2歳すみれ組月のまとめバックナンバー

2歳すみれ組2021年度9月のまとめ

食事

好みがはっきりしてくるが友達と一緒に食事を楽しむ経験を通して、苦手な食材を食べてみようとする姿や食具を三点持ちをして食事をする姿が見られる。食事の途中で姿勢が崩れる事があるので、イスとテーブルの高さを確認する。

睡眠

好きな絵本やブロックなどで遊びを十分に楽しみ、それぞれのタイミングで順次入眠したり保育者に背中をさすってもらいながら入眠する子もいる。体力がつき眠らない子もいるので遊べる場所を確保したり、眠りたい子はぐっすり眠れるように一人一人の気持ちを受け止めながら、安心して体を休めるように寄り添っていく。

排泄

紙パンツの子も便座に座ると排尿し、尿意を感じて保育者に伝えようとする子や、周りの子をみて自らトイレに行く子が少しずつ増えている。布パンツを意識している子もいるので、タイミングを見ながらトイレに誘い、成功体験を増やせるようにしていく。

健康

季節の変わり目で鼻水、咳が多くなっているので、咳が出る時は手を口にあて、鼻水が出たら自分でかんでみるよう声を掛けていく。汗をかいたり、衣服の汚れに気付いて保育者に知らせてくるときは、着脱がしやすいように準備・介助をする。家庭との連絡をこまめにし体調の変化や、感染症の早期発見と予防に努める。

身体発達

園庭や散歩先の公園でかけっこや段差からのジャンプを楽しんだり、傾斜のあるところを歩いて上がったり下りたりしながら様々な身体の動きを獲得する。安全に十分配慮しながら体を動かす楽しさを繰り返し味わう。

情緒面

2,3人で遊ぶ場を作り、ままごとで役割を決めて遊ぶ子が増える一方、自分の好きな玩具で一人遊びを満喫する子もいる。友達と関わって遊ぶことが増えた分、玩具や物を巡ってトラブルになることも増える。「どうしたの?」「二人とも困ったね」と双方の子どもたちの思いを察しつつ悲しかった気持ちに共感し、「貸してほしい時は『貸して』って言おうね」と言葉で伝える。

言語

手遊びや季節の歌を覚えて口ずさむ。身近な出来事を伝えたり、気付いた事や思いを伝えたりする子が増えているので、自ら話そうとする意欲を見守りながら親しみをもって接する。友達と関わって遊ぶ中で、思いを伝えるときに語気が強くなったり、大声になったりしてトラブルになることがあるので、適切な言葉の使い方や声の大きさを伝えたり仲立ちをしたりするなど、状況に応じて配慮をしていく。…

2歳すみれ組2021年度8月のまとめ

食事

座席の配置を工夫して、ウィルス感染を防ぐようにしている。暑さの為か食事量が減る子もいるので、一人一人の健康状態や食欲に合わせて量を調整する。ピーマンの栽培を通し、収穫した野菜を食べようとする子や、空になった皿を保育者に嬉しそうに見せる子がいる。楽しい雰囲気の中で器に手を添え、楽しく食事できるようにする。

睡眠

好きな絵本や人形を持って布団に横になり、十分に遊んだ後に入眠している。夏の疲れからか起床時間までぐっすり眠り、体を休めている子が多い。室内の換気や室温・調光に配慮して、心地良く入眠できるようにする。

排泄

保育者の声かけでトイレに行って便器に座ってみたり、排尿したりする子がいる。子どもの気持ちを理解しタイミングよく誘い、焦らずゆったりとした気持ちで見守りながら、子どもの状況に合わせて援助する。

健康

熱や咳での欠席が目立つ。保育中の急な発熱などわずかな体調の変化に注意を払い、感染症の早期発見に努める。暑くて室内で遊ぶ機会が多いので、箱・テーブル滑り台・ラバーリングを使い、跳ぶ、くぐる、登るなど子どもたちが自ら体を動かすことを楽しむ環境を整える。

身体発達

水遊びに慣れ、バケツに水をたくさん汲んで運んだり、友だちや保育者と水をかけ合いながら駆け回ったり、噴水マットの上で顔に水がかかっても平気で遊ぶ。水分補給をしっかり行い、活動の時間を考慮する。パズルや、小麦粉粘土・紐通しなど指先を使った遊びに興味を示して遊ぶので、様々な素材を用意する。

