3歳ぺんぎん組月のまとめバックナンバー

3歳ぺんぎん組2020年度8月のまとめ

健康

梅雨が明け猛暑の日が続き室内での活動が中心となったため、地区センターの体育館で思いっきり走り回って体を動かし、発散できる日を設けた。帰りに公園の木陰で水鉄砲をし涼を取り、園に戻ってシャワーをして快適に過ごせるようにした。

後半、鼻水が出る子が数名いたが大きく体調を崩す子はいなかった。トイレトレーニングも順調で午睡中の失敗も少なくなりパンツのまま眠れる子が増えている。

人間関係

気の合う友だちと小集団で遊ぶ姿が見られる。同じ玩具でもそれぞれの集団で遊び方が違い、それぞれの遊び方で満足し遊び込めている。
塗り絵では1つのテーブルに集まり、時間をかけて丁寧に最後まで塗れる子が増え、お互いの絵を見せ合いながら楽しむ姿も見られる。

ブロックで1人の子が「バンバン」と言い遊び始めると、2人3人…と徐々に増え遊びが盛り上がると次第にエスカレートし「バンバンしないで!」と訴え、口喧嘩やたたいてしまう事もある。保育者が仲立ちをし、お互いの気持ちを伝え合いながら相手の思いに気付いていけるように今後も関わっていきたい。

環境

新園舎にも慣れ、自分の遊びに良いスペースを見付けて好きな玩具、友だちとリラックスして楽しんでいる。
猛暑でなかなか戸外へ行けない代わりに室内の棚やマット等を活用し運動あそびも楽しんだ。

部屋で飼っているカブトムシを観察したり餌やりを経験する中、4歳児の子が持ち方を教えてくれて持てるようになったり図鑑を持って来て飼っているカブトムシと見比べるなど目的意識を持って図鑑に触れている姿が見られた。

言葉

自分が経験したことや自分の思いを言葉で伝えながら友だちと好きな遊びを楽しんでいた。
塗り絵や折り紙を楽しんでいると「○○ちゃんも○○ちゃんと同じのが欲しい」「○○ちゃんも作って」と自分の思いをはっきりと保育者に伝えていた。
お当番の時、自分の名前をみんなの前で言ったり、誕生日の友だちに質問タイムを設けたりしみんなの前で話す経験を徐々に増やしていき、話す、伝わる楽しさを感じ、自信に繋げていきたい。

表現

勇気100%の曲を流すと親しみ深いのかとても気に入り、ラジカセの周りに集まり何度も繰り返し聞き、曲が流れていない時も口ずさむ姿が見られた為、振りを考え踊ることも楽しみ始めた。
製作では、マーブリング、○△□の造形あそび。スライム、氷の感触あそび。廃材を使って楽器、アクセサリー作り等も楽しんでいる。これからも色々な素材を使って製作あそびや曲に合わせて踊ることも楽しんでいきたい。…

3歳ぺんぎん組2020年度7月のまとめ

健康

雨の日が多く気温差が大きいこともあってか鼻水や熱など体調を崩す子が何人かいた。こまめに水分をとったり検温をしたり体調の変化に気をつけていった。
衣服の着脱も自分でしようとする姿を見守りながら難しい時は手を添え援助し、できた喜びを一緒に味わっていく。

新園舎になり、トイレトレーニングも順調に進み保育者が声を掛けなくても、自ら進んでトイレに行く姿が多く見られるようになってきた。

人間関係

「〇〇ちゃん一緒に遊ぼう」と遊びに誘って一緒に遊ぶ子もいれば、気付くと同じ玩具で遊び共通意識を持って遊ぶ姿が見られるようになる。保育者が介入し過ぎず、子どもたちの関わりが深まっていけるような援助をしていきたい。

また、思いがぶつかり合い、ケンカになることもあるが、保育者が気持ちを受け止め仲立ちをして互いの思いを伝えると再び笑顔で遊び出す。少しずつ自分の言葉で思いを伝え子ども同士でお互いの気持ちが分かり合えるよう働きかけていく。

環境

雨の日が多く雨が止んでいる時を見はからって散歩に出掛け、途中雨が降って雨やどりをして雨の様子を観察したり、小雨の中歩いて「気持ちいいね~」と普段中に味わえない体験もできた。

新園舎になり、4、5歳児の保育室へ自由に行けるようになり交流も増え、行動範囲も広がった。自分が遊びたい場所、玩具でじっくり遊び込む姿が見られている。また子どもの興味関心を良く見極めて玩具の入れ替えや遊び方の工夫などをしていきたい。

