食事の量、種類(好き嫌い)、速さ(時間内に食べ終える)など、大人からみて「こうあって欲しい」と願っても、子どもたちが応じてくれないことは珍しくありません。小食であったり、逆に「ごはん」ばかりたくさん食べたり、好き嫌いが目立って食べるものが偏ったり、ゆっくり食べ過ぎて中々終わってくれなかったり、逆に早食いすぎて噛まずに飲み込むような食べ方をしたり、挙げれば切りがないでしょう。
このような時に大切なのは食べる目的は何だろうと考えることです。量が目的?種類が目的?速さが目的?これらは目的とすることだろうか?食事の目的は最終的には子どもたちであればスクスクと育つことである。その為には少々のことには目をつむっても構わない。体重、身長、日々の顔付き、顔色、行動量などをしっかり見ていれば食事が不足しているか、栄養が偏っているかなど判断できる。これらに問題なければ食事にも問題なしとして良いと思う。
たった一口の嫌いなものを食べさせるために時間を費やし、子どもに不快な思いをさせ、食べさせることが出来ない自分に苛立っても何にもならない。
食事で最も大切なのは楽しいものであるかどうかである。食事の時間が待ち遠しくなるほどよく遊び、走り回ることが大事である。そしておいしい食事の提供を楽しい雰囲気の中でしていきたいものである。
——————————————————————————–Kaname Tanimoto 13.03.01