4歳ぱんだ組2020年度2月のまとめ

健康

月半ばから発熱の子が数人出たが、広がらずに回復する。登園後の手洗い、うがいは習慣化し定着しつつある。日中の活動は必ず戸外で体を動かして遊んでいる。時に遠出の散歩もあり、お弁当を楽しみにし、おかわりもよくする。自分の食事量を考えてよそっている。あらゆる面での挑戦意欲が見られ、苦手なものを少し口にしてみたり、できなかったことにチェレンジしたりと、進級し年長児となる勇気、頑張り、そしてワクワクしながら張りきる姿が見られる。

人間関係

多くの子がルールのある遊び、ゲームを理解し、守って遊ぶ面白さが一層楽しくなり、気の合う友だちや新しい関わりの中で繰り広げられている。友だちの考えた楽しそうなことを真似して一緒にやり始めたり、互いに良い所をほめ、認め合う。その心地よさから、また関わりが深く広がっていく。今月は年長児との交流も存分に楽しんだ。ドッジボールやリレーで一緒に遊びながら、決まりや雰囲気作りを教えてもらったりと学び合っている。言葉にしなくても大切なことを受け継いでいるようだった。

環境

朝、夕の自由遊び時などに使う玩具、ハサミなどいくつかあったが、どこにあるかを覚え、使い方、片付け方と同時に管理の仕方も少しずつできてきた。まだまだ個人差はあるが、一緒に遊ぶ子同士で「ここにしまってね。」「あそこにあるよ。」と声を掛けあっている。また、日中の活動や切り替え時などの遊びかけた玩具や使っていた物の一時的な置き場、そして一日の終わりに近づく時の保管場所も自然と友だち同士でそうなっていったのか決まっているようで、関心深く見守っている。

言葉

子ども同士の関わりと同時に言葉が少し変わってきたように感じる。自分中心で話すことから、ちゃんと友だちの気持ち、意見を聞く姿勢ができてきて、友だちから見られる自分の評価も気になるようだ。意見を受け止めるということで、気付きや同調、関心の言葉が出たり、大人っぽい推理をしたりと保育士も今まで以上に真剣に真面目に話しに向き合う。この話し合いが満足するようで、良い時間となっている。

表現

2月も様々な作り物や遊びの中で工夫して面白いことを考え楽しんだ。今まで使っていた玩具も少し変わった組み合わせ方をしてみると、またそこから、次の発想につながる。「こんなふうになった!」と数人で作り上げる“ピタゴラス動物園”や雛人形作りでは自然と集まった年長、年少児らと色や小物のアイデアを出し合い、一緒にやってみる。偶然出来た色合いに嬉しくなったり、出来上あがりを想像して会話が弾む。また、お別れの言葉、歌は一緒に考え、決めると「なんだか涙が出るような気持ちになるね。」と子どもがつぶやいたり、心もちゃんと育っているように感じる。

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