる姿も多いが、些細なことで喧嘩になったり泣き叫ぶ子がいる。手が出たり物を投げたりする場面も頻繁にみられるので、怪我につながらないよう個々の気持ちに寄り添いながら見守っている。個々の気持ちに丁寧に対応し、落ち着いて過ごせるように、引き続き保育者間の連携と環境的対策をとっていく。

言葉

覚えたての言葉を含め、兄姉や大人から聞いた言葉をいくつも使いながら会話を楽しんでいる。友だち同士のトラブルでも、まずは言葉で伝えようとする姿がかなり増えている。意味が分かっている子いない子どちらもいるが、面白がって特定の単語を大声で言い合う姿が見られる。それらの単語を使って良い時と場所をその都度伝えていく。発する言葉の少ない子も、その子なりの表現で思いを伝えているので、気持ちをしっかりくみ取りながら個々のペースで言葉の習得を促していきたい。…

2歳うさぎ組2022年度12月のまとめ

食事

12月から食育活動を始める。手指を清潔にしてから、玉ねぎの皮むきやピーマンの種取りをする。玉ねぎの皮の感触を楽しんだり、どこまで皮をむけばよいか考えたり、匂いを嗅いだりする。直接食材に触れることを楽しむ中で、食材への興味や食べてみるきっかけに繋がっていくよう見守っていく。皮付きのみかん等、食べなれている子どもたちはおかわりをする。缶みかんは食べるが皮付きみかんを食べない子どもが多い。
散歩の際、八百屋さんで野菜や果物を見たり、給食前に食材に触れたりしながら、また、家庭と連携しながら、様々な食べ物に触れる経験を重ねていきたい。友だちとお話を楽しんでいるが、途中からエスカレートして、食べる事を忘れていることもある。手づかみ食べをしている子もいるが、食具を使用して食べ、食べこぼしが少しずつ減ってきている。

睡眠

食後は身体を休める時間と分かり、自ら布団に入り、入眠モードに切り替わる子も増えている。眠れない、眠らなくても体力的に一日持つ子は別のスペースで過ごす。別のスペースで過ごす姿を羨ましがり眠りたくないと主張する子もいるが、気持ちを受け止めながら、午睡が必要な場合には身体を休める大切さを伝えている。気温の低下で、身体が冷たくなると、寝付けないことがあるので身体を温めたり、室内の換気を行いながら、室温・湿度を含めた環境を整えたりして、心地よく休めるようにしていきたい。

排泄

布パンツで1日過ごし、自分のタイミングで排泄する子が増えた。散歩中にトイレに行きたいという子も減る。布パンツに移行中の子は、時々「オムツがいい」と主張することがある。オムツはトイレに行かなくてもいいということをよく分かっている。引き続き、個々の気持ちに合わせて対応している。タイミングが合い、トイレで排泄できる子は、友だちの布パンツに刺激を受け、移行を開始している子もいて、布パンツで過ごす子が増えてきている。紙パンツの子も尿が出たら、オムツ替えると言ったり、便器に自ら座ったりすることもある。午睡明けは、眠い為、トイレを嫌がる子もいる。気温が下がっているので無理なく、タイミングを見てトイレトレーニングを進めていきたい。それぞれの発達や気持ちに合わせて援助している。

健康

12月初旬~中旬は、咳や鼻水が多く、発熱、軟便の子が数名。下旬は、他クラスに嘔吐が発生する中、大きな体調の崩れはなかった。気温が低い日もあり、外で遊べない日があったが、室内でも体を動かして遊べるように工夫し、発散できるようにした。戸外に出る時は、寒いから上着を着ようと声を掛けると、自ら上着に腕を通していた。走って暑くなると自ら上着を脱いで調節している。再び感染症の影響が増えているので、引き続き、換気や玩具・施設消毒等の対策を行いながら、健康に過ごせるようにしていきたい。

