4歳ゆり組まとめ・指導計画バックナンバー

4歳ゆり組2023年度6月のまとめ

健康

暑さが厳しくなってきたので、プールが始まると子ども達はとても気持ち良さそうな表情をしていた。また「きもちいい!」と爽快感を表現する声も聞こえてきた。更に「急に入ると体がびっくりしちゃうからね」と声をかけると、遊びたい気持ちを我慢して準備体操をきちんと行い、体の隅から洗うように伝えるとゆっくりプールに入り、ルールを守る姿が見られた。他にも子ども達が体調を崩さないように水温管理に気を配り、外気温を考慮しながらプールを行った。

人間関係

仲の良い友達が休んでいるとき、1人で過ごすのではなく、いつもはあまり遊ばない友達に声をかけ、一緒に遊んでいる様子が見られた。後日、一緒に遊んだ友達を誘って遊んだり、自分から「入れて」と遊びに参加したりする様子も見られ、クラス内の人間関係が少しずつ広がってきている。また、ごっこ遊びの中でも役割分担に対し、話し合いで解決する姿が見られた。

環境

紙コップで・ひらがな・数字・アルファベットを描いた玩具を作る。初めは、なんの秩序なく並べていたが、「1を一番上にしたいな!」「みてみて、これ“まさみ”ってかいてある!」と遊びを通して文字に興味を持つ姿が見られた。また、全体活動でティッシュ箱を使用し、自由制作を行った。他の廃材も用意すると、組み合わせ、車やロボット、珍しいものでいうと、ししまいの顔といった発想力豊かに楽しんでいた。

言葉

遊びの最中に、友達から「入れて」と言われたときに「ダメ」「いやだ」と言う様子が見られた。理由を尋ねると、「○〇くんと遊んでいるから…」「今は一人であそびたいの」と答えが返ってきた。しかし、拒否された側は自分と遊ぶことを嫌がっていると感じてしまうため「ダメって言われたらどう思う?」と相手の立場になって考えるように促した。更に「〇時になったらいいよ」や「後で遊ぼう」など、相手を傷つけない表現方法を伝えた。

表現

室内遊びの最中に、部屋内にあるビニールテープのライン、通称“ゆり組ライン”を引っ張り、取る姿が見られた。全体であつまり、①ゆり組ラインがあって嫌だなのお友だちの意見②ゆり組ラインがあってほしいなのお友だちの意見と双方の意見を聞いた。その中で、「半分だけ引こうよ!」という意見が子どもの中から出てきた。2週間ほど、半分のラインだけで活動するも、ラインが引いてある方だけに偏る姿が見られ、もう一度、全体に必要性を問う。そうすると「あったほうがいいね!」と伝える姿が多くみられ、子どもたち同士で話し合う姿が見られた。今後も全体の前で自己表現をする場を設けていきたい。

 

 

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4歳ゆり組2023年度5月のまとめ

健康

4月に引き続き、咳込みや鼻水といった症状が見られ、欠席する子どもが目立った。今後も家庭と連携し、体調管理に努める。活動では、サーキットを行い、あみくぐりに挑戦したり、片足でけんけんぱを行ったりと十分に動かす。また、クッキングではひまわり組と合同でお米とぎのクッキングを行う。「ほかほかの匂いがする!」と食べることへ興味を持ち、自分たちで作った料理をおいしそうに食べる姿が見られた。

人間関係

新高円寺公園に散歩にいくと、クラスの子どもが大好きな滑り台がある。その滑り台を使って、「カンカン~♪」と手を伸ばし、踏切に見立て遊ぶ姿が見られていた。その後、一人の子どもが「ジェットコースターにしようよ!」と声をかけると・受付・誘導と係に分かれて、遊びを展開させる姿が見られた。その中でもうまく思いが伝わらなかったり、理解されなかったりする姿が見られるときは仲立ちし、ことばの引き出しを増やしていく。

環境

植栽(あかじそ・はつかだいこん・へちま)を植えるにあたって、子どもたちと看板つくりを行う。園庭にブルーシートを敷き、段ボールで机を作り、“青空お絵描き教室”にすると、多くの子どもが興味を持ち、集まった。保育士が薄く鉛筆でひらがなを描くと、まねて書いたり、なぞったりとひらがなに興味を持つ姿が見られた。その後「名前を書きたい!」と意欲的な姿が見られ、真剣な表情で名前を書き、友だちと見せ合う姿が見られた

