4歳あさがお組保育日誌バックナンバー

4歳あさがお組2021年度11月の保育日誌

11月2日(火) 曇り   中野

スタッフの方から動物の触り方などの説明を受けて、園庭に移動して移動動物園に参加する。ヤギやヒツジに餌をあげたり、モルモットに触れあったりして楽しむ。動物の紹介を事前に室内に掲示して、食べる野菜をよくわかっている。自分で「小松菜持って来た」「キャベツはなかった」と把握している。モルモットやヒヨコは触れ方や力加減に注意を払いながら優しく接している。怖くて触れない子には「持ってあげる」などと子ども同士で協力して楽しむ姿が見られる。ポニーの背中に一人ずつ乗り、表情が硬くなり緊張する様子もあるが「高かった」と感想を言い、満足そうな笑顔を見せる。動物に触ったら温かい・柔らかい・力強いなど五感で感じたことをそれぞれが言葉で表現している。移動動物園の余韻を楽しみたい。

11月5日(金) 晴れ  中野

イモ掘りを楽しみにしながら登園する。「いっぱい掘っておうちのお土産にする」と意気込む姿が見られる。さくら組と合同で支援学校まで歩いて移動し、地域の方・支援学校の生徒さんからの話を聞いた後にイモ掘りをする。蔓を引っ張ると鈴なりになったイモに歓声をあげたり、大きなイモは2~3人で協力し、掘り出したりする。支援学校の生徒さんも「がんばれ」と声を掛け、応援をしてくれるので子どもたちも笑顔を見せる。地域の方の説明で、「虫は危険だから触らない」と言われていたので、土からムカデやトカゲなどが出てくると距離を置いて見ている。どの子も力いっぱいイモを掘り楽しんでいる。帰り道は生徒さんから紹介されたイモ料理を思い出して、家庭で「何を作ってもらおう」と会話が弾む。その後、紙芝居・絵本・タブレットを利用してサツマイモや料理を見て、活動の余韻をしばらく楽しみたい。

11月18日(木) 曇り  中野

ユニ棒や鉄棒、かけっこをしてのびのび遊ぶ。様々な体の動かし方を楽しむ様子が見られ、鉄棒ではどうすれば鉄棒の上で静止できるか、友達の姿を見たり自分で工夫したりして挑戦してみる。園庭を広く使える時はスペースを活用して巧技台などを積極的に利用して遊んでいく。鉄棒は安全を確保しながらも、子どもたちの発想や「やってみたい」意欲を受けとめ楽しみながら行い、出来た技をみんなに披露する場を設けて自信に繋げていく。クラスで世話をしていたクワガタムシのオスが死んでしまい、0歳児クラス横の畑に埋めて最後のお別れをする。子どもたちからは「ありがとう」「またね」との言葉が聞かれる。生命の終わりに触れたことで、表情が曇る子はいるが、きちんとお別れをしたことで「また来年もお世話したい」と前向きな声が聞こえる。 生命の始まりと終わりがあることに触れる良い機会となる。

11月24日(水) 晴れ  中野

劇遊びをする。朝から今日は何の役をするか決めている子もいる。特定の役が続いている子もいるが、殆どの子はその日の気分で決めている。仲の良い友達と同じ役になりたいという姿も見られる。友達の動きや台詞の言い回しを楽しみ、真似をしてみたり、新たな動きを考えたりする。子どもたちからの発案で振り付けや台詞が少しずつ決まってきている。引き続き子どもたちの声に耳を傾けて一緒にお話の世界を広げていけるように楽しんでいく。その後、クリスマスリース作りを行う。絵を描く、糊で貼る、毛糸を巻くなど

