1歳りす組月のまとめバックナンバー

1歳りす組2022年度2月のまとめ

健康

簡単な身の回りのことに意欲的に取り組む姿が増えてきた。食前食後は進んで手を洗ったり、口を拭いたりするようになってきた。中には手を洗わずに席に着こうとする姿が見られたので、「手を洗ってから食べようね」と声をかけ習慣になるように促していった。また、保育者に促されてトイレに誘うと成功したり、友だちがトイレに行く様子を見てトイレに行こうとしたりする姿が見られた。「すごいね」「おしっこ出たね」などと声をかけ、できた喜びに共感して意欲や自信に繋げていった。

人間関係

気の合う友だちとの関わりが増え、友だちと一緒に同じ遊びを楽しむ姿が見られるようになってきた。色々な種類のブロックを使い乗り物や食べ物に見立てたものを作ったり、ままごと遊びでやりとりしたりしながら一緒に遊ぶ姿が増えてきた。中には友だちと一緒に遊びたいが自分の思い通りにしようとして玩具を黙って取ったり、作ったものを壊したりしてトラブルになることがあったため、その都度気持ちを代弁し仲立ちをしていった。

環境

パズルで遊ぶことを喜ぶようになってきた。以前は保育者に「これ、どこ?」と聞きながら一つずつピースをはめていたが、一人でできるようになってくると集中して遊び、30ピース位のパズルを完成し「できた」と保育者に満足そうに見せる姿が見られるようになってきた。一人でじっくりと遊べるよう環境を整えながら、好きな遊びが楽しめるように見守っていった。

言葉

二語文で自分の要求や気持ちを伝える子や簡単な言葉や指差しで、保育者に伝えようとする子など様々な姿が見られた。歌を口ずさんだり、ごっこ遊びで保育者や友だちとのやりとりを楽しんだりする姿もあった。中にははっきりしない言葉の子もいるため、伝えようとする思いをくみ取ったり、一つ一つの言葉に丁寧に応答したりしながら、自分の気持ちを受け止めてもらえる安心感が味わえるように関わっていった。

表現

保育者の踊りを真似をして踊ったり、覚えた歌を口ずさみながら歌ったりして楽しむ姿が見られた。子どもたちの興味ある曲や手遊びを繰り返し取り入れ、保育者も表情豊かに歌ったり、踊ったりしながら音楽に合わせて表現する楽しさが味わえるように関わっていった。

食育

スプーンを使って食べる姿が増えてきた。中にはスプーンを持ってはいるが、食事の途中から反対の手でつかん で食べる姿もまだ多く見られた。「スプーンで食べてみようか」と声をかけ、食具を使って食べることができるよう繰り返し伝えていった。また食事の時間、促しても席に着こうとしない子や好きなものだけ食べて終わろうとする子がいた。「おいしそうだよ」「○○も食べてみようか」など声をかけ、楽しい雰囲気の中で食べることができるように関わっていった。…

1歳りす組2022年度1月のまとめ

健康

簡単な身の回りのことを一人でやってみようとする姿が増えてきている。しかし、衣服の前後や靴の左右が反対になることがあった。正しい向きを伝えたり、さりげなく援助したりして自分でできたという自信に繋がるよう関わっていった。また、気分によっては保育者に甘えてしてもらいたがることもあるので、意欲が持てるよう声かけを工夫していきたい。

人間関係

見立て遊びやごっこ遊びをする年上児や友だちの姿に興味を持ち、遊びに加わろうとする姿が見られた。しかし、友だちと同じ遊びをしたいという思いをうまく言葉で伝えられず、友だちの使っている玩具を取ったり、崩したりする姿が見られた。「一緒に遊びたいね」「貸してほしいんだね」などと思いを代弁し、友だちと関わりを持てるよう仲立ちをしていった。

環境

お正月の雰囲気を味わえるように目隠しなしのキャラクター福笑いを用意して遊んだ。「目目」「口」などと言って顔の輪郭に切った紙にパーツをのせたり、パーツの位置を変えたりして楽しんでいた。完成した福笑いの顔を他の友だちに紹介したり、一緒に遊んだりして簡単な伝承遊びに触れる楽しさを味わっていった。

言葉

保育者や友だちと会話をすることができるようになってきた。経験したことや思いを二語文や三語文で保育者に知らせる子やはっきりとした発音ではないが簡単な言葉でやりとりを楽しむ子の姿が見られた。子どもたちの言葉に耳を傾けながら、つぶやきや問いかけに丁寧に応え、やりとりをする楽しさを味わえるよう関わっていった。