情緒面

休み明け、久しぶりの登園に戸惑う様子を見せる子もいるが、活動になると楽しく参加する。友達とのやり取りが増える中で思いの違いが見られるので、仲立ちをしたり見守ったりする。必要な時は一緒に遊び、一人一人の思いに寄り添いながら関わる。自分達が育てている野菜に触れ、「大きくなったね」と友達と喜び合う姿がみられる。

言葉

休み中の出来事を保育者と友達に話し、自分の気持ちを伝える事が増える。その都度、言葉を添えたり、引き出したりしていけるように耳を傾け、子どもが安心して話せる雰囲気を大切にする。他の子どもが使っていても、目に留まり興味を持ったものには手を伸ばし、物の取り合いになることもある。双方の思いや感情を出し合う様子を見守り、解決が難しいようであれば保育者が互いの思いを伝え、仲立ちをする。…

2歳すみれ組2021年度7月のまとめ

食事

収穫した栽培物(ピーマン)を給食室へ持っていき、調理をお願いする。給食に入っている野菜がクラスで育てた野菜だと知らせると、「たべてみる」「みててね」といって意欲的に食べたり、喜んで食べたりしている。栽培物を通して、様々な食材に興味を持ったり、育てる楽しさを知ったりすることができるように関わる。

睡眠

5歳児が午睡の手伝いにくると、優しく体を撫でられながら安心して入眠する。引き続き、安心して睡眠できるよう関わる。また、発汗状態を確認したり、室内の温度をこまめに調節して、布団の間隔に余裕を持ったりして、心地よく眠れる環境を作る。

排泄

遊びに夢中で、トイレに向かうのに時間を要する場合がある。遊びのタイミングを見てトイレに誘う。紙パンツに排泄したことを知らせてくる子や、トイレで排泄する子が増えたので、一人一人のペースに合わせ徐々に移行を進める。

健康

上旬に発熱や感染症で欠席する子がいる。中旬になると体調が回復するが、鼻水が出ている子がいる。暑さが増し、疲れが見られてくるため、十分な休息がとれるよう、家庭と連携をとりながら関わっていく。また、熱中症に気をつけながら、熱中症アラートを確認したり、水分補給をしたりして、活動を楽しめるようにする。

身体発達

リズム遊びでは、テンポが速い曲を好み、片足で跳んだり、足踏みしたりする動きを繰り返し楽しむ。テーブルで坂道を作ると、這って上ったり、バランスをとりながら滑ったりする。全身を使った遊びができるような遊びを考えていく。身支度を積極的に行う子はシャツやズボンの着脱をし、難しいところは、手伝いながら扱い方を伝え、達成感を味わえるようにする。

情緒面

友達に近づき、真似をしたり、誘い合ったりして遊ぶ姿が増え、コミュニケーションを図る姿が見られる。遊びの中で互いに楽しさを共有しながら関係を築いていけるようにする。

言語

家庭や園での出来事を保育者や友達に話し、自分の気持ちも合わせて伝える。話を聞く時間を設けたり、言葉を添えたりして、引き出していけるようにする。状況を見て友達に「~だよ」「大丈夫?」など気遣う姿が見えるので、柔らかい言葉を知らせていく。…

2歳すみれ組2021年度6月のまとめ

食事

食具の持ち方や姿勢などに気をつけて食べる子が増える。育てているピーマンのプランターを2階に持ってくると、水やりや成長する様子を毎日間近で見ることがでるようになり、家庭や園で実が大きくなったことを嬉しそうに話す子もいる。ピーマンを育て始めてから苦手な野菜を食べてみようとする子が増えてきたので、自分達で収穫したり、給食室に持って行ったりして育てた物を食べる嬉しさや楽しさを知らせていく。

睡眠

暑さによる疲れで、以前はあまり眠らなかった子も眠る日が増える。湿度が高く汗をかいたり、入眠しにくいことがあるので、眠る時の服装に気をつけたりエアコンや扇風機を有効的に使い眠りやすい環境を整えていく。

排泄

誘ったタイミングが合いトイレで排尿したり、自分から出ると言ってトイレに座ったりする子がいる。紙パンツに尿が出ていても誘うことで便座に座り排尿してみようとする子が多くなる。トイレで排尿したり、便座に座った子は手を洗うよう声をかけたり、濡らしたタオルで足裏を拭いたりして清潔を保てるようにする。

