食事
中期食 1名。 後期食 8名。
保育者に食べさせてもらいながら、自分でつまんで食べたり、スプーンを持って食器の中をつついたりして楽しんでいる。中にはスプーンですくって食べられる子や、自ら手を合わせ「ごちそうさま」をしてエプロンを取ろうとする姿が見られる。食事の途中にミルクが飲みたくて泣き、完飲後に落ち着いて食べる子が数名いるが、それで満足して楽しく食事ができているので、しばらく様子を見ている。
4名は完了食に上がれるのだが、体調を崩している子が多く、完全に回復してからにしようと考えている。みんな食べることに意欲的で、いっぱいこぼしながらも自分で食べることを楽しんでいるので、さりげない介助をしつつ見守っていきたいと思う。
情緒
友だちに興味を示し抱き着いたり、顔を触ったりしている。玩具や場所の取り合いが増えてきていて、めげずにチャレンジする姿も見られる。怪我がないよう側で見守っていきたい。
担任との愛着関係ができてきて、他の保育者に人見知りして泣いたり、特定の保育者に抱っこを求めたりする姿が見られるようになった。保育者の語りかけを喜び、喃語で応え、手を伸ばしたりスキンシップ遊びを楽しんだりして、表情が豊かに過ごしている。
「自分でやりたい」という気持ちの芽生えが出てきた。また、「嫌だ」と首を振ったり、どの食事椅子で食べるか指差しをしたり、意思表示ができるようになり、そのような子どもの気持ちを尊重してあげたいと思う。
身体発達
高月齢の子は、アスレチック遊びを好み滑り台に登ったり下ったりして、保育者に支えてもらいながら楽しんでいる。走ったり、段差を転ばずに歩いたり歩行が安定してきた。歩き始めの子は、歩けるようになったことが嬉しくて、保育者の顔を見て笑顔で歩き、「見て見て!」とアピールしている。ハイハイの子も動くスピードが早くなり、押し車や探索を楽しんでいる。
水遊びは、喜んで水をバシャバシャしたり、シャワーのように被ったりして楽しんでいる子や、水がかかってしまうのが嫌で早々と入室する子など様々である。
体操や手遊び、絵本が好きで、保育者の真似をして踊ろうとリズムをとったり、声をあげたりして楽しんでいる。その様子を見ているだけの子も、明るい表情をしていて、心では踊っているようである。…
食事
中期食 1名。 後期食 8名。
中期食の子どもは、スプーンで食べてみようとすることを覚え、楽しい時間のようで食べてから、ミルクを飲むようになってきた。後期食の子どもは、摘まんで食べたりステック野菜を持って食べたり、スプーンに食べ物を乗せると口までスプーンを持っていくのが上手になり、自らスプーンですくうこともしている。苦手な食べ物も、スプーンで食べることで、嬉しくて食べている。個々の咀嚼の状態を見ながら、注意して見守っていく。
眠くても、午前睡よりも遊びが楽しくて、食事中眠くなる子どももいるが、ほぼ完食している。「おいしいね」などの言葉かけをしながら、食事が楽しく進めるようにしている。食事の時間になると自分で椅子に座ろうとする姿や両手を合わせて「いただきます」をしている仕草も見られるようになってきている。
情緒
朝の分離時泣いてしまう子どももいるが、保育者に手を伸ばし抱っこをされると安心して遊びに入れている。日中は気分を変えて、散歩に出かけ、ハイハイやずり這い、掴まり立ちをして、体を動かしたり、探索をしたりと楽しんでいる。好奇心旺盛で色々な物に興味を示し、夢中で遊んでいる。眠たくなると目をこすり保育者に抱っこを求め、安心して布団で入眠出来るようになってきている。
音楽、手遊びなどをすると体を動かし、声を出して楽しむ様子が見られる。友だちを意識し始め、顔を触ったり噛みつこうとしたりする時があるので、気を付けていく。
身体発達
それぞれの月齢に合った動きで、よく動いている。ずり這いで進み向きを変えてお気に入りの玩具を見つけたり、ハイハイや掴まり立ち・伝え歩きに挑戦し、出来たらパチパチと両手で拍手したりしている。一人歩きが不安定だった子どもたちは、バランスを取りながら、保育者と一緒に歩くことを楽しんでいる。ダイナミックな遊びも取り入れ、体幹を作るようにしていく。小さなものもつまめるようになり、口に入れないように気を付けている。手で掴む、指先を使う遊びを取り入れるようにしている。保育者が絵本や手遊びをするとよく見て聞いている。音楽を流し保育者が踊ると一緒に体を動かしたり、両手を動かしたりしている。「じょうず、じょうず」など拍手をすると真似をし、笑顔も多くみられ楽しんでいる。室内遊びの工夫や、散歩などをしながら、活動の幅を広げていくようにしていく。