表現

色々なブロックや積み木でイメージしたものを自分で組み立てることができるようになってきて、身近なものに見立て遊ぶ姿が増えてきた。組み立てたものを乗り物に見立て友だちと並んで動かす子やブロックを食べ物や飲み物に見立て遊ぶ子などの姿が見られた。子どものイメージが膨らむように言葉を添えたり、見立て遊びを一緒に楽しんだりして遊びを盛り上げていった。

食育

汁物やおかずなどの具材に興味を持ち、「食べてみる」「これは何?」などと保育者に尋ね、スプーンですくって食べてみようとする姿があった。「これは○○だよ」「美味しいね」と問いかけに応えたり、声をかけたりして色々な食材を無理なく食べられるよう関わっていった。

食事の際、姿勢が不安定な子や途中で離席する子の姿があり、座り方を繰り返し伝えていった。…

1歳りす組2022年度12月のまとめ

健康

雪が降ったり、気温の低い日が続いたりと気候の変化から、鼻水が出る子がいた。「鼻水出たね、きれいにしようね」と声をかけ、こまめに拭き取り清潔にする心地良さを感じられるようにしていった。衣服の着脱や靴を履くことなど、意欲的に自分でしようとする姿が見られた。難しい所や前後、左右の違いなど、さり気なく援助しながら「自分でできた」という満足感が味わえるようにじっくりと関わっていった。

人間関係

気の合う友だちに積極的に関わって遊ぼうとする姿が増えてきた。また一人遊びになっていても、同じ空間で友だちと同じ遊びをする姿もあった。「○○ちゃんと同じだね」「一緒に作ろうか」など仲立ちし、子ども同士の関わりを見守っていった。中には、友だちの遊びに興味を持つが、玩具を黙って使おうとしてトラブルになることがあったため、気持ちを代弁し仲立ちをしていった。

環境

雪が積もった日には、室内に雪を持ってきて雪遊びを楽しんだ。積極的に雪に触れて遊び、ままごとのお椀に雪を入れて食べる真似をしたり、包丁で雪を切る真似やスプーンで潰したりして見立て遊びを楽しむ姿があった。雪を固く握りしめ、雪が解けて水になる様子を観察する姿もあった。「雪、冷たいね」「お水になったね」などと声をかけ、保育者も一緒に遊びながら雪の感触を楽しめるように関わっていった。

言葉

自分の要求や気持ちを簡単な言葉や指差しで、保育者に伝えようとする姿が見られた。歌を口ずさんだり、ごっこ遊びで保育者や友だちとのやりとりを楽しんだりする姿もあった。言葉で上手く伝えられず、指差しや喃語になる子もいるため、表情や仕草から思いをくみ取り、言葉に置きかえていき、ゆったりと関わっていった。

表現

季節の行事にちなんで、クリスマスリース作りやお絵描きをしたり、踊りを楽しんだりした。リース作りでは、飾りになる折り紙やおはながみを破ったり、丸めたりしてリース台に貼り付けていった。扱いやすい素材だったようで、色とりどりの紙で飾り付け心ゆくまで楽しみながら製作する姿が見られた。踊りも保育者と一緒に踊り、終わると「もう一回」と繰り返し楽しんで踊っていた。子どもたちの楽しい気持ちに共感しながら関わり、表現する楽しさが味わえるようにしていった。

食育

スプーンを使って食べようとする姿が増えてきたが、手づかみになることもあった。「スプーンを使ってみようか」「どうやって持つ?」など食具を使って食べることができるよう声かけしながら援助していった。おやつ後は自分で使った食器を片付け、口拭きをする姿があった。自分でしようとする姿を認めたり難しい所は手を添えたりしながら、意欲に繋げていった。…

1歳りす組2022年度11月のまとめ

健康

感染症が流行り、発熱や発疹が出る子が多くいた。登園時に子どもの様子を詳しく聞いたり、体調によって迎えをお願いしたりして家庭との連携を図り、子どもの様子や体調の変化に配慮していった。

食べ終わった皿やコップを片付けたり、口拭きをしようとしたりと身の回りのことに興味を持ってしてみようとする姿が見られた。まだ一人では難しい所は言葉や仕草で伝えていったり、手を添えたりして援助していき、できたという喜びを感じられるよう関わっていった。

