3歳さくら組保育日誌バックナンバー

3歳さくら組2021年度4月の保育日誌

4月1日(木)晴れ 五十嵐

さくら組に進級して一日目は、保育者に「さくら組さん」と呼ばれることを喜んだり、散歩へ行くことを伝えると、進んで片付けやトイレに行ったりして嬉しそうな姿が見られる。散歩では、桜の花やたんぽぽなどの自然物を発見したり、「あれ、なあに?」と質問したりして会話を楽しむ。進級して初めての日ということで、大きくなったことに対して期待が高まる子が多くいたが、これから日が経つにつれて不安な気持ちになることが予想されるので、子ども一人一人とじっくり関わり、信頼関係を築けるようにする。

4月13日(火)雨時々曇り 滝澤

初めて「英語で遊ぼう!」に参加する。事前に「ABC」の歌を歌ったり「Hello!」と挨拶を練習したりしたことで張り切って英語の名札を付ける。英語の先生が登場すると緊張して顔が強張る子や、保育者の傍にくっつく子もいる。その後、ダンスやゲームを通して少しずつ顔の表情も和らぎ楽しむ。終わった後感想を聞くと「楽しかった!」という声がたくさん聞かれ、次回に期待をもって初回を終えられたことが分かる。英語の色のカードを使ったゲームはとても盛り上がったため、日常でも取り入れて楽しんでいくことで、「英語で遊ぼう!」への参加を楽しみに出来るようにする。

4月22日(木)晴れ 滝澤

園庭で過ごす。コーヒー屋さんになりきって飲み物をふるまう子や、カラーコーンを使って工事現場を再現してイメージを膨らませながら、友達同士やり取りを楽しむ姿が見られる。「むっくりくまさん」のゲームでは、ルールを理解し楽しめるようになってくると「くまさん役」をやりたがる子もおり、考えながら参加している。年長児がリレーを楽しむ姿を見て自分達も参加したいという気持ちを表す。3歳児に合わせて、対戦してもらう事で勝つことが出来て楽しさを共有して喜ぶ。ルールのある遊びに参加する際、躊躇する子もいるので保育者が傍について援助し、無理のない参加方法を考えていく。また、気温が高くなってきたので、水分補給をこまめに行なうようにする。

4月27日(火)晴れ 五十嵐

避難訓練(火災)に参加する。園庭で自由遊びをしている時に、避難訓練の放送が入る。自ら職員の元に集まる子もいるが、遊びに夢中になっていると聞こえにくかったり、放送の内容がわからなかったりするのか、そのまま遊び続ける子もいる。放送の内容をわかりやすい言葉で伝えることで、自分から行動できるようにする。その後、水分補給をして園周辺を散歩する。「探検に行くよ」と声掛けで、期待しながら歩き始める。いつもと違う道をあるくことで、「どこいくのかな?」「ふじさん、見られるかな?」など子ども同士の会話を楽しむ。子ども同士の発見や関心に丁寧に応えていくことで、子ども同士の会話を膨らませていけるようにする。…

3歳さくら組2021年度3月の保育日誌

3月1日(月) 晴れ  高島

2歳児クラスと手つなぎ散歩をする。年上児との散歩が多かったので自分から声をかけて手をつなぎ並ぶということに最初は戸惑いを見せるが、歩行中は「いくよ」と声をかけ優しく手を引いてあげる様子が見られる。公園では虫眼鏡を使い花やアリを夢中で観察する。「なにしてるの?」と聞いてくる2歳児に「ここにアリがいるんだよ」と教えてあげるなど、年上児と一緒に散歩に行った時にしてもらったことを年下児にしている姿に成長を感じる。あと一か月で進級するので、年下児との関わりを増やしていき思いやりの心を育んでいく。

 

