0歳児の発達でこれだけは見逃さない

生まれてきた子どもたちは、顔はくしゃくしゃに動かす。手足も狭い範囲ではあるがよく動く。目もゆっくりであるが動く。うつぶせにすれば、ほんの少しではあるが顔を動かそうとする。手は親指を中にしっかり握っていて、手を開くのはなかなか難しい。このような子どもたちが次々といろんな動きを始めて、歩けるようになるまで約1年、この間に見逃せないポイントが3つある。
まず生後3か月から4か月頃に首が座ってくることである。5か月になって座っていれば特に問題ないと考えられる。次に、生後6か月から7か月になるとお座りが出来るようになる。支えなしで座っていることが出来、手も自由になるので玩具などを持って遊び始める。3つめが、9か月から10か月頃につかまり立ちが出来るようになることである。

この間には、この3つ以外にたくさんの発達が伴っており、それらの発達なくしてはこの3つのことも出来ないだろう。
生まれたときに親指を中にしっかり握っていた手は、1か月頃には親指を外にして握るようになり、少しずつものを握ることもある。
3か月くらいになると、手を開くことが自由になり、玩具などを握っていることが出来るようになる。まだ自由自在に手が使えるわけではないが。手の動く範囲も大きくなり、指をなめ、手をなめ、よだれの付いた手が顔中をなで回す、顔中よだれでベトベトである。手がよく動くようになってきた証拠である。
指の動きも、より細かくなってくる、手で握っていたものが指先で握れるようになる。細かいゴミなどを握って口に持って行き始める。お座りが出来る頃になると、手に持ったものを、なめたり、投げたり、叩いてみたりと自由自在に動き出す。
つかまり立ちが出来る頃には、指や腕にも力がついてきて、テーブルの端などをしっかりとつかんで、立ち上がる自分の体重を支えることが出来る。
そのうち一人で手を離して1秒、2秒と長く立ち、ついに一歩を踏み出していく。これは1歳3か月頃に出来れば十分である。そしてあっちこっちと動き回り、ついには走り出す。いつかボルトのようになる子も出てくるだろう。皆で応援していきたい。
——————————————————————————–Kaname Tanimoto 12.10.21