人間関係

気の合う友だちと同じ空間で遊んだり、遊びを真似したりして関わろうとする姿が見られた。友だちが使っている玩具を取ろうとして、トラブルになりそうな場面もあったので、友だちの玩具や遊びに憧れる気持ちや一緒に遊びたい気持ちを受け止め、気持ちを代弁し仲立ちをしていった。

環境

天候が良い日が多く、園庭で遊んだ。保育者や友だちの遊びを真似して花や落ち葉をちぎったり、砂をかき混ぜたりして様々な素材や自然物に触れながらままごと遊びを楽しんでいた。フラフープを使って追いかけっこや電車ごっこなど体を動かす遊びを楽しむ姿も見られた。全身を使って遊びを楽しめるよう保育者も遊びに参加したり、声をかけたりして遊びを盛り上げていった。

言葉

自分の欲求や気持ちを簡単な言葉や指差しで保育者に伝えようとする姿が見られた。月齢の小さい子や言葉で伝えることがまだ難しい子は表情や仕草からしたいことや思いを察して、その場面に合った言葉をかけていき、応答的な関わりを心掛けていった。

表現

保育者や友だちの動きを真似したり、一緒に口ずさんだりしながら音楽に合わせて体を動かすことを楽しんでいた。体を動かして楽しい気持ちを表現したり、保育者や友だちと一体感を味わったりすることの喜びを感じられるよう関わっていった。

食育

苦手な食材が多くあった子どもも自分から食べてみようとする姿が増えてきた。「美味しいね」と声をかけ、色々な食材を無理なく食べられるよう関わっていった。また、スプーンを使って食べようとする姿も増えてきているが、途中から手で食べ始めたり、保育者にスプーンを手渡し食べさせてもらおうとしたりする姿も見られた。子どもの気持ちをしっかりと受け止めながら、自分で食べてみようと思えるように声かけをしていった。…

1歳りす組2022年度10月のまとめ

健康

朝夕はひんやりとするが日中は暑くなることがあったので、水分補給をしたり、薄着で過ごせるよう衣服の調節をしたりしていった。また寒暖差から、鼻水が出る子が多くいた。「鼻水出たね、きれいにしようね」と声をかけ、こまめに拭き取り清潔にする心地良さを感じられるようにしていった。パンツ交換の際、トイレに誘うと意欲的にトイレに座ってみようとする姿が見られた。タイミングが合うと排尿できる子もいたため、一人一人の様子を見ながら誘っていくようにしていった。

人間関係

友だちの名前を呼んで一緒に遊ぼうとしたり、同じ玩具や絵本を見つけ、友だちの側で組み立てたり、絵本をめくって見たりする姿が見られた。「○○ちゃんと一緒だね」と友だちと同じ遊びを楽しむ姿に共感しながら子ども同士の関わりを見守っていった。友だちの遊びに興味を持ち、玩具を黙って使おうとしてトラブルになることがあったため、「貸してって言おうね」と言葉を添えながら仲立ちをしていった。

環境

天候の良い日は陽ざしが強くなることもあったが、心地よい風が吹き過ごしやすくなってきたため、園庭で遊ぶ機会を多く持つことができた。2歳児の姿を真似をして、空を見上げ雲の動きに気づいたり、飛行機雲を発見したりして観察することを楽しむ姿があった。保育者も一緒に観察して、子どもの気付きや発見に共感しながらゆったりと関わっていった。

言葉

保育者や友だちとの関わりの中で、自分の要求や気付いたことを伝えるようになってきた。歌を口ずさんだり、ごっこ遊びの中でやりとりを楽しんだりする姿も増えてきている。中には、言葉で上手く伝えられず、指差しや喃語になる子もいるため、思いを受け止め、正しい言葉で繰り返したり、ゆっくりと話すことを意識したりしながら発語を促していった。

表現

トンボの羽や目の形に切った紙にクレパスで色塗りをした。塗るスペースが少なかったが、自分で好きな色を選んで点打ちや線を描くことを楽しむ姿があった。クレパスを握る力がしっかりとしてきて、中には力強く線や点を描く子もいた。今後も季節にちなんだ製作を取り入れ、色々な素材に触れさせて製作する楽しさ味わわせていきたい。

食育

好き嫌いなく何でも食べる子もいるが、苦手な食材があると見た目から食べようとしない子がいた。「これは○○だよ」「おいしいよ」など声をかけると、興味を持ち食べてみようとする姿もあった。絵本や手遊びなどで色々な食材に関心を持たせていきたい。また意欲的に食べるが、手づかみになる姿もあった。「スプーンを使ってみようね」「どうやって持つ?」など食具を使って食べることができるよう見守っていった。…

