食事
後期食1名。完了食8名。
「給食の時間だね」と話しをしたり用意を始まったのを見たりするだけで、袖をまくり手洗いする姿がある。手を洗った後はペーパータオルを取り、手を拭きゴミ箱へ捨てる姿も多くなり、その後エプロンを付け着席している。最近は野菜を嫌がる子もいる。それほど味覚が発達してきたようだ。おかわりしたい際には言葉で伝えたり、仕草で伝えたりしている。満足すると、自分でごちそうさまをして口を拭こうとする。
食育として提示された野菜を用意している。野菜を見て、これがどこに入っているか探したりする姿が見られる。また、掲示された野菜を見てそれを言葉にしたり保育者と会話をしたりすることで少しでも食事に興味が持てるといい。そういった環境の中、楽しい雰囲気で食事をしている。今後も楽しく食事ができるように工夫していく。
情緒
自己主張が本格的に始まったのを感じる。寝るのも嫌!オムツ交換も嫌!玩具も独り占めしたい!…と自分の思いを懸命に伝えている。気持ちを受け止めながら思いに寄り添い、気持ちを分かってもらえた心地良さや、思い通りにはいかないこともあるということも少しずつ感じられるようにしていきたい。
自分の気持ちを言葉や仕草で伝えている。言葉は、二文語話せる子が増えてきた。喃語だった子も単語を話すようになる。友だちや保育者と会話をする事を喜びに感じている様子が見られる。
朝の分離は笑顔で見送ることが出来ている。その後も安心して過ごしている様子が見られる。
身体発達
歩くのが大好きで散歩時歩く人いるか声を掛けるとほとんどの子が歩きたいと伝えている。バギーは1台にする。全員は一気に歩けないので順に歩いている。伝えると待てる子も多い。公園では、砂場遊びや探索中心だったが、友だちや保育者とごっこ遊びやおままごとを楽しむようになる。また、公園で凧あげしながら走り回ったりシャボン玉を追い掛けたりしながら、身体を十分に動かし遊んでいる。
手先の器用さは、更に発達しシール貼りをしたりはがしたりもするのが上手になった。お絵描きはクレヨンで簡単な丸を描いたりなぐり描きを楽しんでいる。…
食事
後期食1名、完了食8名。食べたい子から〔手洗い→自分のエプロンを選ぶ→好きな椅子に座る〕という流れで給食が始まる。教えたわけでなく、水道とテーブルの間にエプロンを並べたら自分で探して保育者に「付けて」と持ってきて付けてもらうと座り、自然と流れができた。
気温が低く、白飯が冷めて固まりやすいので、子どもがスプーンですくいやすいように調理を工夫してもらっている。手先が器用になってきて、食具を上手に使えたり、スプーンを握ったまま麦茶や汁物を飲んだりする姿が見られる。「もっとお野菜」と言う子、欲しい物のお皿を掲げる子など、おかわりしたい物を伝えよそってもらい満足している。牛乳や麦茶を飲む量が以前より増えている。運動量も増し、空気が乾燥しているのでこまめな水分補給を心掛けていきたい。
情緒
初めてのことに対し、興味はあるけど…、いざ行うと「嫌だー」と怒ってしまう子や、嫌だなと言いつつもやってみると楽しんでいる子など様々。絵の具を指で触れなくても絵筆を使えばやり始め、結果的に手に絵の具が付いても気にせず遊べていた。そうやって保育者の工夫や、手を添えることで苦手なことをやってみようという勇気を持つようになった。「できた」を一緒に喜び自信に繋げて行きたいと思う。
他児との関わりが多くなった分トラブルもあるが、コミュニケーションが増えていて一緒に遊ぶ姿がよく見られる。手を繋いだり、降園する友だちに「ばいばい」と手を振ったりして心を通わせている。
5歳児クラスと交流していく中で、積極的に遊んでもらおうとする子や、世話をしてもらうのを嫌がる子、甘えている子など、担任に向ける態度とは違う一面を見せる子など様々だった。
身体発達