身体発達

戸外でも室内でも、追いかけっこ、滑り台、コンビカー、三輪車等を好んで楽しんでいる。動き方が速くなったり、力強くなったりしてきている。ダイナミックな動きになってくるが、ぶつからないように止まったり、避けたり、バランスを取ったり等、気付くことができれば身を守ろうとすることが出来てきている。まだ、転倒や衝突もあるので見守りながら、必要な援助をしている。リース制作に興味を持ち、画用紙を半分に折る、貼る等の指先を上手に使い、出来上がるまで集中して楽しむ。手足を上手に動かし、靴や靴下を自分で履いたり、衣服を自分で脱ぎ着したりできる子が多く、自分で支度にかかる時間が短くなっている。

情緒

出来る事が増え自信を持ってきている反面、まだまだ甘えたい気持ちの方が強い。安心して遊び込んでいる事の方が多いが、思い通りにいかない時に、泣いたり叫んだり、他児に手が出たり、玩具を投げたりすることも度々ある。甘えたかったり、思い通りにいかなかったりする時の、気持ちの揺れ動きに対応している。気持ちを聞いてもらえる、受け止めてもらえると安心、納得している。他児と一緒に過ごし、やり取りをする中で生じる感情を経験も大切にしながら、出来る限り少人数で過ごし、個々の気持ちに丁寧に対応して、落ち着いて過ごせるように、引き続き保育者同士で連携している。

言葉

色々な事に興味を持ち、単語や言い回しを覚え、口調を真似したりする。過去の記憶や明日の予定、楽しかったこと、嫌だったこと等の感じた事を一生懸命、文章で話す子も増える。まだ手や口が出てしまうこともあるが、言葉で思いを伝えることで解決しようとする行動も増えてきている。言葉でのコミュニケーションが増える中、言われて「うれしい言葉」「悲しい言葉」も今後も少しずつ伝えていく。また、好ましくないと分かっていながらも言ってはいけなそうな響き「はなくそ」「うんこ」「おしり」等を言って笑い合っている姿もあるが、過剰に反応せず、「聞いていて気持ちのいい言葉、そうでない言葉」も伝えていく。まだはっきりとした言葉では伝えていなくても、ジェスチャーと声で一生懸命思いを表現する姿にしっかり寄り添い、また気持ちを具体的な言葉にして確認したり、言葉を発するきっかけを作ったりしていく。引き続きそれぞれの発達・個性に合った表現を大切にし、成長を温かく見守りながら言葉の習得も促していきたい。…

2歳うさぎ組2022年度11月のまとめ

食事

食事中にわざと大きな声を出したり、椅子をガタガタさせて転ぶなど、少しふざける姿が目立ち、危険を感じたため、人数の多い日は2か所に分かれて食事をするようにした。すると、落ち着いた雰囲気で食事が出来るようになってきた。また、後から食べ始める子が違う場所で食べることで、先に食べ終わった子も食べている子を気にせずに着替えや午睡に移行することが出来ていた。食事の雰囲気が落ち着くと、食事に集中し、完食出来る子も増えてきた。今後も良い雰囲気の中食事できるように、常に子どもたちの様子を見ながら環境を整えていきたい。

睡眠

食後は寝る時間と思い、スムーズに布団に入る子が多い中、遊びたい気持ちが抑えられないためか「眠くない」「寝たくない」と主張する姿も出てきている。家庭と連携し、夕方や帰園後に支障がない家庭の子は、午睡せずに他の場所で過ごすように個別で対応している。午睡をしないことで、夕方機嫌が悪くなったり、夕食前に寝てしまうなど、午睡の必要を感じる子は入眠できるよう環境や声掛けを工夫しながら対応している。

外気温は下がっているが室内は温度が保てているので、引き続き、湿度を含めた環境に留意しながら心地よく休めるようにしていきたい。

排泄

すっかり布パンツへ移行したと思われる子も、日によって「オムツが良い」と甘えて主張することがある。様子を見ながら、個々の気持ちに合わせて対応している。寒くなったせいか、トイレに座るのを拒む子もいるが、友だちの布パンツに興味を示す子もいる。気温が下がっているので無理はせず、且つタイミングは逃さないようにトレーニングを進めていきたい。散歩中のトイレも行きたがる子はほとんどいなくなり、排尿間隔が長くなっていると感じる。

健康

咳や鼻水、日中の一時的な発熱なども見られたが、大きな体調の崩れはなく、出席率良く登園している。

身体を動かす事を好む子が多いので、外で遊べない日には室内でも体を動かして遊べるように工夫し、発散できるようにした。戸外へ出るときも、突然の体調の変化などに留意し、こまめな水分補給や常に体温計を持ち歩くなどして対応してきた。感染症も流行り始めているので、今後も十分に対策を行いながら健康に過ごせるようにしていきたい。