3月8日(月) 雨  中村

保育者が持っていたカルタの箱を見て「はやくやろう!」と目を輝かせる。カルタの他に子どもたちの意見からイス取りゲームをする。カルタは、ゲームを始める前に名前に入っている平仮名を探して一緒に声に出して確認してから行う。イス取りゲームは、イスはどんな風に並べたら良いのかを皆で話し合い、全体を見ながら積極的に声をかける児を中心に保育者の援助は殆どなく円形に並べている。前回遊んだときの事を思い出しながら準備をしているので、今後もやりたい遊びをするためには何が必要なのか、どんな事をすればいいのかなどを自分達で相談していけるように促していく。

 

3月17日(水) 晴れ  髙島

通常と違う保育室の雰囲気で少し緊張した様子で祝う会のリハーサルに参加する。内容は少し難しい場面もあったが、保育者の様子を見て拍手をしたり、歌の場面では手拍子や体でリズムを取ったりする。退場時には自ら拍手で見送る子もいる。その後の散歩では、花屋の前を通った時「マスクをしてても良い匂いがするね」と春の訪れを感じる様子がある。卒園と言う事を理解するのが難しい子もいるが、通常と違う雰囲気を感じて参加している。5歳児に感謝の気持ちを持ち、楽しい思い出が作れるようにしていく。

 

3月29日(月) 晴れ  髙島

日野中央公園周辺へ散歩に行く。歩行中子ども達が見つけた桜を辿って道を決め、桜巡りをする。公園内のビオラや菜の花の香りを嗅ぎ「甘い匂いだね」「さっきの花と違う匂いがする」と花によって匂いが違う事に気付く。帰園中、桜の花びらが風で舞っていると「きれい」「雪みたいだね」と春の景色を感じる。初めて見た花の名前や桜吹雪に感激したり、保育者や友だちと楽しい時間を過ごす事が出来た。探索が十分できるよう時間に余裕を持ち、発見する楽しさを感じられるようにする。…

3歳さくら組2020年度2月の保育日誌

2月1日(月) 晴れ  高島

「今日は豆まきなの?」と一日早く行う豆まき集会に戸惑いの表情を見せながらも期待を持つ。由来の紙芝居、豆まきの歌を楽しみ園庭で「赤鬼と青鬼のタンゴ」を踊る。太鼓の音が鳴ると表情が変わり、赤鬼青鬼が登場すると、園庭の端へ逃げたり、保育者の後ろに隠れたりする。果敢に豆を投げる友達を見て、涙をこらえ豆を投げ始める子もいる。「家でもやるよ」と保護者と一緒に行う事を楽しみにする。赤鬼青鬼の姿を見て不安になる子も、豆まきをする友達の姿を見て勇気を出して豆まきをしていた。友達を意識し、勇気を貰い行動する姿に成長を感じる。行事の由来や伝統などまだ難しい面もあるが、友達と参加をする事で親しみや期待感を持てるようにしていく。

 

2月9日(火) 晴れ  藤

北公園へ散歩に行く。虫めがねを持ち葉っぱの葉脈や木の根っこ、地面に小さな虫がいるかなど夢中で観察する。「みてみて!これすごいね!」「こっちにも!」と友達や保育者に話しかけてくる。普段見ているものを虫めがねで見ることにより新たな発見があり、様々なものに興味が広がっている。他の公園へ行き、虫や植物などを虫めがねで観察したり、見たものを絵に描いたりして発見する喜びや探究心を高めていく。

 

2月15日(月) 雨  髙島

ハサミを使い雛人形の顔の形を切る。保育者が「ゆっくりで大丈夫だよ」と伝えると「今日は時間がいっぱいあるもんね」と雨の日の生活を理解する。スムーズに曲線を切る子や慎重に一度切りを繰り返す子、切るのが不安な子は予め切ってある物を選んだりする。髪の毛は折り紙を細かくちぎり貼っていく。ハサミの使い方に不安を持っている子は丁寧に道具の使い方を伝えていく。一人一人の成長の進み方を把握して、援助をし作る楽しさ、達成感を感じられるようにする。

 

