3歳さくら組保育日誌バックナンバー

3歳さくら組2021年度10月の保育日誌

10月7日(木)くもり 五十嵐

期待を持ちながら、「運動会ごっこ」に参加する。手作りベルトなどを進んで着用する一方、緊張感も見られる。遊戯の曲が流れてきてもすぐには動けない子もいたが、周りの子が歌を歌いながら踊っている姿を見て、少しずつ体を動かし始める。曲の終わりには、みんなが笑顔になり、楽しむ様子が見られる。かけっこでは、不安がる子もいたが安心できる友達と一緒に走ることで、笑顔でゴールする。運動会ごっこに向けて、様々な活動をしてきたが、ポンポンや自分で作ったベルトを身に付けて楽しんで参加している。今後も今日の経験を活かしていけるように運動遊びを楽しみ、みんなの前で発表することを楽しんでいけるようにしていく。また、子どもたちの頑張りを十分に褒めて、自信に繋げていく。

 

10月11日(月)晴れ 五十嵐

4歳児と手を繋ぎ、洋光台駅前まで散歩に行く。保育園を出てすぐに、「かりん」や「ゆず」の木を見つけて観察する。公園では、「りす、いるかな?」と探したり、「木の葉っぱ、(風に吹かれて)なくなっちゃうよ」と言ったりして、自然に目を向ける子もいる。周りにある気になるものを観察しているので、前にいる子との距離が空いたり、車道側に近づいたりする子がいる。周りのものに興味を持ち、探している時は立ち止まったり、横断歩道に差し掛かった時には注意が向くような話をしたりして、その時に応じて臨機応変に対応していく。今後は、子どもたちの体力を見ながら様々な公園に行き、発見を共に楽しめるようにしていく。

 

10月22日(金)雨 五十嵐

新聞紙を使って、遊ぶ。ガムテープを用意し、保育者がガムテープをちぎって渡していると、自分で行うにはどうすればいいのかと聞きにくる子がいる。新聞紙でボールを作ったことで、玉入れを始めて友達と楽しむ。また、制作をしたいという子がいたので、新聞紙遊びをする中でコーナーを作り、マジックやはさみを用意する。ハサミを使う際には、保育者がそばにいるようにする。自分の作りたいものを形にしようと友達と話しながら制作する姿が見られ、保育者に見せたり持ち帰りたいと言ったりする。制作での目的をどの作品を作るかではなく、素材を用意して想像しながら作ることを楽しめるようにしていく。子どものやってみたいという気持ちを大切にして、活動を進めていく。

 

10月29日(金)晴れ 五十嵐

4名の誕生児がいたので、誕生会を楽しみにする姿が見られる。皆の前に立つことを恥ずかしがる子はいるが、緊張した様子もなく、嬉しそうな表情を見せる。今後は、みんなの前で自分の気持ちを表現していける機会を作っていく。楽器遊びでは、カスタネット、鈴、タンブリンを用意する。ピアノを弾くと、その音に合わせてリズムを取ったり、歌ったりする子もいる。自由に音を鳴らしたり、ピアノのリズムに合わせたりながら楽器遊びを楽しめるようにしていく。…

3歳さくら組2021年度9月の保育日誌

9月3日(金)雨 五十嵐

毎日「きょう ひのまつり?」と聞いて楽しみにする姿が見られる。自分達で色塗りをしたお面を被ると、嬉しそうにする。お店屋さんに行くと、始めはどうすればいいのかわからずに立ち止まっていた子も、年長の元気な掛け声やサポートで遊び始める。緊張した表情の子もいたが、景品を手にすると嬉しそうに見せに来る。年長のサポートや友達と一緒に参加することで、楽しむ様子が見られる。今後も異年齢児と関わる機会を作り、やりとりを楽しみがなら、遊びの幅を広げていけるようにする。

9月6日(月)曇りのち雨 五十嵐

園庭で過ごしていると、ログハウスの中で先日参加した「ひのまつり」で行ったようなごっこ遊びを始める子がいる。「ひのまつり」の楽しかった思い出と共に、友達とお店屋さんごっこを楽しんでいるので、クラスでも同じようなごっこ遊びが楽しめるように、子どもたちの好きなかき氷や飴などを子どもたちと一緒に作る。これからも子どもたちのやってみたいことを保育に取り入れて、想像力を豊かにしたり興味の幅を広げたりしていく。