身体発達

テラスでの三輪車を好み、「やりたい」という声が多かった。足を床について漕いでいた子も、いつの間にか上手にペダルを漕げるようになり成長を感じる。足漕ぎを楽しんでいる子も、スピードが速くなったり、上手に曲がれるようになったりしている。追いかけっこも好きな子が多く、走るスピードや曲がったり戻ったりしながら走ることも上手になってきている。制作では折り紙や糊を使うことで、指先の使い方も上手になっている。引き続き、興味のあることに取り組みながら身体発達を促せるようにしていきたい。

情緒

成長の段階なのか、朝泣いて登園する子が時々見られるようになっている。同じ子ばかりでもなく、毎日でもないので、その都度保育者が個別で対応し、安心した気持ちになれるまで寄り添うようにしている。保育室全体の雰囲気が泣き声や叫び声などでざわざわしてしまうと、伝染するように落ち着かない空気になってしまうので、そうならないように、環境を整えたり声掛けで目線を変えたりしている。少人数の方が個々の気持ちが落ち着いて過ごせていると感じるので、特に室内で過ごす際には意識していくつかに分かれて過ごすように保育者同士で連携している。引き続き一人一人の子どもに寄り添いながら、丁寧に対応していきたい。

言葉

文章で話せる子が増え、言葉でのコミュニケーションが活発になってきている。まだ手や口が出てしまうこともあるが、言葉で思いを伝えることで解決しようとする行動も増えてきている。言葉で伝えられたこと、我慢できたことをたくさん褒めながら子ども同士のコミュニケーションを大切にしていきたい。同時に、言われて「うれしい言葉」「悲しい言葉」も少しずつ伝えていく。言葉の発達がゆっくりな子も、ジェスチャーと声で一生懸命思いを表現する姿が見られ、保育者よりも、子ども同士の方が通じ合っている場面も多くみられている。それぞれの表現を大切にし、個々の成長を温かく見守りながら言葉の習得も促していきたい。…

2歳うさぎ組2022年度10月のまとめ

食事

実際に使われている食材が給食のどのメニューに入っているか当てっこを楽しんでいる。「ここに入っているよ」「どんな味がするのかな」と興味を持っていた。また、保育者が「食べると元気になるよ」「力が出るよ」と簡単な栄養の話をすると「食べてみる!」と積極的に口に入れていた。また、友だちの影響を受けて完食する子も増えた。苦手なものでも食べてみようとする姿を認め、今後も色々な食材に触れて味わっていけるようにしたい。手掴みで食べている子もいるが、全体的に食具を上手に使えるようになってきた。

食前・食後に「いただきます」「ごちそうさま」の声も自然に聞かれるようになっている。

睡眠

体力も付きなかなか寝付けない子も増えてきた。活動内容を工夫したり、全身を使って十分に遊べるようにしたり、時間の調整もしていく。また、眠れない子は廊下のスペースを利用して遊べる環境も確保していく。一人で眠れる子は、保育者に見守られ安心し入眠している。引き続き、身体が休める環境づくりをしていきたい。

排泄

登園後、活動前後など、トイレへ行く習慣ができる。尿意を感じる子は、自分からトイレへ行き始末も出来るようになり、一日中布パンツで過ごしている。散歩は、トイレトレーニング中の子が多い間は、トイレのある天王町公園または西久保町公園にする。また、トイレでの排泄がまだ難しい子も、午睡明けに出ることは多い。引き続き排尿間隔を把握し、無理なくトイレへ誘うようにする。

 健康

季節の変わり目で鼻水が出る子が多くなるが、比較的元気に過ごす。排泄後、食事前の手洗いを保育者と行うことで習慣になってきた。

CO²濃度が上がりやすいため、換気や室温を調整しながら快適に過ごせるように工夫していく。また、衣服での体温調節を意識し、調整しやすい服を用意してもらうよう家庭と連携している。今後は、乾燥する日が続くので、水分補給はもちろん肌が乾燥しがちな子はこまめにワセリンを塗り、快適に過ごせるようにしていく。