何回か工程があるが、丁寧に進めていき、少しずつ近づくクリスマスへの期待をみんなで楽しんでいけるようにしていく。

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4歳あさがお組2021年度10月の保育日誌

10月7日(木) 晴れ   中野

衣装を身に着けると緊張する子もいるが、周りの友達とのやりとりで緊張がほぐれる様子が見られる。遊戯・玉入れ・リレーの順で進行する。どの種目も子どもの「やってみたい」気持ちが感じられ、勝っても負けても楽しんでいる。メダルの授与では、家庭の人に見てもらいたいと満足した様子である。競技になると、勝ち負けにこだわる子がいるが、「みんなが頑張っている姿がかっこいいんだよ」と話をして運動会ごっこに臨む。リレーでは転倒した子へ大きな声で声援をおくり、勇気づけようとする姿が見られ、仲間を大切にする心が感じられる。室内に戻った後この話をして、みんなの姿を讃えると、応援した子も応援された子も嬉しそうな笑顔を見せる。玉入れ時の入場で前を歩いている子を急かす子がいたのに声を掛けられずに反省が残る。後に話をして双方の気持ちの仲介をする。力を合わせて協力する姿に子供たちの成長を感じる運動会ごっことなった。

 

10月12日(火) 曇り  中野

クラスで栽培していたアサガオの花が終わり種を付けたので、次のあさがお組へのプレゼントにしようと張り切って種取りをする。来年自分たちがひまわり組になったら、「ヒマワリを育てたいなあ」と言い、「来年の今頃」の自分たちを想像する姿がある。花が終わってしまった悲しさはあるが、種を取っておくことで、また来年花を咲かせることができることや、次の命に繋がっていることを分かりやすく伝えていく。また来年の話をするときに、自分たちはひまわり組になっていることを意識付けて、今後の活動の刺激になるように繫げていく。室内に戻り、運動会ごっこの描画を楽しむ。どんな絵を描こうか迷う子もいるが友達の絵を見て刺激を受けると描き始める姿もある。絵の具の経験が少なく、扱いに四苦八苦する様子がある。描き終わると、友達の絵を見たり、自分の絵の説明を友達に聞かせたりする。描画はイメージを持ちにくい子もいるので、どんなことをしたか会話を十分に楽しんだのちに描き始めるようにしていく。大きな用紙で絵の具で描く機会を設けて経験を重ねていく。

 

10月15日(金) 晴れ  末﨑

5歳児クラスと散歩に出かける。5歳児と手繋ぎし公園への期待と楽しさ、会話を楽しみながら歩く。往復の道で、秋の果物や花に興味を持ち、味や匂いを想像しながら、名前を覚える姿がある。公園内では虫を探したり遊具遊びを楽しんだりして、5歳児と共に楽しい時間を過ごす。久しぶりの長距離散歩であるが往復の道をしっかり歩き、雲や庭木の植物を見て季節を感じている。公園内では高い遊具のはしごや滑り台があったが、職員の声を聞きながら安全な遊び方を考え、行動する姿がある。これからは担任間で話し合いながら、年長組の活動を見たり、散歩に行ったりしながら、来年度進級する「年長組」に期待を持てるような取り組みを活動に取り入れていく。

 

10月21日(木) 晴れ  中野

園庭で遊んだ後に、健康診断を受診する。やや緊張気味な子も多く、名前を聞かれても答えられない姿が見られるが、堂々と受け答えする子も多い。始まりと終わりに「お願いします」「ありがとうございました」の挨拶が自然に出て成長を感じる。縄跳びで遊んでいる子は、使った縄は自分で結べるように結び方を知らせて一緒に行ってみる。自発的に始末できるように進めていく。健康診断は検査前にみんなで話をして、痛いことはしないと伝え、緊張がほぐれるようにゆったりと接する。緊張している子には寄り添い、安心して受診できるように配慮する。…

