2歳すみれ組月のまとめバックナンバー

2歳すみれ組2021年度2月のまとめ

食事

献立がカレーライスの時は、やや大きめの器に盛り付けしてもらう。自分でスプーンを使い混ぜて食べたり、器に手を添えたり、食具を下手持ちすることで食べやすい事に気付くように見守る。食べこぼしが少なくなり、献立によってはエプロンを使用せずに喫食する子が増えている。

睡眠

保育者に優しく身体を撫でられて入眠する子もいるが、好きな人形や絵本を持って一人で入眠する子もいる。どの子も安心して身体を休ませることができる環境を整える。「寒い」「もっと寝たかった」と起床を嫌がる子は、気持ちの切り替わるように声掛けを工夫したり、落ち着ける場所を確保したりして、無理に起こすことのないように配慮する。室内の調光や換気・加湿などにも配慮する。

排泄

サンダルを履いてトイレに行き、排尿する子が増えている。便器前に行ってからパンツやズボンを足首まで下ろすことを伝える。サンダルの後片付けや手洗いを丁寧に行う。保育者に見守られ、立位で紙・布パンツを履けるようになる。日中布パンツで過ごす子は、防水シーツを敷いて午睡するようになる。排泄の時間は焦らせず、じっくり取り組めるようにする。

健康

くしゃみと共に多量に鼻水が出る子がいるが、大きく体調を崩すことなく健康に過ごしている。うがいが定着して、外から帰ったら進んで手洗い・うがいをする。手洗いソープは電動の物を使用する、手に触れる場所はこまめに消毒するなど衛生面への配慮をする。

身体発達

衣服の着脱を意欲的に行う子が多い。ボタンやファスナーを自分でしようとしたり、友達の着脱を手伝ってあげようとしたりする姿が見られる。戸外では、起伏のある道を歩いて遠くの公園へ出かける。子ども同士の手繋ぎで歩ける子がいるが、子どもの歩調が合わずに転倒することもある。身長差なども考慮して、繋ぎ相手を見極めるようにする。

情緒面

さまざまな場面で、「おにいさんだから」「おねえさんだから」と頑張りが見られ、進級に向けて、意識の高まりが感じられる。豆まき遊びでは鬼への恐怖心から、保育者の背後に隠れる子もいるが、5歳児クラスとの交流を楽しむ姿も見られる。しばらく、鬼の存在を意識する様子がある。子ども同士で思いを膨らませて共有し、ごっこ遊びを楽しんでいるので、十分に遊びを満喫できる時間や場所の確保をする。

言葉

身近な花の名前を覚え、散歩中に「うめの花だよ」と指を差して保育者に知らせる。休み中に「公園の芝生で遊んだよ」「お母さんと一緒に買い物に行ったよ」と表現豊かに話す。話を聞いていた他の子も会話に加わる事もあるので、思いに共感して会話の広がりを楽しんでいく。…

2歳すみれ組2021年度1月のまとめ

食事

食べこぼしが減り、エプロンを外して食事をする。机と体が離れている時は、椅子を前に引くことで姿勢が直ることや、食器に手を添えるように伝える。食具の持ち方は一緒に手を添えてわかりやすく知らせる。

睡眠

好きな絵本や人形を持って布団に横になる。体力がつき、眠くない子は他クラスの職員と連携を取りながら、幼児の部屋や廊下などで好きな玩具で遊んで過ごす。引き続き、他クラスの職員と協力しながら、午睡をする子としない子が安心して過ごせる環境を作る。換気をしているので、室内が寒くならないようにこまめに暖房の調節をし、安眠できるようにする。

排泄

日中、布パンツで過ごす子や、オムツが濡れていないと便座に座って排尿する子が増える。今までトイレに座らなかった子も活動の切り替え時には、誘い、成功したときには、褒めたり、嬉しさを共感したりして意欲に繫がるようにする。トイレでの手洗いも声をかけて衛生面に配慮する。