身体発達

戸外やホールでは、追いかけっこなどを好んで身体を動かし楽しんでいた。幼児組の運動会の様子を見て、遊びを真似し、運動会ごっこをして楽しむ姿もあった。(かけっこやパラバルーンなど)

散歩先では、どんぐりや木の実を見つけて拾い集め、友だちと一緒にどちらが多いか比べたり形を比べたりしながら、数や量などに興味や関心が出て楽しむ様子が見られた。

ハロウィン制作では初めてのりを使って楽しんだ。人差し指で適量にのりを取り塗ることの難しさを体験する。カボチャに目や口など「ここが目かな。」「口はここ。」とイメージを膨らませながら、パーツを貼ることを楽しんでいた。

情緒

生活の流れが分かる子が増える。活動前に一日の流れを話す機会を作り、見通しが持てるようにすることで、今まで不安そうにしていた子も安心して過ごせるようになってきている。

高月齢児は競争心が生まれたことで、悔しい気持ちを味わい葛藤する姿が見られるようになってきた。また、自分の思い通りにいかないことで手が出たり、物を投げたりすることもある。その都度、気持ちを受け止めていき繰り返す中で、気持ちの切り替えができるようにしていく。

言葉

言葉の吸収が早く、覚えた言葉を友だちや保育者に伝えて楽しんでいる。また、体験した出来事などを話したり、絵に描いたりする子もみられている。言葉の習得に個人差はあるが、話したいことを言葉や仕草などで伝えようとしている。保育者は、丁寧に応答し言葉を引き出したり代弁したりしながら言葉が育めるようにしていく。

紙芝居やパネルシアターを好み保育者と言葉のやり取りを楽しんでいる。内容を最近の子どもの興味に合わせることで、参加する子が増えている。

友だちや保育者が困っていると「大丈夫?」と優しく声をかける姿が見られる。言葉よりも先に手が出てしまう子などは、気持ちを十分に受け止めながら相手の気持ちを代弁していくことで、自然に「ごめんね」「いいよ」「どうぞ」などの言葉が聞かれるようになっている。

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2歳うさぎ組2022年度9月のまとめ

食事

午前中の活動途中でお腹が空き、「おなか空いた」「給食何かなぁ」などという会話がよく聞かれるようになっている。おやつや給食を楽しみにして準備をしたり、誘い合って座ったりする姿もある。苦手な副菜でも、友だちの食べる様子をみて口にする姿もあり、完食する子も出てきている。完食したことを褒められ喜んで、意欲的に食べるようになる子もいる。引き続き、子どもたちが楽しく意欲的に食事できるようにしていく。

睡眠

保育園での生活習慣が身に付き、食後は「寝る時間」と理解している子が増えている。自分から布団で横になる子が増え、一人で入眠できる子も増えている。午前中、戸外で良く体を動かした日や、反対に雨模様で室内も暗い環境の日にはぐっすり眠っている姿が多い。寝付くのに時間がかかる子はいつもほぼ同じなので、入眠の態勢になるまでの環境づくりに気を付け、個々に合わせて対応している。気温の高い日が続いていたので、室温やCO₂濃度に気を付けながら、体温の変化にも留意し、しっかり休息をとれるようにしていく。

排泄

半数以上が散歩以外では布パンツで過ごせるようになってきた。排尿間隔も長い子が増え、午睡時にも布パンツで過ごせる子が5人以上になっている。また、排便もトイレで出来る子が増えている。布パンツでいればトイレに行くが、オムツを履くとトイレを拒むことがあるので、布パンツへ移行した子は布パンツで登園、もしくは登園後すぐに布パンツに履き替えられるように連携していく。トイレでの排尿がまだない子もいるが、変わらず便座に座ることは繰り返しながら、個々のペースで様子を見ていく。

健康

咳や鼻水の目立つ子は常に何人かいるが、大きな体調の崩れはなく元気に過ごしている。台風の影響で雨の日も多かったが、室内でもホールや廊下を使い、全身を動かして楽しんだり、保育室内でもダンスや新聞遊びでダイナミックに体を動かして楽しんだりしていた。子どもたちの熱気と湿度で室内の温度が上がりやすいので、午睡中などは特に子どもたちの体調の変化に留意し、室温や湿度にも注意しながら感染症対策を行った。引き続き、手洗いやおもちゃの消毒などをこまめに行い、感染予防に努めていく。