言葉

ひまわり組と蚕糸の森公園し、春の遠足にでかけ、その後経験画を描く。一人一人に何を描いたのかじっくり時間をかけて聞くと、「これは僕のシート。トミカの絵があったからカラフルにしたんだ」「これは雨だよ。最後帰るときにちょっと降ってきたでしょ。だからちょっとだけなの」と子どもの記憶を描き、表現することで、保育士や友だちに言葉で伝える姿が見られた。

表現

室内遊びでは、巧技台をステージに見立て、子どもたちで観客席となる椅子を運び、「アイドルごっこ」を楽しむ姿が見られる。また、マイクはジュースの玩具を使い、「ようかいしりとり」や「ずいずいずっころばし」などイメージの世界を広げ、表現している。6月は梅雨の時期に入ってくるので、遊びを通して、表現する喜びを十分に味わえるようにしていく。…

4歳ゆり組2023年度4月のまとめ

健康

一週目は全員が元気に登園したが、二週目は溶連菌や、熱や席といった風邪の症状が見られ、欠席する様子が見られた。一か月を通して、気温差が激しかったことも要因と考えられる。今後も子どもの様子を家庭とも連携をとり、留意し見守っていく。

人間関係

室内外を通して、子ども同士での関わり合いながら遊ぶ姿が多くみられる。園庭で子ども二人がフラフープとボールを使い、フラフープの中にボールを投げて入れる遊びをしている中、二人の距離が遠く、ボールを投げる子どもが戸惑っていた。そして「これじゃ入らないよ」と伝えると、「僕がいくよ!」とフラフープを持っている子どもが近づき、二人で解決し、遊びこむ姿が見られた。今後も日々の活動の中で子どもたちの言葉で解決できるような仲立ちを行っていく。

環境

室内遊びでビー玉を使用し、コースを作る玩具がある。子どもたちの中でも発展させ、あっと驚くようなコースを作り、歓声を上げ楽しんでいる。しかし、ビー玉の性質上、見失ってしまうことも多々あった。そのことから、ビー玉を並べて、片付けるケースを用意すると、子どもたち自身で「元のお部屋に戻さないとね!」と意識し、片付ける姿が見られた。また、「このビー玉はちょっと大きい!」と大きさ比べをする姿も見られた。

言葉

「みんなの春」という制作を行う。折り紙を折って、貼り付け、クレヨンで思い思いに春を描いた。その後、一人一人に何を描いたのか聞くと、「これは昨日みんなといった梅里中央公園にいたシャクトリムシだよ!」「家族みんなでお花見したの」と指差しや身振り手振り、また全身も使いながら、伝える姿が見られた。

表現

5月のこどもの日にむけて、こいのぼり制作を行う。クレヨンで模様を描き、絵具で色を塗るはじき絵を使い、その後棒につけ、持って遊べるこいのぼりを制作した。クレヨンが絵具をはじく様子に、「染みてるのかな…」「クレヨンに毒がついてるのかも!」と不思議を友だちと共有していた。廊下に飾ると、「僕のこいのぼりは屋根より高いよ!」と友だちのこいのぼりと見比べ、嬉しそうな表情を見せていた。…

4歳ゆり組2022年度3月のまとめ

健康

今年度最後のクッキングを行った。今回はグループに分かれてスーパーへ行き、ホットケーキの材料を自分達で購入した。同じフルーツでも値段が異なったり、1番安いフルーツはどれか考えたり、見た目だけではなく、金額のことも考えながらグループ内で話し合い、購入するフルーツを決めていた。クッキングでは自分で生地をフライパンにたらし、保育者と一緒にひっくり返した。トッピングは全て自分達で行い「美味しいね」と言いながら完食していた。その後、職員のホットケーキも楽しそうにトッピングしていた。

