子どもたちが機嫌が悪くなる原因は様々です。 その中のひとつに暑くて耐えられない状況があります。 先日、飛行機に乗ったとき、飛び立つ前に泣き出して、 お母さんがどうあやしても泣きやまない1歳くらいの子どもがいました。
席に着いたときはカーディガンも着ていましたが、 お母さんは暑いのではないかと考えたようで、まずこれを脱がしました。 これでほんのしばらくは温和しくしていましたが、飛び立った直後から再び泣き 出しました。 私も上着を着てはいましたが、機内は結構あったかく感じていましたので、 子どもならおそらく暑かったと思います。 この子はカーディガンを脱いでも、下着の上に厚手のTシャツ(?)を着て、 さらにつなぎをはいていました。
飛行機のシートベルト着用サインが消え、機内で飲みのもが配られ、 この子は冷たいジュースを貰い飲み始めると再び落ち着いてニコニコし始めまし た。 しかし、これも長くは続かず再び泣き出しました。 お母さんは抱き方を変えたり絵本を見せたりいろいろ工夫をしていましたがいっ こうに収まりませんでした。
よけいなお世話とは思いましたが、まだ着陸までは間があったので、 「多分暑いのだと思いいます。少し薄着にしたりして涼しくしてみたらどうです か?」とアドバイスしました。 お母さんの隣の座っていたお祖父さんらしき方が本を使ってあおぎ始めてしばら くしたら落ち着いてきました。 (ちなみに、このお祖父さんらしき方は飛行機に乗った時点からブレザーを脱い で居られました。)
さらに、お母さんがつなぎの肩ひもを緩めて涼しくすると機嫌は良くなり眠っ てしまいました。 無事着陸し、飛行機から降りるときも、気持ちよさそうに眠ったまま、お母さん に抱かれて降りていきました。 子どもたちが機嫌が悪くなった時の原因のひとつに暑すぎることがあります、 いつも配慮しておきたいことだと改めて思いました。