身体発達

涼しい日も何日かあり、また、年長・年中クラスと異年齢交流の機会も作り、散歩の距離を少しずつ伸ばすことができた。新しい公園に喜んで、いつも以上に登ったり走ったりと全身を使って遊ぶことができた。園庭では上り棒や鉄棒にチャレンジする姿も増え、友だちと影響し合いながら腕や足の使い方が上達している。室内では粘土に加え、塗り絵やお絵描きを好む子が増え、丁寧に色を塗ったり数字や平仮名を書こうとするなど、手先が器用になりクレヨンの使い方も上達している。個々の好きなことに丁寧に寄り添いながら、それぞれの発達を促すことができるように準備をし、関わっていきたい。

情緒

園生活の流れが体と頭でわかるようになり、また、その日の活動を先に知らせることで、見通しをもって落ち着いて過ごせるようになってきている。集団の中で、どうしても自分の思いが通らない状況では泣いたり怒ったりして表現することもあるが、その都度保育士がその子の思いを聞きながら丁寧に関わることでまた友だちと遊び始めている。怪我などの危険がない限りは、子どもたちが自分たちで解決しようとする姿を大切に見守るようにしている。

引き続き、安心して保育園生活を過ごせるように配慮していく。

言葉

異年齢交流もあり、子ども同士の会話もどんどん活発になっている。絵本や紙芝居への関心も少しずつ変化が見られ、内容を記憶してそこから遊びが発展したり、気になること楽しかったことを質問して内容を掘り下げて楽しむ姿も見られるようになっている。制作では、言葉での説明を理解して取り組める子も増えてきた。

言葉の発達にも個人差があるので、伝えたい気持ちに寄り添ったり、代弁したりしながら個々の発達を援助できるようにしていく。また、手遊びや好きな絵本を繰り返し読むなどし、言葉を楽しく習得できるよう促していく。…

2歳うさぎ組2022年度8月のまとめ

食事

「お茶飲みたい」と自ら、水分を摂ろうとする姿もある。主食や果物、おやつは「おかわり」と伝えよく食べる。苦手な野菜などは友だちが食べる様子を見て、刺激を受ける姿もある。水遊び等で沢山遊んだ後は食欲も増している。横を向いて食べるなど姿勢が崩れやすい子は、テーブルとの距離を調整する援助をしている。引き続きいろんな食材に親しみながら楽しんで意欲的に食事ができるようにしていきたい。

睡眠

食後は、自分から布団に横になる子もいる。水遊び等でよく遊び満足した時は、スムーズに入眠する子が多かった。なかなか寝付けない子は、静かに絵本を読んだり、満足するまで遊んでから眠っていた。引き続き、各々のタイミングに合わせたり、空調やCO₂濃度測定器も利用し、快適に身体を休める環境をつくっていく。

排泄

朝の時間や食事の前、外へ行く前にトイレへ行く習慣ができている。ほとんどの子が抵抗なく便座に座るようになってきた。排尿間隔が一定になり、排尿間隔と声を掛けるタイミングが合い、便器で排尿する子が増えてきている。尿意を伝え、自らトイレに向かう子も少しずつ増えている。布パンツを進めている途中でも紙オムツがいいと言う場合には無理せず、気持ちを尊重する。家庭と連携し、個々のペースに合わせながら、成功した時には大いに褒め、自信に繋げるようにする。

健康

8月は先月に比べると体調を崩すことが減る。水遊びは、道具を使用し工夫しながら、じっくり遊びこむ子もいれば、ダイナミックに身体に水を掛け合うのを楽しむ子もいた。熱中症アラートが出ている時は、静(感触遊び)と動(ホール)を取り入れて過ごす。水遊びやシャワー後は、顔色を見たり、触診等をして個々の体調の変化に留意した。こまめな水分補給や家庭との丁寧な連携で、熱中症にならないよう、感染症が広がらないよう気を付けて過ごした。

