健康
咳や鼻水が出る子が多くいた。また、手足口病に感染し発熱したり、食欲が落ちたりしている子もいた。玩具や保育室の消毒を行いながら家庭と子どもの様子を共有して様子を見ていくようにした。遊んでいる途中で自発的にトイレに向かい、排泄する子の姿が増えてきた。尿意を感じ取れる姿を認めたり、トイレでの成功体験を積み重ねたりして、自信につながるよう関わっていった。
人間関係
友だちが赤ちゃん人形の服を着脱させたり、布団に寝かせたりとごっこ遊びを楽しんでいる姿に興味を持ち、側で遊びを真似したり、やりとりを楽しんだりしている。ごっこ遊びを十分楽しめるように玩具を用意したり、遊びが展開しやすいような保育環境を整えたりしていき、友だち同士のやりとりを見守りながら一緒に遊ぶ楽しさに共感していった。
環境
戸外で遊ぶと地面を見回っていろいろな色の小石を見つけて容器に集めて入れたり、虫や草花を友だちや保育者と一緒に探してじっくり見たりして楽しむ姿があった。草花への興味関心が強まっており、絵本や戸外で実際に様々な草花を見たり、触れたりして楽しんでいる。子どもたちの興味や関心、思いを受け止め探求心を高めていった。
言葉
友だちに対して自分の気持ちを言葉で伝えようとしている姿を肯定的に受け止めて、その姿を認める言葉をかけていった。また、玩具の取り合いになる場面では、欲しいという自分の思いを言葉で伝えることを知らせていき、仲立ちをしていった。
表現
製作遊びへの興味が強い子が多く、自分なりに描いたり、作ったりしてじっくり製作遊びを楽しんでいた。製作遊びへの興味がない子の姿もあったが製作物を見せたり、製作遊びをしている友だちの様子を見せたりして興味を持てるようにしていった。目や口など顔のパーツを描いて、「トトロ描いたよ」「ママとパパだよ」と伝える子の姿があり、「上手だね」「かわいいね」と認める言葉をかけて満足感を味わえるようにしていった。
食育
自分で食べる姿が多いがあまり噛まずに飲み込んでいる子の姿が見られたので、ゆっくりとよく噛んで食べるように声をかけていった。また、苦手な物があると一口も食べなかったり、ほとんど食べずに「ごちそうさま」と訴えたりする姿がある。様々なメニューを無理なく味わえるよう「これは、甘い味がするかも」「少し酸っぱいけどおいしいね」などと声をかけ楽しい雰囲気の中で味わって食べられるように関わっていった。