食事
保育者が「お腹空いたね。そろそろ給食食べようか!」と声を掛けると元気に「うん!」と返事が返ってきて、自分から手を洗いに行き好きな席に座る。保育者が「いただきます」と言うと手を合わせてお辞儀をしてから食べる姿も見られる。先月同様、野菜が苦手な子が多く午後のおやつにとうもろこしが出た時、一口も食べない子がほとんどだった。一口食べたら甘くて美味しいのが分かり、きっと食べられるのにと残念に思い、前日に皮むきを体験してみる事にした。一人で一本全てむく子、担任や友だちと一緒にむく子、側でじっと見るだけの子とそれぞれだった。次の日のおやつに出てきたとうもろこしが、昨日自分たちでむいたとうもろこしだと分かると、一口は食べてみようと口に運んでいた。どうしても食べられない子もいたが、ほとんどの子が完食し、おかわりする子もいた。今後も食育につながる活動を取り入れていきたい。
睡眠
その日の日中の活動によってあっという間に入眠できる日、なかなか入眠できない日、眠たいけど寝ぐずって泣き抱っこで入眠する日と様々だが、その日の体力や気分に合わせ子ども一人ひとりが安心できる午睡の仕方を考え関わっている。一度起きてしまった子も保育者が抱っこしたり、トントンしたりして再入眠できるように配慮していく。
排泄
尿が出るとオムツを触ったりオムツを持ってきたりして教えてくれる子が多くなってきた。便をした時もお尻を押さえて出た事を知らせてくれる子や、保育者が「誰かうんちしたかな?」と言うとニコニコしながらお尻を押さえ保育者の側に来る子もいる。暑くなり肌トラブルも多くなっていく時期なので、オムツ替えをこまめに行い、濡れている不快感や替えた時の気持ち良さ、清潔感を感じられるようにする。
健康
今月も発熱や咳で欠席する子が多かった。登園してからも咳や鼻水の症状が長引き、午睡時に咳込む子が多かった。検温や触診をこまめに行い、体調管理を徹底し担任間での体調に関する情報を周知していった。汗をかいた時はシャワーや着替えをして、汗をかいたままの服で体を冷やし体調を崩さない配慮も心掛けた。
着脱では、脱いだり履いたりすることを自分でやってみようとする姿が見られるようになってきた。まだまだ上手くできずにいるが「自分でしたい」という気持ちを大切にしながら、頑張っている姿を見守ったり、さり気なく手伝ったりして、自分でできた嬉しさを共感していく。
身体発達
ダンスが好きな子が多く、曲が流れると笑顔を見せ踊る。人差し指を立てて「もう一回」と保育者にリクエストをする。室内や園庭にある車の玩具を押しながら元気に走り回る。まだ膝を付いたままで走らせる子もいるが、長い時間続けて走らせており体力が付いてきたのを感じる。段差をジャンプして降りる子、まだまだ慎重な子もいるが、やってみようという姿も多く見られるようになっている。低月齢の子も段差をよじ登ったり超えたりして活発に動き回っている。また、泥んこ遊びや絵の具遊びなどの感触遊びも楽しんでいる。今後も様々な感触遊びを行っていきたい。
情緒面
保育者との関わりが深まり、登園時も安心して抱っこを求め遊び始める子が増えた。保育者が側で一緒に遊ぶことで落ち着き遊んでいる。
友だちとの関わりが増えてきたと同時に、玩具や場所の取り合いで口が開いたり、手が出たりする。一人ひとりが満足を味わえるように遊ぶ環境を整える。子どもたちの関わりを見守り保育者も一緒に遊びながら関わり方を知らせていく。
言葉
自分の気持ちや要求を喃語や単語、二語文などそれぞれの発達に応じた言葉で伝えようとする。話したい気持ちに共感し、保育者が代弁や言葉を添えることで、発語を引き出していく。また、ゆったりと絵本や紙芝居を見たり、手遊びや歌を歌ったり、様々な言葉に触れ語彙の獲得に繋げていく。