健康
感染症や大きな怪我も無く過ごすことが出来た。気温の寒暖差が大きく、戸外に出る際にテラスにいる子どもたちに保育者から上着が必要か尋ね、子どもたちが自分で判断出来る場を設けていった。室内の空調もこまめに調整し、快適に過ごせるよう努めた。
人間関係
女児を中心に、食事の際に隣同士で座れずにトラブルになる事が多かった。保育者が席を固定することで回避できると思われたが、子どもたちが「おやつの時は替わってあげようよ」「すぐ準備したら間に合うんじゃないかな」等と提案していたので、引き続き自由席で様子を見ていると子どもたちが話し合って譲り合う姿や、午睡後玩具を出さずに先に座る姿など、一緒に座るという目的に対して考えて行動する様子が見られるようになってきた。定期的に固定席等を設け、普段と違う交友関係が広がるような関わりも作っていきたいと思う。
環境
幼児クラスで育てている夏野菜の日々の変化を子どもたちも楽しみにしている。園内にも小さな虫が増え、アリの巣を探したり散歩先でも遊具遊びだけでなく虫を探したりする姿も多かった。夏に向けて動植物への興味関心がより深まるようにしていきたい。
保育室にある飾り棚は徐々に子どもたちも扱いに慣れてきた様子で、部品が足りなくなれば残さなくてもいい作品から壊して部品に戻したり、週末の片付けも「クラスみんなのもの」という解釈で飾っていない子も協力して片づけを行ったりするようになった。環境設定もその後の子どもの反応を見て柔軟に対応していきたい。
言葉
平仮名の興味関心が高まり、1日の流れをホワイトボードに記入しておくと自分から読みに来る子も多くなった。月末に行った移動動物園の案内を壁に貼っておくと読み上げながら子どもたちの会話の話題になっている姿もあった。
表現
制作に対する意欲が高く、状況に応じて一斉に行ったり少人数に分けてじっくりと取り組んだりできるように配慮した。粘土や自由画帳も自由に使えるようにし、思い思いに楽しんでいる様子が見られる。飾り棚に飾る作品も大作や細かいものを沢山作る等、それぞれが自由に作っては飾り長期的に遊んでいる姿が多い。保育室で音楽を流していると自由に踊って遊んでいる子も多いが、注目されると恥ずかしがってしまい止めてしまうこともあるので、それぞれの性格を踏まえながらそっと見守ることもあった。
食育
配膳の際に量に差をつけ、自分が完食出来る量を選択できるようにした。結果として残食も減り、足りなければお替りをすればいいという認識も深まったように思う。食事の際の食器の置き方をホワイトボードに貼っていたが、数日すると貼らなくても自身で食器を並べ替える姿がおおくみられるようになってきた。感染症対策の一環として保育者は一緒に食べないので実例として見せることができないので、そういった掲示や説明といったものを通して意識づけが出来るようにしていきたいと思う。