健康
雪が降る日があったり、気温が低くなる日が続いたりして、体調を崩す子がいた。登園後や午睡後に全員の検温をしたり、咳や鼻水が出ている子は様子を見守り、保護者に伝えたりし、いち早く体調の変化に気づけるように配慮していった。寒い中でも、元気に遊ぶ子どもたちで、戸外遊びができる機会も作っていくと、サッカーをしたり、追いかけっこをしたりと、体を思いきり動かして遊ぶ姿があって良かった。
人間関係
気の合う友だちと同じ遊びを楽しむ中で、“こうしてほしい”“これはしてほしくない”など、思いがぶつかり合う姿もあった。自分の気持ちを素直に友だちに伝えることができるように、一人一人の思いを汲み取り、どのように伝えたらよいか一緒に考えていった。
環境
雪が降った日には、窓の外を眺めて、「みて!ゆきだよ!」「ゆきだるまつくろう~」など、友だちや保育者に知らせたり、歌を歌ったりして楽しさや喜びを共有する姿があった。雪が積もった日には、机や床にシートを敷き、保育室で雪あそびが楽しめる環境を整えていった。「つめたい~」「かたくなった!」など、感触を味わいながら遊ぶ姿があり、冬の季節ならではの遊びを楽しむことができた。
言葉
友だちに自分の思いを言葉で伝えることができるようになってきたが、上手く伝わらなかったときに、「ばか」「もうきらい!」など、言葉遣いが悪くなったり、強い口調になったりする子の姿があった。なぜ、そのような言葉を言ってしまったのか、子どもの思いをしっかり聞いて、受けとめた上で、「~って言われたら悲しいよ」「~って伝えたら良かったね」など、丁寧な言葉で伝えられるように仲立ちとなっていった。
表現
発表会での経験が子どもたちの自信になったようで、歌ったり、役になりきったりして遊びを楽しむ子の姿がより増えてきた。発表会で使った衣装をいつでも着られるように置いておくと、好きな役の衣装を選び、友だちと一緒に劇遊びを始めて楽しむ姿があった。子どもたちが自信を持って表現する姿や一つ一つの言動や行動を十分に認め、自由に表現する楽しさが味わえるようにしていった。
食育
苦手なものでも、少しずつなら食べられるものが増えてきている。自分で「半分は食べてみる」「人参は食べられる」と食べるものを決め、食べきる姿も見られるようになった。自分で決めたいという思いを大切に、頑張ろうとする姿を認めていった。また、箸だけで最後まで食べられる子が増えてきており、「せんせい、みててよ!」「ほら、できたよ!」と、嬉しそうに伝える姿があった。今後も子どもたちが意欲的に食事ができるように言葉かけや環境を工夫していきたい。