秋~冬、皮膚が荒れてくる

夏が過ぎ秋になると皮膚が荒れてくる子どもが増えてきます。
乾燥肌といわれることも多く、乾燥する季節と結びつけて考えてしまいがちです。
しかし、この子たちをよく見ると、胸やお腹、背中は荒れているが、おむつの中はスベスベの状態ということも珍しくありません。髪の毛も濡れており、胸や背中に触ってみると汗でじっとりしています。周りの大人と比べると一枚多く着て暖かそうですが暑くてたまらないというのが本当でしょう。
おむつは汗をよく吸い取ってくれるのでおむつの中はあまり荒れませんが、背中や胸、お腹の汗はうまく吸い取れていないために肌荒れが生じていると考えています。よく汗を吸い取る衣服を着ることと出来るだけ薄着にすることが最良の対策です。
寒くなってくると子どもたちの手の平、足の裏は非常に冷たく、寒いのではないかと心配で、どうしても衣服を多く着せてしまいがちになります。気持ちはよく分かりますが、子どもたちは暑がり屋です。手足の冷たさは寒さの指標になりません、寒さの指標としては目が覚めているときは胸、お腹、背中の暖かさを使いましょう。ここが暖かければ手足が冷たくても寒くはありません。
眠いときや眠っているときの寒さの指標は足の裏です、ここが暖かければ寒くはありません。
胸、お腹、背中に汗が出ていれば暑いと考えて対応していくことになります。

——————————————————————————–Kaname Tanimoto 12.11.28