1歳たんぽぽ組保育日誌バックナンバー

1歳たんぽぽ組2023年度5月の保育日誌

5月1日(月) 曇り  齊木
保育者がこいのぼりの制作の準備をしていると興味を示して集まる児がいる。こいのぼりが出来ると嬉しそうに持ち歩く。こいのぼり制作をじっくり楽しむことができるように少人数で行う。その後園庭に出て、砂場で型抜きをしたり、近所で工事をしている高所作業車に興味を示してながめたりする。園庭での探索が盛んになってきたので、引き続きけがのないように保育者間で声をかけ合いながら、見守るようにしたい。新入園児は園の生活に慣れてきたが、在園児は疲れからか、甘えが強くなり、自己主張する姿が見られるようになってきた。一人一人の気持ちにこたえ、一対一の時間を大切にしたり、興味を示す遊びを一緒にしたりしていく。

5月 10日(水) 晴れ  萩原
園庭に出るとすぐにそれぞれ好きな遊びを始める。自分の好きな玩具を真っ先に探す児と既に展開されている幼児クラスの遊びに加わろうとする児がいる。今日も水に興味をもつ児が多かったので、45ℓのポリ袋に水を入れたものを用意する。初めは怖々見ている児が多かったが、高月齢児が触れ始めると、真似て触れてみる。叩いたり揺らしたり掴んでみたりして、感触を楽しんでいる。周囲の自然に興味をもち、ダイナミックに関わっていく児がいれば、関わってみたい気持ちはあるものの汚れが気になり消極的になってしまう児もいる。皆が楽しめる方法を考え、ポリ袋に水を入れてみる。ポリ袋があることで、柔らかさ、冷たさや波打つような動きなどの水の特徴を感じることができる。また、年上児が加わり、ダイナミックに触れている様子をみることで、徐々に動きがダイナミックになっていく。泥遊びや水遊びに入る前に、さまざまな感触遊びを経験できるよう、遊びの提供を考えていきたい。

5月 16日(火) 晴れ  菊池
散歩を知らせると靴下を履こうとする児,履かせて貰おうと待っている児がいて嬉しそうな表情が見られる。バギー4台で行き,1名は保育者と一緒に歩く。信号が青になったことや周りの様子を片言や指差しで知らせ保育者に応えてもらうと笑顔になる。電車が通ると身を乗り出してみる児もいる。何回か散歩に出掛けているので声掛けやバギーを見て楽しみにしている児が多い。車や電車、花などを見てそれぞれの方法で保育者に伝える姿がある。バギーでの散歩ではあるが、子どもの目線を大切にして楽しさを共有できるようにする。また、立ち乗りバギーでもバランスを崩さずに乗ることが出来るので、今後も乗ったり体幹が鍛えられるような遊びを取り入れたりしていく。

5月 23日(火) 雨  城間
雨が降っているため、戸外に出ることが出来ないことが分かっているのか、おやつ後はそれぞれが好きな玩具を出して遊んでいる。ダンスをすると、真似したりリズムに乗ったりして楽しむ姿がある。マットを見ると、子どもが集まってきて、寝転がる様子が見られる。ボールやブロック遊びでは、保育者を真似して遊ぶことが増えている。戸外に出ることが出来ないこともあって、室内遊びを安全に過ごすことを心掛ける。ブロック遊びやダンス、ボール遊び名4月に比べて保育者を真似て遊ぶことが増え、落ち着いて過ごせるようになってきたように感じる。保育者の言葉も真似る児が増えているので子どもの興味などを言葉で代弁して、様々な言葉を知っていけるよう保育を行って行きたい。…