人間関係

お別れ会で渡すペン立てを作った。普段の制作は個々の自由な想像力を大切にするようにしたが、今回はプレゼントなので、渡す相手のことを考えて制作するように促した。すると、仲の良いお兄さん、お姉さんのことを考え「○○ちゃんはこの色好きだと思う」「このスパンコールのハート形好きだと思うな」等、相手の好きな物や喜ぶ物を考えながら制作する姿が見られた。

言葉

お別れ会で仲の良いお兄さん、お姉さんに渡す手紙を書いた。保育者が卒園のお祝いのメッセージを記入した見本を作り、それぞれ自分の思いを書くように伝えた。自分の気持ちを言葉にすることが難しく、保育者や友だちの記入したメッセージを参考に、言葉を繋げていく姿も見られた。また、最後まで自分で考えることを大切にし、時間をかけてメッセージを記入する姿も見られた。卒園のお祝いや勉強への応援メッセージだけでなく、園での思い出を忘れないで欲しいなど、様々なメッセージが集まった。

環境

数日間、移行保育を行い、ひまわりの保育室で過ごした。今まで触れたことがない玩具に大喜びし、どんな玩具があるか部屋中を探していた。また、4歳児クラスよりも規則性のある机上の遊びが多く用意されており、興味を強く抱く姿が見られた。更に、保育者に自分達から遊び方を尋ね、遊びのルールを理解しようと努力する姿も見られた。実際に来年度から過ごす室内で遊びこむことにより、進級への実感や期待感を抱くことができていた。

表現

今月は1年間を通して印象に残った出来事の経験画を描くことにした。実際に保育者が具体例を出しながら1年間を振り返り、多くの出来事が思い出された。「ママが来てくれたから」と保育参加の様子を描いたり、園庭遊びやプールなど、友だちとの楽しかった思い出を描いたり、全員が自分で好きなシーンを選んでいた。なかなか1つに絞り切れず、友だちに「何描くの?」と尋ねながら決める姿も見られた。制作途中も友だち同士で何を描いているのか話したり、そのときの思い出を語ったり、和気あいあいと会話を楽しみながら描いていた。…

4歳ゆり組2022年度2月のまとめ

健康

新たに給食でも当番活動を始め、子ども達に配膳をお願いするようにした。おやつの当番活動でも配膳を行っているため、給食もスムーズに配膳することができていた。更に、子ども達同士で「ゆっくり運ぶよ」「こぼさないようにね」と声を掛け合い、慎重に配膳する姿も見られた。当番活動後は自分で白衣をたたみ、袋へ戻すように決め、身の回りのことを丁寧に行う習慣付けも取り入れた。

人間関係

退職する保育士や人形劇をしてくださった地域の方に花紙を用いた花束をプレゼントすることにした。初日は作り方を知っている子ども達が中心となり、グループ内の子ども達に優しく丁寧に教える姿が見られた。2回目になると作り方を覚えた子ども達も教える側に回り、友だち同士で協力しあいながらプレゼントを完成させていた。完成したプレゼントを見て「きれい」「かわいい」と口にし、友だちと一緒に喜ぶ姿も見られた。

言葉

劇ごっこを通して言葉をただ覚えるのではなく、自身で考えながら演じ、体験的なイメージに基づいた言葉を増やすことができた。更に、本番では保護者との距離が近く、子ども達の緊張感も高まっていたが、しっかりと台詞を言い、相手に伝えようとする姿が見られた。その他、劇を作り上げる中で保育士との会話も増え、人の話を聞く力が高まり、本番直前の変更点にも臨機応変に対応することができた。

環境

暖かい日が増え、散歩中に綺麗に咲いた花を見かけることが増えてきた。子ども達も季節が春に移り変わろうとしていることを感じており、保育士と一緒に花の名前クイズを楽しんでいた。公園では花や木の実を使ったままごとを楽しみ、豊かな自然と触れ合っていた。更に、虫の姿を見かけると、子ども達は大喜びで草木の間や地面に目を凝らし、他にも虫がいるのではないかと一生懸命探していた。

表現

2月は生活発表会で行った劇を絵で表現する「経験画」に挑戦した。すぐにイメージが湧き上がり制作に取り掛かる子ども達もいれば、何を描けばよいのか戸惑っている子ども達もいた。しかし、保育士と言葉を交わしながらイメージを膨らませたり、友だちの絵を見て良いアイデアが浮かんだりしたことで全員が制作に取り組むことができた。自分自身や友だち、中には物だけを描く子どももおり、それぞれが印象に残ったシーンを個性豊かに表現することができた。…