1歳りす組2022年度9月のまとめ

健康

体調を崩し、発熱や鼻水などの風邪症状が続く子が多くいた。熱が下がっていても登園後発熱したり、咳や鼻水が出たりする姿も見られたため、こまめに検温したり、水分補給したりして一人一人の体調の変化に配慮していった。
トイレに座ることに興味を持ち、月齢の小さい子もパンツ交換の際にトイレに座ってみようとする姿が見られた。便座に座ると排尿できる子も見られたため、排尿できた感覚や座ってみることに慣れていけるようゆったりと見守っていった。

人間関係

友だちの遊びに興味を持つ姿が増えてきたこともあり、玩具や絵本の取り合いになる場面が見られた。使っているものを取られそうな時に大きな声を出して思いを表現する姿があったため、「いやだったね」「○○ちゃんが使ってたね」などと声をかけ、お互いの思いを受け止め言葉に置き換えていき、仲立ちをしていった。

環境

暑さがやわらぎ過ごしやすくなってきたため、園庭に出て遊ぶ機会を増やしていった。裏返したコンテナを机の代わりにして保育者や友だちと囲い、砂でごちそうを作って食べる真似をしたり、やりとりしたりする姿が見られた。トンボやてんとう虫などの生き物にも興味を示し、バケツに入れて観察を楽しんでいた。保育者も草花や生き物を一緒に探したり、観察したりして自然物に興味を示す姿を大切に見守っていった。

言葉

保育者の言葉や問いかけに対して簡単な言葉や頷きで返事をし、やりとりが続くことが増えてきた。身近なものを二語文や単語で保育者に知らせたり、絵本や童謡の語尾などを覚えて口ずさんでみたりする姿も見られた。歌を歌ったり、子どもと話したりする際は、ゆっくりと言葉を伝えることを意識し、言葉や簡単な単語を真似しやすいよう配慮していった。

表現

保育者の踊りを真似して踊ったり、音楽に合わせて体を上下や左右に揺らしたりして楽しんでいた。保育者や友だちと顔を見合わせて微笑みながら踊る子や覚えた歌を口ずさみながら楽しむ子の姿もあった。一人一人の表情や踊り、言葉などを受け止めながら、子どもたちと一緒に踊りや歌を楽しんでいった。

食育

おかずや汁物の具材を手づかみで食べる子もいたが「スプーンを使ってみようね」「すくえるかな」などと保育者に促されると、スプーンを使って食べてみようとする姿が増えてきた。食べる時に体を横に向けたり、足を椅子の上に上げたりする姿もあるため、正しい座り方を伝え、友だちや保育者と楽しく食事できるよう見守っていった。…

1歳りす組2022年度8月のまとめ

健康

気温が高く、熱中症特別警報の出る日が多かったため、戸外での遊びを控え室内で過ごすことが多かった。室温を調整したり、こまめに水分補給をしたりしながら体調に留意して過ごせるようにしていった。排泄面では尿意を感じると「おしっこ出る」と言って、トイレに向かい排尿をする子やトイレを指差しして行こうとする子もいた。意欲的な姿を十分に認めながら、園での様子を伝えていった。

人間関係

友だちの遊びに興味を持ち、一緒に遊びたくなると、友だちが使っている玩具を黙って取ってしまう姿が見られた。同じ玩具を一緒に探したり、「○○ちゃんと同じ遊びがしたかったんだね」「貸してって言おうね」などと仲立ちをしたりしていった。言葉や仕草で伝えられた時は十分に認めていき、友だちと一緒に遊ぶ楽しさが味わえるように見守っていった。

環境

気温が高い日が続いたため、室内で遊べるようにしていった。運動マットや大型積木などで高低差をつけ、歩いたり跳んだりして体を動かして遊べるようにしたり、パズルや積木、ブロックなどで手指を使う遊びを取り入れたりした。ブロックは同じ種類の玩具が出ていることが多かったため、違う種類の玩具を用意した。それぞれに興味を持ってブロックで意欲的に遊ぶ姿があった。子どもたちの興味や手指の発達に合わせて、玩具の入れ替えを行いながら、遊びが広がっていくように見守っていきたい。

言葉

月齢の大きい子は、自分の要求や気付いたことを二語文や三語文で伝える姿が増えてきて保育者や友だちとのやりとりを楽しむようになってきた。月齢の小さい子も言葉数が増えてきて絵本を見て知っている物の名前を言う子がいるが、喃語や片言になり、言葉がはっきりしない子や仕草で伝える子もいた。「○○だね」とはっきりとした言葉で繰り返したり、一緒に発音し発語を促したりして、やりとりが楽しめるように関わっていった。