4歳あさがお組2021年度9月の保育日誌

9月3日(金) 雨  中野

話し合いをして店番を決めたり、制作をしたりして気持ちが高まっていたので、どの子も喜んで参加する。会場の部屋に入ると、「いらっしゃいませ」の声に驚く様子もあるが、それぞれの店に行き、遊び始める。店番では、ひまわり組の子の姿を真似て、大きな声でお客さんを招いて、仕事をしようとする意欲が見られる。「店番はしたくない」と言っていた子も、実際にやってみると、「もっとやりたかった」「たのしかった」と充実した表情を見せる。どの子もそれぞれの役割があることを意識して、責任をもって挑もうとしている姿を頼もしく感じる。ひまわり組が法被を着ている姿も憧れをもって見ている子もいて、「来年はみんなが法被を着るよ」と声をかけると、嬉しそうにしている。行事を通して成長が見られる良い機会となった。運動会に向けてさらに団結して、行事の楽しさを味わえるように仕掛けていきたい。

 

9月6日(月) 曇りのち雨  中野

アサガオの色水遊びを行う。以前から子どもと一緒にアサガオの花を摘んで準備をしていたので、「みんなのアサガオだね」と愛着を持って楽しむ。密閉できるビニール袋の中にアサガオの花を2~3個・少量の水を入れて揉み、色を出して遊ぶ。プラスチック容器に色水を出して、コーヒーフィルターで染紙をする。「飲んだらいけないよね」と確認する姿がある。乾いてから好きな色の絵の具でもう一度染め付ける。入れる水の量はごく少量にしたが、薄い色の染まり具合になる。乾くと色がうっすらとしか残らないが、自然の優しい色合いと絵の具の色との違いを感じてそれぞれの染まり具合を楽しむことができたと思う。フィルターはアサガオに見立てて保育室に飾る。アサガオの汁は水を足してペットボトルに入れ、今後のままごと遊びに活用して、アサガオの栽培から発展した余韻を感じたい。

 

9月13日(月) 晴れ  中野

さくら組と合同で散歩に行く。気候が良く、のんびりとした雰囲気の中、景色を楽しみながら歩く。公園の高台に上がると風を心地よく感じる子が「空気がおいしい」「いい気持ち」と友達に話しかけ、思いを共有している。固定遊具での遊びから虫取りや花摘みの探索をしたり、さくら組の子と一緒にオオカミごっこをしたり、追いかけっこを楽しむ。あさがお組の子がオオカミ役になり、「何の音?」の問答のやりとりをさくら組の子のペースに合わせて遊ぶ。年下への配慮が見られ、心の成長を感じる。これからも異年齢の関わりを積極的に取り入れ、楽しみながら経験を増やしていく。

 

9月27日(月) 晴れ時々曇り  中野

玉入れをして遊ぶ。2回目なので、「ジャンプすると入りやすいんだよ」「下から投げても入った」と前回を思い出し、友達に教える子がいる。経験を通して自分なりの方法を考え、知らせてくれる子がいる。その意見に共感して、他の子にも分かりやすく伝えるように言葉を添える。青・白2チームに分かれて行い楽しむ。その後、ひまわり組も玉入れをして、仲の良い子の名を呼んで懸命に応援する。リレーでも、異年齢での関わりを楽しんで、応援すること・走ることを楽しんでいる。競争することでやる気が出る子も多いように感じる。「やりたくない」と言う子は、保育者と一緒に円から出た玉を拾う係をお願いすると熱心に手伝う。それぞれの気持ちを汲み取り、納得して活動を楽しめるようにしていきたい。…

4歳あさがお組2021年度8月の保育日誌

8月6日(金) 晴れ   中野

フルーツバスケットと新しいゲーム(ビックリくりゲーム)をする。椅子に座る子、椅子の周りを歩く子の2グループに分かれ、「大きな栗の木の下で」を歌いながら椅子の外側を歩き、歌い終わったら友達の膝に座る。べーを隠し持った子の膝に座った子はくすぐられ、他の子は抱きしめられる。始めは分かりにくかったようだが、それぞれの役割があることで楽しく遊べるので、それに気付くと楽しんで遊び始める。仲間としての意識を感じられる遊びを楽しめたように思う。次回は鬼役を決める時は子どもたちの中で決めていけるようにしたいと思う。日野まつりの話し合いでは遊ぶだけでなく仕事の役割があることを知ると楽しみにする。写真を見ながらまつりの話し合いをしたのでイメージしやすいようであった。日にちがまだあるので、制作や話し合いを通して楽しんで係の仕事を決めていきたい。