1歳たんぽぽ組2023年度4月の保育日誌

4月 3日(月) 晴れ  齊木

新入園児は新しい環境に戸惑って泣く児もいるが、好きな玩具で遊び始める児もいる。進級児は泣いている子を見て不安な表情を浮かべる子もいるが、落ち着いて遊んでいる。園庭では年上児に優しく声をかけられ、砂遊びや散策遊びを楽しむ。進級児は担任が変わり、また環境も変化する時期にあたり不安も多くあると思うので、スキンシップをとりながら情緒の安定を図っていく。新入園児は、不安な気持ちを受け止めながら、信頼関係を築き、保護者とも様子を伝え合いながら、コミュニケーションがとれるようにしていく。

 

4月 13日(木) 晴れ  萩原

初めての散歩に出かける。バギーを見ると喜び、両手を伸ばして「乗りたい」と思いを表現する。道路脇や公園、駅前では色とりどりの花を見て笑顔を見せたり指さしたりして喜んでいる。高月齢児はバスや電車の乗り物が通る度に指さして保育者や友達と共有する。帰り道では外気の心地よさやバギーの揺れで心地よさを感じてか、うとうとと眠る児もいる。園庭で遊んでいる時にも数回試し乗りをしていたこともあり、進級児・新入園児とも落ち着いてバギーに乗ることができた。立ち乗りバギーに乗る高月齢児は周囲のさまざまなものに目を向け、楽しむことができ、低月齢児はバギーの心地よさを感じることができる。それぞれが、楽しさを感じ、興味を広げていけるよう、行き先を考えていきたい。

 

4月  18日(火) 晴れ  菊池

出席児が少なく、ゆったりと過ごす。靴下を履いてテラスに出ると高月齢児は自分で靴を履こうとする。保育者が砂山を作ると真似してシャベルで掬う子や、「まてー」と追いかけられるのを喜ぶ子がいる。保育者の「ダンゴムシ探そうか」の声に喜んで一緒に花壇に行って探す子もいる。園庭に出ている人数も少なく広かったことで、保育者と追いかけっこをするなどふれあいながら身体を動かして遊ぶことができ、また、ダンゴ虫探しなど春の自然に触れることができたと思う。子どもたちも落ち着いてきて、周りの様子に目が向くようになってきたので探索活動が楽しめるようにする。

 

4月 26日(水) 雨  城間

雨の為室内で過ごす。トンネル遊びでは保育者の真似をして短いトンネルをくっつけて遊んだり、トンネルに入ってバランスを取って遊んだりする姿が見られた。他児への興味も広がってきていて、他児に近くに行き、手を伸ばしたり、真似て遊んだり、「ばあ」などのやり取りを楽しむ姿が増える。一つの玩具で長い時間集中し、自ら遊びを発展させようとしたり、他児や保育者を見て真似したりして遊ぶ姿が多く見られた。次の活動が分かり、そこに興味を持つと保育者とともに片付けをしようとする児もいる。今後、次の活動を分かりやすく示し、期待をもって取り組めるようにしたい。…

1歳たんぽぽ組2022年度3月の保育日誌

3月 1日(水) 晴れ 末﨑

園庭遊びでは、マットや砂場遊具を使いごっこ遊びを楽しむ。お金や商品のやりとりをし、生活の中で見聞きしたことを真似ている。時に遊具の譲り合いが難しくなると、涙ながらに訴えてくる姿があるが、同じような遊具や気に入った遊具を保育者と一緒に探して遊び始めると、気持ちを切り替えられるようになる。運動遊びや表現遊びも広がっているので、友だちと一緒に楽しめる遊びを工夫していく。

 

 

3月 6日(月) 晴れ 尾崎

5歳児クラスと散歩に行く。5歳児には「歩幅を合わせてゆっくり歩く」ことや「手をしっかり繋ぎ、車に気をつけて歩く」ことを伝える。靴が脱げた時や段差があるときには気にかけてもらい、安全に散歩を楽しむ。多くの言葉のやりとりを楽しんだわけではないが、年長に優しくされる経験を味わうことで、思いやりや親切心に触れられる機会になった。

 

