3歳ちゅりっぷ組2021年度12月のまとめ

健康

少しずつ寒さが増してきて、保育者が園庭に遊びに行こうと声をかけるも「遊びたくない」としっかりと伝える姿が見られた。一度テラスに出てみせると「あ、あったかいね」と子どもたちの驚く声もあり、「園庭行きたい」と言う姿もよく見られたため、無理のない範囲で誘っていきたい。また、保育者が声をかけなくてもその日の気温に応じて各自で判断して衣服を調節する姿が多く、子どもたちのなかで意識していくことが定着してきている。

人間関係

遊びの内容によっては特定の仲の良い友だち以外にも一緒に遊ぶ姿がよく見られるようになってきた。友だちの作りだすものやあそびの工夫に興味を示す子が多く、同じように見よう見真似でやってみたりその友だちに聞いて教えてもらったりしてあそびの幅を広げてきている。子ども同士で役割を決めて遊ぶ子もいる反面、自分を主として役割を決める子もおり、好きな役が出来ないことや、意見のすれ違いによって遊びを中断してしまったり、ケンカになってしまったりとトラブルになりやすい。子どもたち同士で解決しようとする姿も見られるため見守りつつ、必要な時には保育士が仲立ちとなり、双方の気持ちを聞き受けとめていくなかで互いに納得できるよう相互の気持ちが想像できるように話し掛けている。

環境

寒さで外に出るのを嫌がる反面、なかには「今日寒いから氷出来てるんじゃない、みんなで探しに行こうよ」と、子どもたち同士で盛り上がっては探索を楽しむ姿も見られた。保育者が大きな霜柱を掘り起こすと子どもたちは大喜びで触り、時にはそれを知らない友だちに知らせ譲り合ったりして観察を楽しんでいた。

言葉

友だちとトラブルが起きた時に保育者だけでなく、時には近くにいる友だちにも目配りや仕草などで助けを求める姿が見られる。場合によっては子どもたち同士が言葉で解決することができるようになってきてはいるが、保育士が間に入り双方の意見を聞いた上で話し合うこともある。そのなかで、片方が話している最中にも関わらず、弁解しようと焦って自分の思いを先に主張しようとすることがある。お互いの話を聞く時間をしっかりと作り、その繰り返しの中で安心して自分の話を聞いてもらえる心地よさを知っていけるように働きかけていきたい。

表現

他クラスの発表会の練習に興味をもっている子が多く、予行練習以外での日中も「見に行きたい」と言い、積極的に見学していた。それによって感化されたのか、見学小屋オペレッタの絵本を友だちと一緒に見た時に音楽やセリフを一通り口ずさみながら踊っては友だち同士で想像を膨らませて楽しんでいた。

食育

友だち同士で席を決めて会話を楽しみながら食事をしているが、話に夢中になるあまり姿勢が崩れてしまったり、食事を中断したままふざけて遊び始めてしまう事があるのでその都度声をかけている。苦手な食材や分量がある程度分かってきており、減らしたい時には保育者に伝えている。

育児あれこれ