表現

食紅で色付けした氷をファスナー式の袋に入れて、袋の外から手で触れ感触を楽しめるようにしていった。氷の冷たさや氷が溶ける様子に「冷たい」「ジュースになった」とつぶやく子がいたり、違う色の氷が袋の中で溶けて色が変わったことに気付いて保育者に伝えたりする子がいた。子どもの気付きや発見に共感しながら遊ぶ様子を見守っていった。

食育

暑さで食欲が落ちることもなく、意欲的に食べる姿が見られた。好きなものばかり、食べ進める姿もあったが、「○○もおいしいよ」と声をかけ、スプーンにすくっておくと口に運ぶ姿もあった。自分で食べようとする姿を認めながら自信に繋げていった。また、中には手づかみになる子もいたため、スプーンを使って食べることも繰り返し伝えていった。…

1歳りす組2022年度7月のまとめ

健康

年上児がトイレに行く姿を見て自分からトイレに向かったり、ズボンを脱いだりして便座に座りたいことを知らせようとする姿が見られた。中には尿意を感じると「おしっこ」と保育者に知らせて、トイレで排尿できる子もいたため、意欲的な姿を十分に認め、「おしっこ出たね」「すごいね」などと声をかけ、自信や意欲に繋げていけるようにしていった。

人間関係

友だちの使っている玩具が気になり、玩具を触ったり、取ったりする姿が見られた。「貸してだね」「使いたいね」など子どもの気持ちを受け止めながら仲立ちをしていき、「貸して」と仕草や片言で伝えられた時は十分に認めていった。同じ玩具を一緒に探したり、保育者も一緒に遊びながら遊び方を伝えたりして友だちや保育者と関わろうとする姿を見守っていった。

環境

室内で積み木や木製パズルなどで手指を使って遊んだり、高低差をつけたマットやボールなどで全身を動かしたりして遊んだ。ボールを蹴ったり、マットの上から勢いをつけて下りてみようとしたりして楽しむ姿が見られた。保育者も遊びに参加しながら、室内でも体を十分に動かして遊ぶことができるよう配慮していった。

言葉

月齢の小さい子は、興味のあることを「あーあー」「なに?」と喃語や片言で知らせようとする姿が増えてきた。月齢の大きい子は、発見したものや気付いたことを二語文や三語文で保育者に知らせる姿があった。友だちや年上児と同じ場所で遊んだり、簡単な言葉や仕草でやりとりをしようとしたりする姿が見られるようになってきた。側でやりとりを見守りながら、言葉を発する喜びに共感し、応答的な関わりをしていった。

表現

寒天や絵の具をファスナー式のポリ袋に入れて、袋の外から色々な素材の感触を楽しめるようにしていった。絵の具を指で伸ばしたり、手の平で叩いたりして思い思いに遊ぶ姿が見られた。寒天遊びでは両手で握って形を崩したり、頬や額に当てて冷たさを感じたりする子どもたちだった。中には寒天の見た目や感触からあまり触れようとしない子もいたため、保育者や友だちが遊んでいる様子を見せて「冷たくて気持ちが良いね」「プルプルだね」などと声をかけて楽しさが伝わるよう関わっていった。

食育

お椀を持って汁を飲んだり、スプーンを使っておかずをすくったりして、こぼしながらも自分で食べようとする子が多かった。苦手な食材を「いやだ」と主張することが多い子もいたため、野菜が出てくるエプロンシアターや絵本、手遊びを活動の中に取り入れて興味や関心が持てるように関わっていった。…

1歳りす組2022年度6月のまとめ

健康

下痢や軟便が続き、体調を崩す子が多く見られた。家庭や園での様子をこまめに伝え合いながら、体調の変化に合わせて対応していくように連携を図っていった。また、気温の高い日が続いたため、戸外で遊ぶ時は活動時間に配慮したり水分をしっかり摂るように声をかけたりしていった。中には遊んでいる途中で帽子を脱いでしまう子がいたので、帽子を被って遊ぶように促していった。

