食事
好き嫌いなどメニューによって残していたが、苦手な物を食べる友だちの姿を見て、以前よりも意欲的に食べようとすることが増えていき、保育者に褒めてもらい喜んでいた。高月齢児の子は、スプーンやフォークを上手に使い食べることができていた。
また、窓の外に向けて座ってみたり、ちゃぶ台でおやつを食べたりするなどし、楽しい雰囲気で食べられるように今後もしていきたい。
睡眠
体力がつき寝つきに時間が掛かる子もいたが、午睡の静かな雰囲気づくりをすることで、絵本を見るなど一人静かに遊びながら、眠くなると布団に寝そべっていた。抱っこやおんぶを求めた時は、気持ちを受け止めてもらうと安心して眠っていた。
一定時間十分に眠れると機嫌よく目覚めていた。うつ伏せ寝になりやすい子は、今後も横向きや仰向けにしこまめに態勢を変えていく。
排泄
進級先の2階のトイレに誘うとやる気を出し、積極的に便座に座る子が何人かいた。
おむつが汚れていても気にしない子もいるが、その都度「汚れているから替えようね」と言葉を聞いて自分でおむつを出していた。個人差はあるが、出ることを保育者に知らせ少しの間我慢もできる子もいる。排尿間隔を把握し、布パンツに移行できるように様子を見ながら無理なく進めていけるようにしていきたい。
健康
子どもたちの体調の変化に気をつけながら、こまめな触診や視診をしていく。また、手洗いや玩具、身の回りの消毒を徹底する。
食事中の席は、飛沫予防のために席を離したり対面しないようにしたりと工夫する。
換気をこまめにし室温や湿度に気を付けながら、快適に過ごせるようにする。
身体発達
園庭で追いかけっこや砂遊びなどをして身体を動かして遊び過ごしていた。また、散歩では手をつないで寄り道しながらも歩くことを楽しんでいた。
巧技台から両足ジャンプや階段上りのように足を交互に使う。ボールを転がすことから上投げ、下投げをして楽しんでいた。製作では、手を使ってひな人形や鬼の顔に目や鼻を貼る。顔のパーツがどこの位置にあるか理解している子たちが多かった。パズルも好んで楽しんでいた。
情緒面
気の合う友だちと一緒に同じ遊びを共有することを喜んだり、保育者や年上の友だちの行動を真似したりして楽しんでいた。また、年上の友だちから優しくしてもらうことを喜び、自分より小さい子には玩具を貸してあげたりお世話をしようとしたりする心の成長も感じた。
自己主張もはっきりし言葉や仕草・態度で表現する。自分の思う通りにいかず泣いたり、怒ったりしてトラブルになることもあるが、その子その子に理由があることを理解し、気持ちを受けとめていくことで、気持ちの切り替えるきっかけになっていた。
言葉
低月齢児も一語文、二語文を話すようになり、はっきりと聞き取れる言葉も増えてきた。語彙が全体的に増え、それに伴い友だちとのごっこ遊びも何人かでのやり取りが見られる。
自分の名前や保育者の名前もよく呼ぶようになり、やりたいことや嫌な事を簡単な言葉で表している。
高月齢児は、経験した出来事や想像したことを言葉にして、本当にあったかのように話して会話を楽しんでいた。
好きな絵本を繰り返し読んだり、気に入った歌を機嫌よく歌ったりする姿が多く見られた。