言葉

語彙力が増え友だち同士のやりとりもまず言葉で伝え合おうとする姿が多く見られるようになる。しかし、その場に合う言葉が見付からず強めな言葉になる事がある。どのように伝えたら良いか保育者が仲立ちはするが、可能な限り子どもたちの言葉でやりとりが進むように配慮し言葉で伝え合う事の楽しさをできるだけ多く体験させてあげたいと思う。

表現

夏ならではの泡あそびを行う。自分達で入れる水の量を調節して泡立て器で皆上手に泡を作っていた。できた泡をカップに移しスプーンですくって「わ~美味しそう!」と歓声が上がったりバンダナやぬいぐるみの服を洗って、洗濯ごっこも楽しんだ。

はじき絵をしたときはぬってもぬっても消えない模様を不思議そうにながめていた。

ピアノの曲に合わせてカエルやうさぎ等、身体全体で表現して楽しむ。今後も子どもたちが自由に動ける空間を提供し伸び伸びと表現できるようにしたい。…

3歳ぺんぎん組2020年度6月のまとめ

健康

散歩では友だちと遠くの公園まで歩けるようになり、様々な固定遊具で登る・走る・跳ぶ等の動きが活発になっている。

暑い日には、こまめに水分補給をするように声掛けをして健康管理には十分に配慮していった。ジャグの利用にも慣れ、個々のタイミングで好きな時にお茶を飲む姿も多く見られる。

布パンツへの移行が数名ずつ進んでいるので、布パンツで過ごせた達成感を共有し自信に繋げていく。

人間関係

日々ごっこ遊びを楽しんでおり「〇〇ちゃんはお姉さんね」「〇〇ちゃんはバブちゃん」とそれぞれ役になりきって会話を楽しみながら遊ぶ姿が見られる。

男児はミニカーを使って遊ぶことを好み自分の好きな車を巡って取り合いやトラブルに発展することがあるので様子を見ながら仲立ちをして、お互いの気持ちを確認し、どうしたらいいかを考える等納得のいくよう援助をしていった。

環境

公園ではダンゴ虫がいそうな場所を自分たちで見つけ沢山集め、帰る時には「またね」と元いた場所に戻す優しさも見られた。また木の実を袋に集めつぶしジュースに見立てごっこ遊びへと発展した。

室内ではコーナーを充実させることで、塗り絵やお絵描き、折り紙など落ち着いてじっくり取り組んだり、積木で様々なコースを作りミニカーを走らせたり、ごっこ遊びをしたりそれぞれの場所で集中して遊び込む姿が多く見られた。

言葉

友だちと会話でのやり取りを楽しむ様子が増える一方で、言葉にできない思いから手が出る子もいる。手を出さずに自分の思いを伝えるよう仲立ちしながら言葉を添えている。

休日の家でのことを話そうとする姿が多く見られるので、楽しかったことなど一緒に共有し会話を楽しんでいく。

表現

七夕に向けてハサミ、のり、折り紙等を使って様々な製作を楽しめた。製作をきっかけに、部屋での自由遊びの時にも折り紙やセロテープ等を使って思い思いにイメージを膨らませて楽しむ姿が見られた。日々の自由あそびでも、クレヨンや折り紙、ハサミなどを使って遊び日中の活動が自由遊びでも発展できるきっかけになった。

色水遊びでは、色を混ぜる事で色が変わる事に気付き、色々な組み合わせを試して色の変化を楽しんだ。2回目の色水遊びでは、ペットボトルの色水がなくなると、自ら水を入れ色水が薄くなったことに気づいたり、バケツの中にみんなが使った色水を入れる度に色が変化する様子を楽しんでいた。…

3歳ぺんぎん組、4歳ぱんだ組、5歳きりん組2020年度5月のまとめ

健康

感染症がはやっていることもあり、手洗いうがいを徹底できるように声をかけている。子どもたちも以前よりも意識し丁寧に洗う姿が見られる。暑い日は適度な休息とこまめな水分補給をとっている。自分で「喉乾いた」「お茶飲みたい」と訴え、お茶を飲もうとしている。給食では距離を保ちながら食べている。食べ物の話をしたり家であったことを話しながら、楽しい雰囲気の中食べている。好きなものは良くおかわりをして食べている。また、野菜の栽培を始めたので、「これ、植えたよね!」「大きくなったら食べたいね!」と言いながら生長を楽しみにしている。育ったら給食で食べたい。