2月22日(月) 晴れ  髙島

幼児クラスの行事を楽しみにしていた子が多く、持って来た水筒を嬉しそうに保育者に見せる。3クラスでのなかよしグループに戸惑いながらも、5歳児に手を取ってもらい関わりを楽しむ。おやつを食べたことや散歩が楽しかったことをお家の人に伝えたいと保育者に言いに来る。感染予防の為、幼児クラスの行事を縮小したり無くなったりした事が多く、水筒を持っての散歩に大きな期待を持ち喜んで参加する。5歳児が手を引いてくれたり、譲ってくれたりする姿を見て良い刺激となり、思いやりの気持ちを経験するよい機会になった。低年齢児との関わりの機会を増やし思いやりの気持ちを育んでいく。…

3歳さくら組2020年度1月の保育日誌

1月5日(火) 曇り  高島

散歩中に休みの日に出掛けた場所やお年玉をもらったことなどを夢中で話す。地域の正月飾りを見て「きれいだね」「お正月が終わったら節分だよ」と季節の行事に期待を持つ。公園では気の合う友達と固定遊具で遊んで体を動かし、斜面でバランスを取りながら上り下りを楽しむ。斜面を怖がって途中で止まる友達を心配して傍で声を掛けながら見守る姿もある。休み明けの登園なのでゆったりと時間に余裕を持ち活動する。新しい年を迎え、その後の行事に期待を持ち友達と楽しそうに会話をしている姿を見て、今までの経験、体験の積み重ねが知識となっていると改めて実感する。体験、経験を深めていけるように活動、遊びを計画していく。

 

1月22日(金) 晴れ  藤原

園庭で遊んでいる時に避難訓練の放送が入る。火事の放送と気付いた子は口元に手を当てながら保育者のそばに集まり話を聞く。消火訓練を見たあと、すみれ組と手を繋いで西公園へ避難する。声をかけながら手をつなぎリードして歩く姿が見られる。避難訓練終了後、ひまわり組と一緒に西公園の広場や坂道を走ったり、探検をしたりして体を動かして遊ぶ。何度か走り「つかれたー」と言っていた子も、ひまわり組の子が「まだまだ走るよ」というのを聞いて「やっぱりぼくも!」と再度走る。体力がついてきたので、色々な運動遊びを活動に取り入れて、体を動かす楽しさを味わえるようにしていく。

 

1月25日(月) 晴れ  髙島

鬼の形をした土台を5色から選び、目や牙、角を自分のイメージに合うよう色や形を保育者と相談しながら進める。自分のイメージしている目や牙を見本なしで切っていく子や、保育者に描いてもらった線をじっくり見ながら切る子など、それぞれのイメージに近づけながら楽しそうに作っている。鬼の形の土台から「目はどうしようか?」「角は何本にする?」と一人一人のイメージを形にできるように丁寧に話を聞いていく。考えている時はじっくりと答えを待ち、子どもが納得して完成させ満足できるようにと心掛けた。子どもの声を聞き、一人一人が充実感や達成感を味わえるように活動を展開できるようにする。

 

1月26日(火) 晴れ  髙島

こども新年会があることを伝えると、「やったー」「獅子舞怖くないよ」と行事に期待を持つ。正月遊びの紹介では、コマ回し、羽根つきの実演を見ながら「がんばれー」と保育者に声をかけて楽しむ。獅子舞が登場すると涙をこらえてじっと見つめる子や、「○○先生だから大丈夫だよ」と喜んで頭を出し噛んで貰う子もいる。新年会終了後は、お土産の折り紙コマで正月遊びを楽しむ。十二支のパネルシアターは少し難しい部分もあったが、楽しく見ることができた。伝統的な由来や意味などを理解する事に重点をおかず、雰囲気に触れ楽しみながら日本の行事に親しみを持てるようにしていく。…