排泄の後、履きやすいようにズボンを並べると、自分で履こうとする子が増えてきた。頑張っている姿を認めながら、自分でできた喜びが味わえるよう見守っていった。

人間関係

友だちの遊びに興味を持ち、同じ玩具を持ってきて真似をして遊ぼうとする姿が見られた。反面、友だちが使っている玩具を使いたくて強引に取ってしまう姿もあった。友だちと遊ぶ様子を見守りながら「○○ちゃんと一緒で嬉しいね」「『かわって』ってしようか」などと保育者が仲立ちとなりながら、一緒に遊ぶ楽しさが味わえるように関わっていった。

環境

天候の良い日は園庭で砂遊びを楽しんだ。砂で作ったごちそうを食べる真似をしたり、保育者が摘んできた草花を嗅いだり、葉っぱをちぎってみたりして自然物に触れて遊ぶ姿もあった。保育者も一緒に遊びながら、自然物を取り入れた遊びが楽しめるように環境を整えていきたい。また室内外で体を動かす遊びを喜び、走ったりジャンプしたり、押したり、斜面を上がり下りする動きを取り入れたりしながら、色々な動きを楽しめるようにしていった。

言葉

月齢の大きい子は、自分の思いや要求を単語や二語文で伝えようとする姿が増えてきた。月齢の小さい子は、喃語や片言、仕草で伝えることが多かった。それぞれの伝えたい思いをくみ取りながら、「○○だね」とはっきりとした言葉で繰り返したり、一緒に声に出して言ったりして、思いが伝わる嬉しさが味わえるようにゆったりと関わっていった。

表現

歌絵本を見ながら体を動かしたり、一緒に歌詞を口ずさんだりして楽しむ姿があった。また、ままごとや砂遊びでは、口に運んで食べる真似をしたり、バケツの中に入れた砂をかき混ぜる真似をして料理を作る仕草をしたりして楽しんでいた。子どもが楽しんでいる様子に共感しながら、見立て遊びも楽しめるように関わっていった。

食育

スプーンを使って意欲的に食べる姿が多く見られるようになった。中には、スプーンを持ってはいるが、もう一方の手で手づかみする子もいる。「スプーンも使ってみようか」と、さり気なくスプーンを使うことを知らせながらスプーンを使って食べる嬉しさを味わえるように見守っていった。…

1歳りす組2022年度5月のまとめ

健康

朝晩と日中で気温差がある日が続き、体調を崩す子が多く見られた。保護者と家庭や園での様子を伝え合いながら、こまめに水分補給をしたり、衣服の調整をしたりして、一人一人の体調の変化に留意していった。

身の回りのことに少しずつ興味を持ち始め、手洗いや食後の口拭きを自分でしようとする姿が見られるようになってきた。「自分でやってみたい」という思いを大切にしながら、必要に応じて援助を行った。

人間関係

友だちへの関心が増え、近くに行って友だちの遊びを見たり、手を繋いで歩こうとしたりする姿が見られた。一方で、思いを言葉にすることが難しく、玩具の取り合いやトラブルになる場面もあった。「使いたかったみたいだよ」「貸して、だね」などと保育者が互いの思いを代弁して仲立ちとなっていった。

環境

天候の良い日は、園庭に出て砂遊びを楽しんだ。月齢の大きい子は、砂でごちそうを作って食べる真似をしたり、砂が地面に落ちる様子が面白く、何度も砂を入れたバケツをひっくり返したりして楽しむ姿があった。月齢の小さい子は、園庭中を歩いて探索を楽しんでいた。虫にも興味があり、近づいて見たり、触ってみようとしたりする姿もあった。一緒に探したり、楽しさに共感したりして、生き物や自然物に親しめるよう関わっていった。

言葉

月齢の大きい子は、「先生」「おかわり、ちょうだい」などと単語や二語文で自分の思いや要求を伝えようとする姿が見られた。月齢の小さい子は、表情や喃語を発して思いを表現していた。思いを汲み取りながら、「○○だね」と言葉に表して思いが伝わる喜びが味わえるよう関わっていった。

表現

保育者の動きを真似して、手や全身を使って手遊びや体操をしたり、体を揺らしたりして楽しむ姿が見られた。好きな歌や手遊びを「チューリップ」「アンパンマン」などと言ってリクエストする子もいた。子どもたちの気に入った童謡や手遊びを保育者も表情豊かに歌ったり、踊ったりして、表現することの楽しさを味わえるよう関わっていった。

食育

食事への意欲が高く、手づかみやスプーンですくったりして自分で食べ進めようとする子が多く見られた。空になった皿を保育者に差し出し、おかわりを要求する姿もあった。「いっぱい食べられたね」「おいしいね」などと声を掛け、楽しい雰囲気で食事ができるようにしていった。…