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食事
中期食4名、後期食5名。形状については、咀嚼や嚥下の具合を見て、細かく栄養士と話し合い、発達に合った離乳食を楽しく食べられるように進めていきたい。食事形態についても、家庭と連携し食材チェックをし、個々に合わせ進めていく。後期食の子は簡単なものを小皿に乗せ、手先でつまみ食べている。中にはスプーンですくい口に運ぶ子もいる。中期食の子は、自分の好きなタイミングでミルクを要求している。満足するといらないということを喃語や仕草で伝えている。
口の動きを真似できるように保育者は透明なマウスシールドを使うようにした。「もぐもぐだよ。」と声を掛けると口元をよく見るようになる。また、お腹いっぱいになったり、終わるタイミングになったりすると手を合わせごちそうさまの合図をしている。
口の周りが赤く荒れやすい子が多く食事前にワセリンを塗っている。そうすることで以前よりは荒れなくなる。今後も続けていきたい。
情緒
生活に慣れ朝の分離もスムーズになり、保育園生活を安心して過ごすことができていると感じられる。甘えたいときは抱っこを求めたり「あ!あ!」と声を出したりして訴えている。戸外遊びが好きで行きたいとアピールをしている。散歩に行くと満足し車や電車を見て嬉しそうにしている。散歩に行っても泣いていた子も外にあるものに興味を示し、見たり「あ!」と指差しをして保育者に知らせたりするようになる。
お腹空いたときや排便した際には泣いて訴える姿もある。きれいにしてもらったり食事を食べたり要求に応えてもらい、落ち着いて安心している。自分の気持ちやしてほしいことを懸命に伝えようとしている。今後も子どもたちのサインにすぐに気が付き応えられるようにしていきたい。
身体発達
ハイハイだった子はつかまり立ちや伝い歩きをするようになり、伝い歩きをしていた子は立ち上がったり、歩いたりするようになる。まだ不安定なので怪我の無いように部屋の環境を整えていく必要がある。手先の機能も発達してきて細かいものも摘まめるようになってきた。
室内遊びの時はアスレチックの坂をずりばいやハイハイで登ったり小さい山を登ったり、体を使い遊ぶことも増えてきた。戸外では立ちバギーに乗り散歩をしている。手すりにつかまり、バランスを取りしっかりと立って周りを見て喜んでいる。…
食事
月末は、中期食4名、後期食5名。離乳食をよく食べるようになり、ミルクの飲みが悪くなってきたので、ミルクをマグマグやコップで飲んでみるなど工夫する。モグモグせず飲み込む子がいるので、挽肉など良く噛まないと喉通りが悪いものは、詰まらせないよう注意深く介助している。野菜スティックなど手で掴み口に運んでいる。一口分を歯で噛み切り上手に食べている。
給食が運ばれてくると、椅子の方へ向かって行き、喜んで食べているが、ある程度満足すると椅子の上に立とうとしたり、食具で遊び出したりする姿が見られるようになってきた。
形状については、細かく栄養士と話し合い、発達に合った離乳食を楽しく食べられるように進めていきたい。
情緒
母子分離の際、泣いていた子もいたが、少しずつ環境にも慣れ、泣く時間が短くなってきた。時々不安になると保育者に抱っこを求め、保育者の位置を確認し、安心したのち探索活動を続ける姿が見られる。
スキンシップを取ったり、おんぶをしたりしながら安心して過ごせるようになっている。戸外に出ると花や車、電車などを見たり、広い所をハイハイで探索したり楽しそうに気分転換が出来ている。生活リズムが整ってきたので、午睡時間も長くなり安心して過ごせるようになった。人見知りをする子もいる。不安を受け止め、抱き上げながら話しかけたり歌ったりして園で過ごすことへの安心感につなげていきたい。
身体発達
それぞれの発達に合わせて、ずりばい、ハイハイ、つかまり立ち、一人歩きで自由に移動して、保育者に甘えたり、玩具で遊んだりする姿が見られる。散歩先では歩いて探索したり、大きなシートを広げてハイハイしたり、たくさん体を動かして遊んでいる。
野菜をつまんで食べたり、ケースの穴にカードを入れる遊びができたりと指先も発達してきている。食事椅子に長い時間、姿勢を保っていられない子がいるので、バスタオルをはさんで対応している。