環境

戸外で充実して遊べるようにブーメランを作り公園で投げて遊んだり、しっぽを作ってゲームをしたりと、身体を十分に動かして遊べるようにした。また、紙コップで小さい虫かごを作り、公園で様々な虫を見つけ捕まえたり、木の実を集めたりと、生き物や草花に触れる機会を作った。園には大きな虫かごを用意し、捕まえた虫(ダンゴムシやナメクジ)を育て観察を楽しんでいる。また、身近な生き物や草花の図鑑を用意し、調べたいという気持ちを大切にしている。室内では子どもたちの興味の変化や動線を考えて状況に合わせた環境づくりをしている。子どもたちが楽しく過ごせる環境にしていきたい。

言葉

自分の思っていることを友だちや保育者に伝えている。また、質問を投げかけると自分なりに考え伝えようとしている。友だちとの会話の中で、まだ口調が強くなる時もあるが相手の気持ちをわかろうとする姿が見られるようになった。異年齢と過ごすことが多いため、お互いの言葉を吸収し以前より語彙が増えたように思う。

人間関係

少人数のため、異年齢で過ごしている。以前はそれぞれの年齢で別々に遊ぶことが多かったが、少しずつ他のクラスの友だちとも遊びを通して関わる姿が見られるようになり、次第に関係が深くなってきた。お互いの遊びを真似し合ったり、遊びや生活習慣などを教えてあげたりしながら刺激し合う姿が見られる。通常の生活になってもこういった異年齢の関わりを大切にしていきたい。

表現

身近な道具や材料・廃材を使って、製作を十分に楽しんだ。はさみやのりを使った制作も、じっくりと行うことができている。また、異年齢の子の行うやり方を見て、見様見真似で作ったり認め合ったりしながら楽しんでいる。完成したものを遊びに使ったりした。また、季節の歌を歌う機会を作り、普段の遊びの中でも口ずさんだりしていた。曲を流すと自由に踊ったりして表現することを楽しんでいる。今後も季節ならではの歌を楽しみたい。…

3歳ぺんぎん組2020年度4月のまとめ

環境

年度末の移行保育もあったため、新年度になっても大きな戸惑いはなかったが、1週目は朝のおやつを食べたがる子が何人もいた。机を減らしてコーナーを多く作り環境を整える事で保育者が介入する事なく遊び込める姿が見られた。カブトムシの幼虫を部屋で飼育しており、土が乾くと霧吹きをしたり、公園でもダンゴ虫やアリを見つけ虫等に興味深々の様子である。今後も自然物に親しみを持てるよう触れ合える機会を多くしていきたい。

人間関係

進級当初は気の合う友だちとごっこ遊びやピタゴラス、ワミー、ミニカー等で仲良く遊ぶ。自粛時期は幼児クラス合同で過ごしていたので4、5歳児が作るパーキングや道路にぺんぎん組も自然に仲間に入り、気付くとみんなで遊ぶ姿も見られた。上手く遊べず作ったものを壊してしまい喧嘩になる事もあるが自然に仲直りし再び笑顔で遊び出していた。異年齢と過ごす事で保育者の仲立ちもなく気持ちの折り合いを上手につけられている。今後も子ども同士で互いの気持ちがわかり合えるよう働きかけていきたい。

健康

戸外で遊ぶ時は進級した事で遊べる固定遊具が増え思い存分楽しんでいる。進級し食事の量は増えたが良く食べている。自粛のため幼児合同になり4、5歳児を真似て配膳下膳も自分で意欲的に行っている。トイレの場所が近くなった事でトイレに行ける子が増えた。引き続き無理のない様にトイレトレーニングを進めていきたい。

表現

前年度に引き続きお楽しみ会の劇音楽を流し、歌ったり踊ったりする事を楽しんでいる。塗り絵も色鉛筆を使い細部まで上手に塗っている。こいのぼり制作は異年齢でシール、折り紙、マーカー、画用紙、型抜き、のり等の用具を使い思い思いのこいのぼりを楽しそうに作っていた。今後も様々な表現方法を子ども達に伝えながら楽しんでいきたい。

言葉

語彙が増え自分なりに短く順序だてて話しをしている。玩具の貸し借りで思い通りにいかない時など上手く言葉で伝えられず困ってしまったり、時には手が出てしまう事もある。その子に応じて保育者が仲立ちをしていき、子ども自身が言葉で伝えられるよう配慮していきたい。…