健康

嘔吐や下痢で数名の子が体調を崩す。感染症の為、数日間休園となる。一定時間毎の手洗い、うがい、水分補給を欠かさず行う。室内では、空気清浄機や暖房を使用し、室温に気をつけながら換気をし、感染症を予防する。

身体発達

散歩では、新しい道の景色を見たり、友達との会話を楽しんだりして歩く。長い距離でも座り込むことなく最後まで歩き続け、体力がつく。ルールのある簡単な鬼遊びを好み、保育者と5,6人の子と一緒に遊ぶ。様々な道中を歩いて新しい発見を楽しみながら、色々なコースの散歩を経験できるように機会を設ける。鬼遊びの際には、衝突に気をつけながら、広い場所で存分に出来るように計画する。

情緒面

長期休み後の登園は、保護者との分離に涙を流すことなく、殆どの子が笑顔で登園し、機嫌よく遊び始める。気の合う友達とごっこ遊びをして楽しむ姿がある。ごっこ遊びがより楽しめるよう、小道具を用意したり、保育者が仲立ちし、言葉掛けを工夫したりして友達と遊びのイメージの共有に繋げていく。

言語

正月の絵本を読み聞かせていると、家庭での様子を言葉で伝えようとしたり、友達の話を聞いて「ぼくもしたよ」「わたしも行ったよ」などと話したりする。保育者や友達とのやり取りの中で、伝えたい気持ちが膨らみ大声になることもあるので、子どもの話したいという気持ちを受け止めながら、ゆったりとした雰囲気の中で会話を楽しめるようにする。…

2歳すみれ組2021年度12月のまとめ

食事

味に好みが出てきて、見た目で緑色が強い物や酢の物など苦手な食材の残食が多くなるが、友達が食べている様子や保育者の声掛けにより、一口食べてみようとしたり美味しさに気付き完食することもある。食器や食具の手の添え方や持ち方、姿勢などを意識しながら、食べる意欲を育んでいけるよう声掛けをしていく。

睡眠

それぞれぬいぐるみをそばに置いたり、好きな絵本を楽しんだりした後入眠している。自ら眠る子もいるが、ゆっくり入眠していく子には、安心できるように傍につく。睡眠中の室温に留意し、午睡明けには窓を開放して換気する。体力がつき眠らなくても大丈夫な子は、保育室内や事務所などで過ごせるように今後も工夫する。

排泄

自ら尿意を伝えてくる子や友達と一緒ならと布パンツを履いてみようとする子がいる。布パンツで過ごしている時は、様子を見ながらトイレに誘っていく。また、紙パンツを履いている子も誘い成功体験を重ねていく。気温が下がってきて排尿間隔が近くなる子や、寒さからトイレに行きたくないという子がいるので、便座を温めたりしてトイレに行きやすい環境を作り見守っていく。

健康

外遊び後はうがいができるようにコップを用意したり、手洗いの仕方を丁寧に知らせていく。くしゃみや鼻水が出たら自分で始末をする方法をその都度伝えていくなど、清潔の意識を持てるようにしていく。感染症予防の為に一人一人の健康状態を把握し、保護者には丁寧に伝え、室温、湿度、換気に配慮する。

身体発達

戸外に出る際や入室時の身支度(靴下、上着、帽子)は自ら積極的に取り組む子が増え、困っている友達がいると手伝おうとする姿もある。散歩では距離を少しずつ伸ばし、周囲の環境や季節の装飾を楽しみながら歩く。身体の温まる遊びを取り入れ、保育者も一緒に遊びに参加し、怪我防止に配慮していく。

情緒面

友だち同士での関わりが増えて保育者が見守る中、集団で遊ぶ姿が見られるようになる。フルーツバスケットや椅子取りゲームなど簡単なルールのある遊びを少しずつ増やし、集団での遊びをしながら友達とのやり取りを楽しむ。一人一人が満足して遊べるように見守り、必要な時には仲立ちするなどの配慮をしていく。