 

8月10日(火) 晴れ  中野

戸外に出てアサガオの水やりをする。アサガオの花の色や葉の大きさや形の違いに「こっちはギザギザ」「こっちはハートの形」と子どもたち同士で知らせ合う。アサガオの世話を通して生長を感じ、観察をじっくりして、制作や花を集めて色遊びなどに展開していきたいと思う。室内に戻り、ひっかき絵を行う。画用紙の地の色が見えなくなるまで塗り、割り箸でひっかくと偶然に現れる色に驚いて喜び、制作を楽しむ。ひっかき絵では初めての技法にどうするのか質問する子がいるが、手順ごとに用意していた見本をみせることでスムーズに楽しむことが出来る。改めて事前の準備の大切さを感じた。

 

8月17日(火) 曇り時々雨  中野

長期の休みを取っていた子が徐々に出席しはじめる。子ども同士、再会を喜んで会話を楽しむ姿が見られる。調理体験を行う前に手洗いや消毒を意識して清潔な環境で行うようにする。皮を数枚まとめて剥こうとする子は「硬い」と言うが周りの子が「1枚ずつすれば?」と教えてあげる場面がある。言われて気付き、1枚ずつ楽しんで剥く。トウモロコシの皮を捨てるビニール袋は各テーブルに配置して、作業しやすいようにする。工程だけでなく、皮の大きさやひげなどに興味をもって観察できる時間を持つようにするなど工夫して、食への関心を楽しみながら持てるように今後も積極的に食育を行っていきたい。英語はsame/not sameを教えてもらうと、恥ずかしがらずに喜んで発言して、積極性が見られる。気持ちの高揚で声を上げていた子が落ち着いて参加しているように感じた。興奮している子には横に付き、楽しんで参加できるようにしていく。

 

8月23日(月) 曇り  中野

泥んこ服に着替えて園庭にて色水遊びを行う。タライに赤・青・黄・緑の絵の具をそれぞれ入れて、子どもたちが手で溶かして遊び始める。ペットボトルや砂遊び用の玩具(器など)に色水を入れてジュースを作っている。同じ緑色でも黄緑・抹茶など微妙な色の違いに気付いて、できた色を保育者や友達に見せて楽しんで遊ぶ。タライの間隔を離して遊びやすいスペースを確保して遊んだので、それぞれが遊びに集中して楽しんでいたように思う。園庭なので、砂地に色水を流すとどうなるか試して遊ぶ様子もあり、遊びに工夫が見られる。水を使う様々な遊びを取り入れて、残り少ない夏を楽しんでいきたい。…

4歳あさがお組2021年度7月の保育日誌

7月6日(火) 曇り  中野

さくら組と合同で散歩に行く。洋光台駅前の七夕の飾りを見学に行くと、色とりどりの飾りに「何色がいいかな」と友達と話し合っている。ゆっくり見学した後に高架橋上から電車を見て公園に移動する。公園では「先生オオカミになって」と固定遊具下の空間に入り、保育者に追いかけられるのを待ち、追いかけっこを楽しむ。制作を通してよく知っている七夕行事の飾りなので、親しみを持って見学している。飾りの大きさに驚く子もいて、明日の七夕集会前に良い導入ができたかと思う。公園は他の利用者もいなかったので、思う存分追いかけっこを楽しむことができた。シャワーや水分補給の時間を確保するために早めの帰園を心掛けて、休息が取れ利用にしていく。

 

7月7日(水) 雨のち曇り  中野

「今日は七夕だ」と期待感をもって楽しみに登園してくる。集会が始まるとパネルシアターを食い入るように見る子が多く、「“カササギ”ってなあに?」と保育者に質問する。鳥が天の川に架かる橋になるのが不思議な様子である。話の内容の分からない部分を質問する子には、分かりやすく説明する。作った七夕飾りの作り方をみんなの前に出て、伝わりやすいように言葉を選んで説明しようとする。給食も七夕の特別メニューだったので、七夕の願い事は何にするかと友達と会話しながら、一日を通して七夕の行事に触れて過ごすことができた。行事を保育にうまく取り込み、季節感を楽しんでいきたい。