3歳ぺんぎん組2019年度3月のまとめ

環境

移行保育後、ぱんだ組室内で過ごすようになると、玩具が増え、より遊びが充実していった。新しい発見を楽しむ子どもたちの姿も見られ、レゴブロックでは車やロボットを作って見立て遊びを楽しんだり、保育者や友だちとの会話を楽しみながらカルタを並べたり、クイズを出し合ったりと、遊びが少しずつ広がっていった。

人間関係

以前は男女別に遊ぶ事が多かったが、ごっこ遊びや机上遊びでも一緒になって遊ぶ姿も見られるようになった。役決めをして楽しんだり、家であった出来事を話したりと、会話の幅も広がってきている。思っていることが相手に上手く伝わらないと、折り合いがつかず言い合いになることも見られるが、必要に応じて援助に最後は子ども同士で解決できるようにしていきたい。

健康

気温の変化が激しくなり、発熱や風邪等の症状で休む子が多かった。気温の変動で体調を崩しやすくなる時期でもあるので、気温にあった衣服の調整や室温管理を心掛けた。

表現

室内遊びでは、男女共に折り紙・塗り絵等、机上遊びが多く、出来上がった作品や絵を見せ合って楽しむ姿が多く見られる。フルーツバスケット・椅子取りゲームなど、集団ならではの遊びも楽しんでおり、ルールを理解しながら楽しんでいる。また、レゴブロックや積木等で家を作り、恐竜や動物の人形をその中に入れて楽しんでいる。以前は自然と男児・女児に別れて遊ぶ事が多かったが、集団ならではの遊びも楽しめるようになり、男女混合で遊ぶ姿も多く見られるようになっている。今後さらに集団ならではの遊びも楽しめるようにしていきたい。

言葉

以前より休み中に出掛けた場所や、祖父母の家に遊びに行った話などを明確に話す姿が多く見られるようになる。遊びや活動の時、給食やおやつを食べながらとてもよく話している。言葉のやり取りの中で、思うように伝わらなかったり伝えたいのに諦めてしまう姿も時折見られるが、その一瞬を見逃さず、必要に応じて言葉がけをしていき、子ども自身が自分の言葉で伝えられる様保育者は援助をしていきたい。…

3歳ぺんぎん組2019年度2月のまとめ

環境

ブロックなどを飾っておく制作コーナーの作品を引き続き遊ぶ姿がよく見られた。作った大きな作品を残しながら細かな部品で囲んだり付け足したりと様々な遊びを考えているようだ。年長児に向けたプレゼント作りの延長線でリボンや画用紙の切れ端なども自由時間に出しておくことで様々な作品を作っている。遊びに応じてテーブルや棚を移動させてスペースを確保するように努めた。夕方など園児が減ってきてからは年中・年長の子どもが部屋に遊びに来ることもあり、自然な異年齢交流も行う事ができた。次年度の進級などを見据えてこうした異年齢との関わりや継続した作品作り等を行っていきたい。

人間関係

おたのしみ会を通してまた一段と年中、年長への憧れや親しみが生まれてきたようだ。おたのしみ会の音楽を部屋で流して他クラスと一緒に踊る姿も見られた。子ども同士の遊びもより発展した遊びが多く見られる。一方でやりたい遊びに対して融通をきかせたり幅を持たせることはまだ難しく、互いのやりたいことがぶつかり合う事も多かった。子どもたちのやり取りを見守りつつ、上手くいかなかったときに「じゃあどうしようか」という提案を保育者がしていけるようにしたい。

健康

うがいや手洗いは先月より習慣化してきている。新型肺炎の影響もあり、午睡後の換気や検温等も保育者がこまめに行うようにした。花粉の時期などもあり鼻水が多くでている子が散見されるので保育者も気づいたらこまめに拭くと同時に子どもに声掛けをして自分で気づけるようにもしていきたい。

表現

自分のイメージに必要な物を玩具の中から選んで作ったり、文章や絵を描き込んで作品を作ったりするようになる。保育者がきっかけを作らなくても遊びを掘り下げられるようになり、適宜保育者がきっかけを入れていく事でさらに遊びを広めていける姿もある。子どもたちの姿を見ながら今ある興味の少し先を提案していけるように保育者も配慮していきたい。