3歳さくら組2020年度12月の保育日誌

12月2日(水) 雨  高島

合唱、オペレッタを皆で行いお楽しみ会ごっこをイメージする。オペレッタでは、自分の役ではないダンスも自然と体が動き友達と楽しそうに踊る。活動後、応援の職員が見てくれたことに対して「うれしかった」と笑顔で答える。その後、オペレッタで使うお面を見て「めはどうやってつけるんだろう」と作り方に期待を持つ。担任以外に見てもらうこと、活動風景を見守ってもらうことで子どもたちは達成感を感じることができた。衣装も子どもたちと一緒に作り意欲に繋げていく。

 

12月7日(月) 晴れ  髙島

「昆虫がいるところはどこ?」「森には何がある?」など応答を繰り返しながらイメージを膨らませ背景を作りあげる。「きいろいはっぱもあるよね!」という言葉から黄色の絵の具を増やし、子どもたちの手形で森を完成させる。「きもちいいね」「あしもやりたい」と言い、自分で足の裏に絵の具を塗り足形の葉を足していく。子どもたちの言葉から黄色を足したことで華やかな背景が完成した。手だけでなく足でもできることに気付いたりと、活動をしながら子どもたちの考えを形にすることができた。子どもたちの発想を大切にしていく。

 

12月17日(木) 晴れ  髙島

「おたのしみかいだね」「きょうDVDとるんだよね」と楽しみに登園する。普段と違う雰囲気、場慣れなどから気持ちが高揚してしまうが、一人一人楽しく参加する。合唱では自信をもって大きな声で元気よく披露する。日々の保育活動で一人一人の思いや発想を取り入れていく。言葉かけ、経験の大切さ、保育者の関わり方の積み重ねが子どもたちの成長の基本となることを忘れずに工夫しながら保育をしていく。

 

12月23日(水) 晴れ  髙島

大掃除では「ここもだよね」「こっちも」と自分で製作したほうきで汚れを払い、雑巾で拭いていく。掃除をする場所は自分で考えたり友達と話し合ったりしながら楽しそうに探し、掃除が終わると「ぴかぴかになったね」と達成感を味わう。普段、保育者がしていることに興味を持ち、やってみよう、やってみたいという気持ちから進んでお手伝いをしてくれる姿が多くなってきている。思いを汲み取り大掃除という形で活動にしてみたところ楽しそうに参加していた。日々の生活でも自分のものは自分で片付けたり、掃除をしたりする習慣を身に付けられるようにしていきたい。

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3歳さくら組2020年度11月の保育日誌

11月2日(月) 晴れ  高島

「どうぶつさんきたね」「おやさいもってきたよ」と動物との触れあいに期待を持つ。牧場の方の説明を聞き、少し緊張した様子で触れ合ったり、野菜をあげたりしていた。動物が自分の野菜を食べると笑顔を見せながら「ふわふわでかわいいね」「たべてるよ」と野菜をあげることや触れ合う事を楽しむ。触れ合いを通して貴重な時間を過ごす事ができた。

 

11月11日(水) 晴れ  髙島

プランターを見つけると「なにするの?」と冬野菜の栽培に期待を持つ。種の蒔き方を伝えると「こうやるんだよね」と夏野菜の時を思い出し、指で穴を開ける友達の姿を見て真似をする。小さな種を自分で開けた穴に入れ、プランターに顔を近付け種が入っていない穴を探す。「さつまいもみたいにおおきくなるといいね」と生長を楽しみにする姿が見られる。赤、黄、緑のげんきっずから食べ物に興味が出てきているので、栽培を通して栄養面なども伝えていき、生長を楽しみながら収穫に期待をふくらませる。

 

11月17日(火) 晴れ  髙島

昆虫太極拳の曲を流すと楽しそうに歌いながら体を揺らしてリズムをとる。どの部分のダンスを踊りたいかを聞き、配役を決めていく。「やりたいね」「みんなにみせるの」と見てもらうことに期待を持つ。配役を決めるとき、繰り返しダンス部分の曲を聞き、役が決まると「やったね」と友達と喜び合う。以前から部屋で過ごす時に、オペレッタの曲を流していたので配役を決める際、歌を歌いながら自然に自分がやりたい役を決めることができた。見てもらうことや劇ごっこを楽しみにしているので、保育者も一緒に楽しみながらお楽しみ会ごっこに向け活動していく。