 

7月9日(金) 雨  中野

工作遊びをする。昨日から数人の子と「廃材で遊ぼう」と話していたので、「先生持って来た?」と楽しみに待つ。画用紙に絵を描く子や描いた絵をハサミで切り取って、セロハンテープでつなぎ合わせる。特に男児を中心として空箱をテープで止めて、「魚」「車」をイメージして立体を作る。保育者が腕時計を作ると真似して作ってみようと、作り方を教えてもらいながら自分で作ろうとしている。ペンやセロハンテープなど、コーナーを設けることで、目的の作業がじっくり楽しめるように分散して遊ぶことができた。ハサミのコーナーには必ず保育者が付くようにして、工作を安全に楽しむ配慮をする。魚好きな子は絵や工作で魚を表現して、それぞれイメージしたものを形作って楽しむ姿が印象的である。工作への興味を強く持つ子が増えているので、いつでも廃材遊びができるような環境を整えていく。

 

7月21日(水) 晴れ  中野

泥んこ服に着替えて水遊びの身支度をする。すみれ組とさくら組が体操をしていたので加わり、クワガタ音頭を踊って園庭に移動する。遊び始める前に水遊びの約束をみんなで確認したので、砂をプールに入れることなく、水遊びを楽しむ。保育者がホースで水を掛けると喜んで向かってくる子が多く、顔に水がかかることを嫌がる様子がない。片付けも一緒に行い、シャワー後に入室して部屋でゆっくり過ごす。ビニールプールを使った水遊びは初めてだったが、遊び方を事前に確認し合ったので、混乱なく楽しめたと思う。高温ということもあり、遊びは15分ほどで終了にする。短時間ではあるが冷たい水の感触を楽しむことが出来てよかった。水遊び用の玩具の種類を増やしてまた遊びたい。…

4歳あさがお組2021年度6月の保育日誌

6月2日(水) 晴れ

久しぶりに単独で散歩に行く。以前野菜の苗を買った店の前を通ると、「ここにあさがおさんだけで入ったよね」と会話を楽しむ。公園ではアスレチック遊具で遊ぶ。自分の力で挑戦し、ぶら下がったり縄にしがみついて横移動したり、滑り台をしたりする。バラ園も見学する。様々な色のバラに「この色はオレンジと赤が混じってる」と観察する。池のアメンボ・トンボ・カモの姿に喜んで見入る。歩くことが久しぶりで、出発してすぐに「疲れた」と言う子もいるので、今後も機会を見つけて積極的に歩く経験を積んでいきたい。アスレチックでは手助けを求める子はいず、自分の力で最後までやりきろうとする姿が見られて成長を感じる。植物や生き物など季節を感じることもできて充実した散歩となった。

 

6月9日(水) 晴れ

保育室で虫歯についてのペープサートを観た後で歯科検診に臨む。「虫歯は怖い」「歯磨きをしよう」と言う内容だが、「家で歯を磨いてるよ」と報告する子が多く、その大切さを感じているようである。受診中も怖がる様子はなく、最後に「ありがとうございました」と言う。どの子も納得して健診に臨み、怖がる様子はないが気持ちが高揚する子もいるので、事前に落ち着いた雰囲気をつくる。受診後はほっとした様子を見せる。その後は園庭で遊ぶ。好きな遊びをじっくりと楽しむ時間がもてるように配慮する。

 