言語

ごっこ遊びの中で思いを言葉で表現し、言葉を交わすことを楽しむ姿が見られる。数字や平仮名に興味をもち声に出して言う子もいる。布や箱のような、様々なものに見立てられる素材を用意したり、保育者も子どもが膨らませたイメージに応答的に関わったりしながら、遊びの楽しさを広げていく。…

2歳すみれ組2021年度11月のまとめ

食事

食べられる量や食材が少しずつ増えている。完食を目指そうとする子が増え、「ピカリンだよ」と空になった皿を保育者に見せて喜ぶ。メニューがカレーやマーボ豆腐の日は朝から楽しみにしている子が多く喜んで食べる。保育者に声をかけられたり、友達の姿を見たりして、スプーンや食器の正しい持ち方に気づき、意識して食べようとする。楽しく食事ができるような雰囲気をつくる。

睡眠

気に入ったぬいぐるみや絵本を手元に置き、見守られながら入眠したり、保育者に体を撫でられたり触られることで、一人一人のペースに合わせて入眠する。寒い日が増えたので毛布を用意する。空気清浄機・加湿器や換気に気を配り、その日の気候に合わせた快適な睡眠環境を整える。

排泄

尿意や便意を感じると、言葉で知らせてトイレに自ら行こうとする子が増える。便器に座るのを嫌がっていた子も積極的に座ろうとし、排尿が見られる。布パンツへの移行を進めている子の中には、日によって紙パンツを履きたがる子がいる。本人の意思を聞き、思いを尊重しながら、自由に選べるように用意しておく。

健康

寒暖差が激しく鼻水の出る子や長引く子が目立つ。保育者に拭いてもらうのを待つ子には声掛けし、自ら鼻水を吹くように促し、拭き方を丁寧に知らせる。気候に合わせた衣服の着用を心掛け、必要な子は着替えて調節する。うがいや薄着を習慣づけて、健康に過ごせるようにする。

身体発達

体力が付き、距離のある消防署まで道程を楽しみながら歩く。園庭では、タイヤの山を上り下りしたり、平均台の上でバランスをとりながら歩いたり、ユニ棒を両足跳びして遊ぶ。保育者とキャッチボールを楽しむ。上着のボタンやファスナーを一人で止める子や保育者に助けを求める子がいる。一人で着られるように着方を丁寧に知らせ、難しい時はさり気なく手伝い、「やってみよう」とする子どもの気持ちを大切にする。

情緒面

気の合う友達との模倣遊びが盛んになり、プラレールや車で遊ぶ。線路を複雑に組み立てる子には、「すごいね」「かっこいいね」など称賛する姿も見られる。戸外遊びから保育室に入室する際に「もっと遊びたかった」と言って、入室を渋る子がいるので、「また遊ぼうね」など優しく声を掛けたり、室内に興味が湧く玩具を用意したりして気持ちが切り替わるように関わる。

言葉

手遊びや季節の歌を覚えて口ずさみ、友達が歌っていると一緒に歌う。他の子どもが使っていても、目に留まり興味をもったものにさっと手を伸ばし、物の取り合いになることもあるが、保育者の仲立ちで「貸して」など少しずつ言葉で伝えられるようになる。言われた子も、時間を要する場合もあるが、一緒に遊んだり玩具を貸したりして関わりを広げている。保育者は子どもの気持ちや思いを言葉にして双方に伝えていく。…

2歳すみれ組2021年度10月のまとめ

食事

保育者に三指持ちして食べていることを知らせながら食べ進める。メニューによっては、エプロンをつけずに食べ、ほとんどこぼさずに食べる。スプーンの持ち方を意識している子が増えているため、保育者が持ち方の手本を見せたり、分かりやすく持ち方を伝えたりする。出来ている子には褒めて自信に繋げる。食べこぼしは減ってきているため、引き続き食べる姿勢、食材を口へ入れる時の持ち運び方などを知らせる。