「バスいた」「〇〇ちょうだい」と2語文や、「ママは?」と質問する子もいる。言葉を言えない子も、言葉の頭文字を言い、成長を感じる。鼻歌を歌う子、歌詞を口ずさんで歌う子、歌や音楽が好きでみんなでダンスを踊る時間を楽しんでいる。
月齢差はあるが歩行が安定し、散歩の時は公園まで順番に歩いている。凧を持って走る、麦茶が入ったコップを持って歩くなど二つの動作を一緒にできるようになってきた。
手先が器用になってきて、小さなシールを貼ることができたり、ブロックをつなげるのが速くなったりして遊び込めている。ズボンや靴下を脱ぐのもできる子が増えている。いろんなことができるようになってきているので玩具を入れ替え興味ある遊びを準備していきたい…
食事
後期食1名、完了食8名。相変らず、食事準備が始まると水道に行って手を洗おうとする。中には袖をまくろうとする子もいる。習慣になってきて嬉しい。
12月から、調理前の野菜を見たり触れたりと簡単な食育を始める。思っていたより、反応がよく触って楽しんでいる。単語が話せる子は、教えると真似して言っている。少しずつ様々な食材に親しみを持てるといいなと思うので今後も続けていきたい。先月よりおかずを食べるようになってきている。献立が一周するとメニューの味を覚えることで食べるようになってくるようだ。ご飯は硬めのものを嫌がり進まない。自分で汁に付けたりおかずに混ぜたりしながら食べている。咀嚼は十分に行いよく食べ、おかわりも積極的である。手づかみ食べから食具を使用し食べるようになり、成長してきている。手を合わせ“ごちそうさま”の合図をしておしまいを知らせている。
情緒
長期の休みや体調不良が続くと、不安になり朝の分離の際に泣いたり特定の保育者にこだわったりしている。保育者は、子ども一人ひとりのその日の様子・気持ちに寄り添い時に1対1で対応し、情緒の安定を図っている。
自己主張・イヤイヤが出てきている。自分の気持ちを必死に伝えられるようになり成長を感じるとともに気持ちを受け止め言葉に変えながら、自分の気持ちが保育者に伝わったという安心感や信頼感をしっかり感じられるようにしていきたい。遊びや保育者とのふれあい遊びなどで“今は、これをやりたい!”“次はこれをやりたい!”“これ読んで!”“こっちがいい!”等を仕草や言葉で伝え、保育者と一緒に様々な遊びを楽しんでいる。
身体発達
散歩へ出かけると、歩きたいと伝える子が増え、保育者と手を繋ぎ長い距離歩いている。公園では行動範囲が広がり自分で行きたいところに積極的に行き探索を楽しんでいる。簡単な段差や坂に登っていき、登れると嬉しそうにしている。室内では、アスレチックや階段上りを楽しむ。できることが増え、走ることもできるようになり、勢い余って友だち同士で衝突することも多くなってきている。怪我に十分に気を付けたい。
手先を使って新聞紙やお花紙を千切れるようになった。それをぐしゃぐしゃにして投げて楽しんでいる。ボールを投げるのも上手になってきている。…
食事
後期食2名、完了食 7名。食事用意が始まると、気が付き、手洗いに向かい石鹸を付けてごしごしして洗おうとしている。その後自分でエプロンを付ける子も居る。食べる事を楽しみにしている姿が微笑ましい。味覚が発達してきて好き嫌いが見られるようになる。楽しく食べられることが第一優先、無理強いはせず見守っていく。様々なことに興味を持ってきているので調理前の野菜を掲示するなど簡単な食育を行っていきたい。手づかみ食べ中心だったが食具を使って食べる子が増えてきた。しっかり咀嚼しながら食べている。おかわりが欲しい時は喃語や仕草で伝えている。「おかわり」と言葉で言える子もいる。いただきます・ごちそうさまの挨拶、両手を合わせて合図している。
情緒