6月18日(金) 晴れ

ひまわり組とともに園を出発する。朝から芋掘りへの期待が高まり、「今日はお芋掘るんだよね」と楽しみにしている。軍手をはめて、地域の方の説明や支援学校の生徒さんのクイズの後に掘り始める。土から少し見えているジャガイモを掘るが、次第に土を掘る・蔓を引っ張るなどして大胆に収穫する。大小の形を見比べたり、土から出てくる虫に驚いたりして大いに楽しむ。2クラス同時に行い、ややスペースが狭く感じられるが大きな混乱なく行うことが出来たと思う。帰園後に落ち着いてから、地域の方の協力があって楽しむことが出来たことを子どもに伝えて、地域への意識・親しみへつなげていく。

 

6月25日(金) 曇り時々雨のち晴れ

園庭で過ごす。タイヤ周辺で遊んでいると、クワガタムシを見つけて虫かごに入れ、皆でじっくり観察する。クラスで育ててみようとの話になる。入室後に図鑑や絵本などでクワガタムシについて調べて、腐葉土や昆虫ゼリーが必要と知る。ゼリーを「食べたよ」と喜んで報告する。図鑑の写真と実物を見比べて、長い時間観察する子もいる。力が入りすぎる子もいるので、優しい触れ方を知らせる。玩具ではなく生き物であることをみんなで確認する機会にして、大切に世話をしていきたい。給食の準備中に地震の避難訓練に参加して、ヘルメットを被り机下に避難する。ヘルメットの置き場が分かりずらかったと報告がある。一目で分かるように張り紙をする。…

4歳あさがお組2021年度5月の保育日誌

5月6日(木) 晴れ  中野

連休明けで保護者との分離に時間を要する子もいるが、登園の友達が増えてくると嬉しそうに、休み中の様子を互いに伝え合う姿がある。休み明けや昨日の雨で、花壇の花の根元にダンゴ虫が多くいるのに気づく子が多い。容器に集めて保育者や友達に見せてくれる子や、風呂マットを並べて部屋に見立てて、ごっこ遊びを楽しむ子もいる。興味のある遊びをゆったりと楽しめるように活動時間に余裕を持ち、一人一人と話をしながらコミュニケーションを取り友達との関わりを見守る。

 

5月11日(火)晴れ  中野

「きょうはナターシャ先生の日だね」と、英語を楽しみにする。歌やカードで簡単な単語を繰り返して発音すると、気分が高まり声や動きも大きくなる。講師や雰囲気に慣れない子が数名いるが保育者のそばで参加することで、安心している様子が見られる。音楽に合わせて体を動かしたり、カードを見て発音したりしながら楽しい時間を過ごす。講師の先生との関りに慎重な子は保育者と一緒に参加することで、少しずつ慣れていければと思う。興味を持って参加している時はそっと距離をとって見守る。

 

5月17日(月)曇り  中野

保育室でリズム遊びを楽しむ。「これ知ってるよ」と言いながら、保育者の動きを真似る子がいる。「カメ」「ツバメ」のポーズは難しい動きだが、バランスを取りながら「できた」「やった」と喜びの声を上げる。駆け足の場面では、動きが激しくなることもあるが、気に入ったポーズは繰り返し楽しむ。たくさんの動物になりきり、全身で表現する楽しさが感じられる。気持ちが昂り、動きが激しくなる子には加減しながら遊ぶ方法を知らせて、みんなが楽しんで参加できるように配慮する。今後も、安全に全身を動かして表現遊びを楽しむ。

 

5月26日(水)晴れ  中野

プランターにアサガオの種を蒔く。「土はお布団だよね」と言い、優しく土をかけながら「何色の花が咲くかな」と生長を楽しみにする。少し前に夏野菜の苗植えをしたことで、慣れた手つきで土をかけて丁寧に水やりをする姿が見られる。種の種類はミックスの物を用意したので、どんな色が咲くか期待感が持てるようである。今後も世話を通して、生長過程を見る中での発見や植物を大切にする気持ちを育んでいきたい。…