3月16日(木) 晴れ 萩原

絵の具遊びを楽しむ。これまで絵の具遊びの経験を重ねてきたことで、道具の使い方やのびのびと描く楽しさが分かり、期待を持って参加する。以前使ったローラーやタンポを思い出し、「きょうはつかうの?」と聞いてくる児もいる。手が汚れることを気にしている児も、楽しんで取り組めるようになる。今回は筆を使ったが、さまざまな道具を準備し、その中から選択するようにしても良かったのではないかとも思う。気持ちを開放してのびのびと楽しめるようにする関わり方も大切だと感じる。

 

3月30日(木) 晴れ 萩原

5歳児と一緒に駅前公園へ散歩に出掛ける。行き先を伝えると「トトロの公園?」と喜び、意欲的に支度を進めていく。出発前に5歳児から声を掛けられると喜ぶ児もいれば、人見知りや緊張を表す児もいる。公園までの道のりでは、会話をしたり、つくしやたんぽぽの観察をしたりする。公園では桜の花びらを集め、斜面の上がり下がりを楽しむ。5歳児との関わりを多く持つことで、初めは人見知りが強く関わることを拒否する姿も見られたが、手伝ってもらったり遊びに加わったりすることで、気持ちが通じるようになる。進級により大きく環境が変化するが、今年度の経験をもとに異年齢児と積極的に関わってほしい。…

1歳たんぽぽ組2022年度2月の保育日誌

2月 3日(金) 曇り 萩原

制作したお面をかぶると、友達や保育者と見せ合って喜んでいる。「お腹の中にいる鬼をやっつけよう」「鬼の大きな目にお豆ボールをぶつける」と話すと、自分のお面の目を指差して確認したり、「えいって投げる」と意気込んで話したりしている。園庭では皆で鬼探しをした後に、年長の鬼を相手に豆まきやダンスをする。遊びや制作、絵本などを通して、鬼を知ったが、怖いものと印象付けることのないようにした。また、園庭に出てからは2歳児と一緒に「鬼探し」をすることで期待を高めていくようにした。行事の由来など、理解は難しいと思うが、年齢に合った楽しさを味わえるよう、活動の導入・展開を工夫していく。そして、行事で終わらず、さらに活動や遊びに繋げていけるよう考えていきたい。

 

2月 8日(水) 曇り 尾崎

散歩に行くことを伝えると意欲的に片付けや支度を行う。信号待ちの際は「あか」「あお」などと口にする姿がある。意識的に「信号が青に変わるよ」などと声掛けをし、簡単な交通ルールを知らせていきたい。消防署に着くと救急車や消防車を見せてもらい、目を輝かせている。見学を終えると、「ありがとうございました」と皆で挨拶をし、消防士とタッチしたり手を振ったりして喜ぶ。地域との関わりや挨拶の大切さを伝えていきたい。帰路では疲れも見られたが、「えいえいおー」と皆で気合を入れ直し、笑顔で園に戻ることができた。活動に見通しをもてるような働きかけをしていくことで子どもたちの意欲や期待に繋げていく。

 

2月22日(水) 晴れ 萩原

避難訓練では、園庭に出る準備ができている児と室内・玩具で遊んでいる児が入り混じっている状況で火災の旨の放送を受ける。裸足で園庭にでることを声掛けすると、戸惑う児もいるが、保育者の後を追って園庭まで出ることができる。今回、初めて裸足での避難となる。予想していたよりも戸惑いは少なく、スムーズに応じることができる。1歳児なりに経験が積み重なっていることが感じられる。子どもが混乱したり、戸惑ったりすることのないよう、保育者が的確に判断し分かりやすく声掛けすることを心掛けていきたい。

 

2月28日(火) 晴れ 末﨑

園庭に出ることを伝えると張り切って玩具の片付けを始める。保育者も一緒に片づけを行いながら少人数ずつ身支度を始めていく。何をして遊ぼうかと楽しみにする子もいて、必要な遊具を手にすると、保育者や友達に声を掛けて遊びを楽しむ。砂場では大きな山と穴を一緒に作り子供たちの工夫で遊びを展開していったり、タイヤとマットを使いやすい場に出しておくと、自ら考えて遊ぶ姿がある。保育者が遊びを仕掛けていくことで、運動遊びや表現遊びが広がっていく。今週は、春を思わせる暖かい気候なので、身体を動かす遊びや散歩を取り入れながら過ごしていきたい。…