睡眠

好きな絵本や人形と一緒に布団に入り、安心して身体を休める。家庭での睡眠時間を把握し、快適に過ごせるように一人一人の入眠や起床時間を調節する。また、その日の気温により、室内の温度や換気を調整し、心地良く眠れるようする。午睡しない子が数名いる。職員と連携しながら、寝ない子の場所を確保し、寝たい子と寝ない子が安心して過ごせるようにする。早く目覚めた子には、本やじっくり遊べる玩具などを用意し、工夫しながらも体を休められるようにしていく。

排泄

尿意や排便を感じて言葉や態度で知らせたり、保育者に誘われてトイレで排泄したりする子が増える。安心して活動できるように時間に余裕を持って過ごす。午睡以外を布パンツで過ごす子が少し増えたので、遊びのタイミングを見計らい、成功体験を増やす。紙パンツに出ていない時は、トイレに座ることを誘い、様子を見ながら進めていく。

健康

戸外から入室した際にうがいを取り入れる。保育者が手本を見せたり、やり方を伝えたりする。感染症予防のため、飛沫を防ぐよう少人数ずつ行ったり、保育者が必ずそばについて見守ったりする。また、手洗いと一緒に行うことを知らせ、習慣付くように関わる。気温差の激しい日があり、鼻水や咳が長引く子がいるが、大きく体調を崩すことなく登園する。様子によっては、保護者に日中の様子を伝え、悪化や感染を防ぐ。子ども自身で鼻水に気付き、拭ける言葉かけや拭き方を知らせて、清潔に過ごせるようにする。衣服が汚れたら、着替えを行うことで、気持ち良さを伝えていく。その日の気候により、衣服の調節を行う。

身体発達

運動会ごっこの活動を通して、音楽に合わせて踊ったり全力で走ったりする。また、タイヤを積み重ねて作ったマット山やユニ棒を用意すると、高這いして進んだり、跳んだりして、全身を使った遊びをする。今後もボールや平均台などの道具を使って、全身運動ができる遊びを取り入れたりしていく。

情緒面

自己主張や玩具への独占欲が強くなる反面、友達の様子を見て譲る場面も増える。やりとりをしながら、納得できる要素を交えて関わり方を知らせる。気の合う友達と、プラレールを組み立てて、電車や車を走らせ、ごっこ遊びやままごと遊びなど一緒に遊ぶ姿が増える。思い通りにならない時は、子どもの思いを理解したうえで落ち着けるように仲立ちしていく。

言語

手遊びや季節の歌を覚えて口ずさんで楽しむ。家庭の出来事や自分の気持ちを話し、気付いた事や「○○だからこうなんじゃない」と推測しながら伝える子が増え、友だちの様子を報告することもある。保育者の言葉を真似て、それを受け止めて遊ぶ姿も見える。言葉の表現が難しい時には、思いを聞いて代弁し、伝え方を知らせていく。好きなキャラクターになりきって遊んだり、簡単な劇遊びをしたりしながら、言葉の掛け合いや、友達と一緒に表現する楽しさを十分に味わう。…

2歳すみれ組2021年度9月のまとめ

食事

好みがはっきりしてくるが友達と一緒に食事を楽しむ経験を通して、苦手な食材を食べてみようとする姿や食具を三点持ちをして食事をする姿が見られる。食事の途中で姿勢が崩れる事があるので、イスとテーブルの高さを確認する。

睡眠

好きな絵本やブロックなどで遊びを十分に楽しみ、それぞれのタイミングで順次入眠したり保育者に背中をさすってもらいながら入眠する子もいる。体力がつき眠らない子もいるので遊べる場所を確保したり、眠りたい子はぐっすり眠れるように一人一人の気持ちを受け止めながら、安心して体を休めるように寄り添っていく。

排泄

紙パンツの子も便座に座ると排尿し、尿意を感じて保育者に伝えようとする子や、周りの子をみて自らトイレに行く子が少しずつ増えている。布パンツを意識している子もいるので、タイミングを見ながらトイレに誘い、成功体験を増やせるようにしていく。