 

11月24日(火) 曇り  藤原

避難訓練後に、疑似体験としてペットボトルのキャップを破損したガラスの破片に見立ててその上を歩く。保育者の話を聞き「どんなかんじかな」「いたいかな?」と友達に話し、実際に歩くと「いたい」「ちくちくするね」と言う子や、棚に掴まりながらゆっくり歩く子がいる。避難靴を履いてから再び歩くと「いたくないね」と、裸足で歩いた時との感触の違いが分かり、靴を履くことの大切さを知ることができた。疑似体験を通して新たな発見があったので、煙体験など別の疑似体験もできるように考えていく。…

3歳さくら組2020年度10月の保育日誌

10月2日(金) 晴れ  中村

西公園の広場で5人ずつかけっこをする。2回行い、2回目は少し距離を伸ばして走る。探索の前に公園での約束事を伝え、虫探しやドングリ探し、蝶々やトンボ、ハトを追いかけて楽しむ。探索をしながら園にある手作りバッグを思い出し、「つぎはかばんにいれようね」とバッグを持って散歩に行くことに期待感を持っている。かけっこの距離を決める時、保育者に「もっとうしろー」と声が上がり自分たちで距離を決めて走る。「足と腕を大きく動かすと早く走れるよ」と伝えると、その場で走る真似をして、走り終わった後「はやくなってた?」と嬉しそうに話す。涼しくなり運動をしやすい時期になってきたので、運動会ごっこを意識しながら様々な運動遊びを楽しめるようにしていく。

 

10月6日(火) 晴れ  髙島

お散歩バッグを肩から斜めにかけると「かわいいでしょ?」「ドングリここに入れるんだよね」と自分で装飾したバッグを友達と見せ合って喜ぶ。公園でドングリを見つけると夢中で拾ったり、金木犀の香りに気付いた子が「さいこうのにおいだね」と落ちていた花を集めてバッグへ入れたりし、帰園中も大事そうに手を添える姿がある。時間に余裕をもって行くことで、たっぷり遊びを楽しむことができた

 

10月14日(水) 曇り  髙島

火災の避難訓練で園外へ避難する。2歳児クラスと手をつなぎ園庭から第二避難場所の西公園へ移動する。2歳児クラスの歩幅に合わせたり、段差に上がってしまった子に「あぶないよ」と声を掛けたりしながら優しく手を引く姿がある。帰園後、5歳児の遊戯を見学し園庭で遊ぶ。感染症予防のため、異年齢児との交流に配慮し活動していたので、乳児に対しての関りに不安があったが相に合わせて優しく声を掛けている姿に成長を感じる。避難訓練という短い時間だったが異年齢児と手をつなぎ歩行したことで、年下児との関わり方に自信につながったと思う。感染予防に配慮しながら、交流できる工夫を担任間で考えていく。

 

10月26日(月) 晴れ  髙島

入場門や万国旗を見て「きょうはうんどうかいごっこだね」「できるね」と期待感を持つ。オープニングでは、少し緊張した表情を見せていたが、体を動かす度に笑顔が見られる。5歳児の遊戯では「いっしょにおどりたい」と言って立ち上がった子も、音楽が流れると憧れの眼差しで夢中になって観る。かけっこや遊戯が終わるたびに「きょうかっこよかった」「がんばったよ」と担任に達成感を伝えに来る。幼児クラスになり、初めて皆で一つの大きな事をやり遂げた達成感や喜びを味わうことができた。また新たなことに挑戦する気持ちを育んでいく。…

