食事
全員乳児食となる。日中の活動時間が少し延びて、昼食時間を10分程ずらした。手づかみやスプーンで食べる中、低月齢児は嗜好が出てきて、残食が出る時がある。高月齢児も食べムラがあり、お替り分も足りないときもあるが、残食の偏りが出る時もある。暑くなり水分はよく取るが、無理なく旬の食材を楽しく味わっていきたい。
睡眠
日中の活動時間に合わせ、午睡時間も少しずれた。食事中に眠気をもよおすこともあるが、個々の体調や眠気に合わせ、入眠時間のかかる子には今までのように絵本を見たり、保育者とゆったり関わりながら、頃合いを見計らい、トントンやベビーマッサージをしたりして気持ちよく入眠できるようにしている。午睡中の室温、体温に気を付けて様子を見、快適な休息を十分とれるようにする。また、目覚めた後の環境も工夫し整えていく。
排泄
排尿(便)後に知らせに来る子や「おしっこ出たかな?」と尋ねると、うなずいたり返事をしたりする子が少しずつ増えている。引き続き濡れている不快感や変えた後の気持ちよさを言葉で知らせ、また、紙パンツによるムレやかぶれ等のスキンケアに気を付ける。午睡明けに紙パンツの濡れてない子は個々に合わせて、トイレに座る経験をしていく。
健康
気温の上下、湿度など、季節の変わり目で鼻水の出ている子が多く、発熱した子もいた。一人ひとりの体調をしっかり把握し、活動の内容や戸外に出る時間を調節して、無理なく過ごせるようにしていく。水遊びが始まるまでに、水いぼや肌トラブル等は保護者と連絡を取り合い、早めの受診や対処を考え、快適に過ごせるようにする。
身体発達
全員歩行するようになり、個々のペースで歩みや小走りを楽しみ、戸外では散歩の往復路を歩いたり、段差の昇り降りや探索をし、室内ではマットやトンネルでハイハイやジャンプ、転がったりし、繰り返し遊ぶ。製作では殴り書きやシール貼りなどで指先を使う遊びに真剣に取り組んでいた。砂や水の感触を確かめるように手のひらで描いたり撫でつけたり、水面をたたき楽しむ。一人ひとりの発達や保育者の配置など、安全に配慮し適切な援助をしていく。
情緒
登園時や夕方に泣くことがあるが、短時間で泣き止み遊び始める。ふざけ合いはしゃぐ姿も多い。興奮しすぎてのケガに気を付けている。甘えたい気持ちを受け止め、スキンシップなどでいつでも安心して再び遊びに出ていけるようにしている。保育者や友達の様子をよく見ていて、興味を惹かれ関わって遊ぼうとする姿もでてきた。低月齢児もその様子を見ながら、楽しい雰囲気を感じているようである。そばで見守りながら進級児、新入児との友達関係を深められるよう仲介し、援助していく。
言葉
保育者や友達とのやりとりが増える。ほとんどの子が自分の名前を呼ばれると「はーい」と手を挙げて答えたり、友達の名前に指差ししたりして正確に覚えていることに驚く。二、三語文を話して気持ちを伝えたり、相手の気持ちを尋ねたりする子もいる。ほほえましい様子を見守りながら一緒にやりとりを楽しみながら発達を育んでいく。