健康

季節の変わり目で天気や気温の変化が激しい為、発熱や咳など体調を崩す子が多く、登園している子も鼻水が出ていることが多い。鼻水が出ていても遊びに夢中になりそのままになっていることがあるので、鼻をかむよう声をかけたり、拭いたりしながら清潔にする心地良さを知らせていく。

身体発達

雨の日が多く散歩に行き体を動かす機会は減っているが、室内でのサーキット遊びなどで這う、跳ねる、投げるなどの体を動かす遊びや、子どもたちの好きなシール貼りや絵の具でのフィンガーペイントなどで指先を細かく使う動きや感触を楽しむ活動を通して、身体発達を促す活動を積極的に取り入れる。

情緒面

友達と一緒に遊びたいという気持ちが強くなる反面、気持ちのぶつかり合いやすれ違いでトラブルになりやすくなる。好きな友達と同じ物や場所で遊びたい思いを汲みとり、必要に応じて気持ちの代弁や仲立ちをして友達との関わり方を知らせていく。

言葉

好きなダンスを歌いながら踊ったり、季節の歌を流すと「知ってるよ」と言って楽しそうに歌ったりする姿がある。友達や保育者と話したいという気持ちが大きくなり、早口になったり声が大きくなったりする事があるので、ゆったり話しができる時間を設けたりしながら声の大きさ等を知らせていく。保育者の言う言葉を真似して楽しむこともあるので、保育者も丁寧な言葉を心掛け、発語や会話の楽しさを味わえるようにしていく。…

2歳すみれ組2021年度5月のまとめ

食事

野菜を苦手とする子も少しずつ食べる姿がみられ、食べ残しが減る。酸味の強い果物やスイカを残す子が多い。ピーマン苗の栽培を体験することで食材を知り、興味の芽生えを育んでいく。一人一人のペースに合わせ、ゆったりと食事が楽しめるように関わりに配慮する。

睡眠

布団が敷かれると自分の布団の上に横になり、保育者に身体を擦られたり、好きな絵本や玩具を持ったりしながら入眠する。感染症予防の観点から、布団の間隔に余裕を持たせ敷く工夫をしたり、換気に気を付けたりする。一人一人の子どもの生活のリズムに合わせて入眠ができるように配慮していく。

排泄

紙パンツに尿が出ていても便器に座り排尿しようとする子がいる。便器に座りたがらない子もいるので、気持ちを尊重した関わりをする。トイレ内に入った子は濡らした足拭きで足を拭くように促して、衛生的な環境を保つ。

健康

日頃からこまめに手洗いをし、戸外から帰ってきたら特に丁寧な手洗いを心掛け、必要な介助をする。夏日になる日や寒い日があり、寒暖差が激しい日が続くので、気候に合わせた衣服の調節や適切な休憩・水分補給をし、無理なく過ごすようにする。また、常に子どもの様子を観察し、異常があれば早期に発見できるように努める。

身体発達

日々の階段昇降の繰り返しや散歩で歩く機会、斜面登りなど遊びの中で様々な動きを取り入れ、1人でしようとする姿がみられる。ボールを投げたり、受け止めたりする動きを経験し、身体発達を促し積極的に取り入れていく。

情緒面

連休明けも落ち着いて過ごす姿が見られる。玩具の貸し借りや遊びの順番を待つことなど、一人一人の思いを汲み、必要に応じて気持ちの代弁をし、友達との関わり方を知らせる。

言葉

個人差はあるが、簡単な質問に答えたり、経験したことを少しずつ話したりする。物の名前に興味を持ち、指差しをして「これは?」と名称を聞く姿もある。丁寧に応えながら発語を促していく。「ぐるぐる」「おまけの おまけの きしゃぽっぽ」など音声の響きや繰り返しのリズムの楽しさを感じると、周りの子も真似をして言う。また、保育士の言葉を真似て使う子もいる。子どもと一緒に遊び、子どもが膨らませたイメージに応答的に関わりを広げる。発語が明瞭ではない子は言葉を補ったり、同調したりして言葉の広がりを援助する。…