9月16日(木)晴れ 五十嵐

気候も良くなり、散歩しながら子ども同士での会話を楽しむ姿が見られる。また、公園に行くまでの道すがら、保育者が金木犀の木を見つけて「いいにおい!」というと立ち止まり香りをかいだり、ちょうちょが飛んでいるのを見つけて観察したりして自然の変化に興味を持つ。公園に着いて虫メガネを渡すと、葉っぱやアリなどを探し、虫メガネでじっくりと観察する。どんぐりやまつぼっくりを見つけられる季節になるので、集めて楽しめるような袋などを用意して秋の自然を楽しんでいけるようにする。

9月23日(金)晴れ 五十嵐

園庭にて、運動会ごっこで行うダンスをする。今まで室内で踊っていたので、緊張した表情を見せる子もいたが、曲が流れると、自然に体が動いていく。この曲は、鼻歌で歌うほど気に入っている曲なので、保育者も一緒に楽しみながら踊っていく。暑さを訴える子もいたので休息や水分補給をしながら、無理なく進めていく。その後は、室内で運動会ごっこの時に飾る旗の装飾をする。絵の具で好きな色を選び、色を混ぜたり形を描いたりしながら色の変化を楽しむ。運動会ごっこの当日の日程を子どもたちに伝えながら、期待を持ち参加していけるようにする。…

3歳さくら組2021年度8月の保育日誌

8月5日(木)晴れ 五十嵐

5歳児の部屋にあるダンボールハウスとパズルマットを借りて、自由に遊ぶ。使い方を簡単に説明した後に、遊び始める。ダンボールハウスを並べ始めるが、倒れてしまうことに気付いて、段ボールの両側を牛乳パック積み木で挟んで支えようとしたり、ダンボールを二枚重ねてみたり自分達で工夫して遊び始める。その後、ままごと遊びに発展していく。子どもたちが必要とするだろうものをあらかじめ保育室内に用意してから、活動を始めたが、友達と相談しながら遊びが広がっていっているので、その都度必要なものがないか子どもに確認しながら環境を整えて遊びが広がっていくようにする。5歳児が普段どのようにして遊んでいるのかも観察できる機会を作り、遊びのヒントになるようにする。

8月10日(火)晴れ 滝澤

連休の過ごし方を一人一人みんなの前で発表する。シャボン玉をしたこと・プールに行ったこと・パンケーキを焼いたことなどを嬉しそうに話し、友達から「いいな~!」と羨ましがられて笑顔になる様子や「私もプールやった!」と言って偶然同じ過ごし方であったことを喜ぶ姿が見られる。なかには「どうやって行ったの?」などの質問をする子もおり、自分の話だけでなく友達の話に耳を傾け会話を楽しんでいる。気の合う友達が休むことで浮かない表情の子もいたが、他の保育室で過ごしたり異年齢児との活動を取り入れたりすることで、普段は出来ない体験を楽しんでいけるようにする。

8月17日(火)雨 五十嵐

英語の先生が、「Hello!」と部屋に入ってくると笑顔になる。先生の言葉に続いて、英語の言葉を繰り返す。少しずつその声も大きくなる。先生がわかりやすいボディランゲージを見せながら、英語で話すことで、保育者が日本語で伝えなくても行動することが出来る。[What do we do?] の言葉の後にはいつも新しい遊びが始まるので、子どもたちがその言葉を聞くと、次、何をするのか期待する姿が見られる。今まで、保育者のそばで参加していた子も積極的に体を動かしながら楽しむ。また、いつもはみんなの前に立つことに緊張する子も、英語の時間には笑顔を見せて発表する。この経験を重ねることで、自信を持ちながら様々な活動に参加していけるようにする。