4歳ゆり組2022年度1月のまとめ

健康

ゆり組ではインフルエンザや、胃腸炎になる子もいた。園全体で体調不良になる子も多かったため、園庭に出る時の衣服の調整や、手洗いうがい等をもう一度見直し声をかけていった。手洗いの表を見ながら手を満遍なく洗う子や、しっかりとうがいをしていた。忘れている子には「うがいをするんだよ」と子どもどうしで声を掛け合う姿が見られた。

人間関係

1月のお店屋さんごっこではすみれ組も一緒に店員をした。それぞれが役割分担をし、協力して店員をしていたので、円滑にお店をすることが出来ていた。また、お客さんの時はすみれ組の子に「ベイ」の使い方を優しく教える姿も見られた。前回よりもひまわり組に頼るのではなく、自分たちがお兄さん、お姉さんとして年下の子どもたちの手本になったり、思いやりの心をもって優しくしたりしていた。

環境

年明けに保育室の棚の位置を動かし環境設定を変えた。今までよりも広々とした空間で過ごせるようにした。子どもたちも保育室の変化に気づき「広くなった!」「棚がここに来たんだね」など保育室の様子を口にし、環境が変わったことを喜んでいた。更に保育室に自由に使える空き箱を準備し、自由遊びの時間にも立体製作が楽しめるようにした。カメラや家など様々な物を作り出来たものを嬉しそうに保育士や友だちに見せていた。

言葉

朝の会で天気の話をしたとき「快晴」という言葉を使うと、子どもたちから「どういう意味?」と疑問の声が上がった。更に劇ごっこで「場面」という言葉を使った際も保育士に言葉の意味を尋ねていた。わからない言葉を保育士に尋ねるようになり、新しい言葉をどんどん吸収しようとする姿が見られた。

表現

獅子舞製作を行った際、あえて見本は作らず、子どもたちの自由な発想を大切にした。新年子どもの会でみた獅子舞を思い出しながら作る子や、王冠や様々な模様を描きオリジナリティーあふれる獅子舞を作る子どもの姿も見られた。完成すると友だち同士で頭を噛みあっていた。また、早く家に持ち帰りたい気持ちが生まれ、保育士に「いつ持って帰れるの?」と尋ねていた。…

4歳ゆり組2022年度12月のまとめ

健康

胃腸炎が流行したので、戸外活動後や食事前の手洗い・うがいの大切さを再度子どもたちに伝えた。すると自発的に手洗い・うがいを行う子どもが増え、数か月前に始めたガラガラうがいも定着し始めている。また、食事中は子どもたち同士で「黙食だよ」と声を掛け合い、落ち着いて食事をする風景が見られた。その他、給食前と午睡後の検温を取り入れ、体調の変化に気づきやすいようにした。

人間関係

お店屋さんごっこにむけて制作活動が始まった。5歳児に聞きながら、積極的にチームの一員として制作活動に取り組んでいた。また、今回は3歳児も一緒に制作活動を行っているため、お兄さん・お姉さんとして困っていることやわからないことを教える姿が見られた。更に「手伝おうか?」と優しく年下を気遣う姿も見られた。3歳児との関わりを通し、思いやりの心や責任感が育まれていると感じた。

言葉

長期の休みに入り、年内会うことができない友だちに対して「よいお年を」と言うことを伝えると、子どもたちはその言葉が持つ意味に興味を抱いていた。「来年もよいお年を過ごせますように」という願いが込められていることを伝えると、言葉の意味の理解とともに嬉しそうに友だちや保育者に「よいお年を」と言う姿が見られ、日本の文化に親しみを抱くことができていた。保育者が保護者と年末の挨拶を交わしていると、不思議そうに眺める姿も見られた。