身体発達

8月も引き続き、戸外での水や泥を使った遊び、室内での感触遊び(炭酸水、春雨、紙粘土)などを楽しむ。紙粘土をちぎる、丸める等指先を使った遊びに集中している。「ダンスをしたい」とリクエストし、一生懸命に振りつけを覚え踊るのを楽しむ。後半涼しくなると散歩にも出かける。公園では、虫探しに夢中になり、手で捕まえようとしたり、枝や葉っぱに虫を乗せたりしている。追いかけてもらうことを喜んだり、シャボン玉を掴もうと追いかけたりすることを繰り返し楽しんでいる。怪我には十分注意しながら、個々の成長を見守っていく。

情緒

水遊び等、好きな遊びにじっくり取り組むことで満足し、落ち着いて過ごす時間が増える。思い通りにいかない時は、表現できない気持ちから、衝動的に物に当たったり、友だちに手が出たりする姿も見られる。保育者はその気持ちをしっかり受け止め、落ち着いてから、お互いの気持ちを代弁したり、危険なことを何故止めるのかなどを伝えたりをしている。引き続き、安心して保育園生活を過ごせるようにしていく。

言葉

カタツムリの観察や公園で見つけた小さな生き物に触れ、何故だろうと思ったり、虫たちを応援したり、知っている言葉を使い、一生懸命友だち同士で伝え合っている。おままごとの会話は、大人の真似をしたり、役になりきったりしながら、イメージを広げてやりとりをする姿もある。言葉の発達にも個人差があるので、伝えたい気持ちに寄り添ったり、代弁したり、予測したり、怪我やトラブルを防いだり等の援助をしていく。見本となるような伝え方を見せたり、紙芝居や絵本も取り入れて、沢山の言葉を楽しく習得できるよう促していく。…

2歳うさぎ組2022年度7月のまとめ

食事

促されると、水分をよく摂っている。主食や果物、おやつは積極的に食べる。副菜など野菜が多く見えているメニューも、「○○ちゃん野菜食べられるよ」と一人が言うと、僕も私もとチャレンジする姿も見られるようになっている。手づかみ食べも見られているが、食具を上手に使う子を褒めることで刺激を受けて、食具を使おうとする姿もある。横を向いて食べるなど姿勢が崩れやすい子は、テーブルとの距離を調整するなど援助している。引き続きいろんな食材に親しみながら楽しんで意欲的に食事ができるようにしていきたい。

睡眠

食後は、自分から布団に横になる子もいる。水遊びやシャワーで気持ち良くなり、スムーズに入眠する子が多かった。なかなか寝付けない子は、静かに遊べるスペースを確保することで、絵本や玩具で楽しんで満足してから眠っていた。引き続き、各々のタイミングで気持ちよく休息がとれるように環境を整えていきたい。空調やCO₂濃度測定器も利用し、快適に身体を休める環境をつくっていく。

排泄

朝の時間や食事の前、外へ行く前にトイレへ行く習慣ができてきた。ほとんどの子がトイレへ行くことに抵抗なく便座に座るようになってきた。尿意を感じ、保育者に「おしっこ出る」と伝える子も増え、布パンツで過ごす子も徐々に増えている。家庭での状況も聞きながら、成功した時には大いに褒め、自信に繋げるようにする。個々のペースに合わせ、無理なくトイトレーニングをすすめていく。

健康

7月も体調を崩し欠席者が多い日もあった。(手足口病の流行)水遊びが始まってから、予定した日が雨だったり、風邪気味の子が多かったりしたことでなかなか実現できず、短時間の園庭や散歩、室内で過ごす日が多かった。鼻水や咳、微熱がある子には十分注意した上で、個々の体調の変化に留意した。こまめな水分補給や家庭との丁寧な連携で、熱中症にならないよう、感染症が広がらないよう気を付けて過ごした。

身体発達

戸外での水や泥を使った遊び、室内での感触遊び(炭酸水、寒天、春雨)などで、指先を使って楽しんでいる。ホールでは、トランポリンでのジャンプも個々に成長が見られる。ボール遊びも上手になり、高く上に投げたり、転がったものをキャッチしたりして楽しんでいる。マットの上でのでんぐり返しや、床の上でゴロゴロ転がるなど、子ども発信での全身運動も活発になっている。怪我には十分注意しながら、個々の成長を見守っていく。

