健康
戸外遊びや散歩に出掛ける機会を多くもち、積極的に体を動かして遊べるようにしていった。少し距離のある、成実保育園の先にこいのぼりを見に行ったり、公園で遊んだり、小学校の校庭の小山で遊んだりと、今まで行ったことのなかった場所に喜んで遊ぶ姿があった。日によっては20度を超える暑い日もあったため、半袖や薄手の長袖Tシャツに着替えるよう促したり、こまめに水分補給ができるようにしたりし、体調管理に気をつけていった。
人間関係
友だちと一緒に遊ぶ中で、自分の思いと異なることから、「もう○○ちゃんとは遊ばん」と言って拗ねたり、怒ったりしトラブルになることがあった。“自分はどうしたかったのか”子どもたちの思いに耳を傾け、“それをどういう風に伝えればよいのか”を一緒に考え、相手に自分の思いを伝える大切さ、相手の思いに耳を傾ける大切さを知らせていった。
環境
積極的に戸外や散歩に出掛ける機会をつくり、自然物と触れ合って遊べるようにしていった。特に虫探しに夢中になる姿が多く、用意しておいたポケット図鑑で、見つけた虫を探し写真と照らし合わせたり、虫の名前を調べたりする姿があった。また、脱皮中のダンゴ虫を見つけたことから、ダンゴ虫への興味が深まり、タブレットでダンゴ虫の脱皮について調べたり、何を食べるのかなどを調べたりして楽しむ姿があった。子どもたちの興味・関心を大切にし、写真に残して掲示をするなどし、連日楽しんでいった。
言葉
集会などのみんなが集まる場でも、積極的に手を挙げ、自分の思いを堂々と発表する姿があった。また、友だちが発表する時は、静かに話を聞くことや、聞く時の姿勢を繰り返し伝えることで、自分で気付き姿勢を正そうとする姿が見られるようになった。人前で発表する場に少しずつ慣れていけるよう、出欠をとったり、クイズを出したりし、発表する楽しさや、友だちの思いを聞く楽しさが味わえるようにしていった。
表現
朝の会で、歌を取り入れていった。初めは少し自信がなさそうに歌っていた子も、回数を重ねる度に、大きな声が出せるようになったり、体を揺らしながら楽しそうに歌ったりする姿が見られるようになった。歌だけでなく、ダンスも繰り返し一緒に楽しみ、表現することの楽しさを共有していった。
食育
給食時、野菜嫌いな子もいるが、少しだけ量を減らすことで、「あとこれくらいは食べてみる」と言って、苦手な物でも食べてみようとする姿があった。また、園庭の畑で育てたい野菜を尋ねると、ピーマン、きゅうり、トマトなど苦手な野菜を積極的に挙げる子もがいた。子どもたちの“やってみたい”という気持ちに寄り添いながら栽培物を決め、今後の楽しみに繋げていった。