環境

お店屋さんごっこに向け、「ベイ」という通貨を用いてお買い物ごっこを始めた。毎日1ベイもらえるが、お手伝いやチャレンジタイムを通して更にベイを増やす子どもたちもいた。ベイを使って買った目新しい折り紙やシールなどを遊びに使い楽しそうにしている姿が見られた。また、すぐには使わず貯金をして少し高額なランチョンマットを買い、給食で嬉しそうに敷く姿も見られた。その他、両替表を用いて両替をしたり、保育者と一緒に通貨の引き算をしたりする姿も見られた。

表現

クリスマス会では「ウィンターワンダーランド」の合唱を行った。最初はリズムが取りづらい様子だったが、練習を通してリズムを捉えることができるようになった。また、室内遊びの際に保育室に貼ってある歌詞を見ながら友だちと一緒に口ずさむ姿も見られた。「きらきら星」の合奏では、ペースが速くなる傾向にあったが、保育士の手を見たり、他児の音を聴いたりするように伝えると、安定したペースで行うことができた。本番では

合奏も合唱も自信満々に取り組んでおり、クラスの一体感が感じられた。…

4歳ゆり組2022年度11月のまとめ

健康

給食及びおやつ後のうがいが習慣化したため、風邪や感染症防止の観点より、戸外活動から園に戻ったときにもうがいをするようにした。5秒間のガラガラうがいを1回行うルールを作り、子ども達に伝えると、自分達できちんと手洗い後にうがいをするようになった。また、寒さが厳しくなってきたので、子ども達に上着を着るかどうか尋ね、気温に合わせて衣服を調節する大切さを伝えていった。次第に戸外活動の前に自分で考えて上着を着る姿も見られるようになった。

人間関係

席替えを行ったことにより、クラス内のグループも変わった。それに伴い、グループ名を新しくすることになったが、以前よりも話し合いが円滑に行われ、短時間で全員が納得するグループ名を決めることができた。更に、グループ全員ではなく、それぞれのグループから1人ずつ代表で当番活動を行うことにした。今までと違うルールになったので、うっかり当番活動を忘れる子もいるが、気づいた子が教える姿も見られた。当番活動を通して互いに助け合う心や、責任感を学ぶことができていると感じられる。

言葉

子ども達の語彙が増えてきたので「ちくちく言葉」と「ふわふわ言葉」について考える時間を作った。子ども達に挙手制で発表してもらったところ、ふわふわ言葉の方がたくさんあがった。画用紙を用いて一覧にし、今後は「ちくちく言葉は0回、ふわふわ言葉は1回以上使っていこう」というルールを作った。すると、子ども達同士で「ちくちく言葉だよ」と教えあったり、一覧にした言葉以外のちくちく言葉やふわふわ言葉に気づいて保育者に伝えたりする姿が見られた。

環境

散歩に行く途中、いちょうの木が紅葉していく様子を観察したり、落ち葉となり、木についている葉っぱが減っていくことを寂しがったりしていた。また、折れていた木の枝をほうきのように使い、たくさんの落ち葉を集めたり、集めた落ち葉を降らして友だちと楽しんだりしていた。他にも、風に乗ってひらひらと舞う落ち葉を掴もうとしたり、ムクロジやジャノヒゲの実を集めてままごとに使ったりするなど、戸外活動を通して思う存分秋の自然に触れることができた。

表現

紙粘土とどんぐりを使い、好きな料理を表現する制作を行った。保育者が一人一人のリクエストに応じた絵具を紙粘土に垂らすと、子ども達は一生懸命こね、紙粘土に色がつく様子を面白がっていた。また、ボンドでどんぐりをつけることにより、ケーキやピザ、だんごなど、思い思いの料理に近づくことをとても楽しんでいた。完成後は互いに見せ合って感想を言ったり「いつ持って帰れるかな?」と自宅に飾ることを楽しみにしたりしていた。…

4歳ゆり組2022年度10月のまとめ

健康

季節が秋になり肌寒い日が増えた。上着かけを用意し、いつでも上着を着られるようにした。

日中はまだ暖かい日があるので、子どもたち自身で服装を考えられるよう声掛けをしていった。また、おやつ後の手洗いうがいを、昼食後もするようにした。食後に清潔にいられるよう習慣化していく。初めは保育士が声をかけていたが、次第に子どもたち同士で声掛けをする姿が見られた。

