子どもの目線で

子育て、保育を行う上で、子どもの目線も大切である。ここで言う子どもの目線というのは子どもたちの気持ちや思いを考えると言うこともあるが、それよりももっとシンプルに、子どもたちの身長から考えて、どのように見えているかを想定して欲しいということである。
身長が70cmの子どもたちにとっては100cmの棚や柵や衝立は大人にとっての200cm以上に相当する。
大人は200cm以上の衝立の向こう側を知っていたり、推測したり出来るだろうが、子どもたちはどうだろうか?
見えない部分に興味は大いに持つであろうが中々把握するのは難しいかもしれない。衝立の向こう側を誰かが走っていても、その方向、スピードなど分からなかったらぶつかってしまうこともあり得る。
棚や柵や衝立などを選ぶ場合、安全を確保する上でも、この目線をしっかりと考えて欲しい。
年齢によって身長は異なり、身近に置けるものも変わって来て当然だろう。
子どもたちが自分で出し入れすることが出来るという意図を持ってこれらを置く場合、その高さも考えて出し入れの際に落としたりして怪我をすることのないような配慮が必要である。

——————————————————————————–Kaname Tanimoto 12.10.27