2歳すみれ組2021年度4月のまとめ

食事

食具を使って好きな食材を意欲的に食べすすめたり、野菜類などの苦手な食材があると、「いらない」と保育者に伝えたりする。よく噛むことを知らせて、ゆったりと食事が楽しめるようにする。器や食具の持ち方は、安定するように保育者が手を添えて伝える。保育者が励ましたり、友達が食べている姿を知らせたりすると一口食べてみようとする。引き続き、食べてみようと思える言葉掛けをする。また、絵本、図鑑、ままごとを通して食材に興味が持てるようにしたりしていく。

睡眠

保育者に優しく体を撫でられながら入眠する子や、好きな絵本や人形を持って布団に横になり十分に遊んだ後に入眠している。安心して入眠できる環境を整えたり、気温に応じて室内の温度調節や換気に留意したりする。

排泄

オムツ交換の際に、自ら便座に座ったり、排尿したりする子が増える。トイレに行こうとする意欲を大切にしながら、排尿経験を増やせるように関わる。成功した際にはできたという嬉しさを共感して自信に繋げていく。子どもが夢中になって遊んでいる時には、遊びが途切れないように誘い、安心してトイレに行けるよう配慮する。

健康

咳や鼻水が出ている子が多い。風邪や感染症にかからないよう、保護者と園や家庭での様子を伝え合い、健康管理を行う。鼻水が出たり、衣服の汚れに気づいたりした時は、鼻の拭き方や着脱の仕方を知らせ、清潔に過ごせるようにする。食前や戸外から戻った後など、手洗いを保育者と一緒に行い、感染症の予防をする。

身体発達

散歩や公園で段差や傾斜のある場所でバランスを取りながら進んだり、段ボール滑りで手や足を意識して動かす遊びを楽しんだり、散歩先まで期待感を持って歩く。身支度から、着る、脱ぐ、履くなどの、手足、指先の使い方を知らせて出来た喜びも共感していく。ダンスや体操では、保育者を真似して、難しい動きも喜んでいるので、動きに変化をつけながら繰り返し楽しむ。

情緒面

新しい環境に慣れず、母子分離の際に涙を流したり、不安な表情を見せたりする子が数名いる。好きな遊びを一緒に遊んだり、ふれあい遊びをしたりして個別に関わり、信頼関係を構築し、安心して過ごせるようにしていく。「自分で」と主張する反面、「出来ない」と助けを求める時もあるので、気づいたことや、やってみたいことを探り、自分の気持ちが表せるように関わる。友達の様子を気にして優しく声を掛け、助ける場面があるので、子ども同士のやりとりにも共感して思いやりの気持ちを持って関われるように時には仲立ちをしていく。

言葉

友達の名前を読んだり、見たことや気づいたことなどを子ども同士で伝え合ったりして簡単な言葉のやりとりをする。やりとりが楽しめるように「○〇だね」や「~してみようね」と分かりやすい言葉掛けをしながら仲立ちをする。リズミカルな言葉や繰り返しの言葉がある絵本を使用して語彙を増やしていく。一人一人の思いをくみ取り、共感して「順番」や「貸し借り」ができるように時には代弁をし、分かりやすく優しい言葉で接することを知らせる。…

2歳すみれ組2020年度3月のまとめ

食事

全体的に食欲があり、これまで苦手だった食材を少しでも食べてみようとする姿が見られる。完食の子も増えてお皿が空になると「ピカピカ」と保育者に嬉しそうに伝える。『食べてみよう』という思いを大切にして褒めたり、認めたりしながら食べる楽しさが感じられるようにしていく。

睡眠

トイレを済ませ、絵本を見てから一人で入眠する子や、保育者に背中を擦ってもらいながら安心して眠りにつく子もいる。午睡しない子や早めに目覚める子もいるので、その子に合わせ対応していく。睡眠中の換気をしっかり行う。

排泄

活動中に尿意、便意を伝え、トイレで排泄する。便器の前でズボン、下着の上げ下げをしてから排泄を済ませる子もいる。布パンツで過ごす時間を配慮しながら、成功体験を増やし、自信に繋げていく。

健康

鼻水や目ヤニが出ている子はいるが、長期欠席はなく元気に登園する。鼻水が出た事に気付き自分で拭く子や、友達に言われて拭きに行く姿が見られる。体調の変化に気をつけ、こまめに換気をしていく。