8月24日(火) 晴れ 五十嵐

園庭に出ると、すぐに砂遊びを始める。最近は泥遊びが多かったので、白砂が「さらさら しているね!!」と砂を集めてざるで振い、砂と石を分けてみる子、作った砂山に白砂をかけて楽しむ子などがいる。泥と砂の違いを感じて、遊びに取り入れる。ログハウスの中で、テーブルを囲みながらおままごとをしていた子が保育者を誘い、「お店屋さんごっこ」をし始めると、その様子を見ていた子が次々と参加する。一人の子が保育者を誘って始めた遊びが、どんどん広がりを見せて、作る品も増えていく。今後も子どもたちが自然に遊びに興味が持てるような環境作りをしていく。…

3歳さくら組2021年度7月の保育日誌

7月7日(水)雨のち晴れ 五十嵐

七夕の制作を通して、七夕に少しずつ興味を見せている。こいのぼりやひな祭りなどの行事と混同する子もいるが、集会では発見したことや思ったことを話しながら参加する。七夕の由来をペープサートで聞くが、途中で集中力が切れてしまう子もいる。事前に絵本や紙芝居などでわかりやすく由来を伝えて興味が持てるようにすれば良かった。その後、スペースマットを使い、サーキット遊びをする。自分達で、様々な形のマットを組み合わせて道を作り、ジャンプをしたり飛び越えたりしながら体を動かす。その後、みんなで作った道を使い、じゃんけん遊びに発展していたので、工夫しながら遊ぶ時間を十分に作っていくようにする。

7月14日(水)曇り 五十嵐

公園に近づくと、鳥のさえずりが聞こえて、「鳥さんに、会えるかな?」と楽しみにする。草が生い茂っていたり、セミの鳴き声が聞こえたり、周囲の変化を口々に伝え合う。自然の変化を楽しむ姿が見られるので、その発見に丁寧に応えていく。ねこじゃらしを見つけた子が、「ねこじゃらしおいかけっこ」を保育者と始めると、他の子も集まり遊び始める。見つけたもので、追いかけっこを始めた子どもたちの発想を大切にし、保育者も一緒になり楽しむことで、色々な遊びに発展していけるようにする。

7月21日(水)晴れ 五十嵐

今年度初めての水遊びをする。プールを見ると歓声を上げて喜んだり、水がたまる様子を見て心待ちにしたりする。水遊び用の玩具を出すと、たらいやプールの中に入れて遊び始める。水の勢いで動く玩具の様子を観察したり、友達と水をかけあったりしながら遊ぶ。また、プールに足を入れて、「気持ちいい」と心地よさを口にする子もいる。ホースを使ってシャワーをすると、始めは逃げていた子も近づいてきて水の感触を楽しむ。気分が高揚する場面が見られるので、水遊びの約束を子どもたちに伝え、傍で見守りながら安全に楽しめるようにしていく。

7月29日(木)晴れ 五十嵐

折り紙でセミの制作をする。今年度初めての折り紙制作だったので、少人数ずつで行う。保育者が見本を作っていると、「なにしているの?」「やってみたい」と興味を示す。今、遊んでいるものを片付けたら、制作しようかと提案すると、進んで片付けを始める。制作を始めると、思うように折ることができずに「できない」というもいたが、「おしえて!」と保育者の手本を見てやってみようとする姿が見られる。セミが止まるための木を画用紙にクレヨンで描き始めると、なかなか描き出せない子がいたので、今後は描き始める前に実際の木をみんなで見ることで、描きやすいようにしていく。…

3歳さくら組2021年度6月の保育日誌

6月4日(金)雨 五十嵐

部屋を広げて、4歳児と一緒に体操をする。子どもたちのリクエストした曲をかけることで張り切って参加する子もいるが、参加しない子もいる。保育者が踊っていることで少しずつ体を動かしているので、体操の機会を増やし、体を動かすことに慣れていけるようにする。

その後、絵の具を使って、「雨」を表現する。以前クレヨンで「雨」を描いていたので、その上から塗り、はじき絵をする。筆とスポンジを用意したことで、絵の具の変化を楽しみながら、「ざあざあ雨だよ~」など子ども同士話しながら取り組む姿が見られる。制作では、事前に話をしていたことで楽しみにしていた子が多く、積極的に参加する。絵の具への興味があるので、今後は色を自分で選んで混ぜたり、様々な素材を使ったりして表現の幅を広げていく。