まだまだ不安定なので転倒して怪我をしないように側で見守っていきたい。…
食事
食事の時間になると、手を洗い、椅子に座り「早く、早く」と言わんばかりに食事を楽しみにしている姿が多い。自分で食べたいという気持ちが育ってきていて、保育者や友だちと「美味しいね」など会話をしながらそれぞれのペースで食べている。遊んで食べている姿も見られているが、自分で考えながら食事も進んでいるので、見守るようにしている。食具も少しずつ使えるようになり、食べこぼしも減ってきており、成長を感じる。
食べ終わるとエプロンを外したり、食器を重ね、手を合わせて「ごちそうさま」をしたりと満足して自ら動いている。できることが増え、喜んで動いている。これからも、子どもたちの行動を見守っていきながら、進級にあたり細かく引き継ぎをしていく。
情緒
保育者に見守られ安心した環境の中、笑顔も多く遊べている。何かを見つけると指をさし教えてくれるようになり、気持ちの共有を求めるようになる。友だちと遊びたい気持ちを保育者が一緒に伝えると、通じ合えたことを喜び、一緒に遊んでいる姿が見られている。お互いを意識し合い、誰かが楽しそうな様子を見つけると、集まってきて一緒に遊ぶ姿が増えている。おままごと等じっくり遊べるようになってきた。友だちの様子や気持ちに気が付き、玩具を貸してあげたり、心配して頭をなでに行ったりと子ども同士の関わりも見られている。手遊びや紙芝居をすると、自然に座って集中して見ていたり、真似をしたりして楽しんでいる。引き続き、保育者が子どもの気持ちを代弁しつつ、言葉や心が育つように保育を進めていく。
身体発達
よく身体を動かし遊べている。散歩の時など、追いかけっこや、探索活動を楽しんでいる。まだバランスを崩し転倒したり、近くにいる友だちにぶつかってしまう事もあったりするので、怪我につながらないように気を付けている。高い所に登るのが好きで、自分の力で登って満足している。また、歩きたい子どもは、保育者と手を繋ぎ、歩いて公園に向かっている。引き続き、あひる組に向けて歩く時間を増やしていく。
ひよこ組の子どもたちが、ズボンやオムツ、靴下や靴を自分で脱ぎ履きしようとする姿を見せている。個々の成長に合わせて手伝いながら、自分で出来た喜びを味わえるように今後も子どもの気持ちに、寄り添うことを大切に引き継いでいく。
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食事
9名全員完了食→乳児食
昼食が保育室に届くと、腕まくりをして手を洗いに向かう子、好きな席に座って保育者に「手を洗おうね」と声を掛けられている子など、昼食の時間を楽しみにしている。ほとんどの子は果物から食べ始める。野菜を残しがちな子は、見た目で野菜が目立つおかずを避けがちだが、保育者の声かけで少し口に入れ、味がおいしいとわかると完食できるときもある。食べたい物を十分に食べ、満足すると自分でエプロンを外して席を立つ姿がみられる。中には、食べ終わるとコップと皿を保育者に手渡し、ほめられると嬉しそうな顔をしている子もいる。
食具の使い方を含め、一人ひとりの状況に応じて言葉かけを工夫し、引き続き楽しんで食事が出来るように配慮していく。
情緒
友だちや、保育者との関わりを楽しんで過ごしている。保育者や玩具を独占したいという気持ちから、友だちと主張がぶつかり合う姿も見られるが、保育者の言葉かけで落ち着けることが多い。なかなか気持ちが収まらない時には、個別で対応するようにすることで、気持ちの切り替えも出来ている。一人遊びで集中すると同時に、友だち同士で同じ遊びを共有する姿も増えている。発語がますます増え、友だちの名前を呼ぶ姿も見られる。絵本や手遊び、手袋シアターなどの参加も、以前と比べて積極的に楽しんでいる様子が伺える。保育者が子どもの気持ちを代弁しつつ、言葉や心が育つように保育を進めていく。
身体発達
スロープを転ばずに駆け下りたり、階段の上り下りができるようになったり、歩行が安定してくるとともに、走り回る姿が増えてきている。散歩の時など公園まで手をつないで歩ける子も少しずつ増えている。遊びの中で「歩く」より「走る」ことが増えているので、転倒には十分注意している。筋力もついてきたようで、転んでも顔を床にぶつけないようこらえたり、上手に手をつくことができている。
ズボンやオムツ、靴下や靴を自分で脱ぎ履きしようとする姿が見られる。また、指先を使ってブロックを長くつなげる遊びも上手になっている。