健康

季節の変わり目で鼻水、咳が多くなっているので、咳が出る時は手を口にあて、鼻水が出たら自分でかんでみるよう声を掛けていく。汗をかいたり、衣服の汚れに気付いて保育者に知らせてくるときは、着脱がしやすいように準備・介助をする。家庭との連絡をこまめにし体調の変化や、感染症の早期発見と予防に努める。

身体発達

園庭や散歩先の公園でかけっこや段差からのジャンプを楽しんだり、傾斜のあるところを歩いて上がったり下りたりしながら様々な身体の動きを獲得する。安全に十分配慮しながら体を動かす楽しさを繰り返し味わう。

情緒面

2,3人で遊ぶ場を作り、ままごとで役割を決めて遊ぶ子が増える一方、自分の好きな玩具で一人遊びを満喫する子もいる。友達と関わって遊ぶことが増えた分、玩具や物を巡ってトラブルになることも増える。「どうしたの?」「二人とも困ったね」と双方の子どもたちの思いを察しつつ悲しかった気持ちに共感し、「貸してほしい時は『貸して』って言おうね」と言葉で伝える。

言語

手遊びや季節の歌を覚えて口ずさむ。身近な出来事を伝えたり、気付いた事や思いを伝えたりする子が増えているので、自ら話そうとする意欲を見守りながら親しみをもって接する。友達と関わって遊ぶ中で、思いを伝えるときに語気が強くなったり、大声になったりしてトラブルになることがあるので、適切な言葉の使い方や声の大きさを伝えたり仲立ちをしたりするなど、状況に応じて配慮をしていく。…

2歳すみれ組2021年度8月のまとめ

食事

座席の配置を工夫して、ウィルス感染を防ぐようにしている。暑さの為か食事量が減る子もいるので、一人一人の健康状態や食欲に合わせて量を調整する。ピーマンの栽培を通し、収穫した野菜を食べようとする子や、空になった皿を保育者に嬉しそうに見せる子がいる。楽しい雰囲気の中で器に手を添え、楽しく食事できるようにする。

睡眠

好きな絵本や人形を持って布団に横になり、十分に遊んだ後に入眠している。夏の疲れからか起床時間までぐっすり眠り、体を休めている子が多い。室内の換気や室温・調光に配慮して、心地良く入眠できるようにする。

排泄

保育者の声かけでトイレに行って便器に座ってみたり、排尿したりする子がいる。子どもの気持ちを理解しタイミングよく誘い、焦らずゆったりとした気持ちで見守りながら、子どもの状況に合わせて援助する。

健康

熱や咳での欠席が目立つ。保育中の急な発熱などわずかな体調の変化に注意を払い、感染症の早期発見に努める。暑くて室内で遊ぶ機会が多いので、箱・テーブル滑り台・ラバーリングを使い、跳ぶ、くぐる、登るなど子どもたちが自ら体を動かすことを楽しむ環境を整える。

身体発達

水遊びに慣れ、バケツに水をたくさん汲んで運んだり、友だちや保育者と水をかけ合いながら駆け回ったり、噴水マットの上で顔に水がかかっても平気で遊ぶ。水分補給をしっかり行い、活動の時間を考慮する。パズルや、小麦粉粘土・紐通しなど指先を使った遊びに興味を示して遊ぶので、様々な素材を用意する。

情緒面

休み明け、久しぶりの登園に戸惑う様子を見せる子もいるが、活動になると楽しく参加する。友達とのやり取りが増える中で思いの違いが見られるので、仲立ちをしたり見守ったりする。必要な時は一緒に遊び、一人一人の思いに寄り添いながら関わる。自分達が育てている野菜に触れ、「大きくなったね」と友達と喜び合う姿がみられる。