身体発達

手を巧みに使えるようになり、ブロックや粘土遊びを楽しみ、ボタンかけやチャックが出来る子もいる。斜面でバランスを取りながら登ったり、高さのある所からジャンプをしたりして全身を使った遊びをする。様々な遊び用具を準備し、遊びが広がるように工夫していく。

情緒面

3歳児保育室に行くことが少しずつ増えて興味を持つ子や、慣れなくて不安になる子もいるので、気持ちの変化を受け止めて安心して過ごせるように配慮する。異年齢での散歩を楽しみ、様々な遊びに取り組んだり、一緒に遊んだりする姿が見られる。

言語

休日過ごした事を保育者、友達に嬉しそうに話す姿が見られる。保育者や友達と一緒に遊ぶ中で、言葉のやり取りを楽しめるようにしていく。玩具の取り合いになることがある。まずは双方が思いや感情を出し合う様子を見守り、解決が難しいようであれば保育者が互いの思いを伝えあう仲立ちをする。…

2歳すみれ組2020年度2月のまとめ

食事

献立がカレーライスの時は、やや大きめの器に盛り付けしてもらい、自分でスプーンを使い、混ぜて食べる。難しい子は保育者が手を取り、混ぜ合わせ仕方を伝える。器に手を添えることや食具の下手持ちの仕方を丁寧に伝えている。「自分でやった」との達成感から「できたよ」と保育者に報告する子が多い。食べこぼしが少なくなり、献立によってはエプロンを使用せずに喫食する子が増えている。

睡眠

肩の出ていない肌着の子は、保育者に見守られ、自分で上衣を着脱し、たたんで午睡の身支度をしている。保育者に優しく身体を撫でられて入眠する子もいるが、好きな人形や絵本を持って一人で入眠する子もいる。どの子も安心して身体を休ませることができる環境を整える。「寒い」「もっと寝たかった」と起床を嫌がる子は、気持ちの切り替わるように声掛けを工夫したり、落ち着ける場所を確保したりして、無理に起こすことのないように配慮する。室内の調光や換気・加湿などにも配慮する。

排泄

サンダルを履いてトイレに行き、排尿する子が増えている。出来る子には、便器前に行ってからパンツやズボンを足首まで下ろすことを伝える。サンダルの後片付けや手洗いを丁寧に行う。保育者に見守られ、安定して立位で紙・布パンツを履けるようになる。日中布パンツで過ごす子は、防水シーツを敷いて午睡するようになる。排泄の時間は焦らせず、じっくり取り組めるようにする。

健康

くしゃみと共に多量に鼻水が出る子がいるが、大きく体調を崩すことなく健康に過ごしている。うがいが定着して、外から帰ったら進んで手洗い・うがいをする。皆が触れるゴミ箱の蓋の開閉は保育者が行い、手に触れる場所はこまめに消毒するなど衛生面への配慮をする。

身体発達

衣服の着脱を意欲的に行う子が多い。ボタンやファスナーを自分でしようとしたり、友達の着脱を手伝ってあげようとしたりする姿が見られる。戸外では、アスレチックに挑戦しようとする子が多く、成功すると達成感から保育者に報告して喜ぶ。子ども同士の手繋ぎで歩ける子がいるが、子どもの歩調が合わずに転倒することもある。身長差なども考慮して、繋ぎ相手を見極めるようにする。

情緒面

さまざまな場面で、「おにいさんだから」「おねえさんだから」と頑張りが見られ、進級に向けて、意識の高まりが感じられる。豆まき遊びでは鬼への恐怖心から、保育者の背後に隠れる子もいるが、5歳児クラスとの交流を楽しむ姿も見られる。しばらく、鬼の存在を意識する様子がある。子ども同士で思いを膨らませて共有し、ごっこ遊びを楽しむ姿が見られるので、十分に遊びを満喫できる時間や場所の確保をする。

言葉

身近な花の名前を覚え、散歩中に「スイセンだよ」と指を差して保育者に知らせる。休み中に家庭で料理の手伝いをした事を、「ママと作った」「おいしかったんだ」「先生も食べていいよ」と表現豊かに話す。話を聞いていた他の子も会話に加わる事もあるので、思いに共感して会話の広がりを楽しんでいく。…