3歳さくら組2020年度9月の保育日誌

9月4日(金) 晴れ 高島

ひのまつりの為、ひまわり組での朝の支度に不安そうな表情を見せるが友達や保育者に声を掛けられると安心し「きょうおまつりだよね」「たのしみだね」と話をする。恥ずかしさから店番をしているひまわり組の友達に声を掛けられない子もいたが、声を掛けられると安心して参加する。例年とは異なる形での行事になり小規模での開催になったが、子供たちから「たのしかった」という言葉が聞け、短時間ではあったが異年齢交流を持つことができ良かった。このような機会を増やしていけるよう担任同士で声を掛けていく。

 

9月10日(木) 晴れ 高島

タライに入った水や水鉄砲で水遊びを楽しむ。友達や保育者に水をかけて反応を見たり掛け合いをしたりして楽しく体を動かす。水が苦手な子はログハウスの中から笑顔で水遊びの様子を伺う。シャワー後「つめたかったね」「あーたのしかった」「きもちよかった」と嬉しそうに伝えてくる。水が苦手な子も友達が楽しんでいる様子を見て水遊びの雰囲気を楽しんでいる。暑い日には活動内容、活動時間を考え涼感を感じられるように工夫していく。

 

9月14日(月) 曇り 中村

出発前に散歩で行きたい場所の希望を聞き電車を見に行くことになり、電車を見る場所も子どもたちに決めてもらう。帰りは違う道を歩くよと話していたので別ルートを通ると「まえにここきたね」「こんどはこのこうえんね」と次の散歩への期待感を示す子もいる。雨上がり後の散歩だったので公園では遊ぶことが出来ないことを伝えると残念そうな声もあったが、すぐに電車を見に行こうと話が出て行き先が決まる。予定の本数よりも多く電車を見ることができたのでとても喜んでいて良かった。今回は電車を見る場所のみを希望を取って決めたが、次回は通る道も子どもたちに決めてもらい、ちょっとした探検のような散歩をしてみようと思う。

 

9月24日(木) 曇り時々雨 高島

避難訓練の放送を聞くと表情が変わり保育者の指示に耳を傾ける。ヘルメットや避難靴を身に着け「あたまはだいじだよね」「“おかしも”だよ」と今までの訓練で覚えたことを保育者に伝える。訓練後「すこしこわかったね」と友達と話す場面もある。訓練中会話をせず保育者の指示を待つ子、訓練の時に身に着けたことを言葉にして保育者に伝えようとする子の姿を見て、繰り返し参加し行動することで、理解していることを実感する。普段と違う訓練だったが、避難の仕方をしっかりと子どもたちに伝え安全を図っていく。室内遊びでは、肌色に塗った紙皿を顔に見立て毛糸やクレヨン、画用紙で自分の顔を表現し、完成した制作を嬉しそうに見ながら「うんどうかいでどこにかざるんだろう」と期待感を持つ。…

3歳さくら組2020年度8月の保育日誌

8月6日(木) 晴れ  中村

カルタ遊びをする前に平仮名カードを使いクイズ形式で平仮名に興味を持つ環境作りとする。カルタの枚数を少なくして探しやすくしていたが、「もっとやりたい」と声が多く上がり半分過ぎた頃に残りのカルタを全部出してカルタを楽しむ。ゲームの序盤は平仮名が分かる子が読んでいる途中に取りに行く為、同じ子ばかりが取れてしまう。休憩を挟んだ後に取りに行くのは、読み手が「どうぞ」を言ってからカルタを取りに行くルールを追加した。この「どうぞ」が意外と難しく、お手つきが何度か続いたが子ども同士で声を掛け合ううちにお手つきする子がいなくなる。全員が同じ土俵で最後までゲームを楽しめるように今後も工夫をしていく。

 

8月14日(金) 晴れ  高島

色がついた氷を見ると声を出して喜び、絵の具とは違う感触で色染めを楽しむ。水風船を割り氷が出てくると「きらきらだね」「いしみたい」「これはたまごね」と友達と見せ合う。溶けかけの氷を摘もうとするが「ちいさくなっちゃうな」となかなか摘めず不思議そうな顔をする。手形、足形、氷でのお絵描きごっこを楽しみ、「またやろうね」と会話も弾む。氷が溶けながら色が混ざり合う様子を夢中で見る姿から絵の具とは違う感触や色染め遊びを経験する事ができた。子どもたちのあそびが深まるよう色々な自然素材や、材料、道具に触れられる機会を作っていく。

