排便

多くの子どもたちは、育っていくときに、親から見ればほぼ順調に(自然に)排便習慣が確立し、おむつからパンツへ移行し、トイレでの排便が出来るようになっています。
しかし一方で、排便時に色々な形で困難を伴う子どもたちも少なくありません。
その中で便秘は珍しくないものです。便秘の定義はいろいろでしょうが、私は、排便時に痛みや出血、食欲不振、腹痛などを伴う場合を便秘と考えて対応すべしとしています。
排便の頻度や便の形状などはあまり気にしないことにしています。肝心なのは子どもたちが排便時に苦痛を味わうかどうかであり、順調に育っていくかどうかです。

また、排便の場所についてもあまり気にしない方が良いと思っています。
おむつの中でも、紙パンツの中でも、排便を意識して出来るようになることが肝要です。
トイレで排便できることも大切ですが、まず意識的に排便できるようになることが先です。
うちの中のどこでも排便できれば一緒に喜びましょう。
決して臭いだとか汚いだとか、こんな所でしてはいけないだとか、子どもたちが喜ばないようなことは言わないように、またいやな顔は決してしないように。
意識的に排便が出来るようになればそのうちトイレで上手に出来るようになります。
ゆったりとした気持ちで待ってあげてください。

——————————————————————————–Kaname Tanimoto 12.11.06