言葉

記憶力や語彙力が増えてきたことにより「自分の持っている知識を相手に伝えたい」という関わりが増えてきた。図鑑を見ながら互いに知っていることを教え合ったり、保育者が知らない事を子どもが教えようとしたりする姿が多くなった。まだうまく遊べないがしりとり等もルールは理解してやってみようとする姿も見られる。自分の名前を中心に文字を書くことも増え、女児は手紙のようなものをやり取りできるようになってきた。具体的な指導ではなく、興味ある子には引き続き興味を持続できるように、そうでない子はきっかけを作れるようにしていきたい。…

3歳ぺんぎん組2019年度1月のまとめ

環境

テーブルにあった個人マークを外し、給食やおやつ、制作も自由に好きなところに座って活動するようになる。まだ座れていない子に「ここ空いてるよ」と教えたりと今までになかった関わりが見られるようになってきた。お楽しみ会に向けて室内にラインテープを貼ったり自由遊び中に音楽を流したりしていることで普段の生活からも「発表会」というイメージが徐々に湧いてきている様子だ。ダンスの活動中は椅子を並べ順番を待っていたが、そこから「映画館ごっこ」が始まり、友だちと一緒に座る子、反対側で歌やダンスを披露する子と自然と分かれて遊ぶ様子もあった。

人間関係

仲良しの友だちとこれをして遊びたい、という明確な意思表示が現れるようになってきた。約束事をして「後で遊ぼうね」と話し合うやり取りも見られるようになる。まだ年少で約束自体を忘れてしまったり、遊びたい気持ちや自分はこうしたいという思いが先行しすぎてうまくいかなかったりする時もあるが、保育者が過度に介入することなく見守っていきながら子どもたちのやり取りを促していきたい。

健康

入室後や食事前のうがいが定着してきた様子が見られる。うがい、手洗いが風邪などの予防になるというイメージがついてきたのか、水道場にある手洗いのイラストにも以前より関心を示しているようだった。登園時と日中では気温にだいぶ差が出ているので、子どもたち自身で衣服の調節を出来るように声をかけていく。

表現

ブロック遊びや折り紙など、何かイメージを持って作り、それを言葉で伝えられる様になる。イメージを表現するということに楽しさや面白さを感じている様子で、お楽しみ会の練習なども個々のイメージを膨らませるような声掛けを意識した。お楽しみ会のダンスは約半数に分かれて踊るが、双方のダンスを見学して「こうするとかっこいいね」「こんなところがかわいい」とお互いに伝え合う事でその後の表現もより鮮やかになっていったように思う。十分にイメージを表現できるようにその子が表現しやすいものを用意してあげたい。

言葉

自分のやりたいことや思いを保育者や友だちに話す機会が多くなり、徐々に人前に出て話をすることにも意欲を見せる姿が多くなってきた。発表のような形ではなく、保育の中の自然な流れで自分の考えをみんなに発表したり伝え合う事ができたりするように工夫していきたい。年明けのカルタ遊びからひらがなへの興味を持った子も多く、読解力がつくことでより言葉への興味も増すと思われる。長らく部屋に貼っていた50音表を使って自分で単語を書こうとする姿も少しずつ見られるようになってきた。子どもの興味を見極めてその少し先を提示してあげたい。…

3歳ぺんぎん組2019年度12月のまとめ

環境

おたのしみ会に向けて、遊びや活動の中に楽器やダンスを多く取り入れていった。楽器遊びでは、カスタネット・鈴・トライアングルを行った。初めて楽器を手にする子ども達は、音の出る仕組みに興味・関心を示し、楽しみながら様々な楽器に触れることの喜びを味わった。次第に楽器の使い方を知り、ピアノの音に合わせて簡単な合奏を行うと、一体感が生まれ、おたのしみ会への意欲も増していった。ダンスでは、日頃から子ども達の好きな曲を流し、遊びの中でダンスを楽しんだ。次第に振り付けを覚え、恐竜やキャラクターになりきって踊る子ども達の姿が見られた。おたのしみ会で踊る曲が決まると、ダンスの意欲も増し、遊びの中でも友だち同士ダンスを見せ合いながら楽しんだいた。

人間関係

友だちと一緒に過ごす・遊ぶという気持ちが強く表れるようになり、ごっこ遊びでは、具体的に役を決めて遊ぶ姿も見られるようになった。思っている事が相手に上手く伝わらないと、折り合いがつかず、言い合いになることも見られるが、必要に応じて援助し最後は子ども同士で解決できるようにしていきたい。