情緒

長期欠席明けの子も、朝の分離で泣く姿はほとんどなく、「お休みの間も保育園に行きたいと言っていました」という保護者からの嬉しい声も聞かれた。自我が出てきたことで、うまく表現できない気持ちが爆発して大声で叫んだり、物を投げたり、友だちに手が出てしまう姿も見られている。気持ちが高ぶったときには、保育者からスキンシップを取り気持ちをしっかり受け止め、落ち着いてからゆっくり話すことで気持ちを切り替えられるようになってきている。引き続き、安心して保育園生活を過ごせるようにしていく。

言葉

大人の会話(家族や保育者)をよく聞いていて真似たり、新しい言葉を聞くとすぐに使ってみる姿が増えている。友だち同士での会話もかなり成立するようになり、遊びの発展につながっている。子ども同士の関わりはなるべく見守るようにして、言葉のやり取りを大事にしていきたい。言葉の発達にも個人差があり、うまく気持ちを伝えられない子がイライラしてしまうこともあるため、怪我やトラブルにならないように気を付けながら仲介し、楽しんで言葉を習得できるよう促していく。…

2歳うさぎ組2022年度6月のまとめ

食事

暑いこともあり、水分をよく飲む。また、のど越しの良い麺類や果物を好んでよく食べていた。また、フォークやスプーンを使って上手に食べる子が増えている。手づかみ食べも見られるが、声を掛けると食具にチャレンジして食べている。食事のマナーなどを伝えながら楽しく食事が出来るようにしていく。野菜が苦手な子も実際の食材に見たり触れたりしながら、興味を持ち友だちが食べている姿に影響されて口にすることもある。引き続きいろんな食材に親しみながら意欲的に食事ができるようにしていきたい。

睡眠

食後は、自分から布団に横になる姿が見られる。暑さで疲れていることもあり早めに寝付く子もいた。なかなか寝付けない子は、静かな雰囲気の中で絵本や玩具で遊び、眠くなると自分から横になっていた。また、棚や段ボールのパーテンションで落ち着く空間をつくることで、安心して一人寝する子が増えた。空調調節しながら快適に身体を休める環境をつくっていく。

排泄

登園してからトイレへ行く習慣ができてきた。子どもたちもトイレへ行くことに抵抗なく便座に座る。オムツが汚れる前に保育者に伝える子も増え、数名は布パンツで過ごしている。また、家庭での状況を聞きながら、無理なくトイレに誘ってトイレットトレーニングをすすめていく。

健康

季節の変わり目で、体調を崩していた子もいたが、6月半ば頃から休むことなく元気に登園していた。6月下旬から水遊びも始まる。昨年は水を嫌がり泣いていた子も、今年は自ら水の感触を味わい楽しんでいた。色々な経験を経て、水遊びを楽しめるようになり成長を感じる。また、汗をかいた時はシャワーを浴びたり、着替えをしたりして気持ち良く過ごせるようにする。

暑い日が続くので、より一層熱中症に気を付けて水分補給を十分にできるように配慮していく。

身体発達

散歩では友だちや保育者と手を繋いで歩くことを楽しんでいた。また、戸外では、虫探しを好む。ダンゴムシやアリを探し捕まえ、友だちと観察を楽しんでいた。ホールや室内では、平均台や巧技台からジャンプするなど活発。リズム体操やパラバルーンなど曲に合わせて全身を動かしていた。

七夕制作では、ちぎる、貼る、描くなど指先の使った遊びが上手になる。洗濯ばさみを使った遊びも集中して楽しんでいる。水や泥遊びも満喫し、来月も感触遊びや運動遊びを楽しんでいきたい。

情緒

室内で走ったり遊び込めなかったりする姿も見られたため、棚でコーナーにしたり、部屋だけでなく廊下も利用できるようにしたりと環境設定の見直しをする。結果、子どもたちもそれぞれ好きな場所で好きな遊びを楽しむ姿が見られるようになった。また、子どもたちの成長や動きに合わせて過ごしやすい環境づくりに努めていきたい。

言葉

友だちと役割を決めて、ごっこ遊びや会話のやり取りを楽しんでいた。また、自分が体験した出来事を保育者や友だちに話し盛り上がったり、想像力を膨らませて見立て遊びを楽しんだりしていた。