人間関係

運動会に向けてパラバルーンの練習をした。「みんなで力を合わせて動かすときれいにできるよ」「大きく動かしすぎると、隣の友だちが困ってしまう」など協力することの大切さを伝えた。練習を積み重ねていく中で、保育士の声掛けや、友だちの動きに合わせて楽しく活動する姿が見られた。運動会では笑顔でかっこよくパラバルーンをし、一緒に一つの目標を成し遂げる楽しさ、大切さを経験した。

言葉

発達に伴い、いろいろな言葉が増えた。その中でも相手を傷つけてしまう言葉や、言い方が強くなってしまう場面が多々見られるようになった。朝の会や帰りの会などで、改めて言葉の使い方、言い方を伝えた。保育士が全て伝えるのではなく、子どもたちに問いかけ、自分で考え答えられるように話した。「強く言ったら悲しくなる」「嫌なこと言われたりされたら、嫌だよと言う」など発言する姿が見られた。

環境

運動会の練習もあり、近場の公園へよく行った。公園には落ち葉やドングリ、木の実など秋に自然が多くあった。落ち葉を集め、雨のように降らせて遊んだり、ドングリや木の実をコップ一杯に集めたりしていた。散歩道でイチョウの木を指さし「もう少しするとこの木は黄色くなるよ」と伝えると、「見たい!」と楽しみにしていた。また、公園で見つけた虫を他園のこと一緒に観察する姿も見られた。

表現

ハロウィンのお面の制作をした。鉛筆でかたどったお化けやカボチャを上手に切り、切り抜いた型を画用紙に重ね、縁をクレヨンで塗った。そして塗ったところを指で広げ模様をつけていった。クレヨンの広がりを楽しみながら思い思いに制作をしていた。完成したものを見て「きれい」「また作りたい!」と保育士や友だちと言葉を交わしていた。31日にはできたお面をつけ「トリックオアトリート!」と言いお菓子をもらい、嬉しそうに食べていた。…

4歳ゆり組2022年度9月のまとめ

健康

運動会に向けて鉄棒の練習を始めた。初めて前回りや逆上がりに挑戦する子ども達もいたが、怖がることなく、楽しそうに練習する姿が見られる。また、自由遊びの時間も鉄棒の練習に励んでおり、それぞれが自分の目標に向かって努力している。そして、運動が得意な子ども達は皆の手本となり、憧れの存在となっている。更に、一生懸命練習している友だちにやり方やコツを教える姿も見られ、身体的発達だけでなく、精神的発達も感じることができた。

人間関係

お店屋さんごっこ当日、5歳児と話し合いながら役割分担をし、皆で協力して店番を頑張っていた。また、商品の渡し忘れに気づいて声をかけたり、大きな声で呼び込みをしたり、5歳児に頼りきるのではなく、自分達も皆の役に立とうとする姿が見られた。お店を回るときは3歳児も一緒に行動していたので、手を繋ぐなど、年下を思いやり、世話をする姿も見られた。

言葉

トラブルが起きたとき、嫌な気持ちを言葉にして伝え合う姿が見られた。その際、相手を傷つけるのではなく、適切な言葉を用いて、優しく伝えることも少しずつできるようになってきている。また、一方だけを悪者にするのではなく、お互いに悪い面があった際は、きちんと謝罪の気持ちを伝え合う姿も見られるようになった。

環境

規範意識が高まってきたため、レゴブロックを出し、子ども達に遊ぶときや飾るときのルールを伝えた。小さい玩具故に無くしたり、友だちの作品を壊しやすかったりするため、子ども達は自然とルールの大切さを感じ、皆で気を付けながら遊んでいる。また、部品の数には限りがあるため、皆で話し合いながら分け合う姿も見られる。新しい玩具を通して、思いやりの心も学ぶことができた。

表現

水着に着替えてフィンガーペインティングを行った。指に絵の具をつけて壁を触り、不思議な模様を描く姿が見られた。更に、指を使って壁に思い思いの絵を描く姿も見られた。また、体に絵の具をつけても良いと伝えていたため、保育者や友だちの体につけて遊ぶことや、ぬるぬるした絵の具の感触を楽しむ様子も見られた。他にも絵の具を混ぜて色の変化を楽しむ姿も見られた。…