6月8日(火)晴れ 五十嵐

気温が高かったので、園庭で水遊びや泥遊びをする。前回はバケツに水を入れて泥遊びをしたが、その遊びが気に入り、同じように遊ぶ子が多い。年長が、ホースのスプリンクラーで遊んでいる姿を見て、徐々に参加する子が増える。始めは、洋服が濡れるのを嫌がっていた子も、後半には気にすることなく、大胆に遊び始める。

前回楽しんだことを覚えていて、同じ遊びを楽しむ子や、周りの子の様子を見て初めての遊びに挑戦してみようとする子など、一人一人やってみたいことが異なるので、その気持ちを大切にして、興味があることをじっくりと楽しめるようにしていく。また、気温が高くなってきているので、休息や水分補給を適宜していく。

6月17日(木)曇り時々雨 五十嵐

前日から内科健診のことを話して、絵本を読んでいたので興味を持ちながら参加する。恥ずかしそうにする子もいたが、自分の名前や年を伝えることが出来る。

その後、数名に分かれて、ハサミを使った制作をする。保育者と一対一で、折り紙を切る。家庭で使い慣れている子は、「自分で出来る」と張り切って取り組む姿が見られる。ハサミを使うことに興味を持っているが、まだ危ない場面が多く見られるので、傍で保育者が見守りながら取り組んでいく。制作に興味を持っている子が多いので、様々な素材や用具を使って表現する事を楽しめるようにしていく。

6月22日(火)晴れ 五十嵐

2歳児と手を繋いで、西公園(遊具側)に行く。久しぶりの散歩で子ども同士の距離が空くことがあったが、「小さい子を守ってね」と伝えることで、2歳児をリードして歩く姿が見られる。公園では、約束事を聞いてから遊び始める。遊びに集中すると約束事を忘れることがあるが、その都度声掛けをすることで自ら気付く。年上児のとの関りだけではなく、年下児と手を繋いで散歩したことで優しく接する子もいる。手を繋ぐ際、まだ力加減がわからずに強く引っ張ってしまうことがあるので、慌てないようにペースを考えて先導していく。遊び自体は、クラスごとで遊ぶ姿が多く見られるが、交流を重ねることで関わりを楽しめるようにしていく。…

3歳さくら組2021年度5月の保育日誌

5月7日(金)曇り 五十嵐

近所のお花屋さんに夏野菜の苗を買いに行く。事前に、野菜の苗や野菜が出来た様子がわかる絵本を導入することで、興味を示す。「買い物に行く」ということが嬉しくて、まわりの保育者にもそのことを話して楽しみにする。お花屋さんでは、色とりどりの花を観察したり花の名前を聞いたりする。自分たちで苗を持って帰ってきたことで、嬉しそうに植える。給食の時には、食材を指差し「これなに?」と質問したり、「どんな味がするのかな?」と食べてみようとしたりする姿が見られるので、みんなで野菜を育てていくことで食材への興味を深めていけるようにする。

5月13日(木)雨 五十嵐

「ゲームをしよう!」と話すと、「椅子取りゲームがいい」とリクエストをする。「今日は、椅子に座るよ」と意気込みを伝える子もいる。始めにルールを話すと子どもたちの方から、前回の様子を思い出しながらルールを確認しあう姿が見られる。椅子に座れなかった子の席を「応援席」とすることで、楽しんで参加する。言葉で説明するだけではなく、保育者も一緒にゲームに参加していくことで、ルールを理解していけるようにする。初めての粘土遊びでは、感触を嫌がることなく、様々な形に見立てて楽しむ。さまざまな道具を用意し、イメージしたものを形にしていけるようにする。

5月21日(金)雨 五十嵐

なかよし散歩の予定だったが天候がよくなかったので、室内で幼児クラス全体を使ってコーナー遊びをする。「楽器」「サーキット」「制作」コーナーを自由に行き来できるように設定する。保育者がコーナーの説明をすると、嬉しくて歓声をあげる子もいる。一人で行動するのは緊張した様子が見られるが、保育者や友達と一緒に参加することで楽しむ姿が見られる。同じクラスの子どもとの関わりが多かったが、異年齢児の遊びを真似する子もいる。誰かと一緒に行動することで、安心して参加しているので、一人一人の様子を見ながら声掛けや援助をしていく。年上児の姿を真似して遊びが広がっているので、異年齢児で過ごす機会を増やしていく。