保育者の簡単な約束など理解ができ、行動する姿もみられる。まだ理解が難しい時は個々に合わせて伝えている。イラストカードなどが分かりやすく、子どもたちとイラストを見ながら約束を確認したり言葉のやり取りを楽しんだりしている。

遊びを通して言葉や仕草で表現し関わりを楽しむ子が増えた。相手に伝えようとしている時は、丁寧に応答して共感していくようにする。…

2歳うさぎ組2022年度5月のまとめ

食事

新しい部屋や担任に慣れて、うさぎ組の1日の流れが身についたこともあり、食事中も機嫌よく楽しい雰囲気で食べている。食事の姿勢によって食べこぼしが多いように見受けられるので、椅子の位置などを調整しながら様子を見守っている。食べる事が好きな子が多く、「おかわり」という声が多く聞かれている。食べたい気持ちが先行して口の中に食べ物を入れ過ぎてしまう姿も見受けられるので、慌てずに食べられるよう気を付けて見守りつつ必要に応じて声掛けをしていく。

睡眠

食事から睡眠までの流れが身につき、声を掛ける事ですすんで布団に入る姿がみられる。

新入園児もほとんど泣かずに、進級児と同じ時間に眠ることができるようになってきた。

周りを気にせず眠れる子を廊下側、静かな環境にならないと寝付けない子は保育室の奥にスペースを確保することで、全体的に落ち着いた雰囲気で眠れるようになってきた。

引き続き、個々の成長に合わせ心地よく睡眠できるようにしていく。

排泄

生活習慣の一部として、トイレを利用するようにした。便座での排尿は、個々の体の発達に合わせながら様子を見ている。積極的に便座に座る子、座って排尿する子がいることで、隣の便座に座ってみる子や自分でズボンやオムツを脱ぐ子も増えてきている。

便座に座るのを嫌がる時は無理強いせずに、トイレが嫌な場所にならないよう気をつけている。

引き続き、無理なくトイレへ行くリズムが出来るようにしていく。

健康

コロナによる出席停止以外は全体的に元気に登園しているが、鼻水は目立っている。鼻水は一人始まると一気に人数が増えるので、症状のひどいときには家庭と連携し、医師の指示を仰ぐように気を付けた。鼻水が出ている子にティッシュを渡すと、自分で鼻を拭える子もいる。鼻水が出たことに気付き、自ら知らせる子が増えている。手洗いは、ほとんどの子が自分で蛇口をひねり、手を洗うことができている。保育者は手を出しすぎず、水や泡を出す量について伝えながら見守るよう心掛けている。

身体発達

テラスでの三輪車やホールでのコンビカーを好む子が多く、上手にこぎ、友だちとの貸し借りも出来るようになってきている。巧技台やすべり台などの室内運動あそびでは、低い平均台を利用することで、自然と順番に並んで待つこともでき、上手に楽しめるようになっている。動きはますます活発になっているので、怪我に繋がらないように注意して見守っている。

制作が好きな子も多く、座ってじっくりと集中して楽しむ姿が多く見られている。

情緒

部屋にも慣れ、お気に入りの玩具やあそびを見つけ、穏やかに過ごすことができてきた。

玩具の取り合いなど、友だち同士でトラブルになることもあるが、保育者が個々の気持ちを代弁したり、他の遊びに誘ったりすることで気持ちを切り替えることができ、また仲良く遊び始める姿も増えている。

友だちと遊ぶことを好む子、一人遊びを好む子など様子は様々なので、個々に合わせた環境の保障をし、心地よく園生活を過ごせるようにしていく。

言葉

絵本や手遊び、歌が好きな子が多く、絵本や歌を通して言葉を覚えている様子も見られる。

保育者の話を理解し、危ない場面では気をつけて行動しようとする姿も見られる。

反面、子ども同士では言葉でのやりとりが上手くいかず、怒ったり泣いたりする姿もある。まだ文章では話せない子も、物を指差し、知っている単語を口にしたり、保育者の言葉を真似たりして、自分の気持ちを伝えようとする姿が増えているので、個々の段階に合わせて言葉を選びながら落ち着いて会話をするようにしている。…