1歳たんぽぽ組2022年度1月の保育日誌

1月5日(木) 晴れ  尾崎

午前おやつ後に音楽が流れると、牛乳パック積み木を持ち出して舞台を作り歌の発表会ごっこが展開される。自然に人数が増え、きれいな横並びの列ができていき舞台の上で知っている歌や手遊びを披露している。12月に幼児クラスのお楽しみ会の遊戯を見せてもらった経験やクリスマス会で簡単な発表をしたことが遊びに繋がっているようだった。子どもたちがやりたいこと、イメージしているものを汲み取りながら環境を整え適切な援助していきたい。

 

1月11日(水) 晴れ  萩原

消防署に行くことを伝えると、「ぴーぽー」や「しょうぼうしゃ!!」と期待の声が多く聞かれる。途中で疲れが見られたり、保育者と個別で手を繋ぎたがったりする児がおり、歩行がスムーズにいかない場面も見られたが、消防車を間近で見ることができると、笑顔になりその迫力を感じて喜ぶ姿が見られた。散歩だけでなく、さまざまな運動遊びを取り入れ、基礎体力をつけていけるよう活動のもちかたを工夫していく。

 

1月16日(月)曇りのち雨 末﨑

2階保育室で「人形劇」があり、歌や人形のダンスなどを見聞きして楽しむ。期待感をもち席に座るが、音楽が鳴り始まると緊張した表情で、担任の膝に座わりにくる児もいる。知っている歌に手を叩き、「おおきくなあれ」の話には「おおきくなあれ」と声を掛ける。ケーキの上の大きないちごが飛び出てくると、手にしたくて席を立つ児の姿も見られる程楽しんでいた。最近では言葉の理解もできるようになり、長めのお話や手遊びも集中して楽しめるようになってきたので、紙芝居でもストーリー性のある話の読み聞かせを日頃から楽しんでいきたい。

 

1月26日(木) 晴れ 尾崎

園庭に出ると幼児クラスが氷で遊んでいるのを見て、期待をもって近づいて行く姿が見られる。氷点下になり自然にできた氷を触ったり、叩いて割ったりして遊ぶ。手に持っていると冷たさを感じて容器に入れて、持ち運んだりする姿も見られる。また、幼児クラスが凍らせた色つきの氷や葉っぱや花が入った氷、卵のパックなど様々な形の容器で作った氷等をみて興味を示す子も多い。1歳児も次に氷点下になる機会があったら前日から容器に水を張っておく等前段階から楽しめるような工夫をしていきたい。…

1歳たんぽぽ組2022年度12月の保育日誌

12月2日(金) 晴れ  萩原

園の畑で芋堀りを行う。土に触れたり、汚れたりする事が苦手な児がいて、興味を持ちながらも手が出にくい様子が見られた。保育者が掘ってサツマイモの一部が見えるようにすると、自分でも掘ってみようとする。無理なく収穫の楽しさを感じ、さらに食材への関心も高められるよう、芋を使って八百屋さんや焼きいもごっこ等を楽しめるよう工夫していく。

 

12月8日(木) 晴れ  末﨑

園庭で砂遊びやボール投げ、虫探しを楽しむ。興味のある遊びに積極的に参加して、自分の気持ちや言葉や仕草で友達に伝えようとする。友達が加わることにも「いっしょにしよう」「~もってこようか」と声を掛けている。絵本の話や日常の経験からも、遊びが広がるように環境作りや興味をもてるような言葉かけをしていく。

 