特定の保育者に関わりを求める子は少しずつ落ち着いてきた。他の保育者でも大丈夫、安心できるという気持ちになり園生活に十分に慣れてきたように思う。登園時も笑顔で「いってらっしゃい」する子が増えた。好きな遊びを見つけ遊びに向かって行っている。友だちと好きな遊びが同じだとちょっとした共感の顔で見合わせ笑い合う姿が見られる。友だちが行っている事にとても興味を持ち見に行ったり玩具を取ったりしている。ケンカにつながることも多くなってきたので、けがの無いように気を付けていく。
戸外に出ると電車やバスなど好きなものが通ると手を振ったり「バス」「でんしゃ!」と言ったり、自分の感じたことを保育者に伝えようとしている。
身体発達
全員歩くようになった。以前から歩いていた子は走るくらいのスピードで動いている。まだ不安定で尻もちをついたりすることが多いので気を付けて見ていく。歩けるようになったことで立ち上がり大好きなダンスを思う存分に踊れるようになった。音楽がなると笑顔になり身振り手振り体を動かしている。
滑り台やアスレチックなど、今まで登れなかった子も足腰の力や手の力でよじ登るのが上手になる。散歩では、歩くことが好きな子が多く“歩きたい”という気持ちを懸命に伝えている。長い距離歩ける様になってきている。手先の機能も発達してきた。簡単なブロックを組み重ねたり、積み木も慎重に乗せたりすることが出来る。今まで出来なかったシール貼りが出来るようになりお絵描きの筆圧も濃くなってきた。…
食事
後期食2名、完了食 6名
自分でスプーンを持って喜んで食べている。上手くスプーンに食べ物が乗らない時は、保育者に手を添えてもらい食べているが、まだ手づかみで食べる事が多い。苦手な物以外はたくさんおかわりをして楽しい雰囲気の中で食べている。副菜を残しがちな子や、果物は苦手だが時には食べている子、牛乳を嫌がる子などがいる。口にしてみようという気持ちになれるよう声を掛け、個々の様子に合わせて進めていきたい。
情緒
数名、特定の保育者にこだわりを持って求める姿がよく見られる。今後も、自分の気持ちを安心して表し、受け止めてもらえる心地よさを感じられるように応えていきたい。保育者や友だちのやることに興味を持ち真似をして、テーブルを拭いたり、友だちに靴を届けたりしている。それを保育者にありがとうと言ってもらい満足そうである。また、保育者が「おはよう」とお辞儀をすると、頭を下げてくれ、保育者とのやり取りを喜んでいる。好奇心が満たされ温かい雰囲気の中で楽しめるよう努めていく。
思い通りにならないことがあると、すぐ手が出るようになってきたのでしっかり側で見守っていく。
チャレンジ精神が芽生えも見られ、階段上りではハイハイがじれったくて、友だちを真似て立って上がることに挑戦する姿が見られた。
身体発達
体力が付いてきたせいか午前睡や食事中の寝ることもなくなっている。また、園舎のホールがある3階までの階段上りが好きで、以前は抱っこを求めていた子もハイハイで上がれるようになり、スピードも増し筋力アップを感じる。また、集中力が続くようになり、紙芝居は全員が興味を持って聞いて、3冊、途中手遊びをはさみながら、15分位楽しめている。保育者の話しを理解し、待つことができる。話せる単語も増え、積み木の絵を見て、名前や泣き真似をして保育者と楽しむ姿が見られる。
散歩の往復の道は、順番にバギーから降り、保育者と手つなぎ歩きを喜んでいる。今後も積極的に戸外に出て身体を動かして遊んで行きたい。…
食事
後期食 5名。 完了食 4名。