楽しみながら、身体の使い方が上達するよう手伝いつつ見守っている。
引き続き、個々に合わせて手伝いながら、自分で出来た喜びを味わえるようにしていく。
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食事
後期食 2名 完了食 7名。
完了食の子を中心に、介助をしなくても保育者に見守られながらしっかりと食べられるようになってきている。苦手なものは手をつけないこともあるが、様子を見るようにしている。手づかみ食べも多いが、食具を使い口に運ぶ姿も増えてきている。好きなものがわかり、なくなるとお皿を持ち「おかわり」を身振りや態度で伝える様子もある。おかわりがなくなるとそれぞれ納得し、食事やおやつを終えることが多い。
今後も一人ひとりの状況に応じて言葉かけを工夫し、引き続き楽しんで食事が出来るように配慮していく。
情緒
友だちや、保育者との関わりを積極的に楽しめるようになっている。保育者に甘えたい、独占したいという気持ちもあり、友だちとトラブルになりそうな時もあるが、一人ひとりの気持ちを理解して必要に応じて個別で対応することで、安定して過ごしている。
好奇心旺盛で、やりたいことなどを見つけると、集中して遊べるようになっている。先月に引き続き友だちとの関わりを喜び、同じ遊びをしたり、抱き合ったり、やり取りを楽しむ姿もあり、怪我などには繋がらないよう、見守っている。
発語が増え、子ども同士でも通じ合っている様子でおしゃべりする姿が見られる。間に入ったり、保育者からも声を掛けたりして言葉を楽しめるように進めていく。
身体発達
全員が歩けるようになり、それぞれのペースで歩行を楽しんでいる。遊びの中で「歩く」より「走る」ことが増えているので、転倒には十分注意している。アスレチックを通し、坂や階段、でこぼこ道などもハイハイや歩行で昇り降りし、体全体を使って動くことを楽しんでいる。
遊びの中での手先の使い方も上達し、シール貼りや型落としなどよく集中し、楽しんでいる。テープ貼りやテープはがしもよく取り組んでいた。
ズボンの着脱や帽子の着脱など、自分でやろうとする姿も見られるようになってきている。引き続き言葉で褒め励まし、程よく手伝いながら、自分でできた喜びを味わえるようにしていく。
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食事
後期食 2名 完了食 7名。
給食が部屋に届くと、食べたいという気持ちのある子どもたちばかりで、一人が手を洗いに行くと、それぞれが手を洗いに向かい自ら好きな席に座っている。食べこぼしは多いが、自ら意欲的に食べている。見た目で食べない物も、言葉かけや友だちが食べている様子を見て、一口食べ美味しさを感じて食べる様子も見られている。栄養士と連携し、おかわりを用意してもらい、全員が好きな物を何度もおかわりしてよく食べている。苦手な物を投げたり、空腹が満たされてくると遊び食べを始めたりする子どもが出てきている。一人一人の状況に応じて言葉かけをし、引き続き楽しんで食事ができるように配慮していく。
情緒
友だちとの関わりに興味が増し、同じ遊びをしたり、抱き合ったり、やり取りや触れ合うことを楽しむ姿が増えている。玩具を取り合う場面はあるが、それぞれが自分の思いを一生懸命に表現しているので、怪我には充分注意して見守りつつ、それぞれの思いを受けとめ、抱きしめたり言葉をかけたりすることで気持ちを落ち着かせる経験を繰り返している。友だちの気持ちを感じることもあるが、大きなトラブルになる様子は見られず穏やかな関わりが多い。
眠い時、不安に感じた時、痛い時などは保育者に甘え、しばらく抱っこされることで落ち着いて活動に移っている。
発語が増え、子ども同士でもそれらしく言葉にする様子も増えている。
身体発達
散歩では「歩きたい」と主張する姿もあり、保育者と手を繋いで歩けようになってきた子もいる。高月齢の子どもたちは、広場や斜面、小さな段差も上手に歩けるようになっている。全体的に慎重な子と、豪快な子がいるので、それぞれの様子を把握し、大きな怪我に至らないよう配慮しつつも、歩き方や体の使い方などの身体発達も促すようにしている。
遊びの中での手先の使い方も上達し、細かい遊びに集中し、楽しめるようになってきている。
着替えや靴の脱ぎ履きなど、自分でやろうとする姿も見られるようになっていている。言葉で褒め励まし、程よく手伝いながら、自分でできた喜びを味わえるようにしていく。…