12月12日(月) 晴れ  尾崎

園庭で遊ぶことを伝えると自ら支度を進めようとする姿が見られる。靴下や靴を履き、帽子を被ろうとする児が増えてきて、できた時には満足感が見られる。幼児の遊びに興味をもち傍で見ている児や、保育者や幼児の援助で運動遊びを楽しむ姿がある。じっくり遊べる工夫や、他クラス児との関わりを持てるような環境を担任間で話し合い見直していく。

 

12月23日(金) 晴れ  萩原

乳児クラスでクリスマス会を行う。前日、サンタ帽子を被り楽器遊びを楽しんだことで「クリスマスしよう」と伝えると喜んでいる。2歳児が被るお面に興味をもち、0歳児の歌では傍に寄りそう児もいる。自分達の出番では、2歳児の真似をして壇に上がり、表情良く鈴を鳴らし「みてもらう」ことを喜んでいる。今後も、感染症の予防をしながら異年齢での活動や遊びを積極的に取り入れていく。…

1歳たんぽぽ組2022年度11月の保育日誌

11月 2日(水) 晴れ 尾崎

園庭で移動動物園の準備が進んでいく様子を期待をもって見ている。動物のシルエットクイズをしたり、抱っこの仕方やエサのやりかたを簡単に説明したりすると、さらに期待が高まっていく。園庭に出ると進んで動物に近づき、積極的にエサやりをしている。ポニーも、緊張が見られたが、支えられながら乗って楽しむことができる。中には動物を怖がる児もいたが保育者と一緒に安心してエサをあげたり、近くで見学したりすることができ、徐々に慣れていく。衛生面にも気を付けながら安全に楽しく触れ合うことができてよかった。この経験を遊びに繋げていきたい。

 

11月 8日(火) 晴れ 萩原

制作遊びの声掛けをすると、高月齢児から興味をもち、取り組み始める。花紙を使うのは初めてということもあり、じっと観察し、花紙の薄い・柔らかいといった特性に気付く。ちぎったり丸めたりする他、ままごと容器にふんわりとかけてみるなど、さまざまな動きを楽しんでいる。ちぎったものをふりかけるようにして貼り、上から水溶き糊を塗ると、染みて色が変化する様子に気付く児もいる。これまでの制作遊びでは絵の具を使ったものが多かったので、さまざまな素材・技法に触れてみるねらいもあり、花紙を使った制作遊びを試みる。これからも特性の異なるさまざまな素材を取り入れ、子どもたちの気付きや発見を促していきたい。

 

11月 17日(木) 晴れ 末﨑

公園遊具に遊びに行く。往復の道を、歩調や気の合う友達と手を繋ぎ歩き、紅葉した落ち葉を踏んで音を感じたり、手にして感触を味わったりして楽しむ。遊ぶ前には約束事や保育者による安全点検を行ってから遊具遊びを始める。遊具にも慣れてきて、さまざまな遊具に積極的に取り組もうとする。滑り台やシーソー、鉄棒で繰り返し遊んだり、追いかけっこで思いきり身体を動かしたりして楽しむ児もいる。落ち葉を拾い持ち帰り、保育室の木の壁面に付けることを楽しみにする姿もある。散歩から次への楽しみにも繋げるような活動を取り入れていきたい。

 

11月 30日(水) 晴れのち曇り 萩原

昨日の雨で大小さまざまな水溜りができている。園庭に出ると水溜りを眺めたり、入ってしぶきがあがるのを楽しんだりしている。ままごとが好きな児は、おたまと容器を持ち出し、泥水を掬って「スープです、どうぞ」と料理に見立ててやりとりを楽しんでいる。秋以降、見立て遊びやままごと遊びが活発になったこともあり、泥水を遊びの材料として扱う姿に成長を感じる。また、昨日雨が降っている間、雲や雨の降り方、風の強さに興味をもって見る姿があった。季節だけでなく、気象などさまざまな自然に目を向け、興味関心を持てるよう援助していきたい。…

