47.土曜日の保育

土曜日も保育園は原則として開園している。
産業構造の変化から、サービス業は増え続け、土曜日、日曜日に営業している企業はたくさんある。そのおかげで、皆、土曜日、日曜日に買い物に行ったり、遊びに行ったり出来ている。土曜日の保育が必要な子どもたちが増えていくのは今後も続くだろう。
また、土曜日の保育は、育児支援の観点からも必要である。土曜日(平日でも)が休日の保護者に如何にももっともらしく「子どもさんは保護者が休みの日には一緒に居たがっています。一緒に遊んで上げて下さい」などという。結局保護者は貴重な休日をすべて子どもと一緒に過ごすことになる。普段働いている保護者にとって、休日しか出来ないことも当然ある。子どもと一緒に居たいと思っても、一緒では出来ないこともある。これを如何にもらしい言葉で保育を拒否されてしまうと保護者は追い詰められていく可能性がある。保育園は、育児支援として「保育をすること」が最大の責務である。保護者の生活全般を考えた上で対応することが求められており、安易にもっともらしい言葉を用いて「保育を拒否」すべきではない。