言葉

休み中の出来事を保育者と友達に話し、自分の気持ちを伝える事が増える。その都度、言葉を添えたり、引き出したりしていけるように耳を傾け、子どもが安心して話せる雰囲気を大切にする。他の子どもが使っていても、目に留まり興味を持ったものには手を伸ばし、物の取り合いになることもある。双方の思いや感情を出し合う様子を見守り、解決が難しいようであれば保育者が互いの思いを伝え、仲立ちをする。…

2歳すみれ組2021年度7月のまとめ

食事

収穫した栽培物(ピーマン)を給食室へ持っていき、調理をお願いする。給食に入っている野菜がクラスで育てた野菜だと知らせると、「たべてみる」「みててね」といって意欲的に食べたり、喜んで食べたりしている。栽培物を通して、様々な食材に興味を持ったり、育てる楽しさを知ったりすることができるように関わる。

睡眠

5歳児が午睡の手伝いにくると、優しく体を撫でられながら安心して入眠する。引き続き、安心して睡眠できるよう関わる。また、発汗状態を確認したり、室内の温度をこまめに調節して、布団の間隔に余裕を持ったりして、心地よく眠れる環境を作る。

排泄

遊びに夢中で、トイレに向かうのに時間を要する場合がある。遊びのタイミングを見てトイレに誘う。紙パンツに排泄したことを知らせてくる子や、トイレで排泄する子が増えたので、一人一人のペースに合わせ徐々に移行を進める。

健康

上旬に発熱や感染症で欠席する子がいる。中旬になると体調が回復するが、鼻水が出ている子がいる。暑さが増し、疲れが見られてくるため、十分な休息がとれるよう、家庭と連携をとりながら関わっていく。また、熱中症に気をつけながら、熱中症アラートを確認したり、水分補給をしたりして、活動を楽しめるようにする。

身体発達

リズム遊びでは、テンポが速い曲を好み、片足で跳んだり、足踏みしたりする動きを繰り返し楽しむ。テーブルで坂道を作ると、這って上ったり、バランスをとりながら滑ったりする。全身を使った遊びができるような遊びを考えていく。身支度を積極的に行う子はシャツやズボンの着脱をし、難しいところは、手伝いながら扱い方を伝え、達成感を味わえるようにする。

情緒面

友達に近づき、真似をしたり、誘い合ったりして遊ぶ姿が増え、コミュニケーションを図る姿が見られる。遊びの中で互いに楽しさを共有しながら関係を築いていけるようにする。

言語

家庭や園での出来事を保育者や友達に話し、自分の気持ちも合わせて伝える。話を聞く時間を設けたり、言葉を添えたりして、引き出していけるようにする。状況を見て友達に「~だよ」「大丈夫?」など気遣う姿が見えるので、柔らかい言葉を知らせていく。…

2歳すみれ組2021年度6月のまとめ

食事

食具の持ち方や姿勢などに気をつけて食べる子が増える。育てているピーマンのプランターを2階に持ってくると、水やりや成長する様子を毎日間近で見ることがでるようになり、家庭や園で実が大きくなったことを嬉しそうに話す子もいる。ピーマンを育て始めてから苦手な野菜を食べてみようとする子が増えてきたので、自分達で収穫したり、給食室に持って行ったりして育てた物を食べる嬉しさや楽しさを知らせていく。

睡眠

暑さによる疲れで、以前はあまり眠らなかった子も眠る日が増える。湿度が高く汗をかいたり、入眠しにくいことがあるので、眠る時の服装に気をつけたりエアコンや扇風機を有効的に使い眠りやすい環境を整えていく。

排泄

誘ったタイミングが合いトイレで排尿したり、自分から出ると言ってトイレに座ったりする子がいる。紙パンツに尿が出ていても誘うことで便座に座り排尿してみようとする子が多くなる。トイレで排尿したり、便座に座った子は手を洗うよう声をかけたり、濡らしたタオルで足裏を拭いたりして清潔を保てるようにする。