食事
完了食7名・後期食2名。
食材や給食にも慣れ、自ら積極的に食べる姿が増えている。手づかみもしているが、スプーンやフォークも手に取り、口に運ぶのも上手になってきている。舌触りや味の好みも出てきて残すこともあるが、概ねよく食べている。また「おいしいね」「もっと」「おかわり」などを言葉や仕草で保育者に知らせている。引き続き楽しく食事ができるような言葉をかけたり、自分で食べているときには見守り、自分で食べられる喜びに繋げていけるよう配慮する。
情緒
登園時より落ち着いて保育者や友だちと遊びながら過ごせている。
手遊びやダンス、歌を好み、保育者に仕草や言葉でねだったり、曲がなくても体を動かして踊るなど、楽しんでいる姿が見られる。また、外遊びでも好奇心の赴くままに探索活動をしたり、遊具や自然にも親しみ楽しんでいる。友だちとの関わりにも、より積極性が増し顔を見合わせて笑い合ったり、絵本や玩具の共有ができる時間が増えてきている。交流が深まることでトラブルもあるが、保育者が仲立ちしていくことで気持ちを切り替えて落ち着けるようにもなってきている。
身体発達
全体的に歩行がしっかりしてきた。歩き始めの子も歩けるようになってきたので、公園では歩行を存分に楽しんでいる。階段上りは、ハイハイや手すりにつかまるなどそれぞれの方法で積極的に上っている。身体を使ったダイナミックな遊びを好み、マット遊びや巧技台、滑り台を楽しんでいる。また、指先も器用になってきてシールをはがして貼ったり、クレヨンでなぐり描きや描画をしたりと、制作遊びも積極的に楽しむようになってきている。引き続き、楽しみながら身体発達が促せるような遊びを取り入れていく。
後半、お腹が緩くなる子が増えてきたので、外遊びの時間や食事の内容などに気をつけ、家庭と連携している。
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食事
後期食 3名 完了食 6名。
食事前に眠くなる子も少なく、体力もついてきたようで食事時間を遅くし、活動時間を長くしている。変わらず食欲旺盛な子どもが多く、おかわりもよく食べている。先月に引き続き自分で食べようとする姿もよく見られ、低月齢の子は手づかみ食べを中心に、高月齢の子はスプーンを使いながら手づかみ食べを併用し、食事を楽しんでいる。保育者と一緒に手を洗うこともクラス全体で取り組んでいる。食欲旺盛ながら低月齢の子も高月齢の子も苦手な物は進みが遅い、あまり手を付けないなどの姿が見られ、「おいしいね」「これは○○だよ」など丁寧に声を掛けながら楽しい雰囲気を大切に、食事を進めている。今後も雰囲気作りに気を配りながら、美味しく楽しく食事できるよう、配慮していく。
情緒
肌寒くなってきたが、散歩や園庭遊びにも少しずつ慣れ、一人ひとり探索する範囲が広がってきている。見慣れた保育者が側にいることで安心して遊びを深めている様子も伺える。室内遊びも、手遊び、わらべ歌、絵本、ダンス、ふれあい遊び、段差登りやアスレチック遊びなど、静と動の時間を取り入れるようにし、落ち着いた環境の中ゆったりと過ごしながらも身体をいっぱい動かして遊んでいる。友達を十分に意識するようになり、玩具など渡したり、一緒に同じ遊びを楽しんだり、遊びを共有する姿も見られる。その反面、友達に対して口や手が出てしまう行動も見られるため、気持ちの代弁をして、怪我のないように見守っている。一人ひとりの気持ちをしっかりと受け止めるようにし、引き続き安定して過ごせるよう丁寧に関わっていく。また発語にもつながるよう言葉掛けも大切にしていく。
身体発達
歩行ができる子は安定してしっかりと歩けるようになってきたので、手を繋いで歩いて散歩に行くことも積極的に行っている。まだ歩行の安定してない子は、危険のないよう見守り、自ら伝い歩き、歩行が出来る環境を整えるようにしている。手や腕の力がつき、室内外問わずどこでもぶら下がろう、登ろうとする姿が増えている。出来るだけ、それぞれの思いに応えるように配慮しつつ、怪我のないように側について援助している。指先を使った遊び(シール遊び、新聞破りなど)を自由活動に取り入れ、集中力や指先の発達を意識しながら、保育も進めている。引き続き、個々に合った身体発達を促していく。まだ運動能力や注意力は発達途中なので、転倒に気をつけて、個々に合った身体発達を促していく。…