子どもたちの発達に合わせて、様子を見ながら時間を調整している。高月齢の子は、保育者と一緒に手を洗い、自ら椅子に座りに行き、給食を楽しみに待っている。食事前に眠くなる子も少なく、体力も付いてきたように思う。変わらず、自分で食べようとする姿が多く、手掴みや食具を使ってよく食べている。好きな物をお代わりしたいと保育者にお皿を渡して知らせている。お代わりをあげると嬉しそうに食べ満足すると手を付けなかった食べ物を食べ始める子もいる。後期食の子も手掴みしたり、スプーンに保育者が食べ物をのせると、口に運んだりと早食い傾向ではあるが、自分でできることを楽しみながら好きな物を食べている。今後も丁寧に言葉をかけ、楽しい雰囲気の中で、食べられるよう心掛けていきたい。
情緒
体調不良や天候が悪い日が多く、部屋遊びが多かったが、散歩に行ける日は、一人が帽子を被ると「じぶんも」と被りに行く姿や、嬉しい表情を見せるようになってきた。散歩中、バスが通ると「あ!あ!」と指を差して保育者に教えたり、いろいろな物に興味を示し、自らハイハイや歩いて探索したりして、楽しんでいる。保育者に両手を広げて抱きついてきたり、自分の気持ちを身振りや声で伝えたりと、保育者との愛着関係が築けている。
友だちに関心を示し、泣いてる子がいると近づき、頭をなでなでしている姿や、棚の後ろに隠れて「ばあー!」と言って笑い合う姿など、友だちの動きを真似していて、共通の意識が芽生えている。今後も、ゆったりと触れ合いながら、発語につながるよう丁寧に関わっていく。
身体発達
1人で立つことができたり、歩き始めている子どもと一緒に保育者が喜んでいると、子どもたちもパチパチしたり、歩ける子が歩く姿を見せてくれたりと、一緒に出来たことを共に喜んでいる。
音楽を流し保育者が踊ると、一緒に真似して踊ったり小刻みに腰や手を動かしてリズムをとったり、ひよこ組のみんながリズムにのっている姿が見られた。ホールへ遊びに行く時、3階まで元気いっぱい登っていく子どもたち、それぞれの登り方で、手すりに掴まって登る子、ハイハイで登る子、保育者と手を繋いで登る子様々だが、筋力がついたように思う。園庭では、お兄さんたちの遊ぶ姿を見て、ボールを蹴ってみたり、保育者の真似をして、ボールを上に投げてみようとしたりしていた。まだ、運動能力や注意力は、発達途中なので転倒に気を付けて、個々に合った身体発達を促していく。…
食事
中期食 1名。 後期食 4名。完了食 4名。
手掴みや食具を使って自分で食べようとする姿が多くみられる。特に完了食の子は自分でという気持ちが強く、保育者の介助に首を振っている。汁物もお椀を両手で上手に持ちごくごくと飲んでいる。後期食の時に比べ、咀嚼もしっかりとするようになる。後期食・中期食の子は、自分で食べられるものは積極的に食べている。食べたいものがあると、保育者に指さして伝えている。ミルクの飲みもとてもよく足りないと泣く子が多い。咀嚼の状態をよく見て形態を一つ上に上がれるように家庭と連携していきたい。
どの子も満足すると仕草で終わりを示す。「ごちそうさま?」と聞くと両手を合わせ、挨拶をしている。手や口をきれいにふいて必要に応じて手を水道で洗い清潔を保てるようにした。食前のワセリンも忘れないように保育者同士声を掛け合った。来月も個々に合わせた介助をしていきたい。
情緒
担任との愛着関係が形成されたことで、担任の保育者以外に人見知りする子が増えてきた。同じ空間に長くいるとすぐに慣れ、自ら関わりに行ったりするようになる。また、子どもたちそれぞれ特定の保育者を求めることが多い。甘えを受け止めてもらい満足し落ち着いて過ごしている。
してほしいことや嫌なことなど子どもたちなりに仕草や喃語で主張している。そういった、自己主張が出てきたことに成長を感じる。その中で嫌なことがあると玩具を投げたりすることもあるので怪我に気を付ける必要がある。
友だちとの関わりも増えてきた。追いかけっこをしてつつきあったり笑い合ったりする姿や、玩具をどうぞと渡してあげる姿が見られる。子どもたち同士の関わりを大切にしていきたい。
身体発達
