3歳ぺんぎん組2021年度10月のまとめ

健康

朝夕と日中で気温差が大きくなり、鼻水が出る子が増えたが大きく体調を崩すことはなく過ごす。手洗いや食後の口うがいは、自らできるようになってきている。今後は感染症予防に気を付け、ゴロゴロうがいが習慣化できるようにしたい。給食では、黒い食べ物探しや、色によって栄養が違うからいろんな色を食べよう…と、色を意識しつつ楽しく食べることで食べられるものが増えた子もいる。

人間関係

集会やハロウィン衣装製作、散歩など幼児3クラス交流を続けてきたことで、手をつなぐことへの抵抗感が減ってきたり、年上のお兄さんと追いかけっこを楽しんだり、遊びの幅が広がっている。友だち関係にも変化が見られ、仲良しグループが合体して遊ぶ姿や、何でも一緒に行動していた男の子たちが、個々のやりたいことがあると仲間から外れ、自分の気持ちに素直に行動する姿が見られるようになってきた。保育者に対しても「やって」と言いつつも、自分で身の回りのことをするようになり、「やればできる」と自信がついてきたようで、ステップアップしていく姿が見られた。

環境

度々通る散歩道の街路樹「ハナミズキ」。今まで、花が咲き、緑が生い茂る中にセミを見つけ、紅葉か始まるのをずっと見てきた。そして今、赤い実をつけた木を、子どもは「鼻水の木」と言って笑う。日常の一コマに季節の変化を感じ楽しんでいる。また、毛虫を見つけ、「これは何ていう虫になるか、何で触ったらいけないか」と、探究心が芽生えてきた。この芽が育つようにしていきたい。

言葉

面白い言葉を言って笑わせたり、鼻歌を歌いながらパズルをやったり、会話も含めいろんな楽しい声が聞こえてくる。運動遊び保育参観の練習の時に泣いてやろうとしないお姉さんに対し、「頑張れ」と大勢の中でひとりの女の子が声を発した。みんなも続けて頑張れコールがホールに響いた。そしてお姉さんはやり始めて、みんなは嬉しそうな顔をしていた。今後も思いが言葉となり、気持ちが伝わる事の嬉しさを味わえるよう過ごしていきたい。

手話を交えたダンスを楽しむことで、手話というものを知る。意識的に生活の中で取り入れていきたい。

表現

ダンスや盆踊りを部屋で楽しんでいるのはいつも決まって数名でしたが、周りで遊んでいた子も実は興味があったようで、ある時、今までダンスをやらなかった子が、照れた顔でふざけながら飛び入り参加。次々と踊りだす男の子たちを見て、心を開放し無邪気に気持ちを表現している光景を見て、クラスが一段階上がったように感じた。これからお楽しみ発表会に向けての活動が楽しみである。

製作では、今まで「これでなくてはだめ」ということは一切せず、子どものやったことを受容してきた。今、「どうやったらいいの?」と言ってくる声がない。製作が好きな子は想像以上の物を作っている。たくさんの子が楽しんでいる。

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