4歳あさがお組2021年度4月の保育日誌

4月6日 火曜日  晴れ  中野

戸外の心地よさを感じながら、年長組と一緒に散歩を楽しむ。公園内では前回咲いていた桜の花が、ほとんど散っている様子をじっくり観察する姿が見られる。階段を駆け上がる遊びをすると、競争心を表し走る子や疲れて途中歩く子などいるが、友達や保育者と楽しむ姿がある。身体を伸び伸び動かし夢中になって遊ぶ子が多いので、公園内の地形を熟知して遊びのバリエーションを増やしていく。

 

4月12日 月曜日 晴れ   中野

園庭遊びのときに放送が入り、地震の避難訓練に参加する。慌てることなく保育者の傍に集まり身体を丸めて頭を守る姿が見られるが、訓練慣れしているのかふざける子もいるので、訓練の大切さを皆で話し合い確認する。その後、紙芝居の読み聞かせから「こいのぼり」のイメージをつくり、皆で話し合いながら形や素材、色などを決めていく。ハサミの導入では安全面に留意して少人数ずつ行い、作品の完成を楽しみにしながら制作を進めていく。

 

4月16日 金曜日 晴れ  中野

坂道の多い往路を利用して散歩に出掛ける。下り坂は特に意識しながらゆっくり歩くように声掛けをするが、間が空くと急いで駆け足をする姿が多く見られる。公園に着くと藤棚に蜂がいるのに気づき、他の公園に移動する。水分補給後、皆でしっぽ取りゲームを楽しむと、しっぽを短めにしたり背後を意識して走ったりして元気に遊ぶ。現状を把握して臨機応変に行き先を変更したことで安心して過ごすことができた。次回は出発時間を早めて時間に余裕を持ち、交通ルールや歩き方を意識しながら安全に散歩を楽しむ。

 

4月22日 水曜日 晴れ  中野

気温が上がり暑さを感じる。園庭から入室すると、自ら水分を多めに摂る姿が見られる。これからの季節、暑い日には休息やこまめな水分補給をしながら、ゆったりと楽しんでいく。「こいのぼり」制作では何を作るのか明確にイメージがあるようで、折り紙を糊貼りする方向を自分なりに工夫して進めている。「かわいい」と自分の作品に親しみを感じる様子が見受けられ、出来上がりを楽しみにしながら行うことができて良かった。…

4歳あさがお組2021年度3月の保育日誌

3月5日(金)曇り 松崎

実習生がパラシュートを出して子どもたち皆で広げる。息を合わせて膨らませたり、中に入ったり、寝転び、布団のように掛けたりし、パラシュートに親しむ。その後、風船やビーチボールを乗せ、皆で布の端と端を持ち、転がしたりして遊ぶ。

指導計画について担任は怪我などを防ぐ為の約束を話すように伝えた。しかし、ムーブメントは子どもが思いきり制約のない状態で遊べるように実習生は、先生の話を聞くことのみ伝えていた。子ども同士が動き方を教え合ったり、話を聞こうとする姿勢が見られていた。子どもがのびのびと遊ぶ姿で、普段決まりごとが多いことを自分自身で学びになる。

 

3月19日(金)晴れ 松崎

お別れ会の会場作りを行う。前日より、子どもたちと本日の話し合いを十分にしてきたので、確認作業後、テーブルへ椅子をセットしたり、作ったランチョンマットを置いたりしていく。自ら役割をこなし、幼児クラスと追いかけ玉入れをしたり、保育者のスケッチブックシアターを見たりする。始めの言葉、終わりの言葉をしっかりと言おうとする姿など責任感を感じた。ランチョンマット制作、コサージュ作り、お別れ会の準備等の一通りの作業を行いながら、一つの目的に向かってやり遂げた事は、子どもたちにとって達成感を味わったり、友達のために何かをしてあげたりすることで、喜んでもらえたことの満足感など、色々な感情を味わえることが出来た貴重な経験となった。この流れを次年度年長になる期待へと繋げていく。

 