歩くようになった子が増えた。もともと歩ける子は安定してきて、走ったりすることができるようになった。できるようになったことを喜びに感じ、保育者の顔を見ながら「見て!!できるんだよ!」とキラキラした笑顔で歩いている。歩けるようになったことで行動範囲が広くなり好きなところ行きたい場所に積極的に動いて行っている。戸外に行くといつも公園でも日々行動範囲が広がっていくのが見て取れる。怪我の無いように保育者の立ち位置に気を付ける必要がある。
アスレチックやパラバルーンなど以前より興味を持ち楽しむようになる。リズム体操などは、保育者の動きをよく見て真似している。手遊びも手の動きを上手に真似るようになった。
お絵描きや大きいシールを貼るなど細かい作業も少しずつできるようになった。
来月も様々な遊びを通して心身の発達を促していきたい。…
食事
中期食 1名。 後期食 8名。
保育者に食べさせてもらいながら、自分でつまんで食べたり、スプーンを持って食器の中をつついたりして楽しんでいる。中にはスプーンですくって食べられる子や、自ら手を合わせ「ごちそうさま」をしてエプロンを取ろうとする姿が見られる。食事の途中にミルクが飲みたくて泣き、完飲後に落ち着いて食べる子が数名いるが、それで満足して楽しく食事ができているので、しばらく様子を見ている。
4名は完了食に上がれるのだが、体調を崩している子が多く、完全に回復してからにしようと考えている。みんな食べることに意欲的で、いっぱいこぼしながらも自分で食べることを楽しんでいるので、さりげない介助をしつつ見守っていきたいと思う。
情緒
友だちに興味を示し抱き着いたり、顔を触ったりしている。玩具や場所の取り合いが増えてきていて、めげずにチャレンジする姿も見られる。怪我がないよう側で見守っていきたい。
担任との愛着関係ができてきて、他の保育者に人見知りして泣いたり、特定の保育者に抱っこを求めたりする姿が見られるようになった。保育者の語りかけを喜び、喃語で応え、手を伸ばしたりスキンシップ遊びを楽しんだりして、表情が豊かに過ごしている。
「自分でやりたい」という気持ちの芽生えが出てきた。また、「嫌だ」と首を振ったり、どの食事椅子で食べるか指差しをしたり、意思表示ができるようになり、そのような子どもの気持ちを尊重してあげたいと思う。
身体発達
高月齢の子は、アスレチック遊びを好み滑り台に登ったり下ったりして、保育者に支えてもらいながら楽しんでいる。走ったり、段差を転ばずに歩いたり歩行が安定してきた。歩き始めの子は、歩けるようになったことが嬉しくて、保育者の顔を見て笑顔で歩き、「見て見て!」とアピールしている。ハイハイの子も動くスピードが早くなり、押し車や探索を楽しんでいる。
水遊びは、喜んで水をバシャバシャしたり、シャワーのように被ったりして楽しんでいる子や、水がかかってしまうのが嫌で早々と入室する子など様々である。
体操や手遊び、絵本が好きで、保育者の真似をして踊ろうとリズムをとったり、声をあげたりして楽しんでいる。その様子を見ているだけの子も、明るい表情をしていて、心では踊っているようである。…
食事
中期食 1名。 後期食 8名。
中期食の子どもは、スプーンで食べてみようとすることを覚え、楽しい時間のようで食べてから、ミルクを飲むようになってきた。後期食の子どもは、摘まんで食べたりステック野菜を持って食べたり、スプーンに食べ物を乗せると口までスプーンを持っていくのが上手になり、自らスプーンですくうこともしている。苦手な食べ物も、スプーンで食べることで、嬉しくて食べている。個々の咀嚼の状態を見ながら、注意して見守っていく。
眠くても、午前睡よりも遊びが楽しくて、食事中眠くなる子どももいるが、ほぼ完食している。「おいしいね」などの言葉かけをしながら、食事が楽しく進めるようにしている。食事の時間になると自分で椅子に座ろうとする姿や両手を合わせて「いただきます」をしている仕草も見られるようになってきている。