2歳すみれ組2020年度1月のまとめ

食事

苦手だった食材を少しでも食べようとする姿があるので、様子を見ながら量が増えるように声をかける。机と体が離れている時は、椅子を前に引くことで姿勢が直ることや、食器に手を添えるように伝える。食具の持ち方は一緒に手を添えてわかりやすく知らせる。

睡眠

好きな絵本や人形を持って布団に横になる。寝付けずに近くの子と遊び始め、声が大きくなることがあるので、体を休めることの大切さを伝える。換気をしているので、室内が寒くならないように細目に暖房の調節をし、安眠できるようにする。

排泄

今までトイレに座らなかった子も活動の切り替え時には、誘って座る習慣をつける。スリッパで足が不安定にならないように見守り、無理なく使用する。トイレでの手洗いも声をかけて衛生面に配慮する。

健康

鼻水が出ている子はいるが、体調を崩すことなく、皆元気で過ごす。一定時間毎の水分補給を欠かさず行う。室内では、空気清浄機や暖房を使用し、室温に気をつけながら換気も行い感染症を予防する。手洗い後は、周囲の消毒を行い、清潔を保つ。

身体発達

園庭でポックリをする子が増え、手と足を交互に出してゆっくり進んで楽しんでいる。追いかけっこを好む子も多いので、衝突に気をつけ、広い場所で存分に出来るように計画する。アスレチックで網や小さい部分に足を掛けて上ることにも挑戦しているので、不安定な所は体の使い方を知らせ、自信に繋げる。

情緒面

休みが長くなり、登園時に保護者との分離に時間を要する子がいたが、友達を見て遊び始めるようになる。好きな玩具を準備し、見通しを伝えて安心して過ごせるように配慮する。気の合う友達とごっこ遊びをして楽しむ姿がある。絵の具やステンシルなど制作活動に楽しんで満足できる十分な時間を確保する。

言語

友達の様子を見て、肯定する時もあるが、「~はダメだよ」と強く否定する時は、優しい言い方を知らせる。休みの日の体験や家族の事を報告し、それを聞いて話を始める子が増えていくので、共感しながら、会話を広げて楽しんでいく。…

2歳すみれ組2020年度12月のまとめ

食事

見た目から苦手と思い込む食材があるので、量を調節したり、介助したりすると完食する子が増えてきている。食器や食具の手の添え方や持ち方を意識しながら、食べる意欲を育んでいけるよう声掛けをしていく。

睡眠

それぞれぬいぐるみをそばに置いたり、好きな絵本を楽しんだりした後入眠している。自ら眠る子もいるが、ゆっくり入眠していく子には、安心できるように傍につく。咳、鼻水が長引き息苦しそうにしている子には、上半身を高くするなど工夫をする。睡眠中の室温に留意し、午睡明けには窓を開放して換気する。

排泄

紙パンツが濡れずにトイレで排泄できる子が増える。布パンツで過ごしている時は、様子を見ながらトイレに誘う。気温が下がってきて排尿間隔が近くなる子や、寒さからトイレに行きたくないという子がいるので、便座を温めたりしてトイレに行きやすい環境を作り見守っていく。

健康

外遊び後はうがいができるようにコップを用意して、丁寧に仕方を知らせていく。鼻が出たら自分で始末をする方法をその都度伝えていくなど、清潔の意識を持てるようにしていく。感染症が流行する時季なので、一人一人の健康状態を把握し、保護者には丁寧に伝え、室温、湿度、換気に配慮する。

身体発達

戸外に出る際や入室時の身支度(靴下、上着、帽子)は自ら積極的に取り組む子が増える。散歩では距離を少しずつ伸ばし、周囲の環境や季節の装飾を楽しみながら歩く。身体の温まる遊びを取り入れ、保育者も一緒に遊びに参加し、怪我防止に配慮していく。

情緒面

友だち同士での関わりが増える。保育者が見守る中、集団で遊ぶ姿が見られるようになる。少しずつルールのある遊びを増やし、集団での遊びの楽しさと友だちとの関わり方を伝える。一人一人が満足して遊べるように見守り、必要な時には仲立ちするなどの配慮をしていく。

言語

ごっこ遊びの中で、思いを言葉で表現し、言葉を交わすことを楽しむ姿が見られる。布や箱のような、様々なものに見立てられる素材を用意したり、保育者も子どもが膨らませたイメージに応答的に関わったりしながら、遊びの楽しさを広げていく。…