食事
食事を楽しみにしている姿が見られる。自分で食具を持ち食べる子がほとんどで、時折甘えたい時には保育者に食具を渡し食べさせてほしい意を伝えていた。副菜や汁ものの野菜の具を残しがちだが、友だちが食べているのをみて1口自ら食べる。また保育者の声掛けで「食べてみようかな」という気持ちになる事もあった。引き続き、落ち着いた雰囲気の中で食事が楽しいと感じられるように努めていく。
睡眠
体力がついてきて低月齢児も少しずつ眠くなる時間がゆっくりになっており、遊びたい気持ちも出てくる。保育者の側で横になると安心して眠るため気持ちを受けとめながらゆったりとした時間になるように雰囲気づくりをしていく。
特定の保育者と眠りたがっていた子もどの保育者でも眠れるようになった。その中で物や場所、人へのこだわりがある子もいるため、その子に応じた眠りやすい環境を整えていきたい。
排泄
トイレに行きたがる子が減った様子。「オムツ替えようか」と保育者に声をかけられると、自分で箱からもってくる姿がよく見られる。
排尿、排便の際オムツを指差し伝える子、「うんちでた」と言う子もいる。気付けたこと、伝えられた事等褒めていき、トイレトレーニングに繋がるようにしていく。間隔の長い子は気持ちを聞きながらトイレに誘っていく。
健康
9月に入ってから急に涼しい気温、汗ばむ気温に変動する事が増えた。子どもにより体温が違うため衣服の調整を心掛けた。来月の天候や気温を見て引き続き快適に過ごせるようにしていく。
蚊に刺される事もあったため、散歩前には虫よけスプレーを夏に引き続き行っている。この時期も公園の様子を見て配慮していく。
乾燥からか咳が目立つ子が増えてきている。午睡の際には気にかけ、体勢やSIDS確認を徹底していく。
身体発達
散歩の際に、以前よりも「歩きたい」という子が増えてきた。高月齢児は「この子と繋ぎたい」という気持ちも持ちながら、友だちと繋ぐ・保育者と繋ぐことをしながら少人数で歩いている。手を離しあるきたそうにする事もある為、安全のことも伝えながら声掛けをしていく。低月齢児も様子をみて高月齢児や保育者と手を繋いで歩くことを楽しんでいる。公園までの片道程度を歩き、歩くのに疲れると座り込む、抱っこを求める。歩き散歩の機会を設け、一緒に歩く楽しさを感じていく。
ボールを相手に投げる、キックし追いかけるという動きも楽しみ遊ぶ。幼児クラスを見て小さな縄跳びやタイヤの山にも興味を持っている子が多い。保育者の補助で安全の元たくさん室内でも園庭でも身体を動かしていく。
情緒
自我の芽生えが著しい。自分のしたいこと、やって欲しい事をそれぞれの方法で表現し、伝えている。思いの通らないことや嫌な出来事があると大きい声や手が出たり泣いたりする姿がある。保育者とのスキンシップで落ち着き、声掛けも耳に入るため、ゆっくりとその子に応じた言葉がけをしていきたい。友だちへの興味もたくさん出て来ており、友だちの遊びや玩具が気になり取り合いも増えている。「大丈夫?」と気づかう場面がみられるが、自己主張も出来ている。玩具の数やいろいろな遊びのコーナーを工夫することで、子どもが満足し、落ち着き、安心して過ごせるようにしていきたい。
言葉
低月齢児は自分なりの言葉で友だちや保育者に話しかけている。また言葉がだんだんと出て来ており、はっきりとした一語文を話す子も増えてきた。保育者の真似をして語尾だけ言ってみている。高月齢児ははっきりとした言葉で保育者に問いかけたり、問いかけに応えたりする。簡単な言葉遊びも楽しむ。保育者の言葉の意味も理解して反応している。
丁寧な言葉遣いを心がけ、子どもの気持ちを代弁しながら言葉での伝い合いに繋げていく。