健康

季節の変わり目で天気や気温の変化が激しい為、発熱や咳など体調を崩す子が多く、登園している子も鼻水が出ていることが多い。鼻水が出ていても遊びに夢中になりそのままになっていることがあるので、鼻をかむよう声をかけたり、拭いたりしながら清潔にする心地良さを知らせていく。

身体発達

雨の日が多く散歩に行き体を動かす機会は減っているが、室内でのサーキット遊びなどで這う、跳ねる、投げるなどの体を動かす遊びや、子どもたちの好きなシール貼りや絵の具でのフィンガーペイントなどで指先を細かく使う動きや感触を楽しむ活動を通して、身体発達を促す活動を積極的に取り入れる。

情緒面

友達と一緒に遊びたいという気持ちが強くなる反面、気持ちのぶつかり合いやすれ違いでトラブルになりやすくなる。好きな友達と同じ物や場所で遊びたい思いを汲みとり、必要に応じて気持ちの代弁や仲立ちをして友達との関わり方を知らせていく。

言葉

好きなダンスを歌いながら踊ったり、季節の歌を流すと「知ってるよ」と言って楽しそうに歌ったりする姿がある。友達や保育者と話したいという気持ちが大きくなり、早口になったり声が大きくなったりする事があるので、ゆったり話しができる時間を設けたりしながら声の大きさ等を知らせていく。保育者の言う言葉を真似して楽しむこともあるので、保育者も丁寧な言葉を心掛け、発語や会話の楽しさを味わえるようにしていく。…

2歳すみれ組2021年度5月のまとめ

食事

野菜を苦手とする子も少しずつ食べる姿がみられ、食べ残しが減る。酸味の強い果物やスイカを残す子が多い。ピーマン苗の栽培を体験することで食材を知り、興味の芽生えを育んでいく。一人一人のペースに合わせ、ゆったりと食事が楽しめるように関わりに配慮する。

睡眠

布団が敷かれると自分の布団の上に横になり、保育者に身体を擦られたり、好きな絵本や玩具を持ったりしながら入眠する。感染症予防の観点から、布団の間隔に余裕を持たせ敷く工夫をしたり、換気に気を付けたりする。一人一人の子どもの生活のリズムに合わせて入眠ができるように配慮していく。

排泄

紙パンツに尿が出ていても便器に座り排尿しようとする子がいる。便器に座りたがらない子もいるので、気持ちを尊重した関わりをする。トイレ内に入った子は濡らした足拭きで足を拭くように促して、衛生的な環境を保つ。

健康

日頃からこまめに手洗いをし、戸外から帰ってきたら特に丁寧な手洗いを心掛け、必要な介助をする。夏日になる日や寒い日があり、寒暖差が激しい日が続くので、気候に合わせた衣服の調節や適切な休憩・水分補給をし、無理なく過ごすようにする。また、常に子どもの様子を観察し、異常があれば早期に発見できるように努める。

身体発達

日々の階段昇降の繰り返しや散歩で歩く機会、斜面登りなど遊びの中で様々な動きを取り入れ、1人でしようとする姿がみられる。ボールを投げたり、受け止めたりする動きを経験し、身体発達を促し積極的に取り入れていく。

情緒面

連休明けも落ち着いて過ごす姿が見られる。玩具の貸し借りや遊びの順番を待つことなど、一人一人の思いを汲み、必要に応じて気持ちの代弁をし、友達との関わり方を知らせる。

言葉

個人差はあるが、簡単な質問に答えたり、経験したことを少しずつ話したりする。物の名前に興味を持ち、指差しをして「これは?」と名称を聞く姿もある。丁寧に応えながら発語を促していく。「ぐるぐる」「おまけの おまけの きしゃぽっぽ」など音声の響きや繰り返しのリズムの楽しさを感じると、周りの子も真似をして言う。また、保育士の言葉を真似て使う子もいる。子どもと一緒に遊び、子どもが膨らませたイメージに応答的に関わりを広げる。発語が明瞭ではない子は言葉を補ったり、同調したりして言葉の広がりを援助する。…