健康

気温の変化が激しくなり、発熱や風邪等の症状で休む子が多かった。気温の変動で体調を崩しやすくなる時期でもあるので、気温にあった衣服の調整や室温管理を心がけた。

表現

室内遊びでは、女児の多くは折り紙・塗り絵・写し絵等、机上遊びが多く、出来上がった作品や絵を見せ合って楽しむ姿が多く見られる。大きな模造紙に折り紙をのりで張り付け、1つの作品に見立てるなど、集団ならではの遊びも楽しんでいる。男児は、レゴブロックやピタゴラス・つみき等で家を作り、恐竜や動物の人形をその中に入れて楽しんだり、時には自分自身が恐竜になりきって楽しむ姿も見られる。自然と男児・女児に別れて遊ぶ事も増えているが、集団ならではの遊びも楽しめるよう工夫していきたい。おたのしみ会に向けて、ダンスを日中の時間に自由に参加できるようにしていった。運動会以降、リズム遊びやダンス等を取り入れた活動も多かった事もあり、以前はダンスに苦手意識のあった子も興味を示し、意欲的に参加する姿が見られるようになった。楽しみながら無理なく参加できているのではないかと思う。

言葉

年明けは、泣いたり取り乱す児の姿はなく、連休で十分に満たされ、とても落ち着いた子ども達の姿が見られた。休み中に出掛けた場所や、祖父母の家に遊びに行った話などを明確に話すその姿に、一回り大きく成長した子ども達の姿が見えた。言葉のやり取りの中で、思うように伝わらなかったり、伝えたいのに諦めてしまう姿も時折見られるが、その一瞬を見逃さず、必要に応じて言葉がけをし、最後は子ども自身が自分の言葉で伝えられる様、援助していきたい。…

3歳ぺんぎん組2019年度11月のまとめ

環境

建て替え工事が始まり屋外活動においては大きな変化があったものの、子どもたちはその変化を日々楽しんでいるように思える。園庭に入ってくる重機や少しずつ変わる玄関等にも変化に気づき教え合う姿もあった。保育室は前月よりより柔軟に机や棚を動かすように心がけ、広いスペースや奥まったスペースなど、それぞれの遊びに適した環境を設定できるように努めた。園庭が自由に使えないことから以前に比べて積極的に他クラスへ遊びに行くようにもなり、新しい玩具や環境にも親しむことができている。保育者の効率優先の環境設定にならないように意識しながら子どもの姿をよく見て環境を変えていきたい。

人間関係

友だちと共通の目的をもって何かを作ったり、同じものを作ったりして見せ合うという姿が明確に多くなってきた。子どもたちのやりとりの中で折り紙や塗り絵が自然と上達している姿も見られる。また、運動会を経て年中・年長に対しての尊敬の気持ちも見られるようになり、以前にも増して部屋に遊びに行き、年長のやっている遊びを見たり教わったりしている姿もある。保育者だけでなく友だちや異年齢とのかかわりが子どもたちに良い影響を与えていけるように工夫したい。

健康

大きく体調を崩すことは少なかったが寒暖差により体力が消耗している様子が見られた。保育室内は温度計を使いながら安定した気温になるように管理した。散歩時の上着については子どもたちに「この気温なら必要かどうか」を一度尋ねた上で着用を勧める等して自分で判断する機会を多く設けるようにした。風邪や熱が流行りだす時期でもあるので鼻水などはこまめに拭くと同時に自分で気づき拭きに行けるように促すことを心掛けた。

表現

男児はブロック遊びなども身長に匹敵するような大型のものや年長児が使っていたカプラ等、強いイメージ力をもって取り組む姿も増えてきた。適宜保育者が手本を作ったり参考になる本を用意したりするなどしてイメージがより膨らむように配慮した。女児は折り紙やシール遊びに加えてそこに色鉛筆で色を付けてより個性的なものを作れるようなってきた。絵画では自分が何を描いているのかをきちんと説明できるほどになり、運動会や遠足といった行事後は数日経ってからでも鮮明に描けるほどの表現力がついてきている。自由に描画や政策ができる環境を確保しそうした部分を伸ばしてあげたい。

言葉

保育者に対してだけではなく、子ども同士でも言葉を使ったやりとりや解決を模索する様な場面が見られるようになる。まだ言葉としては未熟ではあるが友だち同士が口論になるとそれをみて「こうすればいいんじゃない?」という様な論理的な提案をする様子もある。一方で言葉が多彩になることによって相手に不快感や威圧感を与えてしまう様な言動も少なからずみられる。保育者も過度な干渉はせず、状況に応じて適切な仲介が出来るようにしていきたい。…