1歳たんぽぽ組2022年度10月の保育日誌

10月 6日(木) 雨 尾崎

体操を始めると、元気に身体を動かしたり次の曲を楽しみにしたりする姿が見られる。絵の具遊びでは、絵の具に触れ、トイレットペーパーの芯をち、保育者が準備する様子を見て期待をして集まる姿がある。ダイナミックに色塗りをする時と違い、丸い模様が付くことに面白がる子が多い。みんなが満足に遊びこめるように多めに紙を用意し、絵の具が手につくことが気になる子には、すぐに拭けるように制作用のタオルを用意しておく必要性があると感じた。

 

10月 12日(水) 晴れ 尾崎

ままごとやブロック遊びを2歳児と楽しむ。興味のある玩具を抱えて一人遊びを楽しむ子や、2歳児の遊びを見ながら傍にいる子がいる。同じ玩具が使いたくなる時には、保育者が思いを代弁しながら貸し借りの援助をし、相手の気持ちにも気付けるように伝えていく。クラスでも、興味や発達に合った玩具や数の見直しをして、一人一人が満足して遊べるようにする。

 

10月 17日(月) 曇り 萩原

園庭に出ることを伝えると、喜んで身支度を始める。虫探しや車を使った遊びの他、ごっこ遊びが大きく展開される。

参画コーンを帽子に見立てて、やかんをもってお出掛けごっこをすると、「ごはんをたべよう」「そろそろでかけよう」「いってきます」等と友達同士でやりとりをしている。保育者と女児3名で始めた遊びだが、遊び全体を見て真似る児もいれば、玩具を揃えて真似る児もいる。イメージを共有してごっこ遊びや、簡単なゲーム遊びに取り組んでいきたい。

 

10月 27日(木)  末﨑 晴れ

運動遊具を並べて、身体を動かす。平均台やマットの山ではバランスを取りながらゆっくり歩き、ユニ棒や輪の中を跳んだり、くぐったり楽しんでいる。友達と一緒に遊ぶことを喜びながら、友達の後を追いかけるように進んでいる。

保育者の手を握りなだらかなマットの山から飛び降りる児もいて、やってみようとする気持ちも芽生えている。幼児クラスも参加し、足の運びやバランスのとり方を真似てみようとする子が増える。

 …

1歳たんぽぽ組2022年度9月の保育日誌

9月 1日(金) 雨 尾崎

雨天のため室内で過ごす。井形ブロックを電車やバス、傘、きのこ、リンゴなどに見立てて遊ぶ。子ども自身が組み合わせるのは少し難しいが身振りで作って欲しいことを伝える姿がある。以前、ブロックで遊んだことを思い出して保育者に「つくって」と話す子がいるので、応じたり遊びを提案したりする。電車をつくると踏み切りを作って「カンカンカン」と言うなどしてイメージを広げるなどして関わると喜ぶ姿も見られる。友達への興味が広がってきているが、言葉のトラブルも増えているので仲介に入り丁寧に関わっていく。

 

9月 9日(金) 曇り 萩原

寒天遊びをする。テーブルの上の赤・青・黄3色、円柱・四角・三角の形の寒天を見ると感嘆の声をあげる。突いてみたり手の平に乗せたり、頬につけたりして感触や冷たさを味わい、そこから、積み上げる、透明カップに入れて色を楽しむと遊びが変化していき、最後にはダイナミックに崩してキラキラとした視覚や飛び散る面白さを味わっている。これまで、砂遊びや泥・水遊びなどでさまざまな感触遊びをしてきたが、今回は寒天を使い、感触だけでなく色や形も楽しめるようにする。叩いて崩すことを楽しむ児がいれば、カップに入れたり光に透かしたりしてゆったりと色を楽しみたい児もいる。子どもそれぞれのペースを大切にするため、遊びの場を分けても良かったかと反省する。

 