5月24日(月)曇りのち晴れ 滝澤

あさがお組とリレーを行う。緊張から保育者と一緒に走りたがる子はいたが、ルールを理解し、コースを上手に走る子もいる。子どもの様子を見ながら保育者も一緒に参加することでゲームを楽しめるようにしていく。その後は裸足になって、園庭で遊ぶ。マットで斜面を作りその上を転がったりタイヤを並べ列車に見立てて電車ごっこをしたりしながら、友達との会話が盛り上がる。友達を誘って、遊び始めることが増えたが、お互いの思いの違いでトラブルになる場面もあるので、その都度保育者が仲立ちをしていく。また、気温・湿度共に高く、水分補給をこまめに行なうよう心掛け、エアコンや扇風機を適度に使用し快適に過ごせるようにしていく。…

3歳さくら組2021年度4月の保育日誌

4月1日(木)晴れ 五十嵐

さくら組に進級して一日目は、保育者に「さくら組さん」と呼ばれることを喜んだり、散歩へ行くことを伝えると、進んで片付けやトイレに行ったりして嬉しそうな姿が見られる。散歩では、桜の花やたんぽぽなどの自然物を発見したり、「あれ、なあに?」と質問したりして会話を楽しむ。進級して初めての日ということで、大きくなったことに対して期待が高まる子が多くいたが、これから日が経つにつれて不安な気持ちになることが予想されるので、子ども一人一人とじっくり関わり、信頼関係を築けるようにする。

4月13日(火)雨時々曇り 滝澤

初めて「英語で遊ぼう!」に参加する。事前に「ABC」の歌を歌ったり「Hello!」と挨拶を練習したりしたことで張り切って英語の名札を付ける。英語の先生が登場すると緊張して顔が強張る子や、保育者の傍にくっつく子もいる。その後、ダンスやゲームを通して少しずつ顔の表情も和らぎ楽しむ。終わった後感想を聞くと「楽しかった!」という声がたくさん聞かれ、次回に期待をもって初回を終えられたことが分かる。英語の色のカードを使ったゲームはとても盛り上がったため、日常でも取り入れて楽しんでいくことで、「英語で遊ぼう!」への参加を楽しみに出来るようにする。

4月22日(木)晴れ 滝澤

園庭で過ごす。コーヒー屋さんになりきって飲み物をふるまう子や、カラーコーンを使って工事現場を再現してイメージを膨らませながら、友達同士やり取りを楽しむ姿が見られる。「むっくりくまさん」のゲームでは、ルールを理解し楽しめるようになってくると「くまさん役」をやりたがる子もおり、考えながら参加している。年長児がリレーを楽しむ姿を見て自分達も参加したいという気持ちを表す。3歳児に合わせて、対戦してもらう事で勝つことが出来て楽しさを共有して喜ぶ。ルールのある遊びに参加する際、躊躇する子もいるので保育者が傍について援助し、無理のない参加方法を考えていく。また、気温が高くなってきたので、水分補給をこまめに行なうようにする。

4月27日(火)晴れ 五十嵐

避難訓練(火災)に参加する。園庭で自由遊びをしている時に、避難訓練の放送が入る。自ら職員の元に集まる子もいるが、遊びに夢中になっていると聞こえにくかったり、放送の内容がわからなかったりするのか、そのまま遊び続ける子もいる。放送の内容をわかりやすい言葉で伝えることで、自分から行動できるようにする。その後、水分補給をして園周辺を散歩する。「探検に行くよ」と声掛けで、期待しながら歩き始める。いつもと違う道をあるくことで、「どこいくのかな?」「ふじさん、見られるかな?」など子ども同士の会話を楽しむ。子ども同士の発見や関心に丁寧に応えていくことで、子ども同士の会話を膨らませていけるようにする。…

