演題:保育指針の改定を踏まえた今後の幼児教育とは
日時:H29年6月9日(土) 15時~17時
場所:与那原ベアーズ 子育て支援室
講師:白梅学園大学大学院特任教授
無藤 隆先生
平成29年9月9日、与那原ベアーズで社会福祉法人尚徳福祉会法人研修を開催しました。
与那原ベアーズ職員、近隣の保育関係者の方々、社会福祉法人尚徳福祉会職員など約60名が参加しました。
講師として白梅学園大学大学院特任教授無藤隆先生をおむかえし、「保育指針の改定を踏まえた今後の幼児教育とは」の題でお話しいただきました。
講演内容
○幼児教育としての共通性の確保
幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領、共通の記載
保育内容の5領域はすべての幼稚園・保育所・認定こども園の3歳以上について同一の物が指導される
○幼児教育と小学校以上の教育を貫く柱を確保する。
質の高い保育で、小学校以上、人生の土台を作っていけるように。
〇幼児教育の構造
・入り口 乳児保育 自分・ひと・ものへの関わり。家庭での養育。
・資質・能力が育つ。
・出口 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿。
「資質・能力が育つ」ためにはカリキュラム。プロセスが必要。
カリキュラム:全体的な計画、指導計画
プロセス(保育内容・5領域の中で):環境を通しての保育、主体的生活・自発的遊び。保育者の援助。
○幼児教育と小学校教育の接続
「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」の共有
身近な環境に子どもが自ら関わる事で、考える、工夫する、挑戦する、協力するなどの子どもの力が育つ。保育者は、現在の子どもの姿をとらえ、記録し、環境を整えていく必要がある。