9月 14日(水) 晴れ 末﨑

園庭で運動遊びや砂遊び、ままごと遊び等で友達と遊具を共有しながら楽しむ。幼児の姿を見て喜んで駆け寄る姿や、同じ遊具を持ち傍にいて模倣する姿がある。幼児が捕まえた虫を見せてもらうと、驚いたり喜んで掴んだりと刺激を受けている。運動遊びでは、タイヤの山をやや高めにし、斜面を付けてみる。全身でよじ登る子が多く、ずり落ちても繰り返して挑戦している。ユニ棒やフラフープを並べたり、平均台渡りでは、一番低く設定して安心して進めるようにして見たりと工夫する。異年齢での関わりを楽しみながら、さまざまな遊びに取り組めるよう、担任間で連携をとっていく。

 

9月 20日(火) 雨 尾崎

絵の具遊びをする。何回か経験を重ねているので意欲的に取り組もうとする児が多い。絵の具遊びは紫色の絵の具でぶどうやサツマイモなどの秋の食べ物を連想しながら模造紙に色を塗る。ローラーや刷毛などの道具を使う子や手で絵の具の感触を楽しんでいる子の姿も見られる。初めに用意した色は暗すぎたが途中から赤や白の絵の具を足し、数種類の明るさの紫を用意することで混色を楽しむ子もいる。楽しく綺麗に塗った模造紙を、子どもたちが分かりやすく秋の食べ物に変化させる面白さを味わえる遊びに繋げたい。…

1歳たんぽぽ組2022年度8月の保育日誌

8月 2日(火) 晴れ 末﨑

巧技台を使った遊びで、2本の平均台を橋に見立てて遊ぶ。橋の上を歩く子と、橋と橋の間を歩いて進む子がいる。保育者が「かんかんかん」と踏切りに見立て手を伸ばすと止まったり進んだりして楽しむ。平均台に興味を持ち期待をもって参加する子が多く、互いに譲ることもありスムーズに楽しめていた。中には高さのある橋の上を歩くことを怖がる子もいたが、橋の間を利用し楽しんでいたので、簡単な電車ごっこに繋げていく。遊びの様子を把握し、発達や場面に応じて転換していけるよう工夫する。

 

8月 10日(水) 晴れ 尾崎

新聞紙遊びをする。初めは破ってみたり、保育者が作ったおばけを目がけて丸めた新聞紙を投げたりして遊び、途中から洗濯ごっこに繋げていく。新聞紙を洗濯ものに見立てるが紐も新聞紙も硬さが無いので洗濯バサミで止めるのが難しく、興味を示すものの、難しくてすぐに飽きてしまう姿が多かった。その後、掃除ごっこやお店屋さんごっこに発展し、保育者や他児との関わりを楽しむ姿が見られる。身近な大人の模倣遊びを楽しめるように今後も環境構成や素材の提供の仕方を考えていきたい。

 

8月 22日(月) 曇り 末﨑

氷遊びをする。タライの中の氷を見て、手に取ってみる。花や葉が中に入った氷もあり、取りだしてみようと指で掻いたり不思議そうに見ている児もいる。その後、ままごとの器に氷を入れてごっこ遊びへと展開していく。器に氷を入れて差し出し「10えんです」「いくついりますか」などと、友達との会話が聞かれる。まだ、暑さが続くようなので、夏の遊びや五感を使って楽しめる遊びを取り入れていきたい。

 

8月 31日(水) 晴れ 萩原

園庭に出ると早速、雨あがりの水溜りに入ってみる。泥の感触を味わうように歩いたり、大きく水しぶきをあげて歩いたりして楽しんでいる。ダイナミックに遊ぶ児は、水溜りの中に寝そべって、大きく手足を動かして楽しんでいる。手についた泥を水道横の壁の塗ると、ゆっくりと流れ落ちていく動きや泥の跡を観察し、子どもたち自身でのダイナミックな塗りたくり遊びへと発展していくことができる。これまでは、玩具を使った遊びが多かったが、今回は十分に感触を楽しめるようにした。子ども自身が味わった感触を新たに表現として繋げていけるよう関わりや援助を工夫していく。…