3歳さくら組2021年度3月の保育日誌

3月1日(月) 晴れ  高島

2歳児クラスと手つなぎ散歩をする。年上児との散歩が多かったので自分から声をかけて手をつなぎ並ぶということに最初は戸惑いを見せるが、歩行中は「いくよ」と声をかけ優しく手を引いてあげる様子が見られる。公園では虫眼鏡を使い花やアリを夢中で観察する。「なにしてるの?」と聞いてくる2歳児に「ここにアリがいるんだよ」と教えてあげるなど、年上児と一緒に散歩に行った時にしてもらったことを年下児にしている姿に成長を感じる。あと一か月で進級するので、年下児との関わりを増やしていき思いやりの心を育んでいく。

 

3月8日(月) 雨  中村

保育者が持っていたカルタの箱を見て「はやくやろう!」と目を輝かせる。カルタの他に子どもたちの意見からイス取りゲームをする。カルタは、ゲームを始める前に名前に入っている平仮名を探して一緒に声に出して確認してから行う。イス取りゲームは、イスはどんな風に並べたら良いのかを皆で話し合い、全体を見ながら積極的に声をかける児を中心に保育者の援助は殆どなく円形に並べている。前回遊んだときの事を思い出しながら準備をしているので、今後もやりたい遊びをするためには何が必要なのか、どんな事をすればいいのかなどを自分達で相談していけるように促していく。

 

3月17日(水) 晴れ  髙島

通常と違う保育室の雰囲気で少し緊張した様子で祝う会のリハーサルに参加する。内容は少し難しい場面もあったが、保育者の様子を見て拍手をしたり、歌の場面では手拍子や体でリズムを取ったりする。退場時には自ら拍手で見送る子もいる。その後の散歩では、花屋の前を通った時「マスクをしてても良い匂いがするね」と春の訪れを感じる様子がある。卒園と言う事を理解するのが難しい子もいるが、通常と違う雰囲気を感じて参加している。5歳児に感謝の気持ちを持ち、楽しい思い出が作れるようにしていく。

 

3月29日(月) 晴れ  髙島

日野中央公園周辺へ散歩に行く。歩行中子ども達が見つけた桜を辿って道を決め、桜巡りをする。公園内のビオラや菜の花の香りを嗅ぎ「甘い匂いだね」「さっきの花と違う匂いがする」と花によって匂いが違う事に気付く。帰園中、桜の花びらが風で舞っていると「きれい」「雪みたいだね」と春の景色を感じる。初めて見た花の名前や桜吹雪に感激したり、保育者や友だちと楽しい時間を過ごす事が出来た。探索が十分できるよう時間に余裕を持ち、発見する楽しさを感じられるようにする。…

3歳さくら組2020年度2月の保育日誌

2月1日(月) 晴れ  高島

「今日は豆まきなの?」と一日早く行う豆まき集会に戸惑いの表情を見せながらも期待を持つ。由来の紙芝居、豆まきの歌を楽しみ園庭で「赤鬼と青鬼のタンゴ」を踊る。太鼓の音が鳴ると表情が変わり、赤鬼青鬼が登場すると、園庭の端へ逃げたり、保育者の後ろに隠れたりする。果敢に豆を投げる友達を見て、涙をこらえ豆を投げ始める子もいる。「家でもやるよ」と保護者と一緒に行う事を楽しみにする。赤鬼青鬼の姿を見て不安になる子も、豆まきをする友達の姿を見て勇気を出して豆まきをしていた。友達を意識し、勇気を貰い行動する姿に成長を感じる。行事の由来や伝統などまだ難しい面もあるが、友達と参加をする事で親しみや期待感を持てるようにしていく。

 

2月9日(火) 晴れ  藤

北公園へ散歩に行く。虫めがねを持ち葉っぱの葉脈や木の根っこ、地面に小さな虫がいるかなど夢中で観察する。「みてみて!これすごいね!」「こっちにも!」と友達や保育者に話しかけてくる。普段見ているものを虫めがねで見ることにより新たな発見があり、様々なものに興味が広がっている。他の公園へ行き、虫や植物などを虫めがねで観察したり、見たものを絵に描いたりして発見する喜びや探究心を高めていく。

 