情緒
朝の分離時泣いてしまう子どももいるが、保育者に手を伸ばし抱っこをされると安心して遊びに入れている。日中は気分を変えて、散歩に出かけ、ハイハイやずり這い、掴まり立ちをして、体を動かしたり、探索をしたりと楽しんでいる。好奇心旺盛で色々な物に興味を示し、夢中で遊んでいる。眠たくなると目をこすり保育者に抱っこを求め、安心して布団で入眠出来るようになってきている。
音楽、手遊びなどをすると体を動かし、声を出して楽しむ様子が見られる。友だちを意識し始め、顔を触ったり噛みつこうとしたりする時があるので、気を付けていく。
身体発達
それぞれの月齢に合った動きで、よく動いている。ずり這いで進み向きを変えてお気に入りの玩具を見つけたり、ハイハイや掴まり立ち・伝え歩きに挑戦し、出来たらパチパチと両手で拍手したりしている。一人歩きが不安定だった子どもたちは、バランスを取りながら、保育者と一緒に歩くことを楽しんでいる。ダイナミックな遊びも取り入れ、体幹を作るようにしていく。小さなものもつまめるようになり、口に入れないように気を付けている。手で掴む、指先を使う遊びを取り入れるようにしている。保育者が絵本や手遊びをするとよく見て聞いている。音楽を流し保育者が踊ると一緒に体を動かしたり、両手を動かしたりしている。「じょうず、じょうず」など拍手をすると真似をし、笑顔も多くみられ楽しんでいる。室内遊びの工夫や、散歩などをしながら、活動の幅を広げていくようにしていく。
…
食事
中期食4名、後期食5名。形状については、咀嚼や嚥下の具合を見て、細かく栄養士と話し合い、発達に合った離乳食を楽しく食べられるように進めていきたい。食事形態についても、家庭と連携し食材チェックをし、個々に合わせ進めていく。後期食の子は簡単なものを小皿に乗せ、手先でつまみ食べている。中にはスプーンですくい口に運ぶ子もいる。中期食の子は、自分の好きなタイミングでミルクを要求している。満足するといらないということを喃語や仕草で伝えている。
口の動きを真似できるように保育者は透明なマウスシールドを使うようにした。「もぐもぐだよ。」と声を掛けると口元をよく見るようになる。また、お腹いっぱいになったり、終わるタイミングになったりすると手を合わせごちそうさまの合図をしている。
口の周りが赤く荒れやすい子が多く食事前にワセリンを塗っている。そうすることで以前よりは荒れなくなる。今後も続けていきたい。
情緒
生活に慣れ朝の分離もスムーズになり、保育園生活を安心して過ごすことができていると感じられる。甘えたいときは抱っこを求めたり「あ!あ!」と声を出したりして訴えている。戸外遊びが好きで行きたいとアピールをしている。散歩に行くと満足し車や電車を見て嬉しそうにしている。散歩に行っても泣いていた子も外にあるものに興味を示し、見たり「あ!」と指差しをして保育者に知らせたりするようになる。
お腹空いたときや排便した際には泣いて訴える姿もある。きれいにしてもらったり食事を食べたり要求に応えてもらい、落ち着いて安心している。自分の気持ちやしてほしいことを懸命に伝えようとしている。今後も子どもたちのサインにすぐに気が付き応えられるようにしていきたい。
身体発達
ハイハイだった子はつかまり立ちや伝い歩きをするようになり、伝い歩きをしていた子は立ち上がったり、歩いたりするようになる。まだ不安定なので怪我の無いように部屋の環境を整えていく必要がある。手先の機能も発達してきて細かいものも摘まめるようになってきた。
室内遊びの時はアスレチックの坂をずりばいやハイハイで登ったり小さい山を登ったり、体を使い遊ぶことも増えてきた。戸外では立ちバギーに乗り散歩をしている。手すりにつかまり、バランスを取りしっかりと立って周りを見て喜んでいる。…