 

8月21日(金)  晴れ  中村

フルーツバスケットをする。ブドウ、ミカン、リンゴ、イチゴの4グループに分かれ、呼ばれたら返事をしたり、次に呼ばれたら座席を移動するなどルールを増やして、ゲームの楽しさを味わえるように工夫する。何回か繰り返すとフルーツを言いたくて空いている椅子を友達に譲ったりする子もいて、それぞれの楽しみ方でゲームに参加する。希望したフルーツになれず一度は次回でと折り合いをつけたが「やっぱりやだ」と落ち込んでしまう子おり、保育者とペアになりながら何度か参加しているとルールの理解がされていく。思いが通らなかった子に対する対応の難しさを感じる。一人一人の気持ちに寄り添い、その時にその子にとって最善の選択を出来るよう保育の幅を広げていきたい。

 

8月28日(金)  晴れ  髙島

いざりあるきを保育者がすると真似をして「もっとやりたい」と一緒に体を動かす。3人ずつ競走を始めると、順番を待っている子が「がんばれー」と応援をする。お尻と足でバランスを取りながら前進したり、姿勢が良い友達の姿を見て真似している。速さを気にする子が多いが、ルールを守ろうとする子は保育者を見て確認をする。友達が頑張っている姿を見て自然に応援する姿に成長を感じる。速さを競うことが中心になってしまいがちだが、相手を応援することやルールを守って楽しむことの大切さ、楽しさを伝えていきたい。…

3歳さくら組2020年度7月の保育日誌

7月7日(火)  曇り 髙島

七夕集会に参加する。以前から笹飾りを作ったり、歌を歌ったりしていたので興味を持って保育者の話を聞く。由来のパネルシアターでは少し難しい場面もあったが黒地のパネルに映えるイラストに「きれいだね」と友達と会話をしながら夢中で見る。さくら組が作った笹飾りを保育者が紹介すると飾ってある笹飾りを指差し、自分の作品を嬉しそうに探す。飾る場所や飾り方を工夫し作ったものを大切にする気持ちや作りたいという気持ちが持てるようにしていく。

 

7月16日(木)  曇り 高島

裸足になり階段を下りると「やっぱここいたいね」と地面の感触を保育者に伝えたり、平均台や跳び箱を用意すると「このまえやったよね」と経験したことを思い出したりして活動に期待を持つ。跳び箱からのジャンプでは大きな声でヒーローの名前や「○○のははです」と保護者の真似をして楽しむ。運動遊びをしながらのびのびと楽しく自分の考えやイメージを表現している。様々な遊びや活動を取り入れていく。

 

7月20日(月)  晴れ 髙島

歩行中に「ビッグボーイでママとごはんたべた」「オリンピックはさむいんだよ」と経験したことと夢中で保育者に伝える。公園ではワニの形をしたジャングルジムで「こわそう」と不安になっている友達に「こうすればいいんだよ」と見本を見せてあげる子がいる。固定遊具で不安になっている友達に気づき見本を見せてあげる子がいたので保育者もすぐには声を掛けず、さり気なく手を添える。歩行中は会話が途切れることなく、会話を楽しんでいる。体力もついてきているので距離を伸ばしていく。

 

7月30日(木)  曇り 髙島

ろうそくを使いはじき絵をする。白い画用紙にろうそくで絵を描くと、「かけないね」「しろとしろだからだよ」と会話をしながら大きく手を動かして楽しむ。上から絵の具を塗ると「でてきたね」「むらさきにもなったね」と色の変化や浮かび上がってきた線を見て喜ぶ。筆の力加減が難しく画用紙に穴が開いてしまっていた子はいるが、画用紙の上で混ざり合う絵の具の色に夢中になる。ワクワク、ドキドキするような活動を取り入れていく。…