3月26日(金)晴れ 松崎

さくら組と手を繋ぎ、四っ切公園に向かう。散歩中つくしが出ていることに気付いたり、花の香りがすると話したりする子もいる。公園にて水分補給後、大型遊具や追いかけっこなどをして過ごす。時間もゆっくり取れ、満足そうに帰路を歩く。遠い場所への散歩は、子どもたちが十分楽しむ事ができるように、前日から周りの職員と調整し、早めに出発できるようにする。気温も上がってきたので、水分補給をしたり、木陰で休んだりしながら熱中症を防ぐ。

 

3月30日(火) 曇り 末﨑

お風呂マットを広げ、その上を走り、友達の遊ぶ場へ入っていく。友達同士快く相手を受け入れて互いの考えを伝えながら楽しむ。登り棒や鉄棒でのブランコ等でも話し合いながら工夫をしている。気温が上がり、衣類の調節と水分補給は声を掛けながら過ごすようにする。遊びが広がり、玩具が多く出てしまったが、今の遊びに必要な玩具を安全に使用できるように時折声掛けをする。少しずつ自ら片付けをしたり、遊びたい玩具を出したりして自発的に考える姿があった。…

4歳あさがお組2020年度2月の保育日誌

2月4日(木)晴れ 青木

看護師から手洗い指導を受ける。紙芝居の読み聞かせ後、保育者2人がそれぞれしっかりと洗った手、簡単に洗った手を見せる。両保育者の手に看護師が水をかけると簡単に洗った保育者の手が黒くなり、子どもたちは「うわあ!汚い!」「適当に洗ったからだ!」と目を大きくさせて驚いた反応を見せる。その後、1人ずつ手の甲に判子をつけて手洗いをする。手洗いポスターを見ながら真剣に洗う子が多い。

日頃からウイルスや、ばい菌についての話はしているが、今回「ばい菌=黒い水」と分かりやすく目に見えたことで衝撃を受けているようだった。以前お腹が痛くなった経験のある子もいて「しっかり洗おう」と話す子や、自分の手を見て心配になりすぐに洗いに行こうとする子もいる。手洗いの大切さを再確認できた。今後もこの意識が続き、丁寧な手洗いが習慣化するよう工夫する。

 

2月5日(金)晴れ 松崎

もう少しで自分達が年長児になること、今の年長児が小学校へ行くことから話し始め、卒園プレゼントや卒園児へ送る歌について話をする。運動会やお楽しみ会での年長児の格好いい姿や一緒に関わったことなど一緒に思い出す。子どもたちから「プレゼントを作りたい」と意欲的な言葉が出る。プレゼントを作っていることは年長児には内緒にし、「楽しみな思いはプレゼントを渡すときまで取っておこうね。」と子どもたちと約束をすることでクラスの団結が深まっているようだ。年長児にプレゼントを渡すために制作をしていくことで、年長児への感謝の気持ちが湧くような言葉掛けをしていく。

 

2月12日(金) 晴れ 松崎

いつもより早めに園を出発し、四ッ切公園へ向かう。途中で梅の花を見つけ、顔を近づけて香りを楽しむ。公園では喜びで一杯の表情を見せ、思い思いの遊具で遊ぶ。保育者との約束を守り、子ども同士でも声を掛け合っている。今学期初めての四ッ切公園で距離もあり、散歩も久しぶりで体力も気になったが、殆ど転ぶことなく、あまり疲れることもなく歩いている。満足した表情でその後も過ごしている。今後も体力増進や気分転換をはかっていく。

 

2月19日(金)晴れ 松崎

ほうれん草、小カブのプランター前に集まり、保育者から野菜についての話や、収穫の方法を聞く。「やってみたい!」と意欲的に手を伸ばし、収穫する。今回収穫した野菜はそれぞれが家に持ち帰ることを伝えると嬉しそうにする。その後西公園に散歩に行き、梅の花や水仙を見たり、遊具や鬼ごっこで体を動かす。今回のことが食育に繋がるように野菜カードでクイズを出したり、パネルシアターを見たりしながら食べる意欲を育んでいく。クラスのヒヤシンスに興味を持っているので、花の図鑑や絵本を手の届くところに置き、いつでも見ることができるようにする。…