2月15日(月) 雨  髙島

ハサミを使い雛人形の顔の形を切る。保育者が「ゆっくりで大丈夫だよ」と伝えると「今日は時間がいっぱいあるもんね」と雨の日の生活を理解する。スムーズに曲線を切る子や慎重に一度切りを繰り返す子、切るのが不安な子は予め切ってある物を選んだりする。髪の毛は折り紙を細かくちぎり貼っていく。ハサミの使い方に不安を持っている子は丁寧に道具の使い方を伝えていく。一人一人の成長の進み方を把握して、援助をし作る楽しさ、達成感を感じられるようにする。

 

2月22日(月) 晴れ  髙島

幼児クラスの行事を楽しみにしていた子が多く、持って来た水筒を嬉しそうに保育者に見せる。3クラスでのなかよしグループに戸惑いながらも、5歳児に手を取ってもらい関わりを楽しむ。おやつを食べたことや散歩が楽しかったことをお家の人に伝えたいと保育者に言いに来る。感染予防の為、幼児クラスの行事を縮小したり無くなったりした事が多く、水筒を持っての散歩に大きな期待を持ち喜んで参加する。5歳児が手を引いてくれたり、譲ってくれたりする姿を見て良い刺激となり、思いやりの気持ちを経験するよい機会になった。低年齢児との関わりの機会を増やし思いやりの気持ちを育んでいく。…

3歳さくら組2020年度1月の保育日誌

1月5日(火) 曇り  高島

散歩中に休みの日に出掛けた場所やお年玉をもらったことなどを夢中で話す。地域の正月飾りを見て「きれいだね」「お正月が終わったら節分だよ」と季節の行事に期待を持つ。公園では気の合う友達と固定遊具で遊んで体を動かし、斜面でバランスを取りながら上り下りを楽しむ。斜面を怖がって途中で止まる友達を心配して傍で声を掛けながら見守る姿もある。休み明けの登園なのでゆったりと時間に余裕を持ち活動する。新しい年を迎え、その後の行事に期待を持ち友達と楽しそうに会話をしている姿を見て、今までの経験、体験の積み重ねが知識となっていると改めて実感する。体験、経験を深めていけるように活動、遊びを計画していく。

 

1月22日(金) 晴れ  藤原

園庭で遊んでいる時に避難訓練の放送が入る。火事の放送と気付いた子は口元に手を当てながら保育者のそばに集まり話を聞く。消火訓練を見たあと、すみれ組と手を繋いで西公園へ避難する。声をかけながら手をつなぎリードして歩く姿が見られる。避難訓練終了後、ひまわり組と一緒に西公園の広場や坂道を走ったり、探検をしたりして体を動かして遊ぶ。何度か走り「つかれたー」と言っていた子も、ひまわり組の子が「まだまだ走るよ」というのを聞いて「やっぱりぼくも!」と再度走る。体力がついてきたので、色々な運動遊びを活動に取り入れて、体を動かす楽しさを味わえるようにしていく。

 

1月25日(月) 晴れ  髙島

鬼の形をした土台を5色から選び、目や牙、角を自分のイメージに合うよう色や形を保育者と相談しながら進める。自分のイメージしている目や牙を見本なしで切っていく子や、保育者に描いてもらった線をじっくり見ながら切る子など、それぞれのイメージに近づけながら楽しそうに作っている。鬼の形の土台から「目はどうしようか?」「角は何本にする?」と一人一人のイメージを形にできるように丁寧に話を聞いていく。考えている時はじっくりと答えを待ち、子どもが納得して完成させ満足できるようにと心掛けた。子どもの声を聞き、一人一人が充実感や達成感を味わえるように活動を展開できるようにする。

 

1月26日(火) 晴れ  髙島

こども新年会があることを伝えると、「やったー」「獅子舞怖くないよ」と行事に期待を持つ。正月遊びの紹介では、コマ回し、羽根つきの実演を見ながら「がんばれー」と保育者に声をかけて楽しむ。獅子舞が登場すると涙をこらえてじっと見つめる子や、「○○先生だから大丈夫だよ」と喜んで頭を出し噛んで貰う子もいる。新年会終了後は、お土産の折り紙コマで正月遊びを楽しむ。十二支のパネルシアターは少し難しい部分もあったが、楽しく見ることができた。伝統的な由来や意味などを理解する事に重点をおかず、雰囲気に触れ楽しみながら日本の行事に親しみを持てるようにしていく。…